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第18話 メルトボーイ・クイーンコンテスト前哨戦④
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「その声は、クリス王子。どうして、こんな所に?」
「なに、偶然…いや、これは運命だよ。この世界の魔力が、君の元に僕を導いてくれたのさ」
「クリス王子…」
「トウマ姫…」
そう言いながら、互いに近付き始め、片手を絡ませる様に握り合った。
そのまま顔も近付き始めると、途中でクリス王子が優しく、トウマ姫の額に人差し指を付き当て動きを止めた。
「ちょっと待って、ここじゃ沢山の人たちに見られてしまう。僕と君だけの愛の時間を」
キザなセリフを言い終えると、クリス王子は、トウマ姫の手を取ってステージ裏へと消えて行った。
それ以降、何も起こる事はなかったが寮生たちもポカーンとステージを見つめているだけだった。
すると何かを察知し、トウマが現れ得点出してと叫ぶと得点が表示された。
ガウェンが3点で、審査委員長が5点を表示し8点となり、最高得点となったため出場ペアが決定した。
前哨戦順位
1位 オービン寮(オオカミ寮) 8点
2位 エメル寮(カモメ寮) 7点
3位 イルダ寮(スネーク寮) 6点
4位 ダイモン寮(ライオン寮) 5点
すると審査委員長が立ち上がり、拍手をし出した。
「今のは、これまでで中々面白い出し物であった。当日も期待しているよ」
審査委員長こと、副学院長はそう言い終えると、すたすたと帰って行った。
そして、各寮もぞろぞろと帰り始めた。
「何の心境の変化か分からないが、そこまで乗り気なら最初に言えよ、トウマ」
「そうそう。もしかして、貴方そっちの気があったりするの?」
「まぁ、今回はトウマが謎のやる気を出してくれて助かったよ。うちの寮でなくてさ」
各寮の次期寮長候補生たちから、トウマに様々な声を掛けられてトウマも、それぞれに答えていた。
姿は女装のお姫様の姿のまま、ステージ上から見下す様に言い合っていた。
その頃私はと言うと、ステージ裏にてうずくまって、とてつもない後悔をしていた。
あー! 私は何をしてるんだ、本当に… 数十分前の私を叩いてでも、止めてやりたい…
何故、こんな事を思いっきり全力でやったのかと言うと、前哨戦開始の数十分後前まで遡る。
私とトウマが皆に運ばれた先は、女装用の着替えや色々な面白アイテムが揃った控室であった。
そこへ投げ入れられると、扉に鍵を掛けられ、準備が出来たら声を掛けろとだけ言い残し、数人だけ残しどこかへ行ってしまった。
ひとまず私は、何とか縄をほどき口のテープをはがして、トウマに声を荒げて問いかけた。
「おい、トウマ! どうすんだよ、これ! てか、何で俺たちなんだよ!」
「気持ちは分かるが、ひとまずこれ解いてくれない? 自分じゃどうしようもないんだよ」
トウマは張り付けの状態から、抜け出せずに助けを求めて来たので、私はいろんな気持ちが沸き上がっていたが二、三度深呼吸して、自分を落ち着かせた。
その後にトウマを張り付け状態から解放して一旦椅子に座り、これらどうするかを話し合った。
初めは脱走というアイデアだったが、既にその対策は完璧にされおり、逃げ出すことは不可能と分かった。
次は、外の見張りと思われる奴を騙して逃げる作戦であった。
しかし、外の見張りをしている奴らは全く聞く耳を持たなかった。
その理由は、モーガンが近くにおり魔力を見て、私たちの行動を既に伝えていたからだった。
それからも、思いつく限りの作戦を試みてみたが、逃げることは出来ず完全に沈黙し、机にうなだれていた。
「あーもう、完全に逃げられない…やるしかないのか…」
