55 / 564
第55話 昔ある所のお姫様に出会った少女のお話
しおりを挟む
「お前は……アリス」
「ここにいましたか、ルーク様。そして、クリス……」
アリス事マリアが、ルークがクリスに覆いかぶさって魔物から守ったのだと思い、これはと少しにやけながら小さく呟いた。
だが、直ぐにクリスの異変に気付くと表情が変わり近付く。
「どいて! ……熱が高い。これはいつから?」
「俺もさっき気付いた所だ。多分、ここに来る前に一度雨に当たって、体が冷えたのが原因だと……」
「それもありますが、一番はここ最近の疲労がいっきに出た事ですね。傷が治っているとは言え、人間精神的には脆いものですよ」
「っ……。俺には、医療の知識がない。この状態がどこまで悪いかも分からないし、どうすればいいかも分からない」
ルークはアリスに変装しているマリアに対して、弱音を吐いていた。
するとマリアは、ルークに手を出して大丈夫と伝えると、自分が持っていた支給バックから、小さな箱を取り出しそこから薬を取りだした。
「薬? そんな物を持っているのか」
「自分用で、たまたま持っていただけですよ」
マリアはそう答え、私の口へと薬を入れ、持っていた水で流し込んだ。
数分後には、私は先程より落ち着いた顔つきになり、そのまま眠ってしまうと2人共安心して安堵の息をつく。
そして、倒して魔物を土に埋めるて後片付けをした後、ルークが口を開く。
「それで、何でここに居るんだ?」
「貴方たちを、探しに来たからに決まってるじゃないですか。それ以外に、こんな雨に打たれてまで、こんな所にいる理由がありますか?」
「……いや、あんたなら、あるんじゃないのか?」
ルークは何かを確信した表情で、マリアに問いかけると、それは何ですかと聞き返してくる。
すると、ルークは一度息を吐きマリアを真っ直ぐに見つめて口を開く。
「あんたが、本当のアリスではなく、クリスが本当のアリスなんじゃないのか?」
「……はぁー。何を言い出すかと思えば、何を根拠にそんな事を言っているんですか。そもそも、性別からして違うではないですか」
「クリスは、男ではなく女だ。そして名前も、マリアと名乗っている」
「突拍子もない事を言うお方ですね。もし仮に、クリスが女子だとして、名前も明かしているならば、そもそも私ではないではありませんか」
「そうだな。クリスの名乗った名前が、本当ならばの話だがな」
するとマリアは完全に沈黙する。
それを見て、マリアを追いつめる様な話をする。
「あんたは俺の名前を知って、あぁ、貴方が、第二王子のルークと言ったな。まるで、知っていたかの様にな」
「っ……」
「俺の名前を聞いただけで、第二王子と直ぐに言う奴は、全くいないぞ」
「それは、王都メルト魔法学院に在籍している中でも有名な人ですし、王の子供であれば誰でも知っていて当然の事ですよ。皆さんは、貴方に遠慮して言わないだけだと思いますよ」
「そうだとしても、俺がこの学院にいるのを知っているのは、両親と学院の生徒だけだ。他学院の生徒までが、そんな事を知るはずがないんだよ」
「……」
「それを知っているという事は、お前は両親の知り合いか、それに関係する者。また、クリスが性別を隠して転入して来た事。そして、2人共フォークロス家の人間であるという事。これら全てを踏まえて考えると、お前ら2人は両親から何かを言われて、この学院にクリスとしてアリスを送り込んだ。そして、本当のアリスは別の誰かが、今はなりすましているんじゃないのか?」
するとマリアは、軽く手を叩いて拍手をした。
「面白い考え方ですね。それは、小説か何かの元ネタにするものでしょうか?」
「なっ! ふざけるな! 真剣に答えろ!」
「ふざけているのは、貴方ですよ。ルーク様」
「何」
マリアは近くにある岩に一度腰掛けた。
「それこそ、ただの貴方の妄想ではありませんか。何の証拠もなく、ただの決めつけではありませんか?」
