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第壱部-Ⅵ:尼嶺の王子
76.日向 まどろみのなかの約束
コロコロと、黄色のブローチをなでた。
あおじのブローチ。
しおうがくれた。
「ひー様は、本当に青巫鳥(あおじ)が好きですね、」
あじろが言う。
今日は雨。
裏庭で遊べないから、あじろが部屋においでって、「しょうたい」した。
離宮の中のあじろの部屋。
図鑑がいっぱい。あじろが描いた絵もいっぱい。
僕が知らない生き物をあじろがいっぱい教えて、おもしろかった。
「うん、しおうが魔法、くれた、」
魔法?って首をかしげたあじろに、はぎなが教える。
昨日、しおうがブローチに魔法をかけたんだよ、って。
しんたいしゅごの魔法。
しおうが僕を守る魔法。
しおうの魔力が、あおじの目の石に入ってる。
「殿下が…、加護を?」
「ええ、自ら術式を組んで、魔力を込められました、」
「そ、れは、何と言うか、本当に殿下は、ひー様のことを、」
「ええ、」
あじろがめがねの中で、びっくりした顔になる。
へええ、へえええ、って何回も言って、僕のブローチを見た。
今日は雨だから、あおじが来ない。
えさ台に鳥も来ないから、さびしかった。
なのに、朝からずっと、ぽかぽかしてる。
「しおうが、いる、がわかる、」
ブローチの中に、しおうのけはいがある。大好きのけはい。
しおうは宮城に行ったからいないのに、僕の胸のところにしおうがいる。
「たましい、をあげる、って、しおうが言った。だから?」
「魂ですか。え、っと、それは、」
「亜白様、魔力のことです、」
「え、あ、そうですか。あの、求婚の言葉かと、」
「きゅう、こん、」
あじろの顔が真っ赤になる。あじろは、ころころ顔が変わるね。きれい。
はぎなの顔が、うんと優しくなって、あじろの侍従のしろとも、護衛のえびすも、従僕のろかいも、同じ顔になった。おんなじ顔が4つ。おもしろいね。
きゅうこんは何?ってきいたら、あじろは、え、わ、あ、っていっぱい口が開いて、顔がどんどんどんどん真っ赤になる。
私が説明しても?ってしろとが言ったら、はぎなはどうぞ、って笑った。
「求婚は、婚姻を申し込むことを言います。羅郷(らごう)では、お相手に魂を捧げるというのが、求婚の定番の言葉になっておりまして。亜白様はそう思われたんですよね?」
「え、うん。あの、早とちりをして、」
「こんいん、は何?」
「愛し合う二人が、生涯添い遂げる誓いを言いますね。」
「あい、」
「そう、愛です、」
そいとげるは何?って聞いたら、あじろが「つがい」の話を教えた。
くぐいって言う白い鳥は、春になるとつがいを見つけてきゅうあいする。つがいが見つかったら、2わは一生いっしょで、ほかのくぐいとはつがいにならないんだよ、って。
何年先も、何十年先も。
生涯ずっと。一生ずっと。
「いつまで遊んでるんだ、お前たちは、」
「しおう、」
「で、殿下、」
僕とあじろが、いろんな生き物のつがいをさがしてたら、しおうが帰って来た。
あじろの部屋に入ってきて、ひょいって僕をつかまえる。
夕ご飯の時間だ、ってしおうが言った。外が真っ暗になってる。びっくり。
「今日は寝てないのか、」
「お昼は寝た、」
「それだけ?」
「うん、」
「元気になってきたか、」
うれしい、って顔をして、僕の首にちゅうってする。
あじろがまた、あ、わ、え、って真っ赤になって口をぱくぱくした。
はぎなは、でんか、って叱ったけど、しおうはずっとうれしそうで、もらってくぞ、って僕を部屋に連れて帰った。
しおうがぎゅうってすると、いつもふわふわするけど、今日はうんとふわふわする。
ブローチのぽかぽかと、しおうの温かいのが、両方あるがいいかもしれない。
温かくて、眠くなかったのに、眠くなる。
くらの中で、僕は手が痛かった。
肩から下が全部、燃えるみたいに熱い。ドロドロになって、血がいっぱい。
