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運命の君とふたりで3
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「父さん、母さん、姉ちゃん! 話があるんだけど!」
蒼の家族三人は思いの外、早く帰宅した。特に翠は蒼を心配して正午には家に着いた。なんと彼氏に車で家まで送らせた挙げ句、玄関先で蒼を抱きしめて離さなかった。それから小一時間ほどして両親が帰宅し、末永家のリビングでは土産物披露ショーが始まった。
それから各々の土産話のついでに、家族全員と凛の五人でアフタヌーンティを飲みながら談笑している最中、蒼は緊張を交えた口調で切り出した。
「どうしたの? 蒼」
ゼミ旅行の土産の温泉饅頭を半分に割りながら、翠が尋ねる。
「じ、実は、その……り、凛が、実は……俺の……命の……がいで……」
いざ報告、という段になって、蒼の緊張は最高潮に達してしまった。今までは友人として家族に会わせていた凛を「彼氏になっちゃいました。しかもその日にがっつりセックスまでしちゃいました」と告白するも同然なのだ。羞恥と躊躇とその他いろいろな感情が入り乱れ、心臓が忙しなく動いていた。
「? 最後聞こえなかったけど、凛くんがどうしたの?」
尻すぼみになった蒼の言葉に、美穂子が首を傾げた。
「だから、その、凛が……えっと……」
「蒼くんと俺は実は【運命の番】で、昨日無事に契りを交わしました。これからもよろしくお願いします」
立て板に水――とはこのことだろう。凛は労るように蒼に寄り添い、しどろもどろになっている番のフォローのため、一点の曇りもない笑顔でスマートに言い放った。凛の言葉を咀嚼するのに時間がかかっているのか、蒼の父母と翠は三人揃って口をぽかんと開いたまま、二人を見つめていた。
「凛……すげぇ……」
凛の潔さに、蒼は目を輝かせて彼を見つめた。
「えぇっと、それって、つまり……」
いち早く復活した父・伸が凛を促す。
「俺たち昨日番になりました。蒼、首筋見せてごらん」
「あ、そっか」
蒼は大きく頷きながら、首だけを後ろに向かせ、うなじにかかった髪をかきあげた。もちろん、そこには番の証である凛の噛み跡が存在している。
「あら痛そう」
美穂子が口元を押さえて言う。しかしその口調には同情を孕んだ様子は微塵もない。どちらかと言うと物珍しさが勝っているようで、蒼の首筋を矯めつ眇めつ眺めて「これが番の証なのねぇ」と、何度も頷いている。
「そういうわけだから……さ。俺たちこれからずっと一緒にいることになると思うから……まぁ、家族が増えたと思ってよ」
蒼がフォローした。
「あらぁ……こんな美形な息子が出来るなんて……どうしましょ」
美穂子がうっとりとため息をつく。
「母さん……また悪いくせが……」
蒼が苦笑する。末永家一の面食いである美穂子は常々「みっちゃん、うちの子になって蒼のお兄ちゃんになってくれたらいいのに」というようなことを言っていたのだが、蒼が凛と仲良くなって時々家に連れて来るようになってからは「凛くんはほんと目の保養になるわねぇ……蒼のお兄ちゃんになってくれないかしら」と、無茶苦茶なことを呟くようになっていた。また「蒼は可愛いタイプだけど、私はかっこいいタイプが好きなのよ」とも宣言している。蒼のことは息子として愛しており、惜しみない母の愛を注いではいるが、好みのタイプ云々はまた別の話らしい。そんな美穂子の夫である伸は、どちらかと言えば後者寄りだ。長身で彫りの深い顔立ちである。
「最近みっちゃんよりも凛くんとよく出かけたり仲良くしていると思ったら、そういうことだったのね。凛くん、蒼のこと末長くよろしくお願いしますね」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いします」
和やかに挨拶し合う凛と美穂子を尻目に、翠は俯いて動かない。疲れ切って寝ているのかと思った蒼は、
「姉ちゃん……?」
姉の顔を覗き込んだ。突然、翠の身体が震えだした。そしていきなり立ち上がったかと思うと、
「私の可愛い蒼がぁあああああっ」
絶叫し、己の髪をくしゃくしゃとかき乱した。そしてその血走らせた目で蒼を見て問う。