「そんな事あるか! 今までの事から考えれば、間違っているはずはない!」
「では、本当に彼が女性であると確認したのですか?」
「っ」
マリアの鋭い目つきでの問いかけに、たじろぐルーク。
「私が、本当にアリスでないと言い切れる確信を得ているのですか? そうでないとすると、これは完全に、私の名誉をけなしている発言ですよ」
「そ、それは」
「一国の王の子供だとしても、これがただの推測で許されることではないと、お分かりの上での発言ですか? 人から聞いたことを鵜呑みにしただけで、確固たる証拠もないまま推測だけで口に出しただけという理由では、許されない事態ですよ」
「うっ……」
まさかの返しに、視線をずらすルークを見て、マリアはルークへと近付いて行く。
「もう、お済になられたでしょ。私も、今の事は忘れます。ですので、ルーク様もお忘れください。私はアリス、彼はクリス。それがこの場での真実です。もう、それでいいではありませんか」
「……分かった……もう、分かったから止めてくれ」
近付いて来るマリアを、ルークは片手で振り払った。
「(少し、やりすぎたか? にしてもまさか、そんな情報を繋ぎ合わせただけで、ほとんどバレてしまっているとは、これは参りましたよ。少し舐めすぎていましたかね、彼を)」
その後、ルークとマリアは一定の距離を保ちつつ、火を囲んで黙ったまま時間は過ぎて行った。
マリアはルークたちを探しに救援隊として辺りを探している際に、この渓谷に目をつけてやって来ていたと急に話し出した。
他の者たちや教員たちもいたが、先程の悪天候で一旦港の施設に帰っているだろうと、マリアは言った。
ルークは特に返事もする事はなく、マリアは話し続けた。
明日になれば、教員たちもこの辺を散策しに来ると言い、マリアが呼びに行くと言い終わると、再び沈黙の時間へとなるのだった。
外の悪天候も収まりつつある中、マリアは火をつつきながら突然ルークに話し掛けた。
「流石にこのまま気まずい雰囲気で、朝まで耐えるのは疲れるので、少し話をしませんか?」
「……」
「これは、昔ある所のお姫様に出会った少女のお話です」
まさかの出だしに、ルークは気を引かれそっぽを向いていた顔を、マリアの方に向ける。
マリアはそのまま昔話の様に話を進めて行った。
内容は、お姫様に出会った少女が成長していく物語であり、ある日少女が憧れの人を目指し学院に入るが、そこでは1人っきりで悩みも話せない日々が続いていた。
だけども、彼女は頑張り屋で負けず嫌いだから、何事も一生懸命に取り組み、その後も頑張り続けたと言って、話が終わった。
「貴方はこの話を聞いて、どう思いますか?」
「どうと言われても、ただの童話的な話だろ」
「意外と、冷たい人ですね、貴方は。私でしたら、この子に対して、悩みや相談をしてもらえる人になって、夢を応援し続けたいですね。これを踏まえて、貴方は彼女に対してどう存在になりたいですか?」
「……俺なら」
そう言ってルークは、一瞬寝ている私を見て答えた。
「彼女と互いに高め合える関係になる。それが、彼女の為でもあるし、俺の為にもなるかな」
「それからは?」
「それから?」
「そう、それからは、どういう関係になるのです? ただの友達、もしくはライバル関係でおしまいですか?」
「そ、それは、相手次第と言うか、俺次第と言うか……」
「ほ~これは脈ありですかね~」
「なっ! 何言ってんだお前! 俺は別に……って、お前俺に何を言わせたいんだ!」
するとマリアは、声を出して笑う。
それに笑うな! と、顔を赤くしながらルークが言うと、マリアは笑いを抑えつつ謝る。
「ごめんなさい。あまりにも、素直に答えるもんで……ふふ」
「いつまで笑ってんだ! 全く、本当にお前は何なんだよ!」
ルークはふてくされた顔でそっぽを向くと、マリアが分かりましたよと呟く。
「ルーク様。いいえ、クリバンス王国第二王子ルーク・クリバンス様。貴方様になら、真実をお話しても良いですよ」