なのに体が動かない。
痛い、たすけて、いやだって、いっぱい思ったのに、声が出なかった。
ボロボロって、涙が出る。
おかしいな、僕は涙が出なかったのに。
涙を誰かがぬぐう。
だあれ、って思ったら、しおうだよ、って聞こえた。
日向、ってしおうが呼ぶ。
目を開けたらしおうが、やさしい目で僕を見てた。
「起きたか、」
「何、で、」
「亜白のとこから帰ってくる途中で寝たんだよ。起きれるか、夕飯を取ってある、」
「くら、にいた、のに、」
「日向、ここは蔵じゃない。離宮だ。お前は俺のとこにいるんだろ、」
「手が、痛い、」
しおうの目が大きくなって、分かった、ってベッドの横のベルを鳴らす。うつぎが来て、すぐにまた出て行った。
「ぎゅうって、して、」
「今は痛いだろ、小栗を呼んだから、少し頑張れるか、」
「ちゅう、は、」
「いいよ、」
しおうの口が、額にあたる。
僕の腕にぶつからないようにしながら、しおうがいっぱいちゅうをくれる。
しおうがちゅうってしたとこから、ふわふわが広がって、ちょっとだけ痛いがなくなる気がした。
おぐりが来て、注射をするよ、ってしおうが言う。
ちくって、足が痛くなって、僕は体が逃げようとするけど、がんばれ、ってしおうが押さえた。
針が抜けて、薬が効くまで、しおうは僕にいっぱい口づけをふらせる。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、痛みがふわふわに変わっていった。
眠い、がまた来る。
だけど、眠ったらまたくらの中にもどる気がして、こわかった。
「日向、どうした。震えてる。何が怖い、」
「く、ら、行きたく、ない、」
しおうが僕を抱っこして、背中を撫でた。
「…蔵の夢を見たのか、怖かったな、」
「もちづき、が、じっけん。じゅーっ、って手が、」
「痛かったな、」
「いた、かった、」
ボロボロ涙が出る。
もちづきが僕の手を焼いたときは、涙は出なかったのに。
「しぉ、おね、がい、くらに、かえさ、ない、で」
「うん、分かってる。日向が蔵に戻らないで済むように、こうしてずっと抱いてるよ、」
「ぼく、だいじ?しぉお、だいじ?」
「うん、大事だ。日向のことが大事で、大好きだ。日向は分かるよな、」
「ぅん、」
眠りたくないのに、どんどん眠いが来る。
こわくて、いやで、しおうにひきとめてほしくて、ぎゅうってしおうの手をにぎった。
「そうだよ、ちゃんと捕まえてな。いるから、」
紫色の目が、うんとやさしく笑った。
しおうの大好きが、僕をつつむがわかる。左の胸にもぽかぽかがある。
「いっしょ、やくそく、」
「そうだよ。ずっと一緒だって約束したな。日向は尼嶺には帰らない。俺とずっと一緒にいる、」
「しょう、がぃ、いっしょ、つがい、」
「どこで覚えた、そんなの、」
僕の頭をつかまえて、しおうが口にちゅうってした。
「番いに、なってくれるか?」
こつんって、しおうの額が僕の額に当たって、うんと近くで紫色の目が僕を見る。
「なっ、たら、ずっと、いる?」
「いるよ。番いってのは、そういうもんだ。一生離れない、」
「な、る、」
しおうの好きが、びっくりするくらいいっぱいになった。
ちゅうって、くっついた口の中から、どんどん体に広がって、おさまりきならいくらい。
「約束したからな、あとでやっぱりなしって言っても聞かないぞ、」
うん、
「本当にきかないからな、」
うん、
しおうがやさしいのに必死で、何だかおかしくなった。
何笑ってんだ、ってしおうが言う。しおうの顔がおもしろいからだよ、って言いたかったのに、ぐって頭の中がひっぱられるみたいに、眠くなった。
白い鳥が、2わ。
くぐいが2わ。
僕は本物を見たことがないから、あじろの図鑑の絵の2わ。
絵の2わが、とんだりはねたり、はしったりした。
ヘンな動きで、かくかくぴょんぴょんする。
へんなの。でもおもしろいから、笑っちゃう。
へんだけど、いいね。
