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第89話 大運動会⑨~ロムロスの長所~
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「うっーーっぁあ……微妙に眠いな……」
イルダは、中央の競技スペースの上で大きく背伸びをしたが、仕草は完全に寝起き状態であった。
それを見ていたロムロスは、呆れてため息をついた。
「(何でこんな人が、うちの寮長なんだ。そこだけが、全く理解出来ないんだよな)」
「あれ? 僕の対戦相手って、ロムロス? いや~まさか2戦目も同僚対決とは、偶然だね~」
「……そうですね」
イルダの問いかけに、ロムロスは視線を逸らして答えた。
その時ロムロスは、確かに2戦続いて同僚対決になるのは偶然だと思っていたが、一方では先輩方にこちらの順番を読まれて相手をぶつけられているのではと考えていた。
「(にしても、何であの人はいつでも眠る時に付ける様のアイマスクを首から下げてるんだ。そういうのは、外す物だろ)」
「もしかして、ロムロスはこれが気になってる?」
「っ!」
ロムロスはイルダに心でも読まれたのかと思い動揺するが、イルダは特に茶化す事無く、首から下げている理由を話した。
それは大した事ではなく、いつでも寝れる様に下げているらしく、今じゃ下げてないと落ち着かないらしい。
その直後、第2戦目開始の合図が鳴り響いた。
だが、ロムロスは変な事を聞いた直後で、気持ちが締まらず直ぐに動けずにいたが、イルダも特に動くことがなかった。
と言うより、イルダはウトウトとしだして体が揺れ始める。
「(本当に、なんであんな人が寮長なんだ! 俺が、本当に寮長として相応しいか見定めてやる!)」
するとロムロスは地面に手を付け、魔力分類の創造、技量、質量を流れるように使い、動物の蛇や狼と言った物を創りだしてイルダ目掛けて突撃させた。
その時イルダはと言うと目を閉じて眠りだそうとしており、ロムロスの攻撃を見ておらずこのまま直撃すると思われたが、後方からイルダの名を叫ぶマルロスの声が聞こえ目を覚ます。
「はへっ! マルロス!?」
「イルダしっかりしろ! 始まってるんだぞ!」
直後、ロムロスが創りだし放った動物たちが飛び掛かって襲って来たが、イルダは瞬時に状況を理解し両手をピンと伸ばし、そこに魔力質量の応用で魔力を両手に集中させた。
そのままイルダは、向かって来た動物たちを手の平や甲で流すように弾き、一体ずつ掌底打ちで破壊していった。
「(あの人と戦うのは初めてだが、この時間帯はいつも寝ている人だ。突発的にさばけたとしても、数を増やしたら追いつけなくなるはずだ)」
そしてロムロスは、更に地面から先程よりも数多くの動物たちを創りだし、突撃させた。
しかし、その予想と異なりイルダは数が増えた所で崩れる事はなく、逆に攻撃のキレが増していた。
「ぐぅっ」
「ロムロス。そのやり方じゃ、お前の方が先に魔力切れで負けになるぞ」
「なら、これでどうだ!」
ロムロスは、残っている動物たちに魔法を唱え、口や手から『バースト』『アイス』『スパーク』を組み混ぜた攻撃方法に変えると、イルダは初めてその場から動き出す。
そのまま攻撃を回避しつつ、隙が出来た物から魔力を纏わせた掌底打ちで破壊する。
「(くっ、あの人の瞬発力や動体視力と言った、身体的能力の良さは噂通りだったわけか……だが、貴方は魔法で何かを破壊出来る威力はないだろう!)」
ロムロスは移動しているイルダの正面に壁を出現させ、動きが一瞬止まったイルダの周囲を壁で囲った。
更に、その壁を『メタル』の魔法を使い周囲の強度を上げ、完全に逃げ場をなくすと、一体の狼が壁で囲まれた真上へと飛び上がった。
そしてロムロスは、その狼に魔法を唱え『バースト』を狼経由でイルダに向かって放った。