「蒼! あんたこの男にやられちゃったのね? そうなのね?」
「翠、下品なこと言うんじゃないの」
美穂子が苦笑いながら翠を窘める。
肩で息をする翠は、次に凛の胸倉を掴み上げ、
「おいこら凛! 蒼のこと世界一幸せにしなかったら殺すかんな! 肝に銘じろ! 今銘じろ!!」
唾を飛ばす勢いで凛に顔を近づけた。
「番になったその時にもう銘じました。可愛い蒼くんを一生大事にしますし、『幸せすぎて怖ぇよ』と言わせてみせます」
翠の鬼のような形相にも凛の表情はたじろぐこともなく、むしろ張り合うような自信を見せつけた。
「ぐぬぬぬ……」
翠は悔しそうに歯を噛みしめ、凛を睨めつけた。
そんな翠の興奮状態とは相反して、伸はホッとしたような表情を見せる。
「蒼、すぐ近くに運命の番がいてよかったな。大事にしてもらうのもいいが、蒼も鳴海くんのことをちゃんと大事にしなさい」
「この男がすぐ近くにいたからこそ、蒼がオメガになっちゃったんでしょ? 凛が蒼を大事にするのは当然よ! しなかったら地獄に叩き落としてやるわよ!」
再び牙を剥いて凛を指差す翠に、落ち着きなさい、と伸が言う。そして、
「鳴海――凛くん、蒼を早々に番にしてくれてありがとう。君も知っていると思うが、発情期のオメガは薬を服用しなければ、アルファやベータに襲われやすい。そしていつ体質が変わって薬が効かなくなるかも分からない。私たちは蒼がオメガになった時にそれを一番心配していたんだ。でもこうして君が蒼と番になってくれたことで、その大きな不安要素がなくなったのが嬉しいんだ。本当にありがとう」
凛に向かって深々と頭を下げた。美穂子もそれにならった。
発情期のオメガが発するフェロモンは言うならば強力な誘蛾灯のようなものだ。それに惹き寄せられたアルファやベータは誘惑には抗えず、オメガを組み敷いてしまう。実際、薬の服用が常識化している現在でも、そういう強姦事件は毎年少なからず起きてしまう。
蒼の家族はそれをとても心配していた。
「お礼を言うのは俺の方です。俺のせいでオメガになってしまったのに、そんな俺と番になりたいと言ってくれた蒼くんと、事後報告なのにそれを許してくれたご両親と、それから、翠さんにも……。蒼くんと出逢わせてくださって、ありがとうございます」
凛も深々と頭を下げた。
「凛……」
毅然とした態度の凛を見て、蒼はますます彼に惚れ直していた。すると側ですすり泣く声が聞こえた。見ると、目の前で翠が涙を流していた。
「蒼、よかったね」
姉は涙混じりの笑顔で弟を強く抱きしめた。
「じゃあ、行って来るね」
蒼が玄関で大荷物を抱えながら言った。
「うちで夕飯を食べて、そのまま泊まってもらいますので心配しないでください」
「おうちの方にご迷惑じゃない? 大丈夫? 凛くん」
「母に電話したら喜んでました。夕飯張り切って作るって言ってましたから大丈夫です」
「明日は凛の家から学校に行くから」
翠が落ち着いた頃、凛が蒼を自分の家族にも紹介したいと言い出した。そしてその場で自宅に電話して手はずを整え今に至る。蒼は今夜の着替えと翌日の学校の荷物を準備し、スクールバッグを凛に持ってもらい、自分は着替えと制服を入れたガーメントバッグを持った。
「蒼と一緒に家から登校出来るなんて、夢みたいだ」
「大げさだなぁ、凛は」
「だってずっと夢だったんだよ、蒼と一緒に学校へ行くの」
「そっか、俺も嬉しいよ」
蒼が鳴海家に泊まることが決まってから、凛はずっと笑顔を貼りつけたままだ。それは学校で見るような作られたものではなく、心の底から喜びが溢れているような表情で。蒼には凛の周りに八分音符が飛んでいるのが見えた。
(こうして見ると、凛って意外と分かりやすいやつだよなぁ。学校ではほんと分かりづらいのに)
それだけ自分には心を許してくれているのだと思うと嬉しかった。
「仲良きことは美しきかな、だね」
伸がにこやかに言った。
「とにかく粗相のないようにね、蒼。凛くん、これハワイのお土産だけど、さっき渡すの忘れてて。元々凛くんへのお礼にと思って買って来たものだから。それからご両親によろしくお伝えください。あと、蒼、これでいつものケーキ屋さんで焼き菓子の詰め合わせを買ってあちらのご両親にお渡ししてね」
