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第57話 共同作業
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「な、何でここに魔物が!?」
「あれが、魔物……」
私とルークは、マリアが向かった先から現れた狼の魔物の群れから、離れるようにゆっくりと下がっていた。
すると先頭の1匹がルーク目掛けて飛び掛かって来た。
咄嗟にルークは、右腕を上げて魔法を放とうとするが、激痛が走り直ぐに左手で『バースト』の魔法を放ち狼の魔物を吹き飛ばす。
だが、右腕の激痛でルークはその場で座り込み右肩を抑えていた。
「ルークッ!」
「うぅっ……」
私は駆け寄り抑えている右肩に、魔力治療を流すが、既に一度行っている応急処置が切れた痛みの為、もう一度同じ事をしたがルークの右肩の怪我の痛みは中々引かなかった。
すると目の前の狼の魔物の群れから、次は2匹飛び出し私たちに突っ込んで来る。
私は一度ルークの魔力治療を止め、地面に魔力創造を使い壁を創りだし迫る狼の魔物を防ぐ。
そして、すぐさま創りだした壁に魔力技量でゴーレムに削り出しつつ、魔力質量で魔力を込めた。
すぐさまゴーレムを操り、再び向かってくる狼の魔物を殴り飛ばし、抜けようとした奴を側面の壁へと蹴り込んだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「ア…クリス、病み上がりなんだ無理はするな! 次は魔力切れで倒れるぞ」
「この状況で、無理しないなんて選択肢はないよ。まだ、私の方があんたより動けるんだから! はぁっ!!」
私は創り出したゴーレムを、狼の魔物の群れへと突っ込ませ、片っ端から殴る蹴るを行い蹴散らすが、相手の数が思っていたより多く、直ぐに噛み千切られたりと数で押されてしまう。
くそ! 数が多すぎる……こうなったら、このままゴーレムを魔法の『エクスプローション』か『ブレイクオフ』で破壊して数を削るしか……。
そう考えていると、ルークはその考えを読み取ったのか、それはダメだと言ってくる。
それを使う事で、周囲の壁にも影響が及び、今いるこの渓谷自体がどうなるか分からないと言い、威力の大き過ぎる魔法はダメだと止められる。
「でも! このままじゃ!」
「大丈夫だ、考えはある。2人で息を合わせて魔法を使う。俺がゴーレム周囲を囲う様に防風壁を真上に伸ばす。そこでお前が威力の大きい魔法を使うんだ」
「なるほど。爆発の威力を上に逃がすのか」
「あぁ、そうだ。だが、少しでもタイミングがずれれば、崩れて生き埋めになるかもしれない、一か八かの賭けだ。それでもやるか?」
ルークからの問いかけに、私は直ぐに返事をした。
「やるに決まってる。なんせ、相手は期末試験で1位を取った事がある、憎たらしい天才的な奴だからな。失敗するとも思えないな」
「言ってくれるな」
するとルークは、左腕を前に突き出し私のゴーレム周辺に魔法発動させる準備を行う。
その間私は、ゴーレムで何とか狼の魔物たちへの反撃を行っていると、ルークの準備が出来たのでタイミングを合わせるカウントダウンが始まる。
「3……2……1……今だ!」
その声に合わせ、私はゴーレムに『エクスプローション』の魔法を使い爆発させると、同時にルークが『ガスト』と『ロック』を組み合わせ防風壁を創り出した。
すると、その壁の中で大きな爆発音と共に、上空に爆発の威力が逃げて行った。
「タイミングバッチリ……やったよルーク…っ!」
私がルークの方を見ると、再び右肩に激痛が走ったのか、左手で右肩を抑えていた。
すると、ルークが創り上げた防風壁が崩れて目の前の通路は、それの瓦礫で埋まってしまう。
だが、狼の魔物は一掃出来たと思っていると、その奥から狼の魔物が遠吠えをする声が聞こえた。
「嘘……まだ、いるの……」
