異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

潮風ひなた

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旅立ち

たくさん約束しちゃいました。

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俺が持っている白いビックスパイダー、改めグレートポイズンスパイダーの胴体。
今日は、これで鍛治屋さんに剣とナイフを作ってもらおうと思う。剣は、俺ので、ナイフがスズのだ。
まずは、朝ごはんを食べる。
昨日の夜ごはんは、鳥の丸焼きだった。
熱くてとてもおいしかった。
今日の朝ごはんは、コンソメ風のスープとパン。
女将さんがいたので声をかける。

「おいしかったよ、ごちそうさま。」
「ごちそうさま」
スズも声を掛けていた。
「ありがとさん、坊ちゃんと嬢ちゃん。
今日は、どこに行くんだい。」
その問いにスズが答える。
「今日は、鍛治屋さんで武器を作ってもらおうと思うの。鍛治屋さんは、街の西側ですから、ついでに市場で買い物をしようかと…」
そっ…そこまで考えているなんてすごいなスズ。
「そうかい。だったら市場で買い物を頼んでいいかい?もちろんお礼はするよ。
今日と明日、昼の弁当を作るってことでどうだい。」

確かに弁当があったらいいな。この頼み事受けてもいいな。
スズもそう思っているらしく、
「分かったわ。じゃぁ冒険者ギルドに行ってる間に作って下さい。」
と言った。そして冒険者ギルドに行った。
冒険者ギルドの扉を開けると、同じ位の年齢の人に話しかけられた。
初心者用の片手剣を持ったツンツン頭の強気そうな男の子だ。
「お前達すごいなグレートポイズンスパイダーを倒したなんて同じランクの俺たちじゃ信じられないよ。」
そういった彼の後には2人の男の子と1人の女の子がいた。
「君たちは?」
そう聞いた俺に男の子があっというような顔で自己紹介を始めた。
「ごめん、自己紹介を忘れてた。
俺たちは、Gランク冒険者パーティーの
『赤の旗』。4人でパーティーやってるんだ。明日一緒に依頼を受けないか?」

ちょうどいい。武器を作ってから明日依頼を受ける予定だったからなあ。
とりあえず一緒に受けてもいいだろう。
「俺はいいと思うがスズはどう思う。」


「うーん、私はたくさんいたほうが楽しいと思うから一応何日か一緒に依頼を受けてみよう。」


「スズもそう言っているから、明日の依頼を一緒に受けよう。俺はディノで、こっちがスズ。できれば君たちの名前も教えてくれないかな。」


「おぅ、俺がタキでこっちのでかい方がシン、小さい方がコウ。そしてこの子が
ナナだ。」

「ありがとう。じゃぁ俺とスズは、今日は鍛治屋さんに行く予定だから、また明日な。」

「わかった。じゃあまた明日」
そう言って俺とスズは、奥のカウンターに行く。その途中で俺たちを見てこそこそ話している人たちがいる。
昨日の事だろう。新人でここまで生きるのはすごいことなんだろう。
カウンターにいるマイナさんに声をかける

「あの、ディノです。マイナさん今日は、武器を作りたくてお金が欲しいんですけど。」

「あぁ、ディノくんね。ごめんけど、私は依頼受付専門なの。お金は、君から見て右の方向にあるカウンターだよ。
冒険者登録とかはどこのカウンターでもできるけど、お金をおろすのとかは、混雑を防ぐために分けてるの。ごめんね。」
どうやらカウンターには意味があったらしい。横のカウンターでまた同じことを言う。
「あの、ディノです。今…」

「わかっているわマイナとの話を聞いてたから。お金ね。どのくらい必要なの。
武器を作るなら50000ペルくらいかしら。」

「そうですね。そのくらいお願いします。」

………

「ありがとうございます。」

お金を受け取ってそういう。

そして俺たちは、鍛治屋さんの元に向かうのだった。

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