「どっかに抜け道とかないのか、トウマ…」
「そんなもの作ってない」
「「はぁ~」」
2人同時にため息をついて、完全に意気消沈していると、突然扉が開く。
そして中に入って来たのは、ルークであった。
「聞いたぞ、今年の前座決定大会はお前らが出るんだってな」
「ルーク! まさか、親友の俺を心配して来てくれ」
「いや、そういう訳じゃないよトウマ」
その言葉、少し傷を受けるトウマ。
「じゃ、何の用で来たんだよ。笑いにでも来たのか? 逃がしてくれそうな奴でもないしな、お前は」
私は、少し嫌味っぽい言い方で、ルークの方を見ずに斜め上を見ながら言ってやった。
するとルークは、真っ向からそうだと答えて来て、私も少しダメージを受けひるんだ。
「だってよ、クリス。お前が、女装するとか考えたら…っぷ」
ルークは途中まで言いかけて、笑いに耐えられずに少し噴き出し、手で口元を隠した。
その事に私はムキになり、子供が簡単に言いそうな悪口を言い続けてやった。
しかし、そんな言葉がルークに効くわけなく、適当に流されて終わる。
「まぁ、何にしろコンテスト前座の代表にならない様に、頑張れよ。何を頑張るかは、分からんが」
「くっそ…ルーク、お前本当にからかいに来ただけかよ。親友の俺がピンチなのに、助けてくれないのか」
トウマは、一度受けた傷をなかったことの様に、ルークを呼びかけた。
するとルークはトウマに対して、別に命のピンチでもなんでもないだろと、さも当たり前の様に言い返されて、終了する。
そのままルークは、部屋から出て行く寸前に私の方を見て、小さく呟いた。
「男装の女装、楽しみにしているよ」
「なっ!」
ルークが出て行くと、再び部屋に閉じ込められた状態に戻る。
「全く、あいつ本当にからかいに来ただけかよ! 見損なったぞルーク! たっくよ、あいつはコンテスト出場者だから、こっちには出場しないからってさ」
「おい、トウマ。それどう言うことだ?」
トウマから私は、ルークがこの前哨戦に参加しない理由を聞くと、あいつはメインのコンテスト出場者だからこっちには含まれていないのだと。
なんだそりゃ! あいつがコンテストに出ても性格とか見たら、いくら顔が良くても最悪だね。
ルーク自身は、指名され半ば強引に出場させられているらしく、去年も出場し準優勝だったらしい。
トウマはルークが、今年もコンテスト出場選手に選ばれており、第3学年は参加しないイベントなので、今年はあいつが優勝するだろうとぼやいていた。
それを聞いて、もし私たちが地獄イベント担当になった際には、さらに馬鹿にされる想像が鮮明に出来てしまい、よけいに腹が立った。
「あーー! 何か今、ルークに物凄く馬鹿にされている未来が想像できて、無性に腹が立ったな」
なんとトウマも、同じ様な想像をしていて、少し私は驚いた。
すると突然トウマが、私の方を向いて提案して来た。
それは、ルークよりも目立ってあいつの機嫌を悪くして、私たちを馬鹿にした罰だと、やり返してやろうというものだった。
今冷静に考えれば、別にそんな事する必要もないし、地獄イベントでやる必要もないと分かるのだが、その場の勢いと雰囲気と気持ちによって私は、トウマの案に賛同してしまった。
そこからトウマと、どうすれば一番目立つかを話し合った末に出来たのが、今王国内で流行っている女性が男性と女性役を演じる劇を真似る案に辿り着いたのだ。
役決めは、何故かトウマが女性役を志願したので、私は必然的にいつも通り男性を演じることになった。
演技などは、トウマからの指導のまま覚え、数十分後に本番を迎えたのだ。
そして、再び今に至るという訳。
もーう、勢いで色々やりすぎだ私は! ここんとこ、そんなんばっかで、全然学んでないじゃないか!