私はそこで絶望したような表情をしていると、ルークが後ろから何か来る気配を察する。
痛みに耐えながら視線を向けると、私に向かって突然大声で伏せろと叫ぶ。
私は突然の事に対応出来ず、少ししゃがんだ姿勢を取り、振り返るとそこには初日に見た、巨大な狼の魔物が飛び掛かって来ていた。
ルークは、立ち上がり右肩の痛みに耐えながらも握り拳を作り、左手で右腕に魔法の『ロック』を掛ける。
そして、一歩前に踏み込みながら、右腕を突き出しつつ『アイス』の魔法を重ね掛けをした。
その拳は飛び掛かって来た、巨大な狼の魔物の鼻先に直撃する。
「吹き飛べ『バースト』!」
直後、至近距離の爆撃で巨大な狼の魔物は吹き飛ぶが、ルークも爆発の威力で吹き飛ぶ。
しかし、私は咄嗟にルークの背後に入り、クッション代わりとなりルークを受けとめた。
「同時使用できるからって、無茶な事し過ぎだ。怪我もしてるのに……」
「こんなの、どうってことない……いっ……」
ルークは強がった言葉を私に言うが、無茶に右腕を使ったので、その反動の痛みに耐えていた。
すると爆発の煙が晴れると、その奥にもう1体の巨大な狼の魔物がいる事が分かるのと、人影の様な物も見えた。
「いや~やはり、第二王子と言っても、才能があるお方だな」
「誰だ!」
私が声を張り上げて、巨大な狼の魔物の傍にいる人影に訊ねる。
そして、爆発の煙が完全に晴れ、そこにいた人物に私は驚いた。
「俺かい? 俺は見ての通り、王国軍の兵士さ。見覚えあるだろ?」
王国軍の兵士を名乗った人物は、確かにこの島にいる常駐している王国軍の兵士の服を身にまとっていた。
そして、隣に初日に遭遇した巨大な狼の魔物が寄り添うに立っており、その人物は片手で寄り添う魔物を撫でているのを見て、何故ここにあの魔物がいるのか分からないのと、その魔物が王国軍の兵士に懐いているように見え、私は目を疑った。
魔物が人間に懐くことはないと聞いていたので、目の前の光景に私は驚きを隠しきれなかった。
「なっ!? ど、どういう事だ!?」
「あれが、魔物……」
私とルークは、マリアが向かった先から現れた狼の魔物の群れから、離れるようにゆっくりと下がっていた。
すると先頭の1匹がルーク目掛けて飛び掛かって来た。
咄嗟にルークは、右腕を上げて魔法を放とうとするが、激痛が走り直ぐに左手で『バースト』の魔法を放ち狼の魔物を吹き飛ばす。
だが、右腕の激痛でルークはその場で座り込み右肩を抑えていた。
「ルークッ!」
「うぅっ……」
私は駆け寄り抑えている右肩に、魔力治療を流すが、既に一度行っている応急処置が切れた痛みの為、もう一度同じ事をしたがルークの右肩の怪我の痛みは中々引かなかった。
すると目の前の狼の魔物の群れから、次は2匹飛び出し私たちに突っ込んで来る。
私は一度ルークの魔力治療を止め、地面に魔力創造を使い壁を創りだし迫る狼の魔物を防ぐ。
そして、すぐさま創りだした壁に魔力技量でゴーレムに削り出しつつ、魔力質量で魔力を込めた。
すぐさまゴーレムを操り、再び向かってくる狼の魔物を殴り飛ばし、抜けようとした奴を側面の壁へと蹴り込んだ。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「ア…クリス、病み上がりなんだ無理はするな! 次は魔力切れで倒れるぞ」
「この状況で、無理しないなんて選択肢はないよ。まだ、私の方があんたより動けるんだから! はぁっ!!」
私は創り出したゴーレムを、狼の魔物の群れへと突っ込ませ、片っ端から殴る蹴るを行い蹴散らすが、相手の数が思っていたより多く、直ぐに噛み千切られたりと数で押されてしまう。
くそ! 数が多すぎる……こうなったら、このままゴーレムを魔法の『エクスプローション』か『ブレイクオフ』で破壊して数を削るしか……。
そう考えていると、ルークはその考えを読み取ったのか、それはダメだと言ってくる。