「何を今さら。俺が聞いた時には、脅すような事を言って、答えなかったくせに……」
「貴方様の答えを聞いて、気が変わったのですよ。ですが、その前に1つだけ。貴方様が真実を知ってしまったら、私たちは貴方様の前からいなくなるかもしれませんが、それでも聞きますか?」
「……聞かせてくれ。その結果、お前たちが俺の前からいなくなると言うなら、俺はそれを全力で阻止する」
「分かりました。まぁ、とは言ってもそうなるかは、貴方様次第なのですけどね」
そう言って、マリアはアリスの変装を解いて、元の姿でルークに真実を話し始めた。
「ここにいましたか、ルーク様。そして、クリス……」
アリス事マリアが、ルークがクリスに覆いかぶさって魔物から守ったのだと思い、これはと少しにやけながら小さく呟いた。
だが、直ぐにクリスの異変に気付くと表情が変わり近付く。
「どいて! ……熱が高い。これはいつから?」
「俺もさっき気付いた所だ。多分、ここに来る前に一度雨に当たって、体が冷えたのが原因だと……」
「それもありますが、一番はここ最近の疲労がいっきに出た事ですね。傷が治っているとは言え、人間精神的には脆いものですよ」
「っ……。俺には、医療の知識がない。この状態がどこまで悪いかも分からないし、どうすればいいかも分からない」
ルークはアリスに変装しているマリアに対して、弱音を吐いていた。
するとマリアは、ルークに手を出して大丈夫と伝えると、自分が持っていた支給バックから、小さな箱を取り出しそこから薬を取りだした。
「薬? そんな物を持っているのか」
「自分用で、たまたま持っていただけですよ」
マリアはそう答え、私の口へと薬を入れ、持っていた水で流し込んだ。
数分後には、私は先程より落ち着いた顔つきになり、そのまま眠ってしまうと2人共安心して安堵の息をつく。
そして、倒して魔物を土に埋めるて後片付けをした後、ルークが口を開く。
「それで、何でここに居るんだ?」
「貴方たちを、探しに来たからに決まってるじゃないですか。それ以外に、こんな雨に打たれてまで、こんな所にいる理由がありますか?」
「……いや、あんたなら、あるんじゃないのか?」
ルークは何かを確信した表情で、マリアに問いかけると、それは何ですかと聞き返してくる。
すると、ルークは一度息を吐きマリアを真っ直ぐに見つめて口を開く。
「あんたが、本当のアリスではなく、クリスが本当のアリスなんじゃないのか?」
「……はぁー。何を言い出すかと思えば、何を根拠にそんな事を言っているんですか。そもそも、性別からして違うではないですか」
「クリスは、男ではなく女だ。そして名前も、マリアと名乗っている」
「突拍子もない事を言うお方ですね。もし仮に、クリスが女子だとして、名前も明かしているならば、そもそも私ではないではありませんか」
「そうだな。クリスの名乗った名前が、本当ならばの話だがな」
するとマリアは完全に沈黙する。
それを見て、マリアを追いつめる様な話をする。
「あんたは俺の名前を知って、あぁ、貴方が、第二王子のルークと言ったな。まるで、知っていたかの様にな」
「っ……」
「俺の名前を聞いただけで、第二王子と直ぐに言う奴は、全くいないぞ」
「それは、王都メルト魔法学院に在籍している中でも有名な人ですし、王の子供であれば誰でも知っていて当然の事ですよ。皆さんは、貴方に遠慮して言わないだけだと思いますよ」
「そうだとしても、俺がこの学院にいるのを知っているのは、両親と学院の生徒だけだ。他学院の生徒までが、そんな事を知るはずがないんだよ」
「……」
「それを知っているという事は、お前は両親の知り合いか、それに関係する者。また、クリスが性別を隠して転入して来た事。そして、2人共フォークロス家の人間であるという事。これら全てを踏まえて考えると、お前ら2人は両親から何かを言われて、この学院にクリスとしてアリスを送り込んだ。そして、本当のアリスは別の誰かが、今はなりすましているんじゃないのか?」
