21 / 564
第21話 乙女心覚醒
しおりを挟む
地獄イベントが終了後、メインコンテストの結果発表が行われた。
結果は男子の優勝者がルークで、女子の優勝者は、ジュリルであった。
その時、私とトウマは舞台裏で膝を抱え落ち込んでいた。
それをレオンが、少し困った顔で見つめていた。
私はまた、完全に勢いでとんでもない事をしてしまったと、再び反省会を開いていた。
一方トウマはと言うと、何故か心臓の胸を抑えて独り言を言っていた。
「なっ、何なんだよ、この胸の高鳴りは…ステージ立ったからか? それとも、女装してみんなの前に出た羞恥心からか? もしかして、クリスに額キッスをされたからか? …いやいや、最後のはないだろ。ないない……ないよな?」
そこへルークがやって来て、何か話し掛けてく来るが、私たちは完全に自分の世界に入っていたので、声は聞こえていなかった。
ルークが私たちの状態を見て、ため息をついているとレオンが話しかけた。
「今彼らに話し掛けても、ダメだと思うよ。色々あるみたいだし」
「そうみたいだな。で、お前は誰だ? 見た事ない顔だが」
「僕は最近転入して来た、レオン・オールド。寮は、ダイモン寮だったかな。まだ曖昧でね。ひとまず、これからよろしく」
レオンが手を差し出すが、ルークはその手を握らず、そうかと一言だけ言うと立ち去って行った。
差し出した手を、レオンはゆっくり下げた。
「そっか。ああ言う人もこの学院には、いるんだね」
数分後、私の気持ちの整理が終わり、立ち上がる。
真横には、少し距離を開けた状態でトウマが何かぶつぶつと何かを言っていた。
そこにレオンが声を掛けて来て、状況を教えてもらった。
ひとまず寮へと帰る事を決めたので、トウマに近付き声を掛けた。
「トウマ、俺は一度寮に帰るけど、お前も帰るだろ?」
「ふぇっ!? く、くく、く、クリス。な、何だよ、どうしたんだよ」
トウマは突然立ち上がり、動揺した口調で私と距離を取る。
訳が分からない行動に首を傾げたが、もう一度要件を伝えると、一緒に戻ると言ってレオンも一緒にコンテスト会場を後にした。
レオンは寮が違うので、途中まで一緒に戻ったが別れた。
それからはトウマと二人きりなのだが、いつもならワイワイと話しながら帰るイメージだが、何故か今日は一定の距離を保ったまま、私の方をちらちらと見て来ていた。
私は少しおかしなトウマを見て、どうしたのかと聞いたかが、本人は何でもないという一点張りで、状況が何も変わらなかった。
はぁ~、何かトウマの視線が気になるし、雰囲気も違うし、どうしたんだよあいつは…
私はトウマの視線を気にしながらも、そのまま寮へと戻った。
寮に戻ると、トウマに先に自室で着替えるからと伝えると、トウマは先に食堂へと向かった。
食堂へに着くととトウマは、椅子に座り机に突っ伏した。
そこへアルジュがやって来て、話し掛けるも、トウマは自分のおでこを触りながら上の空だった。
それを見てアルジュは、地獄イベントにやられたと思い、そっとしておくかと言いながら食堂から立ち去った。
一人女装姿で残ったトウマの元に、アルジュと入れ替わる様にモーガンが背後から現れた。
「おや、何やら薄ピンク色の魔力が見えますね…もしや色恋事ですか?」
「そうなのかもしんねぇ…」
「でも、女子生徒たちを見た時の色合いに似てますし、少し違うとも言えますね。また、見た事ない魔力ですね」
「あ~そうなのか……って、誰だよ!? ん、何だ、モーガンか」
モーガンの存在に気付いたトウマは、勢いよく振り返るが、モーガンだと気付き再び机に突っ伏した。
だが、直ぐに起き上がりモーガンの両手を握った。
「確かお前、占いとか出来たよな? ちょっと、俺を占ってくれないか?」
「少し勝手にやっていましたが、そこまで言うのならもう一度見ましょう」
そしてトウマの正面にモーガンが座り、右手でいつもの輪っかを作ると右目に当て、トウマを見た。
「先ほども言いましたが、色恋に見る魔力が見えます。ですが、女性に良く見られる魔力で、男性で見たことはないですね」
