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3話 バルツアーの日々のお仕事
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エックハルト先輩の手配で俺は第3騎士団の第7小隊に移った。
俺はどきどきしながら今日から勤務予定の第7小隊のドアをノックする。
「入っていいぞ」
野太い声とともにドアが開き、なんだかやけにきれいな整理整頓がされている部屋に案内された。そこにいるのは5人の男。俺は敬礼をして、
「ディルク・バルツアー只今第3騎士団第7小隊に赴任いたしました」
きれいに決まったな。そして、部屋の中を見渡す。
「女の子はいないぞ。俺はファビアン・クラネルト、隊長をやっている」
手を伸ばされ握手をする。
「俺はフランツ・アードラー」「俺はゲオルグ・キスナー」「エドガー・メンゲルベルク、よろしくな」」
「キュンター・ヘルモルト、よろしく頼む」
次から次へと握手を交わす、きさくで良い人たちばかりだな。
「ここは君を含めて、この6人だけだ。なかなか増えなくて困っている。君が来てくれて嬉しいよ」
「さて、君が来てくれたから掃除をしようか。そうだ俺は副隊長をしている」
そういうと、フランツ・アドラー、アドラー副隊長は小さな扉の並んでいる方へいき、その1つを開けた。桶に雑巾、ホウキ?確かに掃除道具だが、俺はそんなことをしたことないぞ。
「バルツアー、桶に水を入れてくれ」
俺が水魔法を使えるのは知られているようだ。彼は俺に雑巾を渡すと、
「机の上を拭いてくれないか」
と言いつける。しかしいままで伯爵家の人間として優遇され、下級貴族や平民の子息に任せていた俺は、掃除をしたことがなく、雑巾の絞り方すらもわからなかった。でも親切に一から手ほどきを受け、なんとか机を拭けた。ほんの5分ほどで掃除は終わり、もともときれいだった室内は変わりはなかったが、ああ、それでここはきれいなのだと分かった。
その後与えられた机に座ると、隊長に聞かれた。
「バルツアー、君は字を書けるか?」
失礼な、俺は7歳のときには字は書けたぞ、ただペンよりも剣が好きだからここに来ただけだ。アドラー副隊長は、クラネルト隊長の言葉に親切に付け加えてくれた。
「あぁ、悪く思わないでくれ。クラネルト隊長は前に、君は字が書けないのかと言われたので、それに関しては思うところがあってな」
隊長が字を書けない?貴族だろう?
「誤解するなよ、俺は字は書けた」
「みみずののたくったような字でしたよね」
「それで報告書を何度も突っ返されたあげくに、書き取りの練習用の紙をお手本と共にどっさりと渡されたんですよね」
そ、それはなんというか・・・それに騎士団には字の汚い奴がそこそこいる。文官になるつもりがない彼らの勉強が偏っていたせいだろう。
「王子の命令だ。まず、読めない字は字とは認めないそうだ。それと部屋の乱れは心の乱れ。ついでに書類をきちんと整理できない程度の頭では困る。常にきちんとして置くようにと言われた」
「そうですか・・・騎士団で、ですか?」
剣の腕がいいことが存在証明のような騎士団では書類仕事など、底辺の仕事だと心の底で思っているものは多い。部屋が汚くとも、書類の提出が遅れようとも、強ければ許される・・・そう思っている奴は多いはずだ。
「まあ、俺たちも納得いかなかったので、剣での勝負になったのだが」
あのすらりとした姿の20歳にもならない青年では勝負にならなかっただろう。
「君が考えていることは分かるが、負けたのはこちらだよ。全員と対峙されて・・・勝たれたんだ」
「手加減はしてないぞ。俺はこの年で字の練習をする気はなかったからな」
隊長が付け加える。あの方がそんなに強いとは信じられない。
「あとで、ご本人に強化魔法を使うと筋肉痛になるのであまり使いたくなかったのにとぼやかれたがね」
