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2話 神様の裏話
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「やれやれ、いったな。
のんき者でふてぶてしくて、なかなかいい子じゃないか。
君もそう思うだろう、女神シュスティーナ」
「よくもそんなことを!
王子の死も彼、御田村誠一の死もすべて貴方が仕組んだことではないですか」
「私の手の中に居るのに良くそんなことが言えるね。
・・・震えているのかい、相変わらず後先を考えないね。
あの2人の死はお前のせいだというのに」
「そんな・・・私はただゲームが好きだっただけで・・・」
「そうだね、乙女ゲームが好きで、あちこちでゲームをさせて人材を使い潰した。
王族や貴族と平民の恋物語が好きで、おかげで有能な王族や貴族が数十人単位で消え失せた。
それを百年以上続けたお陰であの世界は荒廃が広がっている」
「・・・でも、そんな簡単には止められませんわ、わたくしは乙女ゲームを愛しているのです」
「そうかね、だが、あの王子には期待していたのだよ。側近たちにも。
近年稀にみる逸材だったのに何故ゲームの駒にしたのかな」
「だってあの美貌、あの才知、王子も側近たちもきらきらしていて・・・攻略対象者はああでなくては。
彼らが演じるゲームを見られないなんて・・・そんなの耐えられないわ」
「仕方のない子だね。あの世界を作ったときに世界が生み出した女神シュスティーナ。
お前が神力を注いで世界をコントロールし、世界はお前に敬意を表して、それがお前の力となる。
力が循環し、世界と女神は共に生きていく。
それを忘れたお前は世界から力を受け取れなくなった。そして世界から神力を毟り取った。
ずい分なことをしてくれたものだ」
「ひどい言い方をなさるのね、ちょっと貰っただけじゃない」
「それでは何故世界のコントロールを止めたのかね」
「乙女ゲームが忙しくて、ちょっとお休みしていただけよ」
「それはいくつものゲームをやって、いつも眺めていれば時間はないだろうね」
「そうなのよ。攻略対象者たちにはヒロインに夢中になってもらわなければいけないし・・・」
「それで自分の思うとおりにするために、彼ら、彼女らの魂を汚したと」
「違うわ、ちょっとゲームの筋書き通りに動いてもらう為に神力に触れさせただけよ」
「だが、おかげで彼らの魂は使い物にならなくなった。輪廻の流れで浄化するにも時間がかかっている」
「汚してなんかいないわ。乙女の夢をかなえさせてあげるために少しコントロールしただけじゃない」
「本来なら、彼の王子にそのままがんばってほしく思っていたのだが、魂がゆがみすぎて使い物にならなかった・・・おかげで私はこの世界に、私の世界のとっておきの魂をもたらさなくてはならなくなった。あれはね、今は修行中の身だが、いずれ御田村財閥をつぎ、彼の国に少なからぬ影響を与える運命を持っていたのに、残念だよ」
「えっ、何を言われているの。王子にはみじめに底辺を彷徨って、そのまま老けた中年のおじさんになってもらわなくては。
そしてバルコニーに立つ、年を感じさせない程に美しく若々しい元婚約者を見て、打ちひしがれるまでが、私の書いたシナリオなのよ。成功なんてしてもらっては困るわ」
「お前は清清しいほどに下種だね。
これをご覧」
「フラスコ?何をするの?」
「こうやって握りつぶせば、お前から神力だけを搾り出せる。
あの世界に力を返さないとね」
「痛い!いやよ、やめて!」
「ギルティ」
「なんで!ゲームばかりしているニートなんて人間にはいくらでもいるでしょう。
私は真似しただけよ。」
「それは数の多い人間だけに許される贅沢だ。
世界の数に比べて我々管理者の数は少ない。
むだに神力をむさぼっている存在を許して置けるほど我々に余裕はないのだよ。
お前が反省も後悔もしていないと知って・・・・・とても残念だよ」
・・・きゅーぅ・・・
「さて、残ったこの毒々しいピンクのもやは・・・浄化。これでよし。
フラスコの中身は液体では使いにくそうだ・・・珠にして・・・数は2万個ほどか。これなら使い勝手もいいだろう。飴玉の入っているビンのようだな・・・これでよし。
彼に渡すブレスレット型のアイテムボックスに入れてと。
彼の元に顕現せよ。
うん、うまくいった。
わたしは君に賭けたんだ。必要な最低限のものを与えた君の行動によって、世界が好ましい状態に変わることをな。
これこそ神々の賭けだ。かなりのものをチップにしたこれはいわゆるハイリスク・ハイリターンというやつかな。
誠一君、君ががんばって、この世界を助ける存在になることを期待している」
「グッドラック!!」
のんき者でふてぶてしくて、なかなかいい子じゃないか。
君もそう思うだろう、女神シュスティーナ」
「よくもそんなことを!
