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第一章
002 神は自殺者を許さない。
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――どうして。
死んだはずなのに、どうして未だに意識がある?
何も見えず、体は動かない。一体何がどうなってるんだ。もしかして助かった、助かってしまったのか?
あぁ……薄らと、光が射してきた。僅かながら温もりも感じる。暖かな、温もりを。
「――これでよし、と」
「……えっ?」
声に反応して目を開けてみると、目の前には少女がいた。
十代前半の幼さ残るその少女の顔が、間近にあった。両手を俺のこめかみに当てて何かしていたようだ。目が合うや軽く睨まれ、彼女の目線が下がっていく。
椅子に乗っていたようだ。なるほど、身長差を埋めるためにか。
その椅子は彼女がおりるとまるで巻き戻されていくかのように、ふわっと浮いて後方へと移動していった。
何だ、今の動きは。あまりにも……奇妙な動き方だったぞ。
……夢を見ているのか、俺は。
「夢ではないぞ、島津生哉」
思考を読んでいるかのように少女はそう答えて踵を返し、椅子へと数歩刻み、腰を下ろした。
……見覚えがある。最後に、飛び降りた時に見た、壁に座っていた少女だ。
夢ではないと言われても、体は動かず全身を包むこのぬくもりと浮遊感――夢の中にいる気分だ。
「人間の中には、信仰心など然程ないのにいざとなれば神頼みをする奴がいる。日本人は特に多い。嗚呼神様仏様~なんてな。馬鹿共め」
「あの……」
奇妙な空間だ。
頭上に広がる晴天、しかしその地は照らされる事もなく、一切の光を吸収するまるで虚のような黒。
そんな光景が、地平線まで伸びている。
「お前はそれすらもしなかったな。信仰心が微塵もなく、神を信じようともしなかった。だからなのか?」
「だから、というと……?」
とりあえず、問いかけに答えてはみる。
疑問が脳内を占領しているからか、思考の整理には少々時間を要する。
話しながら、状況を解していこう。
「自殺だよ。まったく、容易く死んでくれるねお前は」
「そう、そうだ……俺は、確かに飛び降りたはず……」
「その記憶に間違いはない。お前は確かに飛び降りた。十二階建てのビルで、頭から飛び降りたために頭蓋はスイカを叩きつけたかのように砕け、首の骨は折れ、脳は潰れて見事な即死だったよ。地面に赤い花を咲かせたが、実に汚く醜かった。しかし自殺コンテストが開かれていれば、見事100点といったところであろう」
「だ――」
「だったら何故今こうして生きているのか、と?」
少女は先に俺の言葉を拾い、明らかな呆れ顔を見せて溜息をついていた。
「私が治してやった、一体どうやってだとかくだらねえ質問はしないでくれよ。時間の無駄だ」
彼女にそう言われて、思わず出そうになっていたその質問は喉元で留まり取り下げた。
雰囲気から伝わる少女の怒気、明らかにその怒気は俺へと向けられているが、理由は分からない。
「合理的だったか?」
「……何?」
「自殺をするという事は、合理的だったのかと聞いている。理にかなっていたか? お前には先を見る力などないのに、自殺をするのは現時点で合理的かつ最善の選択だったか?」
「……そう、だったと思う」
「折角愛の元に、神から命を授かったのだぞ。もう少し考えるべきではなかったか?」
「考える必要は、なかった……かな」
「今はどうだ。もうお前の背負うものは全てないものとして、まっさらな状態として、これから第二の人生を歩むとして――考えてみろ。まだ死にたいか?」
「ああ……死にたいね。生きるのは辛いだけだ。人生、向いてないんだよね」
「はんっ、ゴミめ」
少女はすっと怒りを込めて腰を上げる。
そんな蔑んだ目で見ないでくれよ、もっと死にたくなる。
「君には分からないだろうよ。そもそもいくつだよ君は」
「貴様よりずっと年上だ」
どこからか取り出したキセルを口へと運び、彼女は火をつけて顎をこちら側に見せるほどに顔を上げて煙を吐いた。
