161 / 564
第160話 入れ替わりそして元に戻る
しおりを挟む
あっ……しまった。
今私、素の状態のままだったんだ……
私は勝手に頭の中で、マリアが私であると思い込んでいた為、メイナが腕を掴んで来た事に驚いてしまったが、それはメイナからすれば普通の事であると理解していた。
「それでアリス、隣の人は?」
「えっ……あ~こっちはマリア。私の執事」
メイナにマリアを紹介すると、マリアは礼儀正しくお辞儀をし挨拶をする。
それを聞くとメイナは一度私の腕を離して、自分も礼儀正しく挨拶をするのだった。
「と言うか、何でこんな所にメイナがいるの?」
「それはこっちのセリフ何だけど、アリス」
メイナはそう言って、呆れた様なため息をつく。
今更だが、彼女の名前はメイナ・ジュナー。
私が元? いや今はマリアが私として通っているクレイス魔法学院での同級生で数少ない友達と言える相手である。
髪型はショートカットヘアーで、学院生服の襟元裏に猫のバッチを密かに付けているのが特徴である。
言いたい事ははっきりと言うタイプであり、たまに本の虫になりがちな私に対して強引に外へと出そうとする所があるが、動物好きで特に猫が好きな女の子だ。
「いや~久しぶりに会ったけど、全然変わってないねメイナは」
「? 何言ってるのあんた? いつも学院で会ってるのに、何でそんな事言うの? 何か今日変じゃないアリス?」
「えっ……あはははは……ジョークだよジョーク、こんな所で会うとは思ってなかったからビックリしてるんだよ~」
私は引きつった笑顔で、自分の墓穴を何とかカバーしメイナからの疑いの視線をかわす。
あっぶな~い……普通に接するだけでボロが出て私がこの半年間一緒にいなかった事が普通にバレる。
いや正確にはマリアが私として居たんだけど、マリア自身が私としてどう振る舞っていたかまでは正確には知らないからな……
とりあえず、ここは一旦マリアと一緒に離れてマリアに私に変装してもらうのが安全だな。
私はすぐさまそう思い付き、マリアの方を向くとそれにマリアも既にそう思っていたのか軽く頷いて来た。
流石マリア! 分かってる! そうとなれば、とりあえずメイナをどうまくかだね。
「ねぇ、メイナ。私もう少しマリアと――」
と私がメイナに話し掛けた直後だった。
「おいメイナ、勝手にどこかに行くなよ。私までサボってる様に見られるだろ」
「えっ……ジェイミ」
「ん? あー居た、アリス。探してたんだぞ」
そこに続いて現れたのは、メイナと同じ学院生服を着たジェイミであった。
彼女もメイナ同様、クレイス魔法学院での数少ない友達である。
ジェイミ・スアンは、すらっとした体系で身長も私より少し高く、髪はセミロングの長さで後ろで少し目が細かくなっている三つ編みで1本にして、いつも左肩から前に出している。
また眼鏡をしているのも特徴で、レンズが横長の長方形になっており知的に見えるシャープな物を使っているので、雰囲気から少しきつそうな事を言いそうと思われているが、そんな事は滅多に言わない。
普通に小さいぬいぐるみ好きや私やメイナとも話が合うので、外見で少し損をしているタイプである。
「ジェイミ、アリスってばこんな所に居たんだよ。あっ、お隣の人はアリスの執事さんだよ」
「どうも初めまして、ジェイミと言います」
「アリスお嬢様の執事で、マリアと申します」
2人が挨拶をしている間、私は頭をフル回転させこの状況からどうやって切り抜けるかを考えていた。
まさか、ジェイミまで来るなんて予想外過ぎる。
さすがに適当な嘘を言って2人をまくのは厳しいよな……いや待てよ、冷静に考えて見れば別に嘘付かなくても、マリアと2人きりになりたいからと言えば2人も分かってくれるじゃん! そうじゃん! 何だ、私少し難しく考え過ぎていたんだ。
何かこの半年間、どうやって自分の正体を隠す事ばかり考えていたから、思考がそっちよりになっていたのかもな。
よし、そうと決まれば気は楽なもんだな。
私は安心しきって緩んだ表情で、メイナとジェイミに話し掛けようとすると、何故か思い出したかの様に2人は腕に付けて時計を見て2人して顔を見合わせていた。
「? どうしたの2人共? 時計なんて見て」
「アリスこそ、どうしてそんなに緩んだ表情でいられるのよ! あんた今日何をするか覚えてるの?」
「今日?」
「メイナ、アリスへの文句は後だ! まだこっから全力で戻れば、時間には間に合うはずだ。執事のマリアさんには申し訳ないですが、アリスを連れて行かせてもらいますね」
すると2人が一斉に私の両腕を掴んだ。
「ちょ、ちょっと待って2人共! 何があるのよ?」
「何で覚えてないのよアリス! 今日は夕方からマーガレット先輩主催の決起集会をするって、言われたでしょ!」
「えっ!? マーガレット先輩の!?」
私は咄嗟にマリアの方を向くと、マリアは今思い出したかの様な表情をしていた。
う、嘘でしょー……
私はその人の名前を聞いただけで、一気に血の気が引いた。
