ざまあ~が終ったその後で BY王子 (俺たちの戦いはこれからだ)

mizumori

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悪役令嬢 2 

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 わたくしはこの頃いらいらして、つい侍女に当たってしまいます。そして彼女たちがひそひそと私のことを話しているのも知っています。きっと悪口に違いないわ。

  あの断罪事件のあとに第3王子マコーニック様からのプロポーズ。そこまでは順調でした。わたくしほど恵まれた女性はこの世にいなかったでしょう。

  しかし翌年の春に衝撃的な出来事が起こりました。石鹸が殆ど売れなくなったのです。フィーゲル領の周りの領地以外はすべて。戻ってきた商人たちの知らせに、お父様は怒鳴り声をあげました。わたくしの方にも侍女から話が入るほどでした。そして大量の石鹸が残ってしまいました。わたくしはお父様の執務室に呼ばれ、何か知らないかと聞かれましたが、言えることはありませんでした。他に石鹸を発明した人がいる?ありえないことではありません。そして、それはそのまま続きました。わたくしはお父様に値下げを提案しましたが、受け入れてもらえませんでした。何故とお聞きしても答えてもらえません。原料費も人件費もとても安いはずです。
そういえば、一度薪が足りないと言われたことがあったのですが、いつの間にか解決されていたようです。今度も秘策があると信じるしかありません。男の人の世界に女は入れません。

  翌年、フィーゲルの石鹸が売れていないとの噂が広がり、マコーニック様がわたくしに段々そっけなくなっていきました。ひどいです!いまでもお父様の援助は受けていられるはずなのに、そんなことで一生を誓った愛をないがしろにされるとは。

  翌々年、マコーニック様は王宮で何人もの女性と一緒にいるとの噂が立ちました。ご本人にお聞きすると、たまたま声を掛けられただけだと言われますが、明らかに怪しいです。

  そしてほとぼりが冷め、逆に石鹸を売っているアルバトロス商会の持ち主だとされて、人気が上がってきた第2王子が社交界に戻ってくると、第3王子は過剰に反応いたしました。何か恨みでもあるのかしら?

  第2王子が夢中なフロイデンベルグ公爵令嬢を落とそうと、彼女の近くにいることが多くなりました。わたくしというものがありながら、失礼ではありませんか。

  公爵令嬢とそれを取り巻く3人の貴公子、今社交界で一番ホットな話題です。なんだか悔しいのでわたくしもブリリアントを呼びつけて髪飾りを買います。わたくしが知っている中ではトップクラスで、どれもセンスの良さが光っています。ついつい買い込んでいたらお兄様に怒られてしまいました。でも公爵令嬢があれだけとっかえひっかえしているのです。わたくしも派閥を率いる身として恥ずかしいまねはできません。それなのにいつも公爵令嬢の取り巻きをしているお兄様がそんなことを言うなんて、干渉しすぎだと思います。お父様に婚約者をないがしろにしていると何度も叱られているのをわたくしは知っておりますのよ。 
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