蒸気機関車か何かなのだろうかこの子は……いや、この人は。
「な、ならもう少し言葉遣いを、ですね……」
見た目で判断しちゃあいけない系かな。
では一体何歳なんだよと聞きたくなるが、眉間に深く刻まれたしわを見ると質問が喉からなかなかすんなりとは出てくれない。
「言葉遣いだぁ? 下郎め、私に指図するのか?」
「いえ、指図だなんて……」
「何が君には分からないだ。不幸な人生だと悲観して逃げてきただけのくせに。それでいてどこかで自分を諦めるわけでもなく、微かな希望だけは一丁前に抱いていてその時を待つだけで自分からは行きやしない。中途半端に生きていただけだろうお前は」
「なっ――!」
反論の言葉をぶつけようとは思ったものの、何も出てこなかった。
図星、だからだ。
「卑下して悲観して、酔いしれるだけ酔いしれて、何者にもなれないと悟って飽きたら飛び降りとはまったくめでたい思考回路だね。だが安心しろ、私は寛大だ、見捨てやしない。これから貴様には別世界に行ってもらうがな」
「えっ、別世界? おいおい……何を言ってるんだよ一体。つーかやっぱり質問させてくれよ! 治してやったとか言ってたけど何!? 君は誰!? 俺は何をされるの!?」
依然として体も動かない、ずっとこのままだと不安すら覚える。
彼女はまた深く煙を吸い、そして吐くも俺の顔面へ向けて吐いてきた。
「ぶはっ、ちょ、何するんだよ!」
明らかに悪意のある吐き方だ。
上司にもやられた事がある、その後の気分は当然最悪。
「私が何者かについて答えよう。私は貴様らの言う神というやつだ、名はアルヴという」
「神ね、へ~……。えっ、神? 神って、いやぁ……それはちょっと……ねえ?」
「何が、ねえ? なんだ。疑っているのか? 死から蘇り体も治療させた者が目の前にいて、まだ疑うのか?」
「あまりにも突拍子もない事を、言われて……」
「ふんっ、別にいい。信じようと信じまいと、現実は変わらん。お前は今治されているから頭以外動けないが我慢しろ。治すのも適当だったから年齢とか少し合わないかもしれんが治してやってるんだ。感謝しろ」
「感謝するかよ! そのまま死なせてくれればよかったのに……」
「死なせてくれればだと? ふざけた事をぬかすな。貴様のような奴は絶対に死なせんぞ」
「……横暴だ」
「何が横暴だゴミ」
「それで……別世界って何さ……」
若干いじけながら、ぷいっとそっぽを向いて彼女に聞く。
体も動かせないとはいえ、両腕は胸元を押さえつけるように交差されて足は閉じられているこの状況、ミイラにでもされている気分だ。
「貴様の住んでいた世界にも神はいる、貴様はそいつにも嫌われていてな」
「えっ、そうなの?」
神様にも嫌われているなんて、俺何か悪い事したかな?
人生で一度も心から神様に祈らなかった事? 信仰心なんて微塵も芽生えなかった事? 神様なんて信じていなかった事? 自殺した事?
……嫌われても仕方がないかこれは。
「私が引き取る事になった。私の作った世界で過ごすがいい。これは決定事項だ」
「まあ……別にいいけど。どうせ自殺を試みるだけだし」
まだ夢である可能性も、無きにしも非ず。
適当に返事をしておこう。それに夢であれ現実であれ、やる事は一つだ。
「自殺しようったって無駄だからな。死ねないようにする。何度も試みたらその分、死にづらくもする。歳をとる事も、もうない。老衰すら貴様には与えん」
「な、なんだって?」
「自殺は大罪だ。償いだと思って生きるんだな」
「そんな……」
「死ぬ方法なら用意してやる。教えてはやらんが、せいぜいその方法が見つかるまで生き続けろ」
「そ、それはちょっと……困ります」
「何が困りますだ、じゃあ手続きするから。他にも色々と説明はすべきなんだが面倒だ。言葉とかそういうのは、やっておくからあとは頑張れ」
「え、おい、待って――」
その時、倦怠感が全身を包み込んだ。
更に言葉を続けようにも、もはや声も出ず、次第に視界が暗転していく。
自称神様の歪んだ笑顔を最後に、俺の意識も途絶えていった。
死んだはずなのに、どうして未だに意識がある?