「剣で負けただけでなく、あの方がまた美しい文字を書かれるので、俺たちも文句がいえないわけだ。メンゲルベルグなんぞ魔法を使ったのにだめだったんだ」
副隊長の微妙な表情が、出来る上司で嬉しいが、年上で騎士である自分が負けたのが悔しいと物語っている。
あの方は何でもできそうだ、そして、それを俺たちに押し付けてくるのか・・・なんか無茶振りをされそうな・・・いやいや実態も知らずに決め付けるのはいけない。
「俺は字は書けます。普通の字ですけれど、読める字です」
クラネルト隊長がうなずいた。
「読めればいい。美しさまでは求めていない」
「ありがとうございます。それで部屋も・・・」
これにはアドラー副隊長が答えてくれた。
「あぁ、騎士団らしくないだろう。文官のいる部屋でもここより汚いところは幾らでもある。でもな・・・言葉では通じないと思われた王子がここに来られて、たった一日で書類を全部整理して、整理方法まで教えていかれた」
「そこまでされて、やらない訳にいかないだろう」
団長は肩をすくめる。
「最初は大変だったが、今はなれた」
「それになー、帰られる時に言われたんだ。私にここまでさせて、やらないということは無いですよね、と」
「あの笑顔は怖かった・・・それに主君のご希望だものな」
あぁ、そうか。ここにいる人たちは全員、彼に剣を捧げているんだ。俺もその仲間に入れて嬉しい。
「はい、がんばります。よろしくお願いします」
「うん、いい返事だ。ではかの方からの伝言だ。この5名と交友を深めて彼らの言動を報告するようにと」
団長は金の入った袋と紙に書いたリストを渡してくれた。全員見習いだ、宿舎に帰ってから酒盛りでもすればいいだろう。騎士になった俺が彼らにおごるのはよくあることだしな。
少しも簡単ではなかった。報告書は提出したものすべてに赤いインクでどこが不味いかの指摘がされて、戻ってくる。それを俺の教育係のヘルモルト・・・ギュンター先輩でいいと言われた・・・がもっと噛み砕いて教えてくれる。朝の訓練の後に指導を受け、そのあと昼まで俺は仮眠する。新人への温情だそうだ。報告書を書くのが夜中を過ぎても終らなくて、睡眠不足なのを、誰しも通る道だとみんなは慰めてくれた。酒を飲んだ後の書類仕事は辛い。俺はだんだん酔った振りをすることが上手になっていった。
「それにしても、赤いインクまで作られるのですね」
そこまでするか、という気持ちを隠して俺は聞いた。
「あれはなんかの草から作られているらしいぞ。それにな、気持ちは分かるがあの報告書は便利だ。部下の把握が楽になった」
そうなんだ、確かに上は楽になりそうだ。俺も将来の部下には教え込もうかな。
リストのメモが増えていき、前の交友関係も切ることも出来ず、俺はあの宿舎でボスのような存在となっていった。彼らの親の相関関係もすべて頭に入っている。いまでは俺は黙って聞いているだけで色々な話を聞けるようになった。宿舎の大集会場は毎晩宴会場と化している。酒は俺の提供だ。(サン〇トリーの角レベルの)いいお酒を出しているので、かなりの出費となっている。でもあの方は平然と金を寄越してくる。機密費と称していたが計画のうちなのでかまわないらしい。
俺はもう便利な王宮の宿舎に移ることも出来ずに、きれいになったこの宿舎で休日を過ごしている。王子が金貨が飛びそうな良いワインを時々届けてくれるので、それを部屋で一人で飲む。これはあのようにぱかぱか酒を飲む奴らに与えるのは勿体無いだろう。しかし連日酒がらみの仕事をしているのに、休みのときも酒を飲みたくなるのは何故なんだろう?まあ、深く考えても仕方がない。このロゼはおいしいな。久しぶりの休日を俺はゆっくりと楽しむことにした。
*****************
バルツアー君は朝の7時の鍛錬から始まって、報告書を書き終わるのは夜中過ぎ。実質睡眠時間は4、5時間。ブラックです。同じ隊の先輩が時々同情して、仮眠をとらせてくれます。
本人がブラックと気が付いていないのが唯一の救いか。頑丈な騎士なので多分・・・大丈夫でしょう。
