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独占
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恒一が入院してから、燈はほぼ毎日、病院に顔を出していた。
理由は、ない。
少なくとも燈自身は、そう思っている。
仕事の合間に寄っただけだ。
医者の話を聞く必要もあったし、経過確認も必要だ。
それに——恒一は放っておくと無茶をする。
もっともらしい理由はいくらでも浮かぶ。
だが、実際は。
病院の白い廊下を歩き、病室の前まで来て、もし恒一がいなかったら。
検査だとか、リハビリだとか、そういう理由で部屋が空だったら。
(つまんねぇ、)
その瞬間、胸の奥がざわつく。
理由のない焦り。
苛立ちにも似た、不快な感覚。
(……クソ)
自分で自分に悪態をつきながら、燈は病室のドアに手をかける。
ドアを開けると、恒一はベッドに腰掛けていた。
点滴は外れ、上体を起こして本を読んでいる。
顔色は、少し戻っている。
それを確認してから、ようやく燈は部屋に入った。
「……兄貴、来た」
短い声。
それだけで、恒一は自分の胸の奥が落ち着くのが分かってしまって、燈は不機嫌そうに頷いた。
「今日は歩いたか?」
「少しだけ」
「無茶すんな」
言ってから、燈は舌打ちする。
——無茶をさせたのは、自分だ。
恒一は、その言葉を指摘しない。
代わりに、じっと燈の顔を見ていた。
昼間の光が、ブラインド越しに差し込んでいる。
その光に照らされて、燈の目の下の影が、はっきり見えた。
「……兄貴」
「なんだよ」
「クマ、できてる」
燈は眉を寄せる。
「は?」
次の瞬間、恒一が身を乗り出した。
ためらいもなく、親指で燈の目の下をなぞる。
「……寝てないでしょ」
責めるでもなく、詰めるでもない声。
燈は反射的に、その手を払いのけた。
「触んな」
だが、声にいつもの棘はなかった。
「兄貴のタバコ、バニラみたいな匂いするからすぐ分かる」
病室に入った瞬間の空気。
衣服に染みついた甘い煙の匂い。
「リハビリで会えなくても、来てたんだって分かる。
酒ばっか飲んでない? タバコ、吸いすぎてない?」
燈は、思わず笑ってしまった。
「お前は犬か…?いや、おふくろかよ」
呆れたように言いながら、椅子に腰を下ろす。
「心配される側は、お前だろ」
恒一は少し考えてから、ぽつりと口を開いた。
「……そういえば」
「ん?」
「兄貴の、おふくろさんは?」
一瞬、空気が止まる。燈は視線を逸らした。
「あ? 知らねぇ。
死んだらしい。抗争に巻き込まれて」
それ以上は、何も言わない。
恒一は、すぐに踏み込まなかった。
少し間を置いてから、言葉を選ぶ。
「……そっか。
きっと、兄貴に似て美人だな」
燈は、眉を上げた。
(あ、やば。不謹慎だったか)
一瞬、怒鳴られると思ったのか、恒一の肩がわずかに強張る。
だが。
「逆だろ」
燈は鼻で笑った。
「俺が似てんだよ」
その笑いは短く、すぐに消えたが、確かに柔らかかった。
それから少し、他愛もない話をした。
リハビリが面倒だとか、病院食が味気ないとか。
燈は、気づけば何本もタバコを我慢していた。
足が、落ち着きなく動いている。
「……なあ」
恒一が言う。
「兄貴」
「なんだ」
「俺がいないと、落ち着かない?」
燈は、即答しなかった。
「……調子戻ってきたみてぇだな?」
誤魔化す。
だが、恒一は引かない。
「さっきから、ずっと足動いてる」
燈は自分の足を見て、舌打ちした。
「うるせぇ……タバコ吸いてぇんだよ」
ぼやく声。
恒一は、くすっと笑った。
「そんなに美味しいんだ?」
「ガキにわかるかよ」
反射的に返した、その直後。
「俺、この間、二十歳になったから。
吸おうと思えば吸えるよ」
「……は?」
燈が、ゆっくり恒一を見る。
「言えよ、それ」
眉間に皺。
「誕生日だろうが。普通、祝うだろ」
「入院してたし」
「言い訳すんな」
燈は短く息を吐き、視線を逸らした。
「……で、何が欲しい?」
恒一は、迷わなかった。
結局襲撃のいざこざで失くした桜の花びら。
また手に入れられたら。
「兄貴。兄貴がほしい」
即答。
「ガキが何言ってんだよ」
「二十歳だよ、さっき言ったでしょ」
燈は頭を抱える。
「……お前、それどういう…」
「だって、」
静かな声。
「兄貴、オナニーするとき……俺のこと考えてるでしょ」
嫌な予感を感じる間もなく言葉で殴られた燈が、完全に動きを止める。
「は?」
(いつだ?)
