終わった小説の世界のENDとは?

りつ

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茉白 琥珀 (ましろ こはく)の物語

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茉白 琥珀は昔から愛読していた『まさか私が公爵様の娘なんて!』に転生する前のお話

見なくても良い。

茉白の人生は全て物語が支えてきた。

幼稚園児の頃はお友達と物語ごっこをしていた。

1人がどんな世界で
1人がどんな人がいて
1人がどんなことをする
1人がどんなことを思った

というものを繰り返し時々順番をぐちゃぐちゃにしながら過ごしていた。

そして小学生になり小学校に行くようになって不安を思い出した。

茉白の親はのほほんとしていて小学校では何をするどんなことをすれば正しいなどを教えてくれなかったからだ。

茉白は幼稚園児の頃は両親が来るまで遊んでいてねと言われていたが小学校では言われなかった。

そのため茉白は小学校では1人になり何が正しいのか分からなくなって食事も声を発することも難しくなっていた。

そんな時に引っ越してきた1年下の男の子の佐保 雪 (さほ せつ)が来てから小学校が終われば雪の家に通って色んな遊びをした。

そして雪が小学校に入ったらいつも雪と遊んでいたのだが

雪がある日茉白のクラスに来て「せつは女の子じゃないもん!」って大きな声で言い放った。

なぜそんなことをしたのか聞いてみたら雪が女の子に見えて意地悪をされたから茉白のクラスの子にも女の子に思われると嫌だから言ったらしい。

茉白はそんな事をされていると知らず少し苛立っていたがそれと同時に私のクラスの子に好きな子でもできたのか?とも考えていた。

わざわざ茉白のクラスまで来る必要ないし言わなくてもいいのになぜ?と考えた結果である。

雪は茉白のことが好きだっただから小学生ながらに独占欲を募らせ茉白のクラスメイト達に威嚇していたのであった。

茉白が小学生の高学年になるにつれ雪と遊ぶことはなくなり女の子の友達ができ始めた。

そして小学生最後の卒業式に雪に久しぶりに会ったが前より少し身長も高くなり声も低くなり顔立ちもはっきりしてきてドキドキしていた。

中学生に上がり家族共通iPadでケータイ小説を読み漁った。

中学生のバレンタインデーではチョコが少しあり友チョコだと思っていたが本命チョコで貰ったものをホワイトデーに返していた中学生時代であった。

雪とは中学生最後になり雪に「あのさ、また一緒に帰ったり遊んだり家寄ったりしていい?」と聞かれ中は良くなったはずだ。

高校生になると友達と学校が違って離れ離れになった為友達が出来ずあだ名が“真っ白な宝石様”

苗字が茉白(ましろ)→真っ白
名前が琥珀(こはく)→宝石

となってあまり声をかける人が居なかったが茉白は小説を読んでいたので気にしなかったが時々話しかけてくる同クラの黒井 奏(くろい かなで)

学校の王子様らしいその男の子が
何故か茉白に話しかけては髪を撫で茉白の指を握っては這わしたり首に顔を押し付けたりしていて

学校の王子とお姫様のお戯れとしてクラスがざわついたり見物客が来たりする。

茉白は雪がいたので慣れていたが
奏は茉白の素っ気なく拒否も否定も幻滅もしないところが好きなので嫌だと言われたら大人しく諦めていたのだが茉白は何も否定の言葉は放ったことがない。

高校2年になった茉白は雪が同じ学校に通うことになって嬉しく思っていたのだが

雪が茉白とご飯を食べようとクラスに行ってみると奏が茉白の髪を撫で指を絡めたりしていて

当の本人の茉白は窓を見ながらこの行動いつ終わるんだろう?
雪とご飯食べる準備してメールしてたくさん話したりおやつ交換とかおかず交換したいというか小説みたいとしか思っていなかった。

雪がズカズカと茉白の前まで来ると茉白は待ってました!!という顔で優しくとろける笑顔を雪に向けた。

高校生になってあまり笑うことがなかった茉白が雪にだけ笑いかけたので奏は固まってしまった。

そんな奏のことを見た雪は勝ち誇っか笑顔で茉白とご飯の準備をして奏に言い放った

「雪は茉白とご飯食べるから邪魔だがらどっかどいてよ」と

茉白はなんかこれデジャブ?を感じた。
そんな学生時代を送っていたのに茉白は自分がモテていて取り合われていたということを自覚もしていなく小説の世界のような体験をしていたのに変わらずなんとも思っていなかった。



そして社会人になり仕事が忙しく慌てる日々を過ごして久しぶりの休日に懐かしの小説『まさか私が公爵様の娘なんて!』の世界に転生して侍女のマシロになっていたるなんて思いもしなかったのであった。
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