******************
さすがに連続投稿2本とか、きつきつなので、こちらはちょっとお休みします。よろしくお願いします。
*****************
俺はどきどきしながら今日から勤務予定の第7小隊のドアをノックする。
「入っていいぞ」
野太い声とともにドアが開き、なんだかやけにきれいな整理整頓がされている部屋に案内された。そこにいるのは5人の男。俺は敬礼をして、
「ディルク・バルツアー只今第3騎士団第7小隊に赴任いたしました」
きれいに決まったな。そして、部屋の中を見渡す。
「女の子はいないぞ。俺はファビアン・クラネルト、隊長をやっている」
手を伸ばされ握手をする。
「俺はフランツ・アードラー」「俺はゲオルグ・キスナー」「エドガー・メンゲルベルク、よろしくな」」
「キュンター・ヘルモルト、よろしく頼む」
次から次へと握手を交わす、きさくで良い人たちばかりだな。
「ここは君を含めて、この6人だけだ。なかなか増えなくて困っている。君が来てくれて嬉しいよ」
「さて、君が来てくれたから掃除をしようか。そうだ俺は副隊長をしている」
そういうと、フランツ・アドラー、アドラー副隊長は小さな扉の並んでいる方へいき、その1つを開けた。桶に雑巾、ホウキ?確かに掃除道具だが、俺はそんなことをしたことないぞ。
「バルツアー、桶に水を入れてくれ」
俺が水魔法を使えるのは知られているようだ。彼は俺に雑巾を渡すと、
「机の上を拭いてくれないか」
と言いつける。しかしいままで伯爵家の人間として優遇され、下級貴族や平民の子息に任せていた俺は、掃除をしたことがなく、雑巾の絞り方すらもわからなかった。でも親切に一から手ほどきを受け、なんとか机を拭けた。ほんの5分ほどで掃除は終わり、もともときれいだった室内は変わりはなかったが、ああ、それでここはきれいなのだと分かった。
その後与えられた机に座ると、隊長に聞かれた。
「バルツアー、君は字を書けるか?」
失礼な、俺は7歳のときには字は書けたぞ、ただペンよりも剣が好きだからここに来ただけだ。アドラー副隊長は、クラネルト隊長の言葉に親切に付け加えてくれた。
「あぁ、悪く思わないでくれ。クラネルト隊長は前に、君は字が書けないのかと言われたので、それに関しては思うところがあってな」
隊長が字を書けない?貴族だろう?
「誤解するなよ、俺は字は書けた」
「みみずののたくったような字でしたよね」
「それで報告書を何度も突っ返されたあげくに、書き取りの練習用の紙をお手本と共にどっさりと渡されたんですよね」
そ、それはなんというか・・・それに騎士団には字の汚い奴がそこそこいる。文官になるつもりがない彼らの勉強が偏っていたせいだろう。
「王子の命令だ。まず、読めない字は字とは認めないそうだ。それと部屋の乱れは心の乱れ。ついでに書類をきちんと整理できない程度の頭では困る。常にきちんとして置くようにと言われた」
「そうですか・・・騎士団で、ですか?」
剣の腕がいいことが存在証明のような騎士団では書類仕事など、底辺の仕事だと心の底で思っているものは多い。部屋が汚くとも、書類の提出が遅れようとも、強ければ許される・・・そう思っている奴は多いはずだ。
「まあ、俺たちも納得いかなかったので、剣での勝負になったのだが」
あのすらりとした姿の20歳にもならない青年では勝負にならなかっただろう。
「君が考えていることは分かるが、負けたのはこちらだよ。全員と対峙されて・・・勝たれたんだ」
「手加減はしてないぞ。俺はこの年で字の練習をする気はなかったからな」
隊長が付け加える。あの方がそんなに強いとは信じられない。
「あとで、ご本人に強化魔法を使うと筋肉痛になるのであまり使いたくなかったのにとぼやかれたがね」
「剣で負けただけでなく、あの方がまた美しい文字を書かれるので、俺たちも文句がいえないわけだ。メンゲルベルグなんぞ魔法を使ったのにだめだったんだ」
副隊長の微妙な表情が、出来る上司で嬉しいが、年上で騎士である自分が負けたのが悔しいと物語っている。