すると囲まれた壁内で大きな爆発が起こり、イルダの周囲を囲っていた壁は内側の爆発で弾けると、爆発の影響で煙がイルダを覆っていた。
ロムロスはその煙が晴れるのを息を呑んで見守っていると、徐々に晴れて来てイルダの姿を見て気を引き締め直した。
「さすがに、今の攻撃じゃ攻めきれないよな」
イルダは、頭を守る様に両腕でクロスして防御姿勢したまま立っているが、服は『バースト』の爆発の威力で所々が燃えて切れていたり、黒くなっていたりした。
「ごほっごほっごほっ……これはきついな」
「(このまま、休ませず攻撃を続ける!)」
そしてロムロスは、更に動物たち追加で創りだし向かわせるが、イルダも動き出し傍にある瓦礫に手を当て同様に動物を創りだし対抗させだす。
更にイルダは、移動しながら周囲に散らばった瓦礫を触り動物を創りだしロムロスへと向かわせ、イルダはロムロスの背後へと走り出す。
それに気付いたロムロスは、初めてその場から動きだし、移動するイルダに標準を合わせ片手を向けて『バースト』の魔法を放つが、全てイルダが通った後の着弾となり当たる事はなかった。
「(速い。あんな俊敏に動けたのか)」
すると背後から、動物同士で戦わせて相殺させていたが、その間を抜けて来たイルダが放った1体が襲い掛かって来たのに気付き、咄嗟に振り返り『アイス』の魔法で撃破する。
「危なかった……」
「まだ詰めが甘いな、ロムロス」
「っ!」
背後からの声にロムロスは、反射的に腕で振り払う行動をとってしまう。
「っ、しまった」
「やっぱり、距離を詰められると攻撃したくなるよね」
直後、イルダは左手でロムロスの腕を掴み、引き寄せながら右腕で肘鉄をロムロスの腹部へ叩き込んだ。
そのままイルダは、ロムロスの左足首を右手で掴むと勢いをつけて投げ飛ばした。
「(あの人に接近戦はダメだって、分かってたのに。だけど、あっちからまた距離をとってくれたのは、ありがたい)」
ロムロスは飛ばされた先で、受け身をとり体勢を直ぐに立て直しイルダの方に視線を向けると、既にイルダはその場におらず周囲を見回しても見つける事が出来ずに、焦っていると背後からイルダの声が聞こえた。
「お前は慎重な所が長所だが、慎重すぎて短所でもあるぞ。たまには、考え過ぎず直感で行動して視野を広げるのがいいな」
「い、いつの間に……」
「とは言っても、お前が僕の言う事を聞かないのは知ってるから、名前の似てるマルロスから言ってもらう方がいいか」
咄嗟にロムロスは、前方へと移動し振り返りつつ魔法を放とうとするも、またその場にイルダはおらず再度背後をとられてしまう。
その時も、独り言を呟いた状態であり再度移動し魔法で攻撃しようとするも、また背後をとられてしまう。
それから、何度か同じ様な事が繰り返された。
「そう言えば、日が高いうちにイルダの奴がこんなに動き回ってるのなんて、俺様初めて見たぞ。あいつ、昼間でもこんなに動けるんだな」
「ダイモンはイルダの事、どう言う風に見てるのさ」
「そりゃ、夜行性人間だ。オービン、お前もそうじゃないのか?」
「まぁ、間違ってはないけど、元々はそんなんじゃなかったて聞いたよ。確か、元は武術家で夜も惜しまず鍛えていたら、昼夜逆転し始めて、夜行性になったらしいよ」
「へぇ~イルダの奴は、ダイモンと同類の武術家だったのか。僕は初めて知ったな。ダイモン、お前は知ってたんじゃないのか」
するとダイモンは、余所余所しい感じで答えた。
その答え方に、エメルは突っ込むことなくニヤニヤして見ており、スニークは一切微動だにしなかった。
「にしてもイルダは、あんなに動いて大丈夫なんかね?」
オービンの言葉に、ダイモンとエメルは首を傾げ、エメルが「どう言う事だ?」と聞くとオービンはマルロスから聞いた事をそのまま答えた。
