ざまあ~が終ったその後で BY王子 (俺たちの戦いはこれからだ)

mizumori

文字の大きさ
64 / 64

3話 バルツアーの日々のお仕事

しおりを挟む
 エックハルト先輩の手配で俺は第3騎士団の第7小隊に移った。
 俺はどきどきしながら今日から勤務予定の第7小隊のドアをノックする。

 「入っていいぞ」

  野太い声とともにドアが開き、なんだかやけにきれいな整理整頓がされている部屋に案内された。そこにいるのは5人の男。俺は敬礼をして、

 「ディルク・バルツアー只今第3騎士団第7小隊に赴任いたしました」

  きれいに決まったな。そして、部屋の中を見渡す。

 「女の子はいないぞ。俺はファビアン・クラネルト、隊長をやっている」

  手を伸ばされ握手をする。

 「俺はフランツ・アードラー」「俺はゲオルグ・キスナー」「エドガー・メンゲルベルク、よろしくな」」
 「キュンター・ヘルモルト、よろしく頼む」

  次から次へと握手を交わす、きさくで良い人たちばかりだな。

 「ここは君を含めて、この6人だけだ。なかなか増えなくて困っている。君が来てくれて嬉しいよ」

 「さて、君が来てくれたから掃除をしようか。そうだ俺は副隊長をしている」

  そういうと、フランツ・アドラー、アドラー副隊長は小さな扉の並んでいる方へいき、その1つを開けた。桶に雑巾、ホウキ?確かに掃除道具だが、俺はそんなことをしたことないぞ。

 「バルツアー、桶に水を入れてくれ」

  俺が水魔法を使えるのは知られているようだ。彼は俺に雑巾を渡すと、

 「机の上を拭いてくれないか」

  と言いつける。しかしいままで伯爵家の人間として優遇され、下級貴族や平民の子息に任せていた俺は、掃除をしたことがなく、雑巾の絞り方すらもわからなかった。でも親切に一から手ほどきを受け、なんとか机を拭けた。ほんの5分ほどで掃除は終わり、もともときれいだった室内は変わりはなかったが、ああ、それでここはきれいなのだと分かった。
  
 その後与えられた机に座ると、隊長に聞かれた。

 「バルツアー、君は字を書けるか?」

  失礼な、俺は7歳のときには字は書けたぞ、ただペンよりも剣が好きだからここに来ただけだ。アドラー副隊長は、クラネルト隊長の言葉に親切に付け加えてくれた。

 「あぁ、悪く思わないでくれ。クラネルト隊長は前に、君は字が書けないのかと言われたので、それに関しては思うところがあってな」

  隊長が字を書けない?貴族だろう?

 「誤解するなよ、俺は字は書けた」

 「みみずののたくったような字でしたよね」

 「それで報告書を何度も突っ返されたあげくに、書き取りの練習用の紙をお手本と共にどっさりと渡されたんですよね」

  そ、それはなんというか・・・それに騎士団には字の汚い奴がそこそこいる。文官になるつもりがない彼らの勉強が偏っていたせいだろう。

 「王子の命令だ。まず、読めない字は字とは認めないそうだ。それと部屋の乱れは心の乱れ。ついでに書類をきちんと整理できない程度の頭では困る。常にきちんとして置くようにと言われた」

 「そうですか・・・騎士団で、ですか?」

  剣の腕がいいことが存在証明のような騎士団では書類仕事など、底辺の仕事だと心の底で思っているものは多い。部屋が汚くとも、書類の提出が遅れようとも、強ければ許される・・・そう思っている奴は多いはずだ。