恒一は、淡々と続ける。
「だからさ、俺。兄貴とセックスしたい。
俺も嬉しいし、兄貴も嬉しいと思う」
燈はふうと、息を吐いた。
「……お前」
燈は呆れたように笑った。
「賢そうに見えて、馬鹿だよな」
「そう?」
「なんで、お前のこと考えて俺が——」
言いかけて、止まる。
言葉が、続かない。
燈は口を閉じ、舌打ちした。
「……とにかく調子乗んなよ」
否定は、しない。
恒一は、その沈黙を見逃さなかった。
「言い逃れ、できない顔してる。図星?」
「黙れ」
燈は立ち上がる。
「怪我人がする話じゃねぇ」
ドアに向かいながら、低く言う。
「……まぁ、とにかく、退院したらだな」
振り返らずに、燈は言った。
「祝ってやるよ」
含みだけを残して、ドアが閉まる。
病室に残った恒一は、天井を見上げてから、小さく笑った。
(……独占だ)
それがもう、“仕事”じゃないことを、今度こそ、はっきり理解していた。
――
病室を出て、ドアが閉まった瞬間。
燈は、ぎこちなく歩き出した。
廊下の白がやけに眩しい。
消毒薬の匂いが鼻につく。
(……クソ)
肩を竦め、何事もなかった顔で数歩足を進める。
エレベーターまでの距離は短いのに、やたらと長く感じた。
頭の中で、さっきの言葉が勝手に再生される。
——兄貴、オナニーするとき……俺のこと考えてるでしょ
(……なんで知ってやがる)
最近か。
入院前か。
それとも——もっと前か。
考えた瞬間、思い当たる記憶が、嫌というほど浮かぶ。
夜。
一人。
頭に浮かぶ顔。
(……違う)
否定しようとして、できない。
エレベーターの扉が閉まる。
無音。
鏡張りの壁に映る自分の顔を、燈は睨みつけた。
目の下のクマ。
浅く刻まれたみ言語の皺。
(……恒一)
入院中の誕生日。
言われなきゃ気づかない自分。
エレベーターが下がり、扉が開く。
ロビーの雑音が戻ってきて、少しだけ現実に引き戻される。
外に出ると、若い衆が車の横で待っていた。
「兄貴、お疲れさまです」
「ああ」
短く返して、後部座席に乗り込むと、閉められるドア。
静かなエンジン音。
車が動き出した、その瞬間だった。
——祝ってやるよ
(……俺は、何を言って…)
自分で言ったくせに、言葉の意味が遅れて追いついてくる。
“祝う”。
その前に言われた言葉。
——俺が兄貴とセックスしたら、俺も嬉しいし、兄貴も嬉しいと思う。
(……っ、)
燈は、思わず拳を握った。
太ももに置いた手が、わずかに震える。
(考えてねぇ、とは言えねぇ)
言い逃れができない顔、と言われた理由が、今になって理解できてしまう。
運転席と助手席にいる若い衆は、前だけを見ている。
バックミラー越しに視線が合うこともない。
無意識に、喉を鳴らす。
恒一を手を離したくない理由は、表現方法を知らないだけでいくらでもあるのかもしれない。
そのひとつは“好意”で、その先に“独占”があると気づいてしまったあとで、あろうことかセックスの約束みたいなことを取り付けてしまった。
いつしか自分の心の余白に入り込んだ、恒一という存在。
(頭イカれたな、女を抱けなくなってこれかよ)
ハンドルを切る音。車が交差点を曲がる。
窓の外に流れる街並みが、やけに現実味を持たない。
燈は、天井を仰いだ。
——退院したら。
あの言葉は、もう引っ込められない。
「……クソ」
小さく、誰にも聞こえない声で吐き捨てる。
その声には、逃げ場を失った男の焦りが混じっていた。
車は、静かに走り続けていた。
理由は、ない。
少なくとも燈自身は、そう思っている。
仕事の合間に寄っただけだ。
医者の話を聞く必要もあったし、経過確認も必要だ。
それに——恒一は放っておくと無茶をする。
もっともらしい理由はいくらでも浮かぶ。
だが、実際は。
病院の白い廊下を歩き、病室の前まで来て、もし恒一がいなかったら。