何も見えず、体は動かない。一体何がどうなってるんだ。もしかして助かった、助かってしまったのか?
あぁ……薄らと、光が射してきた。僅かながら温もりも感じる。暖かな、温もりを。
「――これでよし、と」
「……えっ?」
声に反応して目を開けてみると、目の前には少女がいた。
十代前半の幼さ残るその少女の顔が、間近にあった。両手を俺のこめかみに当てて何かしていたようだ。目が合うや軽く睨まれ、彼女の目線が下がっていく。
椅子に乗っていたようだ。なるほど、身長差を埋めるためにか。
その椅子は彼女がおりるとまるで巻き戻されていくかのように、ふわっと浮いて後方へと移動していった。
何だ、今の動きは。あまりにも……奇妙な動き方だったぞ。
……夢を見ているのか、俺は。
「夢ではないぞ、島津生哉」
思考を読んでいるかのように少女はそう答えて踵を返し、椅子へと数歩刻み、腰を下ろした。
……見覚えがある。最後に、飛び降りた時に見た、壁に座っていた少女だ。
夢ではないと言われても、体は動かず全身を包むこのぬくもりと浮遊感――夢の中にいる気分だ。
「人間の中には、信仰心など然程ないのにいざとなれば神頼みをする奴がいる。日本人は特に多い。嗚呼神様仏様~なんてな。馬鹿共め」
「あの……」
奇妙な空間だ。
頭上に広がる晴天、しかしその地は照らされる事もなく、一切の光を吸収するまるで虚のような黒。
そんな光景が、地平線まで伸びている。
「お前はそれすらもしなかったな。信仰心が微塵もなく、神を信じようともしなかった。だからなのか?」
「だから、というと……?」
とりあえず、問いかけに答えてはみる。
疑問が脳内を占領しているからか、思考の整理には少々時間を要する。
話しながら、状況を解していこう。
「自殺だよ。まったく、容易く死んでくれるねお前は」
「そう、そうだ……俺は、確かに飛び降りたはず……」
「その記憶に間違いはない。お前は確かに飛び降りた。十二階建てのビルで、頭から飛び降りたために頭蓋はスイカを叩きつけたかのように砕け、首の骨は折れ、脳は潰れて見事な即死だったよ。地面に赤い花を咲かせたが、実に汚く醜かった。しかし自殺コンテストが開かれていれば、見事100点といったところであろう」
「だ――」
「だったら何故今こうして生きているのか、と?」
少女は先に俺の言葉を拾い、明らかな呆れ顔を見せて溜息をついていた。
「私が治してやった、一体どうやってだとかくだらねえ質問はしないでくれよ。時間の無駄だ」
彼女にそう言われて、思わず出そうになっていたその質問は喉元で留まり取り下げた。
雰囲気から伝わる少女の怒気、明らかにその怒気は俺へと向けられているが、理由は分からない。
「合理的だったか?」
「……何?」
「自殺をするという事は、合理的だったのかと聞いている。理にかなっていたか? お前には先を見る力などないのに、自殺をするのは現時点で合理的かつ最善の選択だったか?」
「……そう、だったと思う」
「折角愛の元に、神から命を授かったのだぞ。もう少し考えるべきではなかったか?」
「考える必要は、なかった……かな」
「今はどうだ。もうお前の背負うものは全てないものとして、まっさらな状態として、これから第二の人生を歩むとして――考えてみろ。まだ死にたいか?」
「ああ……死にたいね。生きるのは辛いだけだ。人生、向いてないんだよね」
「はんっ、ゴミめ」
少女はすっと怒りを込めて腰を上げる。
そんな蔑んだ目で見ないでくれよ、もっと死にたくなる。
「君には分からないだろうよ。そもそもいくつだよ君は」
「貴様よりずっと年上だ」
どこからか取り出したキセルを口へと運び、彼女は火をつけて顎をこちら側に見せるほどに顔を上げて煙を吐いた。
蒸気機関車か何かなのだろうかこの子は……いや、この人は。
「な、ならもう少し言葉遣いを、ですね……」
見た目で判断しちゃあいけない系かな。