あの方は何でもできそうだ、そして、それを俺たちに押し付けてくるのか・・・なんか無茶振りをされそうな・・・いやいや実態も知らずに決め付けるのはいけない。
「俺は字は書けます。普通の字ですけれど、読める字です」
クラネルト隊長がうなずいた。
「読めればいい。美しさまでは求めていない」
「ありがとうございます。それで部屋も・・・」
これにはアドラー副隊長が答えてくれた。
「あぁ、騎士団らしくないだろう。文官のいる部屋でもここより汚いところは幾らでもある。でもな・・・言葉では通じないと思われた王子がここに来られて、たった一日で書類を全部整理して、整理方法まで教えていかれた」
「そこまでされて、やらない訳にいかないだろう」
団長は肩をすくめる。
「最初は大変だったが、今はなれた」
「それになー、帰られる時に言われたんだ。私にここまでさせて、やらないということは無いですよね、と」
「あの笑顔は怖かった・・・それに主君のご希望だものな」
あぁ、そうか。ここにいる人たちは全員、彼に剣を捧げているんだ。俺もその仲間に入れて嬉しい。
「はい、がんばります。よろしくお願いします」
「うん、いい返事だ。ではかの方からの伝言だ。この5名と交友を深めて彼らの言動を報告するようにと」
団長は金の入った袋と紙に書いたリストを渡してくれた。全員見習いだ、宿舎に帰ってから酒盛りでもすればいいだろう。騎士になった俺が彼らにおごるのはよくあることだしな。
少しも簡単ではなかった。報告書は提出したものすべてに赤いインクでどこが不味いかの指摘がされて、戻ってくる。それを俺の教育係のヘルモルト・・・ギュンター先輩でいいと言われた・・・がもっと噛み砕いて教えてくれる。朝の訓練の後に指導を受け、そのあと昼まで俺は仮眠する。新人への温情だそうだ。報告書を書くのが夜中を過ぎても終らなくて、睡眠不足なのを、誰しも通る道だとみんなは慰めてくれた。酒を飲んだ後の書類仕事は辛い。俺はだんだん酔った振りをすることが上手になっていった。
「それにしても、赤いインクまで作られるのですね」
そこまでするか、という気持ちを隠して俺は聞いた。
「あれはなんかの草から作られているらしいぞ。それにな、気持ちは分かるがあの報告書は便利だ。部下の把握が楽になった」
そうなんだ、確かに上は楽になりそうだ。俺も将来の部下には教え込もうかな。
リストのメモが増えていき、前の交友関係も切ることも出来ず、俺はあの宿舎でボスのような存在となっていった。彼らの親の相関関係もすべて頭に入っている。いまでは俺は黙って聞いているだけで色々な話を聞けるようになった。宿舎の大集会場は毎晩宴会場と化している。酒は俺の提供だ。(サン〇トリーの角レベルの)いいお酒を出しているので、かなりの出費となっている。でもあの方は平然と金を寄越してくる。機密費と称していたが計画のうちなのでかまわないらしい。
俺はもう便利な王宮の宿舎に移ることも出来ずに、きれいになったこの宿舎で休日を過ごしている。王子が金貨が飛びそうな良いワインを時々届けてくれるので、それを部屋で一人で飲む。これはあのようにぱかぱか酒を飲む奴らに与えるのは勿体無いだろう。しかし連日酒がらみの仕事をしているのに、休みのときも酒を飲みたくなるのは何故なんだろう?まあ、深く考えても仕方がない。このロゼはおいしいな。久しぶりの休日を俺はゆっくりと楽しむことにした。
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バルツアー君は朝の7時の鍛錬から始まって、報告書を書き終わるのは夜中過ぎ。実質睡眠時間は4、5時間。ブラックです。同じ隊の先輩が時々同情して、仮眠をとらせてくれます。
本人がブラックと気が付いていないのが唯一の救いか。頑丈な騎士なので多分・・・大丈夫でしょう。
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