するとマリアは、軽く手を叩いて拍手をした。
「面白い考え方ですね。それは、小説か何かの元ネタにするものでしょうか?」
「なっ! ふざけるな! 真剣に答えろ!」
「ふざけているのは、貴方ですよ。ルーク様」
「何」
マリアは近くにある岩に一度腰掛けた。
「それこそ、ただの貴方の妄想ではありませんか。何の証拠もなく、ただの決めつけではありませんか?」
「そんな事あるか! 今までの事から考えれば、間違っているはずはない!」
「では、本当に彼が女性であると確認したのですか?」
「っ」
マリアの鋭い目つきでの問いかけに、たじろぐルーク。
「私が、本当にアリスでないと言い切れる確信を得ているのですか? そうでないとすると、これは完全に、私の名誉をけなしている発言ですよ」
「そ、それは」
「一国の王の子供だとしても、これがただの推測で許されることではないと、お分かりの上での発言ですか? 人から聞いたことを鵜呑みにしただけで、確固たる証拠もないまま推測だけで口に出しただけという理由では、許されない事態ですよ」
「うっ……」
まさかの返しに、視線をずらすルークを見て、マリアはルークへと近付いて行く。
「もう、お済になられたでしょ。私も、今の事は忘れます。ですので、ルーク様もお忘れください。私はアリス、彼はクリス。それがこの場での真実です。もう、それでいいではありませんか」
「……分かった……もう、分かったから止めてくれ」
近付いて来るマリアを、ルークは片手で振り払った。
「(少し、やりすぎたか? にしてもまさか、そんな情報を繋ぎ合わせただけで、ほとんどバレてしまっているとは、これは参りましたよ。少し舐めすぎていましたかね、彼を)」
その後、ルークとマリアは一定の距離を保ちつつ、火を囲んで黙ったまま時間は過ぎて行った。
マリアはルークたちを探しに救援隊として辺りを探している際に、この渓谷に目をつけてやって来ていたと急に話し出した。
他の者たちや教員たちもいたが、先程の悪天候で一旦港の施設に帰っているだろうと、マリアは言った。
ルークは特に返事もする事はなく、マリアは話し続けた。
明日になれば、教員たちもこの辺を散策しに来ると言い、マリアが呼びに行くと言い終わると、再び沈黙の時間へとなるのだった。
外の悪天候も収まりつつある中、マリアは火をつつきながら突然ルークに話し掛けた。
「流石にこのまま気まずい雰囲気で、朝まで耐えるのは疲れるので、少し話をしませんか?」
「……」
「これは、昔ある所のお姫様に出会った少女のお話です」
まさかの出だしに、ルークは気を引かれそっぽを向いていた顔を、マリアの方に向ける。
マリアはそのまま昔話の様に話を進めて行った。
内容は、お姫様に出会った少女が成長していく物語であり、ある日少女が憧れの人を目指し学院に入るが、そこでは1人っきりで悩みも話せない日々が続いていた。
だけども、彼女は頑張り屋で負けず嫌いだから、何事も一生懸命に取り組み、その後も頑張り続けたと言って、話が終わった。
「貴方はこの話を聞いて、どう思いますか?」
「どうと言われても、ただの童話的な話だろ」
「意外と、冷たい人ですね、貴方は。私でしたら、この子に対して、悩みや相談をしてもらえる人になって、夢を応援し続けたいですね。これを踏まえて、貴方は彼女に対してどう存在になりたいですか?」
「……俺なら」
そう言ってルークは、一瞬寝ている私を見て答えた。
「彼女と互いに高め合える関係になる。それが、彼女の為でもあるし、俺の為にもなるかな」
「それからは?」
「それから?」
「そう、それからは、どういう関係になるのです? ただの友達、もしくはライバル関係でおしまいですか?」
「そ、それは、相手次第と言うか、俺次第と言うか……」
「ほ~これは脈ありですかね~」