王子の死も彼、御田村誠一の死もすべて貴方が仕組んだことではないですか」
「私の手の中に居るのに良くそんなことが言えるね。
・・・震えているのかい、相変わらず後先を考えないね。
あの2人の死はお前のせいだというのに」
「そんな・・・私はただゲームが好きだっただけで・・・」
「そうだね、乙女ゲームが好きで、あちこちでゲームをさせて人材を使い潰した。
王族や貴族と平民の恋物語が好きで、おかげで有能な王族や貴族が数十人単位で消え失せた。
それを百年以上続けたお陰であの世界は荒廃が広がっている」
「・・・でも、そんな簡単には止められませんわ、わたくしは乙女ゲームを愛しているのです」
「そうかね、だが、あの王子には期待していたのだよ。側近たちにも。
近年稀にみる逸材だったのに何故ゲームの駒にしたのかな」
「だってあの美貌、あの才知、王子も側近たちもきらきらしていて・・・攻略対象者はああでなくては。
彼らが演じるゲームを見られないなんて・・・そんなの耐えられないわ」
「仕方のない子だね。あの世界を作ったときに世界が生み出した女神シュスティーナ。
お前が神力を注いで世界をコントロールし、世界はお前に敬意を表して、それがお前の力となる。
力が循環し、世界と女神は共に生きていく。
それを忘れたお前は世界から力を受け取れなくなった。そして世界から神力を毟り取った。
ずい分なことをしてくれたものだ」
「ひどい言い方をなさるのね、ちょっと貰っただけじゃない」
「それでは何故世界のコントロールを止めたのかね」
「乙女ゲームが忙しくて、ちょっとお休みしていただけよ」
「それはいくつものゲームをやって、いつも眺めていれば時間はないだろうね」
「そうなのよ。攻略対象者たちにはヒロインに夢中になってもらわなければいけないし・・・」
「それで自分の思うとおりにするために、彼ら、彼女らの魂を汚したと」
「違うわ、ちょっとゲームの筋書き通りに動いてもらう為に神力に触れさせただけよ」
「だが、おかげで彼らの魂は使い物にならなくなった。輪廻の流れで浄化するにも時間がかかっている」
「汚してなんかいないわ。乙女の夢をかなえさせてあげるために少しコントロールしただけじゃない」
「本来なら、彼の王子にそのままがんばってほしく思っていたのだが、魂がゆがみすぎて使い物にならなかった・・・おかげで私はこの世界に、私の世界のとっておきの魂をもたらさなくてはならなくなった。あれはね、今は修行中の身だが、いずれ御田村財閥をつぎ、彼の国に少なからぬ影響を与える運命を持っていたのに、残念だよ」
「えっ、何を言われているの。王子にはみじめに底辺を彷徨って、そのまま老けた中年のおじさんになってもらわなくては。
そしてバルコニーに立つ、年を感じさせない程に美しく若々しい元婚約者を見て、打ちひしがれるまでが、私の書いたシナリオなのよ。成功なんてしてもらっては困るわ」
「お前は清清しいほどに下種だね。
これをご覧」
「フラスコ?何をするの?」
「こうやって握りつぶせば、お前から神力だけを搾り出せる。
あの世界に力を返さないとね」
「痛い!いやよ、やめて!」
「ギルティ」
「なんで!ゲームばかりしているニートなんて人間にはいくらでもいるでしょう。
私は真似しただけよ。」
「それは数の多い人間だけに許される贅沢だ。
世界の数に比べて我々管理者の数は少ない。
むだに神力をむさぼっている存在を許して置けるほど我々に余裕はないのだよ。
お前が反省も後悔もしていないと知って・・・・・とても残念だよ」
・・・きゅーぅ・・・
「さて、残ったこの毒々しいピンクのもやは・・・浄化。これでよし。
フラスコの中身は液体では使いにくそうだ・・・珠にして・・・数は2万個ほどか。これなら使い勝手もいいだろう。飴玉の入っているビンのようだな・・・これでよし。
彼に渡すブレスレット型のアイテムボックスに入れてと。
彼の元に顕現せよ。
うん、うまくいった。
わたしは君に賭けたんだ。必要な最低限のものを与えた君の行動によって、世界が好ましい状態に変わることをな。
これこそ神々の賭けだ。かなりのものをチップにしたこれはいわゆるハイリスク・ハイリターンというやつかな。
誠一君、君ががんばって、この世界を助ける存在になることを期待している」
「グッドラック!!」
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