かくかく、ぴょんぴょん、ばさばさって。
ずっと2わ。
あおじのブローチ。
しおうがくれた。
「ひー様は、本当に青巫鳥(あおじ)が好きですね、」
あじろが言う。
今日は雨。
裏庭で遊べないから、あじろが部屋においでって、「しょうたい」した。
離宮の中のあじろの部屋。
図鑑がいっぱい。あじろが描いた絵もいっぱい。
僕が知らない生き物をあじろがいっぱい教えて、おもしろかった。
「うん、しおうが魔法、くれた、」
魔法?って首をかしげたあじろに、はぎなが教える。
昨日、しおうがブローチに魔法をかけたんだよ、って。
しんたいしゅごの魔法。
しおうが僕を守る魔法。
しおうの魔力が、あおじの目の石に入ってる。
「殿下が…、加護を?」
「ええ、自ら術式を組んで、魔力を込められました、」
「そ、れは、何と言うか、本当に殿下は、ひー様のことを、」
「ええ、」
あじろがめがねの中で、びっくりした顔になる。
へええ、へえええ、って何回も言って、僕のブローチを見た。
今日は雨だから、あおじが来ない。
えさ台に鳥も来ないから、さびしかった。
なのに、朝からずっと、ぽかぽかしてる。
「しおうが、いる、がわかる、」
ブローチの中に、しおうのけはいがある。大好きのけはい。
しおうは宮城に行ったからいないのに、僕の胸のところにしおうがいる。
「たましい、をあげる、って、しおうが言った。だから?」
「魂ですか。え、っと、それは、」
「亜白様、魔力のことです、」
「え、あ、そうですか。あの、求婚の言葉かと、」
「きゅう、こん、」
あじろの顔が真っ赤になる。あじろは、ころころ顔が変わるね。きれい。
はぎなの顔が、うんと優しくなって、あじろの侍従のしろとも、護衛のえびすも、従僕のろかいも、同じ顔になった。おんなじ顔が4つ。おもしろいね。
きゅうこんは何?ってきいたら、あじろは、え、わ、あ、っていっぱい口が開いて、顔がどんどんどんどん真っ赤になる。
私が説明しても?ってしろとが言ったら、はぎなはどうぞ、って笑った。
「求婚は、婚姻を申し込むことを言います。羅郷(らごう)では、お相手に魂を捧げるというのが、求婚の定番の言葉になっておりまして。亜白様はそう思われたんですよね?」
「え、うん。あの、早とちりをして、」
「こんいん、は何?」
「愛し合う二人が、生涯添い遂げる誓いを言いますね。」
「あい、」
「そう、愛です、」
そいとげるは何?って聞いたら、あじろが「つがい」の話を教えた。
くぐいって言う白い鳥は、春になるとつがいを見つけてきゅうあいする。つがいが見つかったら、2わは一生いっしょで、ほかのくぐいとはつがいにならないんだよ、って。
何年先も、何十年先も。
生涯ずっと。一生ずっと。
「いつまで遊んでるんだ、お前たちは、」
「しおう、」
「で、殿下、」
僕とあじろが、いろんな生き物のつがいをさがしてたら、しおうが帰って来た。
あじろの部屋に入ってきて、ひょいって僕をつかまえる。
夕ご飯の時間だ、ってしおうが言った。外が真っ暗になってる。びっくり。
「今日は寝てないのか、」
「お昼は寝た、」
「それだけ?」
「うん、」
「元気になってきたか、」
うれしい、って顔をして、僕の首にちゅうってする。
あじろがまた、あ、わ、え、って真っ赤になって口をぱくぱくした。
はぎなは、でんか、って叱ったけど、しおうはずっとうれしそうで、もらってくぞ、って僕を部屋に連れて帰った。
しおうがぎゅうってすると、いつもふわふわするけど、今日はうんとふわふわする。
ブローチのぽかぽかと、しおうの温かいのが、両方あるがいいかもしれない。
温かくて、眠くなかったのに、眠くなる。
くらの中で、僕は手が痛かった。
肩から下が全部、燃えるみたいに熱い。ドロドロになって、血がいっぱい。
なのに体が動かない。
痛い、たすけて、いやだって、いっぱい思ったのに、声が出なかった。
ボロボロって、涙が出る。
おかしいな、僕は涙が出なかったのに。