美穂子は免税店のビニール袋を凛に渡した。そして蒼には千円札を三枚渡した。
蒼と凛は手を振って末永家を後にした。
蒼の家族三人は思いの外、早く帰宅した。特に翠は蒼を心配して正午には家に着いた。なんと彼氏に車で家まで送らせた挙げ句、玄関先で蒼を抱きしめて離さなかった。それから小一時間ほどして両親が帰宅し、末永家のリビングでは土産物披露ショーが始まった。
それから各々の土産話のついでに、家族全員と凛の五人でアフタヌーンティを飲みながら談笑している最中、蒼は緊張を交えた口調で切り出した。
「どうしたの? 蒼」
ゼミ旅行の土産の温泉饅頭を半分に割りながら、翠が尋ねる。
「じ、実は、その……り、凛が、実は……俺の……命の……がいで……」
いざ報告、という段になって、蒼の緊張は最高潮に達してしまった。今までは友人として家族に会わせていた凛を「彼氏になっちゃいました。しかもその日にがっつりセックスまでしちゃいました」と告白するも同然なのだ。羞恥と躊躇とその他いろいろな感情が入り乱れ、心臓が忙しなく動いていた。
「? 最後聞こえなかったけど、凛くんがどうしたの?」
尻すぼみになった蒼の言葉に、美穂子が首を傾げた。
「だから、その、凛が……えっと……」
「蒼くんと俺は実は【運命の番】で、昨日無事に契りを交わしました。これからもよろしくお願いします」
立て板に水――とはこのことだろう。凛は労るように蒼に寄り添い、しどろもどろになっている番のフォローのため、一点の曇りもない笑顔でスマートに言い放った。凛の言葉を咀嚼するのに時間がかかっているのか、蒼の父母と翠は三人揃って口をぽかんと開いたまま、二人を見つめていた。
「凛……すげぇ……」
凛の潔さに、蒼は目を輝かせて彼を見つめた。
「えぇっと、それって、つまり……」
いち早く復活した父・伸が凛を促す。
「俺たち昨日番になりました。蒼、首筋見せてごらん」
「あ、そっか」
蒼は大きく頷きながら、首だけを後ろに向かせ、うなじにかかった髪をかきあげた。もちろん、そこには番の証である凛の噛み跡が存在している。
「あら痛そう」
美穂子が口元を押さえて言う。しかしその口調には同情を孕んだ様子は微塵もない。どちらかと言うと物珍しさが勝っているようで、蒼の首筋を矯めつ眇めつ眺めて「これが番の証なのねぇ」と、何度も頷いている。
「そういうわけだから……さ。俺たちこれからずっと一緒にいることになると思うから……まぁ、家族が増えたと思ってよ」
蒼がフォローした。
「あらぁ……こんな美形な息子が出来るなんて……どうしましょ」
美穂子がうっとりとため息をつく。
「母さん……また悪いくせが……」
蒼が苦笑する。末永家一の面食いである美穂子は常々「みっちゃん、うちの子になって蒼のお兄ちゃんになってくれたらいいのに」というようなことを言っていたのだが、蒼が凛と仲良くなって時々家に連れて来るようになってからは「凛くんはほんと目の保養になるわねぇ……蒼のお兄ちゃんになってくれないかしら」と、無茶苦茶なことを呟くようになっていた。また「蒼は可愛いタイプだけど、私はかっこいいタイプが好きなのよ」とも宣言している。蒼のことは息子として愛しており、惜しみない母の愛を注いではいるが、好みのタイプ云々はまた別の話らしい。そんな美穂子の夫である伸は、どちらかと言えば後者寄りだ。長身で彫りの深い顔立ちである。
「最近みっちゃんよりも凛くんとよく出かけたり仲良くしていると思ったら、そういうことだったのね。凛くん、蒼のこと末長くよろしくお願いしますね」
「はい。こちらこそ、よろしくお願いします」
和やかに挨拶し合う凛と美穂子を尻目に、翠は俯いて動かない。疲れ切って寝ているのかと思った蒼は、
「姉ちゃん……?」
姉の顔を覗き込んだ。突然、翠の身体が震えだした。そしていきなり立ち上がったかと思うと、
「私の可愛い蒼がぁあああああっ」
絶叫し、己の髪をくしゃくしゃとかき乱した。そしてその血走らせた目で蒼を見て問う。
「蒼! あんたこの男にやられちゃったのね? そうなのね?」
「翠、下品なこと言うんじゃないの」
美穂子が苦笑いながら翠を窘める。
肩で息をする翠は、次に凛の胸倉を掴み上げ、