私は私自身を叱りながら、その場にしゃがみ込んで、一人反省会をしていた。
一方トウマは、次期寮長候補生たちとの言い合いが終わった直後も、寮内のみなからどうしたんだと問い詰められていた。
理由を説明したトウマの言葉を、勝手に解釈した寮のみんなは、トウマは女装という新たな扉を開いたんだと思われ、新たなトウマの噂が広がったのだった。
そして次の日、遂にメルトボーイ・クイーンコンテストが開催された。
「なに、偶然…いや、これは運命だよ。この世界の魔力が、君の元に僕を導いてくれたのさ」
「クリス王子…」
「トウマ姫…」
そう言いながら、互いに近付き始め、片手を絡ませる様に握り合った。
そのまま顔も近付き始めると、途中でクリス王子が優しく、トウマ姫の額に人差し指を付き当て動きを止めた。
「ちょっと待って、ここじゃ沢山の人たちに見られてしまう。僕と君だけの愛の時間を」
キザなセリフを言い終えると、クリス王子は、トウマ姫の手を取ってステージ裏へと消えて行った。
それ以降、何も起こる事はなかったが寮生たちもポカーンとステージを見つめているだけだった。
すると何かを察知し、トウマが現れ得点出してと叫ぶと得点が表示された。
ガウェンが3点で、審査委員長が5点を表示し8点となり、最高得点となったため出場ペアが決定した。
前哨戦順位
1位 オービン寮(オオカミ寮) 8点
2位 エメル寮(カモメ寮) 7点
3位 イルダ寮(スネーク寮) 6点
4位 ダイモン寮(ライオン寮) 5点
すると審査委員長が立ち上がり、拍手をし出した。
「今のは、これまでで中々面白い出し物であった。当日も期待しているよ」
審査委員長こと、副学院長はそう言い終えると、すたすたと帰って行った。
そして、各寮もぞろぞろと帰り始めた。
「何の心境の変化か分からないが、そこまで乗り気なら最初に言えよ、トウマ」
「そうそう。もしかして、貴方そっちの気があったりするの?」
「まぁ、今回はトウマが謎のやる気を出してくれて助かったよ。うちの寮でなくてさ」
各寮の次期寮長候補生たちから、トウマに様々な声を掛けられてトウマも、それぞれに答えていた。
姿は女装のお姫様の姿のまま、ステージ上から見下す様に言い合っていた。
その頃私はと言うと、ステージ裏にてうずくまって、とてつもない後悔をしていた。
あー! 私は何をしてるんだ、本当に… 数十分前の私を叩いてでも、止めてやりたい…
何故、こんな事を思いっきり全力でやったのかと言うと、前哨戦開始の数十分後前まで遡る。
私とトウマが皆に運ばれた先は、女装用の着替えや色々な面白アイテムが揃った控室であった。
そこへ投げ入れられると、扉に鍵を掛けられ、準備が出来たら声を掛けろとだけ言い残し、数人だけ残しどこかへ行ってしまった。
ひとまず私は、何とか縄をほどき口のテープをはがして、トウマに声を荒げて問いかけた。
「おい、トウマ! どうすんだよ、これ! てか、何で俺たちなんだよ!」
「気持ちは分かるが、ひとまずこれ解いてくれない? 自分じゃどうしようもないんだよ」
トウマは張り付けの状態から、抜け出せずに助けを求めて来たので、私はいろんな気持ちが沸き上がっていたが二、三度深呼吸して、自分を落ち着かせた。
その後にトウマを張り付け状態から解放して一旦椅子に座り、これらどうするかを話し合った。
初めは脱走というアイデアだったが、既にその対策は完璧にされおり、逃げ出すことは不可能と分かった。
次は、外の見張りと思われる奴を騙して逃げる作戦であった。
しかし、外の見張りをしている奴らは全く聞く耳を持たなかった。
その理由は、モーガンが近くにおり魔力を見て、私たちの行動を既に伝えていたからだった。
それからも、思いつく限りの作戦を試みてみたが、逃げることは出来ず完全に沈黙し、机にうなだれていた。
「あーもう、完全に逃げられない…やるしかないのか…」
「どっかに抜け道とかないのか、トウマ…」
「そんなもの作ってない」
「「はぁ~」」
2人同時にため息をついて、完全に意気消沈していると、突然扉が開く。
そして中に入って来たのは、ルークであった。
「聞いたぞ、今年の前座決定大会はお前らが出るんだってな」