では一体何歳なんだよと聞きたくなるが、眉間に深く刻まれたしわを見ると質問が喉からなかなかすんなりとは出てくれない。
「言葉遣いだぁ? 下郎め、私に指図するのか?」
「いえ、指図だなんて……」
「何が君には分からないだ。不幸な人生だと悲観して逃げてきただけのくせに。それでいてどこかで自分を諦めるわけでもなく、微かな希望だけは一丁前に抱いていてその時を待つだけで自分からは行きやしない。中途半端に生きていただけだろうお前は」
「なっ――!」
反論の言葉をぶつけようとは思ったものの、何も出てこなかった。
図星、だからだ。
「卑下して悲観して、酔いしれるだけ酔いしれて、何者にもなれないと悟って飽きたら飛び降りとはまったくめでたい思考回路だね。だが安心しろ、私は寛大だ、見捨てやしない。これから貴様には別世界に行ってもらうがな」
「えっ、別世界? おいおい……何を言ってるんだよ一体。つーかやっぱり質問させてくれよ! 治してやったとか言ってたけど何!? 君は誰!? 俺は何をされるの!?」
依然として体も動かない、ずっとこのままだと不安すら覚える。
彼女はまた深く煙を吸い、そして吐くも俺の顔面へ向けて吐いてきた。
「ぶはっ、ちょ、何するんだよ!」
明らかに悪意のある吐き方だ。
上司にもやられた事がある、その後の気分は当然最悪。
「私が何者かについて答えよう。私は貴様らの言う神というやつだ、名はアルヴという」
「神ね、へ~……。えっ、神? 神って、いやぁ……それはちょっと……ねえ?」
「何が、ねえ? なんだ。疑っているのか? 死から蘇り体も治療させた者が目の前にいて、まだ疑うのか?」
「あまりにも突拍子もない事を、言われて……」
「ふんっ、別にいい。信じようと信じまいと、現実は変わらん。お前は今治されているから頭以外動けないが我慢しろ。治すのも適当だったから年齢とか少し合わないかもしれんが治してやってるんだ。感謝しろ」
「感謝するかよ! そのまま死なせてくれればよかったのに……」
「死なせてくれればだと? ふざけた事をぬかすな。貴様のような奴は絶対に死なせんぞ」
「……横暴だ」
「何が横暴だゴミ」
「それで……別世界って何さ……」
若干いじけながら、ぷいっとそっぽを向いて彼女に聞く。
体も動かせないとはいえ、両腕は胸元を押さえつけるように交差されて足は閉じられているこの状況、ミイラにでもされている気分だ。
「貴様の住んでいた世界にも神はいる、貴様はそいつにも嫌われていてな」
「えっ、そうなの?」
神様にも嫌われているなんて、俺何か悪い事したかな?
人生で一度も心から神様に祈らなかった事? 信仰心なんて微塵も芽生えなかった事? 神様なんて信じていなかった事? 自殺した事?
……嫌われても仕方がないかこれは。
「私が引き取る事になった。私の作った世界で過ごすがいい。これは決定事項だ」
「まあ……別にいいけど。どうせ自殺を試みるだけだし」
まだ夢である可能性も、無きにしも非ず。
適当に返事をしておこう。それに夢であれ現実であれ、やる事は一つだ。
「自殺しようったって無駄だからな。死ねないようにする。何度も試みたらその分、死にづらくもする。歳をとる事も、もうない。老衰すら貴様には与えん」
「な、なんだって?」
「自殺は大罪だ。償いだと思って生きるんだな」
「そんな……」
「死ぬ方法なら用意してやる。教えてはやらんが、せいぜいその方法が見つかるまで生き続けろ」
「そ、それはちょっと……困ります」
「何が困りますだ、じゃあ手続きするから。他にも色々と説明はすべきなんだが面倒だ。言葉とかそういうのは、やっておくからあとは頑張れ」
「え、おい、待って――」
その時、倦怠感が全身を包み込んだ。
更に言葉を続けようにも、もはや声も出ず、次第に視界が暗転していく。
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