検査だとか、リハビリだとか、そういう理由で部屋が空だったら。
(つまんねぇ、)
その瞬間、胸の奥がざわつく。
理由のない焦り。
苛立ちにも似た、不快な感覚。
(……クソ)
自分で自分に悪態をつきながら、燈は病室のドアに手をかける。
ドアを開けると、恒一はベッドに腰掛けていた。
点滴は外れ、上体を起こして本を読んでいる。
顔色は、少し戻っている。
それを確認してから、ようやく燈は部屋に入った。
「……兄貴、来た」
短い声。
それだけで、恒一は自分の胸の奥が落ち着くのが分かってしまって、燈は不機嫌そうに頷いた。
「今日は歩いたか?」
「少しだけ」
「無茶すんな」
言ってから、燈は舌打ちする。
——無茶をさせたのは、自分だ。
恒一は、その言葉を指摘しない。
代わりに、じっと燈の顔を見ていた。
昼間の光が、ブラインド越しに差し込んでいる。
その光に照らされて、燈の目の下の影が、はっきり見えた。
「……兄貴」
「なんだよ」
「クマ、できてる」
燈は眉を寄せる。
「は?」
次の瞬間、恒一が身を乗り出した。
ためらいもなく、親指で燈の目の下をなぞる。
「……寝てないでしょ」
責めるでもなく、詰めるでもない声。
燈は反射的に、その手を払いのけた。
「触んな」
だが、声にいつもの棘はなかった。
「兄貴のタバコ、バニラみたいな匂いするからすぐ分かる」
病室に入った瞬間の空気。
衣服に染みついた甘い煙の匂い。
「リハビリで会えなくても、来てたんだって分かる。
酒ばっか飲んでない? タバコ、吸いすぎてない?」
燈は、思わず笑ってしまった。
「お前は犬か…?いや、おふくろかよ」
呆れたように言いながら、椅子に腰を下ろす。
「心配される側は、お前だろ」
恒一は少し考えてから、ぽつりと口を開いた。
「……そういえば」
「ん?」
「兄貴の、おふくろさんは?」
一瞬、空気が止まる。燈は視線を逸らした。
「あ? 知らねぇ。
死んだらしい。抗争に巻き込まれて」
それ以上は、何も言わない。
恒一は、すぐに踏み込まなかった。
少し間を置いてから、言葉を選ぶ。
「……そっか。
きっと、兄貴に似て美人だな」
燈は、眉を上げた。
(あ、やば。不謹慎だったか)
一瞬、怒鳴られると思ったのか、恒一の肩がわずかに強張る。
だが。
「逆だろ」
燈は鼻で笑った。
「俺が似てんだよ」
その笑いは短く、すぐに消えたが、確かに柔らかかった。
それから少し、他愛もない話をした。
リハビリが面倒だとか、病院食が味気ないとか。
燈は、気づけば何本もタバコを我慢していた。
足が、落ち着きなく動いている。
「……なあ」
恒一が言う。
「兄貴」
「なんだ」
「俺がいないと、落ち着かない?」
燈は、即答しなかった。
「……調子戻ってきたみてぇだな?」
誤魔化す。
だが、恒一は引かない。
「さっきから、ずっと足動いてる」
燈は自分の足を見て、舌打ちした。
「うるせぇ……タバコ吸いてぇんだよ」
ぼやく声。
恒一は、くすっと笑った。
「そんなに美味しいんだ?」
「ガキにわかるかよ」
反射的に返した、その直後。
「俺、この間、二十歳になったから。
吸おうと思えば吸えるよ」
「……は?」
燈が、ゆっくり恒一を見る。
「言えよ、それ」
眉間に皺。
「誕生日だろうが。普通、祝うだろ」
「入院してたし」
「言い訳すんな」
燈は短く息を吐き、視線を逸らした。
「……で、何が欲しい?」
恒一は、迷わなかった。
結局襲撃のいざこざで失くした桜の花びら。
また手に入れられたら。
「兄貴。兄貴がほしい」
即答。
「ガキが何言ってんだよ」
「二十歳だよ、さっき言ったでしょ」
燈は頭を抱える。
「……お前、それどういう…」
「だって、」
静かな声。
「兄貴、オナニーするとき……俺のこと考えてるでしょ」
嫌な予感を感じる間もなく言葉で殴られた燈が、完全に動きを止める。
「は?」
(いつだ?)