「ルーク! まさか、親友の俺を心配して来てくれ」
「いや、そういう訳じゃないよトウマ」
その言葉、少し傷を受けるトウマ。
「じゃ、何の用で来たんだよ。笑いにでも来たのか? 逃がしてくれそうな奴でもないしな、お前は」
私は、少し嫌味っぽい言い方で、ルークの方を見ずに斜め上を見ながら言ってやった。
するとルークは、真っ向からそうだと答えて来て、私も少しダメージを受けひるんだ。
「だってよ、クリス。お前が、女装するとか考えたら…っぷ」
ルークは途中まで言いかけて、笑いに耐えられずに少し噴き出し、手で口元を隠した。
その事に私はムキになり、子供が簡単に言いそうな悪口を言い続けてやった。
しかし、そんな言葉がルークに効くわけなく、適当に流されて終わる。
「まぁ、何にしろコンテスト前座の代表にならない様に、頑張れよ。何を頑張るかは、分からんが」
「くっそ…ルーク、お前本当にからかいに来ただけかよ。親友の俺がピンチなのに、助けてくれないのか」
トウマは、一度受けた傷をなかったことの様に、ルークを呼びかけた。
するとルークはトウマに対して、別に命のピンチでもなんでもないだろと、さも当たり前の様に言い返されて、終了する。
そのままルークは、部屋から出て行く寸前に私の方を見て、小さく呟いた。
「男装の女装、楽しみにしているよ」
「なっ!」
ルークが出て行くと、再び部屋に閉じ込められた状態に戻る。
「全く、あいつ本当にからかいに来ただけかよ! 見損なったぞルーク! たっくよ、あいつはコンテスト出場者だから、こっちには出場しないからってさ」
「おい、トウマ。それどう言うことだ?」
トウマから私は、ルークがこの前哨戦に参加しない理由を聞くと、あいつはメインのコンテスト出場者だからこっちには含まれていないのだと。
なんだそりゃ! あいつがコンテストに出ても性格とか見たら、いくら顔が良くても最悪だね。
ルーク自身は、指名され半ば強引に出場させられているらしく、去年も出場し準優勝だったらしい。
トウマはルークが、今年もコンテスト出場選手に選ばれており、第3学年は参加しないイベントなので、今年はあいつが優勝するだろうとぼやいていた。
それを聞いて、もし私たちが地獄イベント担当になった際には、さらに馬鹿にされる想像が鮮明に出来てしまい、よけいに腹が立った。
「あーー! 何か今、ルークに物凄く馬鹿にされている未来が想像できて、無性に腹が立ったな」
なんとトウマも、同じ様な想像をしていて、少し私は驚いた。
すると突然トウマが、私の方を向いて提案して来た。
それは、ルークよりも目立ってあいつの機嫌を悪くして、私たちを馬鹿にした罰だと、やり返してやろうというものだった。
今冷静に考えれば、別にそんな事する必要もないし、地獄イベントでやる必要もないと分かるのだが、その場の勢いと雰囲気と気持ちによって私は、トウマの案に賛同してしまった。
そこからトウマと、どうすれば一番目立つかを話し合った末に出来たのが、今王国内で流行っている女性が男性と女性役を演じる劇を真似る案に辿り着いたのだ。
役決めは、何故かトウマが女性役を志願したので、私は必然的にいつも通り男性を演じることになった。
演技などは、トウマからの指導のまま覚え、数十分後に本番を迎えたのだ。
そして、再び今に至るという訳。
もーう、勢いで色々やりすぎだ私は! ここんとこ、そんなんばっかで、全然学んでないじゃないか!
私は私自身を叱りながら、その場にしゃがみ込んで、一人反省会をしていた。
一方トウマは、次期寮長候補生たちとの言い合いが終わった直後も、寮内のみなからどうしたんだと問い詰められていた。
理由を説明したトウマの言葉を、勝手に解釈した寮のみんなは、トウマは女装という新たな扉を開いたんだと思われ、新たなトウマの噂が広がったのだった。
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小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
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