涙を誰かがぬぐう。
だあれ、って思ったら、しおうだよ、って聞こえた。
日向、ってしおうが呼ぶ。
目を開けたらしおうが、やさしい目で僕を見てた。
「起きたか、」
「何、で、」
「亜白のとこから帰ってくる途中で寝たんだよ。起きれるか、夕飯を取ってある、」
「くら、にいた、のに、」
「日向、ここは蔵じゃない。離宮だ。お前は俺のとこにいるんだろ、」
「手が、痛い、」
しおうの目が大きくなって、分かった、ってベッドの横のベルを鳴らす。うつぎが来て、すぐにまた出て行った。
「ぎゅうって、して、」
「今は痛いだろ、小栗を呼んだから、少し頑張れるか、」
「ちゅう、は、」
「いいよ、」
しおうの口が、額にあたる。
僕の腕にぶつからないようにしながら、しおうがいっぱいちゅうをくれる。
しおうがちゅうってしたとこから、ふわふわが広がって、ちょっとだけ痛いがなくなる気がした。
おぐりが来て、注射をするよ、ってしおうが言う。
ちくって、足が痛くなって、僕は体が逃げようとするけど、がんばれ、ってしおうが押さえた。
針が抜けて、薬が効くまで、しおうは僕にいっぱい口づけをふらせる。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、痛みがふわふわに変わっていった。
眠い、がまた来る。
だけど、眠ったらまたくらの中にもどる気がして、こわかった。
「日向、どうした。震えてる。何が怖い、」
「く、ら、行きたく、ない、」
しおうが僕を抱っこして、背中を撫でた。
「…蔵の夢を見たのか、怖かったな、」
「もちづき、が、じっけん。じゅーっ、って手が、」
「痛かったな、」
「いた、かった、」
ボロボロ涙が出る。
もちづきが僕の手を焼いたときは、涙は出なかったのに。
「しぉ、おね、がい、くらに、かえさ、ない、で」
「うん、分かってる。日向が蔵に戻らないで済むように、こうしてずっと抱いてるよ、」
「ぼく、だいじ?しぉお、だいじ?」
「うん、大事だ。日向のことが大事で、大好きだ。日向は分かるよな、」
「ぅん、」
眠りたくないのに、どんどん眠いが来る。
こわくて、いやで、しおうにひきとめてほしくて、ぎゅうってしおうの手をにぎった。
「そうだよ、ちゃんと捕まえてな。いるから、」
紫色の目が、うんとやさしく笑った。
しおうの大好きが、僕をつつむがわかる。左の胸にもぽかぽかがある。
「いっしょ、やくそく、」
「そうだよ。ずっと一緒だって約束したな。日向は尼嶺には帰らない。俺とずっと一緒にいる、」
「しょう、がぃ、いっしょ、つがい、」
「どこで覚えた、そんなの、」
僕の頭をつかまえて、しおうが口にちゅうってした。
「番いに、なってくれるか?」
こつんって、しおうの額が僕の額に当たって、うんと近くで紫色の目が僕を見る。
「なっ、たら、ずっと、いる?」
「いるよ。番いってのは、そういうもんだ。一生離れない、」
「な、る、」
しおうの好きが、びっくりするくらいいっぱいになった。
ちゅうって、くっついた口の中から、どんどん体に広がって、おさまりきならいくらい。
「約束したからな、あとでやっぱりなしって言っても聞かないぞ、」
うん、
「本当にきかないからな、」
うん、
しおうがやさしいのに必死で、何だかおかしくなった。
何笑ってんだ、ってしおうが言う。しおうの顔がおもしろいからだよ、って言いたかったのに、ぐって頭の中がひっぱられるみたいに、眠くなった。
白い鳥が、2わ。
くぐいが2わ。
僕は本物を見たことがないから、あじろの図鑑の絵の2わ。
絵の2わが、とんだりはねたり、はしったりした。
ヘンな動きで、かくかくぴょんぴょんする。
へんなの。でもおもしろいから、笑っちゃう。
へんだけど、いいね。
かくかく、ぴょんぴょん、ばさばさって。
ずっと2わ。
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