「いや、寝起きで急激に動くと、突然電池切れの様になる事があるって聞いて」
「……はぁ?」
イルダは、中央の競技スペースの上で大きく背伸びをしたが、仕草は完全に寝起き状態であった。
それを見ていたロムロスは、呆れてため息をついた。
「(何でこんな人が、うちの寮長なんだ。そこだけが、全く理解出来ないんだよな)」
「あれ? 僕の対戦相手って、ロムロス? いや~まさか2戦目も同僚対決とは、偶然だね~」
「……そうですね」
イルダの問いかけに、ロムロスは視線を逸らして答えた。
その時ロムロスは、確かに2戦続いて同僚対決になるのは偶然だと思っていたが、一方では先輩方にこちらの順番を読まれて相手をぶつけられているのではと考えていた。
「(にしても、何であの人はいつでも眠る時に付ける様のアイマスクを首から下げてるんだ。そういうのは、外す物だろ)」
「もしかして、ロムロスはこれが気になってる?」
「っ!」
ロムロスはイルダに心でも読まれたのかと思い動揺するが、イルダは特に茶化す事無く、首から下げている理由を話した。
それは大した事ではなく、いつでも寝れる様に下げているらしく、今じゃ下げてないと落ち着かないらしい。
その直後、第2戦目開始の合図が鳴り響いた。
だが、ロムロスは変な事を聞いた直後で、気持ちが締まらず直ぐに動けずにいたが、イルダも特に動くことがなかった。
と言うより、イルダはウトウトとしだして体が揺れ始める。
「(本当に、なんであんな人が寮長なんだ! 俺が、本当に寮長として相応しいか見定めてやる!)」
するとロムロスは地面に手を付け、魔力分類の創造、技量、質量を流れるように使い、動物の蛇や狼と言った物を創りだしてイルダ目掛けて突撃させた。
その時イルダはと言うと目を閉じて眠りだそうとしており、ロムロスの攻撃を見ておらずこのまま直撃すると思われたが、後方からイルダの名を叫ぶマルロスの声が聞こえ目を覚ます。
「はへっ! マルロス!?」
「イルダしっかりしろ! 始まってるんだぞ!」
直後、ロムロスが創りだし放った動物たちが飛び掛かって襲って来たが、イルダは瞬時に状況を理解し両手をピンと伸ばし、そこに魔力質量の応用で魔力を両手に集中させた。
そのままイルダは、向かって来た動物たちを手の平や甲で流すように弾き、一体ずつ掌底打ちで破壊していった。
「(あの人と戦うのは初めてだが、この時間帯はいつも寝ている人だ。突発的にさばけたとしても、数を増やしたら追いつけなくなるはずだ)」
そしてロムロスは、更に地面から先程よりも数多くの動物たちを創りだし、突撃させた。
しかし、その予想と異なりイルダは数が増えた所で崩れる事はなく、逆に攻撃のキレが増していた。
「ぐぅっ」
「ロムロス。そのやり方じゃ、お前の方が先に魔力切れで負けになるぞ」
「なら、これでどうだ!」
ロムロスは、残っている動物たちに魔法を唱え、口や手から『バースト』『アイス』『スパーク』を組み混ぜた攻撃方法に変えると、イルダは初めてその場から動き出す。
そのまま攻撃を回避しつつ、隙が出来た物から魔力を纏わせた掌底打ちで破壊する。
「(くっ、あの人の瞬発力や動体視力と言った、身体的能力の良さは噂通りだったわけか……だが、貴方は魔法で何かを破壊出来る威力はないだろう!)」
ロムロスは移動しているイルダの正面に壁を出現させ、動きが一瞬止まったイルダの周囲を壁で囲った。
更に、その壁を『メタル』の魔法を使い周囲の強度を上げ、完全に逃げ場をなくすと、一体の狼が壁で囲まれた真上へと飛び上がった。
そしてロムロスは、その狼に魔法を唱え『バースト』を狼経由でイルダに向かって放った。
すると囲まれた壁内で大きな爆発が起こり、イルダの周囲を囲っていた壁は内側の爆発で弾けると、爆発の影響で煙がイルダを覆っていた。