「やっぱり、そうなのか? いや、その~何と言うか、まだ俺でも分からないが、もしかしたらって言うか、何と言うか~」
「自覚が出来ない恋なのですか? それとも、障害が多い恋とかですか?」
「そう、それだよ、例えるなら障害が多い恋! いや、まだそう決まったわけじゃないけど、そうなんだよ。もし、俺がその恋を選択したらどうなるとか分かるのか」
するとモーガンがじっくりトウマを見つめてから、答えた。
「結論から言うと、それは分かりませんが、貴方の頑張り次第ではよい結果の未来がうっすらと見えますね。それと何故か、貴方を邪魔する存在も見えます」
「邪魔する存在?」
モーガンは、そこで右目に当てていた手を外した。
「詳しくは私でも分かりません。ただ、私の意見を言わせていただけるなら、トウマ貴方の恋は、乙女心に近いです」
「おと、乙女心?」
「はい、よく女子生徒を占う際に出る結果に近いので、その結果を乙女心と私は称しているのです。もしかしたら、その衣装のせいもあるかもしれませんが、確実にそれは乙女心です!」
「そ、そうなのか? いや、あのモーガンが言うのなら間違いないのだろう! 何か急に、そんな感じがして来たわ! サンキューなモーガン!」
「いえいえ、お役に立てて良かったです。では、私はこれで」
モーガンはそのまま自室へと戻って行った。
「そうか、乙女心か。確かに恋は突然にやって来るって、何かでみたしな。そうか、これが恋! 恋なんだーー!」
トウマは一人で盛り上がり、机の上に立って自分を抱きしめた。
そこへ運悪く、寮生たちが帰って来た。
トウマを見つけ、意外と盛り上がって良かったと声を掛けようとした所で、衝撃な光景が目に入ったので、ゆっくりと退散していった。
その後も、トウマは訳の分からない事を叫び続けていた為、寮内ではトウマが女装して壊れたと噂になった。
そして最後には、女に飢えすぎておかしくなり、男に手を出すようになっているという噂に変化していったのだった。
結果は男子の優勝者がルークで、女子の優勝者は、ジュリルであった。
その時、私とトウマは舞台裏で膝を抱え落ち込んでいた。
それをレオンが、少し困った顔で見つめていた。
私はまた、完全に勢いでとんでもない事をしてしまったと、再び反省会を開いていた。
一方トウマはと言うと、何故か心臓の胸を抑えて独り言を言っていた。
「なっ、何なんだよ、この胸の高鳴りは…ステージ立ったからか? それとも、女装してみんなの前に出た羞恥心からか? もしかして、クリスに額キッスをされたからか? …いやいや、最後のはないだろ。ないない……ないよな?」
そこへルークがやって来て、何か話し掛けてく来るが、私たちは完全に自分の世界に入っていたので、声は聞こえていなかった。
ルークが私たちの状態を見て、ため息をついているとレオンが話しかけた。
「今彼らに話し掛けても、ダメだと思うよ。色々あるみたいだし」
「そうみたいだな。で、お前は誰だ? 見た事ない顔だが」
「僕は最近転入して来た、レオン・オールド。寮は、ダイモン寮だったかな。まだ曖昧でね。ひとまず、これからよろしく」
レオンが手を差し出すが、ルークはその手を握らず、そうかと一言だけ言うと立ち去って行った。
差し出した手を、レオンはゆっくり下げた。
「そっか。ああ言う人もこの学院には、いるんだね」
数分後、私の気持ちの整理が終わり、立ち上がる。
真横には、少し距離を開けた状態でトウマが何かぶつぶつと何かを言っていた。
そこにレオンが声を掛けて来て、状況を教えてもらった。
ひとまず寮へと帰る事を決めたので、トウマに近付き声を掛けた。
「トウマ、俺は一度寮に帰るけど、お前も帰るだろ?」
「ふぇっ!? く、くく、く、クリス。な、何だよ、どうしたんだよ」
トウマは突然立ち上がり、動揺した口調で私と距離を取る。
訳が分からない行動に首を傾げたが、もう一度要件を伝えると、一緒に戻ると言ってレオンも一緒にコンテスト会場を後にした。
レオンは寮が違うので、途中まで一緒に戻ったが別れた。
