僕の独り言

青い縞猫

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5歳の僕

焦る大人たち

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執事長が手紙を早馬で送ったにもかかわらず、どちらの家からも音沙汰はない。
たった10人ではこの広い森を捜索しきれない。

執事長は焦っていた。
5歳の子供が夜までに見つからなかったら…

そして、一番の問題は
10人のうち執事長を除いてだれも子供の名前を知らなかった。
だから、通常では考えられないことだけれども

「名前を呼びながら探す。」

そんな基本的なことさえ、出来ないでいたのだ。

木の上に上った様子はない。
茂みの中はどうだ?
足跡はあるか?

声をかけながら探す大人たち。
しかし、どこを探しても子供は見つからなかった。

そして、3日たっても
1週間たっても姿はおろか、手掛かりになるようなものは何一つ残されていない。

父親の家からも、祖父の家からも
なんの音沙汰もないまま時間だけが過ぎ…
1か月がたったころ、執事長は意を決して侯爵家本宅を訪れていた。
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