「まあ、俺たちも納得いかなかったので、剣での勝負になったのだが」

 あのすらりとした姿の20歳にもならない青年では勝負にならなかっただろう。

「君が考えていることは分かるが、負けたのはこちらだよ。全員と対峙されて・・・勝たれたんだ」

「手加減はしてないぞ。俺はこの年で字の練習をする気はなかったからな」

 隊長が付け加える。あの方がそんなに強いとは信じられない。

 「あとで、ご本人に強化魔法を使うと筋肉痛になるのであまり使いたくなかったのにとぼやかれたがね」

 
 「剣で負けただけでなく、あの方がまた美しい文字を書かれるので、俺たちも文句がいえないわけだ。メンゲルベルグなんぞ魔法を使ったのにだめだったんだ」

 副隊長の微妙な表情が、出来る上司で嬉しいが、年上で騎士である自分が負けたのが悔しいと物語っている。

  あの方は何でもできそうだ、そして、それを俺たちに押し付けてくるのか・・・なんか無茶振りをされそうな・・・いやいや実態も知らずに決め付けるのはいけない。

 「俺は字は書けます。普通の字ですけれど、読める字です」

  クラネルト隊長がうなずいた。

 「読めればいい。美しさまでは求めていない」

 「ありがとうございます。それで部屋も・・・」

  これにはアドラー副隊長が答えてくれた。

 「あぁ、騎士団らしくないだろう。文官のいる部屋でもここより汚いところは幾らでもある。でもな・・・言葉では通じないと思われた王子がここに来られて、たった一日で書類を全部整理して、整理方法まで教えていかれた」

 「そこまでされて、やらない訳にいかないだろう」

  団長は肩をすくめる。

 「最初は大変だったが、今はなれた」

 「それになー、帰られる時に言われたんだ。私にここまでさせて、やらないということは無いですよね、と」

 「あの笑顔は怖かった・・・それに主君のご希望だものな」

  あぁ、そうか。ここにいる人たちは全員、彼に剣を捧げているんだ。俺もその仲間に入れて嬉しい。

 「はい、がんばります。よろしくお願いします」

 「うん、いい返事だ。ではかの方からの伝言だ。この5名と交友を深めて彼らの言動を報告するようにと」

  団長は金の入った袋と紙に書いたリストを渡してくれた。全員見習いだ、宿舎に帰ってから酒盛りでもすればいいだろう。騎士になった俺が彼らにおごるのはよくあることだしな。

  少しも簡単ではなかった。報告書は提出したものすべてに赤いインクでどこが不味いかの指摘がされて、戻ってくる。それを俺の教育係のヘルモルト・・・ギュンター先輩でいいと言われた・・・がもっと噛み砕いて教えてくれる。朝の訓練の後に指導を受け、そのあと昼まで俺は仮眠する。新人への温情だそうだ。報告書を書くのが夜中を過ぎても終らなくて、睡眠不足なのを、誰しも通る道だとみんなは慰めてくれた。酒を飲んだ後の書類仕事は辛い。俺はだんだん酔った振りをすることが上手になっていった。

 「それにしても、赤いインクまで作られるのですね」

  そこまでするか、という気持ちを隠して俺は聞いた。

 「あれはなんかの草から作られているらしいぞ。それにな、気持ちは分かるがあの報告書は便利だ。部下の把握が楽になった」

  そうなんだ、確かに上は楽になりそうだ。俺も将来の部下には教え込もうかな。

  リストのメモが増えていき、前の交友関係も切ることも出来ず、俺はあの宿舎でボスのような存在となっていった。彼らの親の相関関係もすべて頭に入っている。いまでは俺は黙って聞いているだけで色々な話を聞けるようになった。宿舎の大集会場は毎晩宴会場と化している。酒は俺の提供だ。(サン〇トリーの角レベルの)いいお酒を出しているので、かなりの出費となっている。でもあの方は平然と金を寄越してくる。機密費と称していたが計画のうちなのでかまわないらしい。

  俺はもう便利な王宮の宿舎に移ることも出来ずに、きれいになったこの宿舎で休日を過ごしている。王子が金貨が飛びそうな良いワインを時々届けてくれるので、それを部屋で一人で飲む。これはあのようにぱかぱか酒を飲む奴らに与えるのは勿体無いだろう。しかし連日酒がらみの仕事をしているのに、休みのときも酒を飲みたくなるのは何故なんだろう?まあ、深く考えても仕方がない。このロゼはおいしいな。久しぶりの休日を俺はゆっくりと楽しむことにした。


 *****************

  バルツアー君は朝の7時の鍛錬から始まって、報告書を書き終わるのは夜中過ぎ。実質睡眠時間は4、5時間。ブラックです。同じ隊の先輩が時々同情して、仮眠をとらせてくれます。

  本人がブラックと気が付いていないのが唯一の救いか。頑丈な騎士なので多分・・・大丈夫でしょう。

****************** 


さすがに連続投稿2本とか、きつきつなので、こちらはちょっとお休みします。よろしくお願いします。


  *****************
しおりを挟む
感想 63

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(63件)

ぎゅうこ
2017.10.30 ぎゅうこ

最近読み始めて今6話目。楽しませていただいていますが、1話目で
「中高を英国で過ごし」とあるから、「日本で育った」とあるのは矛盾かな?

2017.11.02 mizumori

お読みいただきありがとうございます。

 色々とありますが、広い心でお読みいただけると嬉しいです。
実はお休みをして一ヶ月以上経つ今は細かいところがとっさに思い浮かべられない状態なので(時間をかけても多分思い出せそうに無いので)過去の私のアホさを嘆くしか手が無いわけです。
思い起こせば学生時代、記憶とははかなく手からこぼれるものだと知りました(テストで!)

 そういう訳で、これからも突っ込みどころはあると思いますが、よろしく!!

解除
シルバードロップ

本編、完結ありがとうございます。
終わっちゃいましたね……毎朝続きを本当に楽しみにしていたので、さみしいです。
あ、新人騎士さんのお話しがまだありましたね。
ずっと気になっている試作までした骨灰使った物も今度こそ出てくる……かな?
公爵令嬢はどうしようもないお馬鹿さんでした。下手したら貴族の枠からも外れるんじゃないかと心配していたので、破格の対応は利用したことによる報酬的なものが含まれているのでしょうか。
それなりに条件の良いらしい嫁入り話、立ち消えにならないといいですね。
王子と元薄幸侯爵令嬢の結婚生活をちらっとでも読みたかったです。
御曹司の独特のゆるっとした性格が好きでした。彼の最後の肉声(内心)が悪役令嬢ちゃんがらみだったのが、なんか残念。だったのだけれど、考えてみれば、出身地を同じくする相手なのだから、必然だったのだとも思えてくる。
修道院送りになった三人がどんな人生を送ったのか。
側近たち、結婚式もなかったし、最後の方名前でてくるのゴートンだけだったし、いつか機会があればぜひ、王子と側近たちのその後のお話しを読んでみたいです。

2017.09.13 mizumori

 最後までお読みいただきありがとうございます。そして喜んでいただけて、がんばって、毎日連載にしたかいがありました。

 登場人物のその後ですが、うまくどこかで入れられたらいいなと思います。

 王子と彼は上司と部下の関係になりますので、絡むこともありますが、ほめていただいた王子の性格は部下から見たらどうなるのでしょうか?お楽しみにご覧ください。

解除
ぽるくす
2017.09.12 ぽるくす

御曹司王子、神様になっちゃいましたか。
つくよみ様もヒドイな。
クソ女神の代わりに神様が必要だったんでしょうが不死って狂うとかいいません?
薬珠で精神も耐性付いたとか?
まああの御曹司なら神様家業も上手くやれそうですが(笑)
いつか御曹司神の神殿とか本人がちょこっと出てくるお話が読めたらいいな。
あとはペーペー騎士くんのお話ですか。
本編は完結とのことでお疲れ様でした!

追伸
ゴードンロリコンかよ!(例えこの世界ではよくあることでも)

2017.09.12 mizumori

 最後までお付合いありがとうございます。何とか終らせられました。

 神のあれは最初から目論んでいたことで、でなければ大事な魂を手放しません。まあ、そういうことで。

 そして、ぺーぺーの騎士は王子の容姿に負けて、彼に剣を捧げます。金髪=王族で騎士は金髪に弱いのかもしれません。

 ゴードンは・・・この世のロリコンは全員、異世界に行ってよし。むしろ行って欲しい。

解除

あなたにおすすめの小説

散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。

アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。 それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。 するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。 それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき… 遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。 ……とまぁ、ここまでは良くある話。 僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき… 遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。 「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」 それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。 なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…? 2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。 皆様お陰です、有り難う御座います。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい

夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。 彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。 そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。 しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~

大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」  唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。  そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。 「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」 「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」  一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。  これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。 ※小説家になろう様でも連載しております。 2021/02/12日、完結しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。