「おいこら凛! 蒼のこと世界一幸せにしなかったら殺すかんな! 肝に銘じろ! 今銘じろ!!」
唾を飛ばす勢いで凛に顔を近づけた。
「番になったその時にもう銘じました。可愛い蒼くんを一生大事にしますし、『幸せすぎて怖ぇよ』と言わせてみせます」
翠の鬼のような形相にも凛の表情はたじろぐこともなく、むしろ張り合うような自信を見せつけた。
「ぐぬぬぬ……」
翠は悔しそうに歯を噛みしめ、凛を睨めつけた。
そんな翠の興奮状態とは相反して、伸はホッとしたような表情を見せる。
「蒼、すぐ近くに運命の番がいてよかったな。大事にしてもらうのもいいが、蒼も鳴海くんのことをちゃんと大事にしなさい」
「この男がすぐ近くにいたからこそ、蒼がオメガになっちゃったんでしょ? 凛が蒼を大事にするのは当然よ! しなかったら地獄に叩き落としてやるわよ!」
再び牙を剥いて凛を指差す翠に、落ち着きなさい、と伸が言う。そして、
「鳴海――凛くん、蒼を早々に番にしてくれてありがとう。君も知っていると思うが、発情期のオメガは薬を服用しなければ、アルファやベータに襲われやすい。そしていつ体質が変わって薬が効かなくなるかも分からない。私たちは蒼がオメガになった時にそれを一番心配していたんだ。でもこうして君が蒼と番になってくれたことで、その大きな不安要素がなくなったのが嬉しいんだ。本当にありがとう」
凛に向かって深々と頭を下げた。美穂子もそれにならった。
発情期のオメガが発するフェロモンは言うならば強力な誘蛾灯のようなものだ。それに惹き寄せられたアルファやベータは誘惑には抗えず、オメガを組み敷いてしまう。実際、薬の服用が常識化している現在でも、そういう強姦事件は毎年少なからず起きてしまう。
蒼の家族はそれをとても心配していた。
「お礼を言うのは俺の方です。俺のせいでオメガになってしまったのに、そんな俺と番になりたいと言ってくれた蒼くんと、事後報告なのにそれを許してくれたご両親と、それから、翠さんにも……。蒼くんと出逢わせてくださって、ありがとうございます」
凛も深々と頭を下げた。
「凛……」
毅然とした態度の凛を見て、蒼はますます彼に惚れ直していた。すると側ですすり泣く声が聞こえた。見ると、目の前で翠が涙を流していた。
「蒼、よかったね」
姉は涙混じりの笑顔で弟を強く抱きしめた。
「じゃあ、行って来るね」
蒼が玄関で大荷物を抱えながら言った。
「うちで夕飯を食べて、そのまま泊まってもらいますので心配しないでください」
「おうちの方にご迷惑じゃない? 大丈夫? 凛くん」
「母に電話したら喜んでました。夕飯張り切って作るって言ってましたから大丈夫です」
「明日は凛の家から学校に行くから」
翠が落ち着いた頃、凛が蒼を自分の家族にも紹介したいと言い出した。そしてその場で自宅に電話して手はずを整え今に至る。蒼は今夜の着替えと翌日の学校の荷物を準備し、スクールバッグを凛に持ってもらい、自分は着替えと制服を入れたガーメントバッグを持った。
「蒼と一緒に家から登校出来るなんて、夢みたいだ」
「大げさだなぁ、凛は」
「だってずっと夢だったんだよ、蒼と一緒に学校へ行くの」
「そっか、俺も嬉しいよ」
蒼が鳴海家に泊まることが決まってから、凛はずっと笑顔を貼りつけたままだ。それは学校で見るような作られたものではなく、心の底から喜びが溢れているような表情で。蒼には凛の周りに八分音符が飛んでいるのが見えた。
(こうして見ると、凛って意外と分かりやすいやつだよなぁ。学校ではほんと分かりづらいのに)
それだけ自分には心を許してくれているのだと思うと嬉しかった。
「仲良きことは美しきかな、だね」
伸がにこやかに言った。
「とにかく粗相のないようにね、蒼。凛くん、これハワイのお土産だけど、さっき渡すの忘れてて。元々凛くんへのお礼にと思って買って来たものだから。それからご両親によろしくお伝えください。あと、蒼、これでいつものケーキ屋さんで焼き菓子の詰め合わせを買ってあちらのご両親にお渡ししてね」
美穂子は免税店のビニール袋を凛に渡した。そして蒼には千円札を三枚渡した。
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