ロムロスはその煙が晴れるのを息を呑んで見守っていると、徐々に晴れて来てイルダの姿を見て気を引き締め直した。
「さすがに、今の攻撃じゃ攻めきれないよな」
イルダは、頭を守る様に両腕でクロスして防御姿勢したまま立っているが、服は『バースト』の爆発の威力で所々が燃えて切れていたり、黒くなっていたりした。
「ごほっごほっごほっ……これはきついな」
「(このまま、休ませず攻撃を続ける!)」
そしてロムロスは、更に動物たち追加で創りだし向かわせるが、イルダも動き出し傍にある瓦礫に手を当て同様に動物を創りだし対抗させだす。
更にイルダは、移動しながら周囲に散らばった瓦礫を触り動物を創りだしロムロスへと向かわせ、イルダはロムロスの背後へと走り出す。
それに気付いたロムロスは、初めてその場から動きだし、移動するイルダに標準を合わせ片手を向けて『バースト』の魔法を放つが、全てイルダが通った後の着弾となり当たる事はなかった。
「(速い。あんな俊敏に動けたのか)」
すると背後から、動物同士で戦わせて相殺させていたが、その間を抜けて来たイルダが放った1体が襲い掛かって来たのに気付き、咄嗟に振り返り『アイス』の魔法で撃破する。
「危なかった……」
「まだ詰めが甘いな、ロムロス」
「っ!」
背後からの声にロムロスは、反射的に腕で振り払う行動をとってしまう。
「っ、しまった」
「やっぱり、距離を詰められると攻撃したくなるよね」
直後、イルダは左手でロムロスの腕を掴み、引き寄せながら右腕で肘鉄をロムロスの腹部へ叩き込んだ。
そのままイルダは、ロムロスの左足首を右手で掴むと勢いをつけて投げ飛ばした。
「(あの人に接近戦はダメだって、分かってたのに。だけど、あっちからまた距離をとってくれたのは、ありがたい)」
ロムロスは飛ばされた先で、受け身をとり体勢を直ぐに立て直しイルダの方に視線を向けると、既にイルダはその場におらず周囲を見回しても見つける事が出来ずに、焦っていると背後からイルダの声が聞こえた。
「お前は慎重な所が長所だが、慎重すぎて短所でもあるぞ。たまには、考え過ぎず直感で行動して視野を広げるのがいいな」
「い、いつの間に……」
「とは言っても、お前が僕の言う事を聞かないのは知ってるから、名前の似てるマルロスから言ってもらう方がいいか」
咄嗟にロムロスは、前方へと移動し振り返りつつ魔法を放とうとするも、またその場にイルダはおらず再度背後をとられてしまう。
その時も、独り言を呟いた状態であり再度移動し魔法で攻撃しようとするも、また背後をとられてしまう。
それから、何度か同じ様な事が繰り返された。
「そう言えば、日が高いうちにイルダの奴がこんなに動き回ってるのなんて、俺様初めて見たぞ。あいつ、昼間でもこんなに動けるんだな」
「ダイモンはイルダの事、どう言う風に見てるのさ」
「そりゃ、夜行性人間だ。オービン、お前もそうじゃないのか?」
「まぁ、間違ってはないけど、元々はそんなんじゃなかったて聞いたよ。確か、元は武術家で夜も惜しまず鍛えていたら、昼夜逆転し始めて、夜行性になったらしいよ」
「へぇ~イルダの奴は、ダイモンと同類の武術家だったのか。僕は初めて知ったな。ダイモン、お前は知ってたんじゃないのか」
するとダイモンは、余所余所しい感じで答えた。
その答え方に、エメルは突っ込むことなくニヤニヤして見ており、スニークは一切微動だにしなかった。
「にしてもイルダは、あんなに動いて大丈夫なんかね?」
オービンの言葉に、ダイモンとエメルは首を傾げ、エメルが「どう言う事だ?」と聞くとオービンはマルロスから聞いた事をそのまま答えた。
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「……はぁ?」
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