「なっ! 何言ってんだお前! 俺は別に……って、お前俺に何を言わせたいんだ!」
するとマリアは、声を出して笑う。
それに笑うな! と、顔を赤くしながらルークが言うと、マリアは笑いを抑えつつ謝る。
「ごめんなさい。あまりにも、素直に答えるもんで……ふふ」
「いつまで笑ってんだ! 全く、本当にお前は何なんだよ!」
ルークはふてくされた顔でそっぽを向くと、マリアが分かりましたよと呟く。
「ルーク様。いいえ、クリバンス王国第二王子ルーク・クリバンス様。貴方様になら、真実をお話しても良いですよ」
「何を今さら。俺が聞いた時には、脅すような事を言って、答えなかったくせに……」
「貴方様の答えを聞いて、気が変わったのですよ。ですが、その前に1つだけ。貴方様が真実を知ってしまったら、私たちは貴方様の前からいなくなるかもしれませんが、それでも聞きますか?」
「……聞かせてくれ。その結果、お前たちが俺の前からいなくなると言うなら、俺はそれを全力で阻止する」
「分かりました。まぁ、とは言ってもそうなるかは、貴方様次第なのですけどね」
そう言って、マリアはアリスの変装を解いて、元の姿でルークに真実を話し始めた。
0
あなたにおすすめの小説
王女様は温かいごはんが食べたい ~冷えた王宮料理を変えたら、オープンキッチンと政略婚約がついてきました~
しおしお
恋愛
異世界の王女リリアーヌは、前世の記憶を持つ転生者。
豪華絢爛な王宮で暮らし始めた彼女だったが、ひとつだけどうしても耐えられないことがあった。
――食事が、冷めているのだ。
どれほど立派な料理でも、ぬるいスープや冷めた肉ではホッとできない。
「温かいごはんが食べたい」
そのささやかな願いを口にしたことから、王宮ではなぜか大騒動が巻き起こる。
地下厨房からの高速搬送。
専用レーンを爆走するカートメイド。
扉の開閉に命をかけるオープナー。
ついには食堂に火を持ち込むオープンキッチンまで誕生して――!?
温かさは、ホッとさせてくれる。
それは料理だけではなく、人との距離まで少しずつ変えていくものだった。
冷えた王宮に湯気と笑顔を取り戻す、
食と温かさをめぐる宮廷日常コメディ!
-
悪役令嬢はやめて、侯爵子息になります
立風花
恋愛
第八回 アイリス恋愛ファンタジー大賞 一次選考通過作品に入りました!
完結しました。ありがとうございます
シナリオが進む事のなくなった世界。誰も知らないゲーム後の世界が動き出す。
大崩落、王城陥落。聖女と祈り。シナリオ分岐の真実。
激動する王国で、想い合うノエルとアレックス王子。
大切な人の迷いと大きな決断を迫られる最終章!
ーあらすじー
8歳のお誕生日を前に、秘密の場所で小さな出逢いを迎えたキャロル。秘密を約束して別れた直後、頭部に怪我をしてしまう。
巡る記憶は遠い遠い過去。生まれる前の自分。
そして、知る自分がゲームの悪役令嬢であること。
戸惑いの中、最悪の結末を回避するために、今度こそ後悔なく幸せになる道を探しはじめる。
子息になった悪役令嬢の成長と繋がる絆、戸惑う恋。
侯爵子息になって、ゲームのシナリオ通りにはさせません!<序章 侯爵子息になります!編>
子息になったキャロルの前に現れる攻略対象。育つ友情、恋に揺れる気持<二章 大切な人!社交デビュー編>
学園入学でゲームの世界へ。ヒロイン登場。シナリオの変化。絆は波乱を迎える「転」章<三章 恋する学園編>
※複数投稿サイト、またはブログに同じ作品を掲載しております
【本編完結】王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
※本編完結しました。
※後日談を更新中です。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
天咲リンネ
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる