異世界を最強スキル『スマホ』と『ゲーム』で無双する

潮風ひなた

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旅立ち

鍛治屋さんは気難しいそうです。

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鍛治屋さんに入ったら、熱気が襲った。
壁にはいろんな武器や防具が置いてある。奥に行くと、大きな男の人が剣を打っている。

「あの~ちょっといいですか。」


「あぁん、なんだ」
そういってのっそりとこっちを見た鍛治屋さん。

「あぁ客か。」

「この素材を使って武器を作って欲しいのですが」

「金、金がねぇとな。」
めちゃくちゃ気難しそうだ。


「こらー父さん、お客さんにいつもそんな態度とらないでって言っているでしょう。」

そう言って奥の扉から出てきた女の子は
赤毛の子だった。

「すいません、お客さん。父さんがこんな風で…
悪い人ではないし、なじみの客には優しいんですけどね。新しい冒険者が来ると
いつもこうなんですよ。腕がいいのに勿体ない(苦笑)」
そう言って苦笑した女の子にグレートポイズンスパイダーの素材を渡す。

「これで剣とナイフを作ってもらえませんか。」

「分かりました。2つで50,000ペルはどうでしょうか」

「わかりました。50000ペルですね。
それといつ頃できますか?」
お金を出しつつそういった俺に女の子が
鍛治屋さんにきいていた。

「1日あればできる…」

「はー…お客さん1日あればできるそうなので明日来てください。」
気難しい鍛治屋さんにため息をついた女の子がそういったので、明日来ればいいだろう。

「さようなら、また明日」
といって俺たちは、鍛治屋さんをでた。



途中鍛治屋さんと女の子が話す声が聞こえた。
「鉄鉱石はまだあるがなぁ」

「うん、魔鉱石とかラジコ鉱石
ニニモ鉱石の在庫が切れそうだね。」

「取ってきて来れないか。ムームー」

「分かったけどお父さん大丈夫?
きちんとお客さんに対応できるの?」

「そのくらいは出来るさ。」

聞こえたのはそこまでだった。





「ディノ、頼まれてたお使い覚えてる?」


「あっ忘れてた。」



「そうだと思ったわ。ほら、市場に行きましょう。」

俺たちは、市場にいそいでいくことにした。

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