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視察
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イースタンは城下の東隣りにある街だ。
服装は目立たない格好でと達しがあり、ライナルト様、セオと僕は平民の服を着用した。僕は三毛猫の毛並みだ。護衛の騎士が東西南北へ四名、付かず離れずの距離で見守っている。馬車を城下で降りて徒歩でイースタンに入ることにした。
途中、城下の干物屋を通り過ぎると、猫型の若いオス(茶トラ)が干物を一枚、口に咥えて逃げ去ろうとした。
「どろぼー!誰か捕まえてー!」店主の声が響く。
護衛の騎士が手で捕まえようとするも腕をするりとすり抜ける。僕は咄嗟に光魔法をロープ状にして彼の脇の下を絡ませるように捕らえた。
「何すんだよ、離せよ!」彼はロープを除けようと身体をもじもじと動かす。
「泥棒は悪い事でしょ?店主さんに返して謝って」
それでも逃げようと身体を暫く動かしたあと、観念した。
息も絶え絶え、追いかけてきた店主が目の前に追いついた頃。
「……ごめんなさい」とぶっきらぼうに言う彼。
「はい、良く言えました。店主さん、これは売り物にはならないと思うので買い取らせて下さい」
「あら、良いのかい。悪いねぇー」
「君達の仲間は何人いるの?君の名前は?」彼に問う。
「……12人、俺はカイン」目を逸らして、ぼそりと彼は呟く。
「店主さん、12枚……いや、もっと在庫ありますか?」
店主は上機嫌になって、何種類かの沢山の干物を買った。それらをマジックバッグにしまう。
「カイン、君の仲間の所に連れていってくれる?ライナルト様、セオもそれで良いですか?」
「ああ」
「そうですね、領主への挨拶は後の方が良さそうですしね……」ライナルトは意味深な言い方をする。
まるで野良猫のようなカインは、仕方ないなと言わんばかりに大きな溜め息をついてから「こっちだ」と歩き出した。
暫く歩くと街の景色が一変した。薄汚れてヒビが入ったり崩れている建物が建ち並び、人目を気にせず洗濯物が並んで干してあり、痩せ細った猫型達。
どこからか異臭もする、下水なのか生ごみなのか……。
とにかく酷いありさまだ。
〈賢者様起きてますか? 浄化魔法を教えてください〉
〈起きとるわ! んー、浄化魔法……、イメージが大事なんだイメージしてみろ〉
〈またイメージ……、詠唱とかないんですか?〉
〈あ? 詠唱なんか何百年も前の事だ、忘れちまったよ。……そうだ、光魔法なんだから「猫に小判」でどうだ!〉
本当いつも適当なんだから!まあ、いい。文句を言ってる場合じゃない。
「猫に小判」小声で呟きながら、悪臭のする場所、目に付いた汚い場所を浄化しながら歩いた。
キョロキョロと見回しながら歩いていると、目の前に子猫の猫型が現れて可愛さあまり見惚れていると、グレー色の毛並みの猫型が左方から駆け寄ってきて僕のマジックバッグに噛み付いて奪おうと引っ張った。
「やめろ!ロドス、この人達は俺の連れだ」
「だってこいつら、外の大人だろ!信用できるのか?」
「信用できるかは、話しを聞いて判断する」
ロドスは舌打ちをして、僕達のあとを着いてきた。
そんなこんなで僕らは廃ビルに到着した。
建物に入ると、痩せた猫型の子猫が何人かいた。
僕等が外の大人だと気づくと「シャー」と威嚇したり、唸って警戒する。
とにかく空気を変える必要がありそうだ。
「カイン、先に腹ごしらえをしよう。火を起こせるかな?」
「ああ」
マジックバッグから先程買った干物を取り出し、創造魔法で木棒を作り干物を通して焚き火に焚べる。
鍋があったので、家から持ってきた野菜で簡単なスープも作った。
アジトに来た時は警戒して離れた場所で見ていた子猫達は匂いに釣られて近くで尻尾を振りながら丸くなっている。
「焼けたよー」
「皆んな、いただこう」カインがそう声を掛け食べ始めると、仲間達がそろそろと集まり食べ始めた。その様子があまりにも可愛くて、綻んでだらしない顔になりそうなのを堪えた。
「食べながらで良いから、僕等の質問に答えてくれるかな?」とお願いをする。
「答えられることならな」素っ気なく返すカイン。
「それでは私から、私はこの国の宰相を務めますライナルトと申します。国から炊き出しや食料補給を一日一回出来る額の補助金が出ているはずなのですが、炊き出しは出ていますか?」
「炊き出し?食料のパンなら水曜、土曜広場に配りに来る」カインは淡々と話す。
「週二回?そんなの生きて行けない……」驚愕した僕は声に出てしまった。
「だから俺達は、盗みでどうにか食い繋いでる」カインは曇った表情で話す。食べ盛りの子猫達がこんな少量の食料で……痩せ細るのは必然だ。
「次は僕からいいかな?僕はこのお方セオドール王子妃のルカと申します。カイン、君はここのボスになるのかな?皆んなどうやって集まったの?」
「ボスは奥の部屋にいる。……皆んな親に捨てられた、親に広場に連れて来られて、後で迎えにくるからと待たされて何時間もずっと来なくて……、俺達が説明しても捨てられた事を始めはなかなか受け入れられなくて……何とか説得して連れてくる」カインは消え入りそうな声で話す。
子猫達は皆んな俯いたり眼を瞑っている、特に小さい子は泣き出しそうだった。
思わず僕は近くに居た子猫を3人くらいまとめて抱きしめた。
「ごめんね、今まで何も出来なくて……」涙が溢れた。
「苦しいよ」「突然なんだよ」抱きしめた子猫達は瞳を潤ませて口々に言う。
「セオごめん僕、猫は……、猫だけは放っておけないんだ」水分を含んだ瞳で訴える。
セオは俯いて「ルカの思うようにすれば良い」と言ってくれた。
もしも僕が前世で人間のスラム街の子供を見たら、人を救えるような高尚な人間ではないなんて言い訳をして何もしなかったかもしれない、けれど今この世界で猫が困窮している姿だけは見過ごせない、そういう性分らしい。
「ライナルト様、この街が復興するまでの間だけでも良いので僕を復興担当にして貰えないですか?僕に出る皇族費はこの街にすべて費やしても構いません、僕は魔石省のお給金があるので生活は出来ますので……」
「この街の領主になるということでしょうか?」
「そ、そんな、大それた役職ではなくて大丈夫です」
「今の領主にも話しを聞く必要がありそうですね。皇族費全額というわけにも……、生活改善点はいくつもあるので補助金を増やせるか、細かい件も合わせて後ほど話しをつめましょう」
服装は目立たない格好でと達しがあり、ライナルト様、セオと僕は平民の服を着用した。僕は三毛猫の毛並みだ。護衛の騎士が東西南北へ四名、付かず離れずの距離で見守っている。馬車を城下で降りて徒歩でイースタンに入ることにした。
途中、城下の干物屋を通り過ぎると、猫型の若いオス(茶トラ)が干物を一枚、口に咥えて逃げ去ろうとした。
「どろぼー!誰か捕まえてー!」店主の声が響く。
護衛の騎士が手で捕まえようとするも腕をするりとすり抜ける。僕は咄嗟に光魔法をロープ状にして彼の脇の下を絡ませるように捕らえた。
「何すんだよ、離せよ!」彼はロープを除けようと身体をもじもじと動かす。
「泥棒は悪い事でしょ?店主さんに返して謝って」
それでも逃げようと身体を暫く動かしたあと、観念した。
息も絶え絶え、追いかけてきた店主が目の前に追いついた頃。
「……ごめんなさい」とぶっきらぼうに言う彼。
「はい、良く言えました。店主さん、これは売り物にはならないと思うので買い取らせて下さい」
「あら、良いのかい。悪いねぇー」
「君達の仲間は何人いるの?君の名前は?」彼に問う。
「……12人、俺はカイン」目を逸らして、ぼそりと彼は呟く。
「店主さん、12枚……いや、もっと在庫ありますか?」
店主は上機嫌になって、何種類かの沢山の干物を買った。それらをマジックバッグにしまう。
「カイン、君の仲間の所に連れていってくれる?ライナルト様、セオもそれで良いですか?」
「ああ」
「そうですね、領主への挨拶は後の方が良さそうですしね……」ライナルトは意味深な言い方をする。
まるで野良猫のようなカインは、仕方ないなと言わんばかりに大きな溜め息をついてから「こっちだ」と歩き出した。
暫く歩くと街の景色が一変した。薄汚れてヒビが入ったり崩れている建物が建ち並び、人目を気にせず洗濯物が並んで干してあり、痩せ細った猫型達。
どこからか異臭もする、下水なのか生ごみなのか……。
とにかく酷いありさまだ。
〈賢者様起きてますか? 浄化魔法を教えてください〉
〈起きとるわ! んー、浄化魔法……、イメージが大事なんだイメージしてみろ〉
〈またイメージ……、詠唱とかないんですか?〉
〈あ? 詠唱なんか何百年も前の事だ、忘れちまったよ。……そうだ、光魔法なんだから「猫に小判」でどうだ!〉
本当いつも適当なんだから!まあ、いい。文句を言ってる場合じゃない。
「猫に小判」小声で呟きながら、悪臭のする場所、目に付いた汚い場所を浄化しながら歩いた。
キョロキョロと見回しながら歩いていると、目の前に子猫の猫型が現れて可愛さあまり見惚れていると、グレー色の毛並みの猫型が左方から駆け寄ってきて僕のマジックバッグに噛み付いて奪おうと引っ張った。
「やめろ!ロドス、この人達は俺の連れだ」
「だってこいつら、外の大人だろ!信用できるのか?」
「信用できるかは、話しを聞いて判断する」
ロドスは舌打ちをして、僕達のあとを着いてきた。
そんなこんなで僕らは廃ビルに到着した。
建物に入ると、痩せた猫型の子猫が何人かいた。
僕等が外の大人だと気づくと「シャー」と威嚇したり、唸って警戒する。
とにかく空気を変える必要がありそうだ。
「カイン、先に腹ごしらえをしよう。火を起こせるかな?」
「ああ」
マジックバッグから先程買った干物を取り出し、創造魔法で木棒を作り干物を通して焚き火に焚べる。
鍋があったので、家から持ってきた野菜で簡単なスープも作った。
アジトに来た時は警戒して離れた場所で見ていた子猫達は匂いに釣られて近くで尻尾を振りながら丸くなっている。
「焼けたよー」
「皆んな、いただこう」カインがそう声を掛け食べ始めると、仲間達がそろそろと集まり食べ始めた。その様子があまりにも可愛くて、綻んでだらしない顔になりそうなのを堪えた。
「食べながらで良いから、僕等の質問に答えてくれるかな?」とお願いをする。
「答えられることならな」素っ気なく返すカイン。
「それでは私から、私はこの国の宰相を務めますライナルトと申します。国から炊き出しや食料補給を一日一回出来る額の補助金が出ているはずなのですが、炊き出しは出ていますか?」
「炊き出し?食料のパンなら水曜、土曜広場に配りに来る」カインは淡々と話す。
「週二回?そんなの生きて行けない……」驚愕した僕は声に出てしまった。
「だから俺達は、盗みでどうにか食い繋いでる」カインは曇った表情で話す。食べ盛りの子猫達がこんな少量の食料で……痩せ細るのは必然だ。
「次は僕からいいかな?僕はこのお方セオドール王子妃のルカと申します。カイン、君はここのボスになるのかな?皆んなどうやって集まったの?」
「ボスは奥の部屋にいる。……皆んな親に捨てられた、親に広場に連れて来られて、後で迎えにくるからと待たされて何時間もずっと来なくて……、俺達が説明しても捨てられた事を始めはなかなか受け入れられなくて……何とか説得して連れてくる」カインは消え入りそうな声で話す。
子猫達は皆んな俯いたり眼を瞑っている、特に小さい子は泣き出しそうだった。
思わず僕は近くに居た子猫を3人くらいまとめて抱きしめた。
「ごめんね、今まで何も出来なくて……」涙が溢れた。
「苦しいよ」「突然なんだよ」抱きしめた子猫達は瞳を潤ませて口々に言う。
「セオごめん僕、猫は……、猫だけは放っておけないんだ」水分を含んだ瞳で訴える。
セオは俯いて「ルカの思うようにすれば良い」と言ってくれた。
もしも僕が前世で人間のスラム街の子供を見たら、人を救えるような高尚な人間ではないなんて言い訳をして何もしなかったかもしれない、けれど今この世界で猫が困窮している姿だけは見過ごせない、そういう性分らしい。
「ライナルト様、この街が復興するまでの間だけでも良いので僕を復興担当にして貰えないですか?僕に出る皇族費はこの街にすべて費やしても構いません、僕は魔石省のお給金があるので生活は出来ますので……」
「この街の領主になるということでしょうか?」
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