それを使う事で、周囲の壁にも影響が及び、今いるこの渓谷自体がどうなるか分からないと言い、威力の大き過ぎる魔法はダメだと止められる。
「でも! このままじゃ!」
「大丈夫だ、考えはある。2人で息を合わせて魔法を使う。俺がゴーレム周囲を囲う様に防風壁を真上に伸ばす。そこでお前が威力の大きい魔法を使うんだ」
「なるほど。爆発の威力を上に逃がすのか」
「あぁ、そうだ。だが、少しでもタイミングがずれれば、崩れて生き埋めになるかもしれない、一か八かの賭けだ。それでもやるか?」
ルークからの問いかけに、私は直ぐに返事をした。
「やるに決まってる。なんせ、相手は期末試験で1位を取った事がある、憎たらしい天才的な奴だからな。失敗するとも思えないな」
「言ってくれるな」
するとルークは、左腕を前に突き出し私のゴーレム周辺に魔法発動させる準備を行う。
その間私は、ゴーレムで何とか狼の魔物たちへの反撃を行っていると、ルークの準備が出来たのでタイミングを合わせるカウントダウンが始まる。
「3……2……1……今だ!」
その声に合わせ、私はゴーレムに『エクスプローション』の魔法を使い爆発させると、同時にルークが『ガスト』と『ロック』を組み合わせ防風壁を創り出した。
すると、その壁の中で大きな爆発音と共に、上空に爆発の威力が逃げて行った。
「タイミングバッチリ……やったよルーク…っ!」
私がルークの方を見ると、再び右肩に激痛が走ったのか、左手で右肩を抑えていた。
すると、ルークが創り上げた防風壁が崩れて目の前の通路は、それの瓦礫で埋まってしまう。
だが、狼の魔物は一掃出来たと思っていると、その奥から狼の魔物が遠吠えをする声が聞こえた。
「嘘……まだ、いるの……」
私はそこで絶望したような表情をしていると、ルークが後ろから何か来る気配を察する。
痛みに耐えながら視線を向けると、私に向かって突然大声で伏せろと叫ぶ。
私は突然の事に対応出来ず、少ししゃがんだ姿勢を取り、振り返るとそこには初日に見た、巨大な狼の魔物が飛び掛かって来ていた。
ルークは、立ち上がり右肩の痛みに耐えながらも握り拳を作り、左手で右腕に魔法の『ロック』を掛ける。
そして、一歩前に踏み込みながら、右腕を突き出しつつ『アイス』の魔法を重ね掛けをした。
その拳は飛び掛かって来た、巨大な狼の魔物の鼻先に直撃する。
「吹き飛べ『バースト』!」
直後、至近距離の爆撃で巨大な狼の魔物は吹き飛ぶが、ルークも爆発の威力で吹き飛ぶ。
しかし、私は咄嗟にルークの背後に入り、クッション代わりとなりルークを受けとめた。
「同時使用できるからって、無茶な事し過ぎだ。怪我もしてるのに……」
「こんなの、どうってことない……いっ……」
ルークは強がった言葉を私に言うが、無茶に右腕を使ったので、その反動の痛みに耐えていた。
すると爆発の煙が晴れると、その奥にもう1体の巨大な狼の魔物がいる事が分かるのと、人影の様な物も見えた。
「いや~やはり、第二王子と言っても、才能があるお方だな」
「誰だ!」
私が声を張り上げて、巨大な狼の魔物の傍にいる人影に訊ねる。
そして、爆発の煙が完全に晴れ、そこにいた人物に私は驚いた。
「俺かい? 俺は見ての通り、王国軍の兵士さ。見覚えあるだろ?」
王国軍の兵士を名乗った人物は、確かにこの島にいる常駐している王国軍の兵士の服を身にまとっていた。
そして、隣に初日に遭遇した巨大な狼の魔物が寄り添うに立っており、その人物は片手で寄り添う魔物を撫でているのを見て、何故ここにあの魔物がいるのか分からないのと、その魔物が王国軍の兵士に懐いているように見え、私は目を疑った。
魔物が人間に懐くことはないと聞いていたので、目の前の光景に私は驚きを隠しきれなかった。
「なっ!? ど、どういう事だ!?」
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