恒一は、淡々と続ける。
「だからさ、俺。兄貴とセックスしたい。
俺も嬉しいし、兄貴も嬉しいと思う」
燈はふうと、息を吐いた。
「……お前」
燈は呆れたように笑った。
「賢そうに見えて、馬鹿だよな」
「そう?」
「なんで、お前のこと考えて俺が——」
言いかけて、止まる。
言葉が、続かない。
燈は口を閉じ、舌打ちした。
「……とにかく調子乗んなよ」
否定は、しない。
恒一は、その沈黙を見逃さなかった。
「言い逃れ、できない顔してる。図星?」
「黙れ」
燈は立ち上がる。
「怪我人がする話じゃねぇ」
ドアに向かいながら、低く言う。
「……まぁ、とにかく、退院したらだな」
振り返らずに、燈は言った。
「祝ってやるよ」
含みだけを残して、ドアが閉まる。
病室に残った恒一は、天井を見上げてから、小さく笑った。
(……独占だ)
それがもう、“仕事”じゃないことを、今度こそ、はっきり理解していた。
――
病室を出て、ドアが閉まった瞬間。
燈は、ぎこちなく歩き出した。
廊下の白がやけに眩しい。
消毒薬の匂いが鼻につく。
(……クソ)
肩を竦め、何事もなかった顔で数歩足を進める。
エレベーターまでの距離は短いのに、やたらと長く感じた。
頭の中で、さっきの言葉が勝手に再生される。
——兄貴、オナニーするとき……俺のこと考えてるでしょ
(……なんで知ってやがる)
最近か。
入院前か。
それとも——もっと前か。
考えた瞬間、思い当たる記憶が、嫌というほど浮かぶ。
夜。
一人。
頭に浮かぶ顔。
(……違う)
否定しようとして、できない。
エレベーターの扉が閉まる。
無音。
鏡張りの壁に映る自分の顔を、燈は睨みつけた。
目の下のクマ。
浅く刻まれたみ言語の皺。
(……恒一)
入院中の誕生日。
言われなきゃ気づかない自分。
エレベーターが下がり、扉が開く。
ロビーの雑音が戻ってきて、少しだけ現実に引き戻される。
外に出ると、若い衆が車の横で待っていた。
「兄貴、お疲れさまです」
「ああ」
短く返して、後部座席に乗り込むと、閉められるドア。
静かなエンジン音。
車が動き出した、その瞬間だった。
——祝ってやるよ
(……俺は、何を言って…)
自分で言ったくせに、言葉の意味が遅れて追いついてくる。
“祝う”。
その前に言われた言葉。
——俺が兄貴とセックスしたら、俺も嬉しいし、兄貴も嬉しいと思う。
(……っ、)
燈は、思わず拳を握った。
太ももに置いた手が、わずかに震える。
(考えてねぇ、とは言えねぇ)
言い逃れができない顔、と言われた理由が、今になって理解できてしまう。
運転席と助手席にいる若い衆は、前だけを見ている。
バックミラー越しに視線が合うこともない。
無意識に、喉を鳴らす。
恒一を手を離したくない理由は、表現方法を知らないだけでいくらでもあるのかもしれない。
そのひとつは“好意”で、その先に“独占”があると気づいてしまったあとで、あろうことかセックスの約束みたいなことを取り付けてしまった。
いつしか自分の心の余白に入り込んだ、恒一という存在。
(頭イカれたな、女を抱けなくなってこれかよ)
ハンドルを切る音。車が交差点を曲がる。
窓の外に流れる街並みが、やけに現実味を持たない。
燈は、天井を仰いだ。
——退院したら。
あの言葉は、もう引っ込められない。
「……クソ」
小さく、誰にも聞こえない声で吐き捨てる。
その声には、逃げ場を失った男の焦りが混じっていた。
車は、静かに走り続けていた。
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