それからはトウマと二人きりなのだが、いつもならワイワイと話しながら帰るイメージだが、何故か今日は一定の距離を保ったまま、私の方をちらちらと見て来ていた。
私は少しおかしなトウマを見て、どうしたのかと聞いたかが、本人は何でもないという一点張りで、状況が何も変わらなかった。
はぁ~、何かトウマの視線が気になるし、雰囲気も違うし、どうしたんだよあいつは…
私はトウマの視線を気にしながらも、そのまま寮へと戻った。
寮に戻ると、トウマに先に自室で着替えるからと伝えると、トウマは先に食堂へと向かった。
食堂へに着くととトウマは、椅子に座り机に突っ伏した。
そこへアルジュがやって来て、話し掛けるも、トウマは自分のおでこを触りながら上の空だった。
それを見てアルジュは、地獄イベントにやられたと思い、そっとしておくかと言いながら食堂から立ち去った。
一人女装姿で残ったトウマの元に、アルジュと入れ替わる様にモーガンが背後から現れた。
「おや、何やら薄ピンク色の魔力が見えますね…もしや色恋事ですか?」
「そうなのかもしんねぇ…」
「でも、女子生徒たちを見た時の色合いに似てますし、少し違うとも言えますね。また、見た事ない魔力ですね」
「あ~そうなのか……って、誰だよ!? ん、何だ、モーガンか」
モーガンの存在に気付いたトウマは、勢いよく振り返るが、モーガンだと気付き再び机に突っ伏した。
だが、直ぐに起き上がりモーガンの両手を握った。
「確かお前、占いとか出来たよな? ちょっと、俺を占ってくれないか?」
「少し勝手にやっていましたが、そこまで言うのならもう一度見ましょう」
そしてトウマの正面にモーガンが座り、右手でいつもの輪っかを作ると右目に当て、トウマを見た。
「先ほども言いましたが、色恋に見る魔力が見えます。ですが、女性に良く見られる魔力で、男性で見たことはないですね」
「やっぱり、そうなのか? いや、その~何と言うか、まだ俺でも分からないが、もしかしたらって言うか、何と言うか~」
「自覚が出来ない恋なのですか? それとも、障害が多い恋とかですか?」
「そう、それだよ、例えるなら障害が多い恋! いや、まだそう決まったわけじゃないけど、そうなんだよ。もし、俺がその恋を選択したらどうなるとか分かるのか」
するとモーガンがじっくりトウマを見つめてから、答えた。
「結論から言うと、それは分かりませんが、貴方の頑張り次第ではよい結果の未来がうっすらと見えますね。それと何故か、貴方を邪魔する存在も見えます」
「邪魔する存在?」
モーガンは、そこで右目に当てていた手を外した。
「詳しくは私でも分かりません。ただ、私の意見を言わせていただけるなら、トウマ貴方の恋は、乙女心に近いです」
「おと、乙女心?」
「はい、よく女子生徒を占う際に出る結果に近いので、その結果を乙女心と私は称しているのです。もしかしたら、その衣装のせいもあるかもしれませんが、確実にそれは乙女心です!」
「そ、そうなのか? いや、あのモーガンが言うのなら間違いないのだろう! 何か急に、そんな感じがして来たわ! サンキューなモーガン!」
「いえいえ、お役に立てて良かったです。では、私はこれで」
モーガンはそのまま自室へと戻って行った。
「そうか、乙女心か。確かに恋は突然にやって来るって、何かでみたしな。そうか、これが恋! 恋なんだーー!」
トウマは一人で盛り上がり、机の上に立って自分を抱きしめた。
そこへ運悪く、寮生たちが帰って来た。
トウマを見つけ、意外と盛り上がって良かったと声を掛けようとした所で、衝撃な光景が目に入ったので、ゆっくりと退散していった。
その後も、トウマは訳の分からない事を叫び続けていた為、寮内ではトウマが女装して壊れたと噂になった。
そして最後には、女に飢えすぎておかしくなり、男に手を出すようになっているという噂に変化していったのだった。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる