異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

潮風ひなた

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4章

苦しみのムームー

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光が消え、煙が晴れる。

そこにはでかい、抜け殻のような蜘蛛の下半身と
熱に耐えきれなかく火傷したムームーがいた。

蜘蛛の下半身は邪魔なのでアイテムボックスに入れる。

そして急いでムームーの状態を確認する。

治癒系魔法の『診察』を使う。


重症の火傷

部位欠損(下半身)

魔力の瘴気化




かなり酷い。おそらく無理矢理な分解のせいだろう。
まずは火傷を治す。

ヒールとも解毒でもない火傷を治す方法などこの世界にもない。

魔法創造を使い、急いで『火傷治し』を作る。

名前が適当だって…そんなこと言ってる暇はない。

今は冗談ではないのだ、俺が本気でやっているというのでどんだけ大変かどうかわかってほしい。

火傷治しを施し、次に治癒系魔法の『パーフェクトヒール』を使う。

これはこの大陸でも2、3人くらいしかいない死んでさえいなければ、火傷やしもやけいがいの怪我ならどんな怪我でも治るのだ。

施した瞬間新しい細胞が形成され、ムームーの足が
作られる。

その時、ムームーの体が震えて大きく跳ねた。
意識こそなく動いてないが、体がゆっくり黒く染まっていく。

「うっううっううっ」

苦しそうな声が聞こえる、何をすればいいのか。

魔法創造でも創造自体できないので魔法が作れない。

光魔法と治癒系魔法の合成魔法を考えてみた。
ゾンビ退治に使われるが、今回は血管や臓器に溶け込んでいる魔力自体の浄化を試みる。

「うわーー」

ムームーが叫んで苦しむ。
しかし染まっていた体の色が戻る。

『診察』を使ってみる。



魔力の微瘴気化(ハーフ魔人化)





魔人化している?
スマホ先生に聞いてみると魔人とは暴力的で魔力
や魂を食い散らかすような奴だそう。
ハーフ魔人はたまにそういう衝動が起きる。
人間が過剰な闇の魔素を浴びるとなるらしい。

これは衝動を抑えるには、テイムが必要になるらしい。

魔物調教師の職業で魔の属性を持つものの使役
又は意思疎通が出来るようになるらしい。

やってみるか…

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