マーガレットと言うのは、王都メルト魔法学院で言う所のエリスの様な立場の人で約束を破る人にはきついお叱りをする事で有名な先輩であるのだ。
「分かるでしょ、遅れたらどんな目に遭うか……想像しただけで、面倒臭いんだからさっさと行くよ!」
「いや、でも、ちょっとまっ――」
私の事は耳を傾けず2人は私を勢いよく引っ張って走り出し、私は掴まれている為ほとんど抵抗できずに連れて行かれてしまう。
「マリアー!」
「話していた所すいません! アリス借りて行きまーす!」
「アリスが居ないと、私たちまで大変な目に遭ってしまうので!」
そう去り際にマリアに対して言葉を残し、その場から立ち去って行くのだった。
そしてマリアは、それをただ見つめているだけで完全にいなくなってからマリアは口を開く。
「そう言えば、そんな事言っていましたね。アリスお嬢様の事が気になって、聞き逃していました。でも、困った事になりましたね。アリスお嬢様事クリスがこのまま帰らないとなると、オービン様たちが騒ぎ立てませんね。さて、どうしたものか……」
そう淡々とマリアは口に出し、暫く考えた後答えを出す。
「……今日だけは私がクリスを演じ、明日アリスお嬢様と再度入れ替われば問題ないですね。たまにはアリスお嬢様も、昔のご友人たちと過ごすのも悪くないと思いますし、大丈夫でしょう……たぶん」
するとマリアは一瞬で、クリスへと変装し終えた。
「ふむ、意外と男装も悪くありませんね。いや、悪くないな。口調も気をつけないとな」
「ん? クリス?」
そう突然背後から呼ばれたので、マリア事クリスが振り返るとそこに居たのはルークであった。
今私、素の状態のままだったんだ……
私は勝手に頭の中で、マリアが私であると思い込んでいた為、メイナが腕を掴んで来た事に驚いてしまったが、それはメイナからすれば普通の事であると理解していた。
「それでアリス、隣の人は?」
「えっ……あ~こっちはマリア。私の執事」
メイナにマリアを紹介すると、マリアは礼儀正しくお辞儀をし挨拶をする。
それを聞くとメイナは一度私の腕を離して、自分も礼儀正しく挨拶をするのだった。
「と言うか、何でこんな所にメイナがいるの?」
「それはこっちのセリフ何だけど、アリス」
メイナはそう言って、呆れた様なため息をつく。
今更だが、彼女の名前はメイナ・ジュナー。
私が元? いや今はマリアが私として通っているクレイス魔法学院での同級生で数少ない友達と言える相手である。
髪型はショートカットヘアーで、学院生服の襟元裏に猫のバッチを密かに付けているのが特徴である。
言いたい事ははっきりと言うタイプであり、たまに本の虫になりがちな私に対して強引に外へと出そうとする所があるが、動物好きで特に猫が好きな女の子だ。
「いや~久しぶりに会ったけど、全然変わってないねメイナは」
「? 何言ってるのあんた? いつも学院で会ってるのに、何でそんな事言うの? 何か今日変じゃないアリス?」
「えっ……あはははは……ジョークだよジョーク、こんな所で会うとは思ってなかったからビックリしてるんだよ~」
私は引きつった笑顔で、自分の墓穴を何とかカバーしメイナからの疑いの視線をかわす。
あっぶな~い……普通に接するだけでボロが出て私がこの半年間一緒にいなかった事が普通にバレる。
いや正確にはマリアが私として居たんだけど、マリア自身が私としてどう振る舞っていたかまでは正確には知らないからな……
とりあえず、ここは一旦マリアと一緒に離れてマリアに私に変装してもらうのが安全だな。
私はすぐさまそう思い付き、マリアの方を向くとそれにマリアも既にそう思っていたのか軽く頷いて来た。
流石マリア! 分かってる! そうとなれば、とりあえずメイナをどうまくかだね。
「ねぇ、メイナ。私もう少しマリアと――」
と私がメイナに話し掛けた直後だった。
「おいメイナ、勝手にどこかに行くなよ。私までサボってる様に見られるだろ」
「えっ……ジェイミ」
「ん? あー居た、アリス。探してたんだぞ」
そこに続いて現れたのは、メイナと同じ学院生服を着たジェイミであった。
彼女もメイナ同様、クレイス魔法学院での数少ない友達である。
ジェイミ・スアンは、すらっとした体系で身長も私より少し高く、髪はセミロングの長さで後ろで少し目が細かくなっている三つ編みで1本にして、いつも左肩から前に出している。
また眼鏡をしているのも特徴で、レンズが横長の長方形になっており知的に見えるシャープな物を使っているので、雰囲気から少しきつそうな事を言いそうと思われているが、そんな事は滅多に言わない。
普通に小さいぬいぐるみ好きや私やメイナとも話が合うので、外見で少し損をしているタイプである。
「ジェイミ、アリスってばこんな所に居たんだよ。あっ、お隣の人はアリスの執事さんだよ」
「どうも初めまして、ジェイミと言います」
「アリスお嬢様の執事で、マリアと申します」
2人が挨拶をしている間、私は頭をフル回転させこの状況からどうやって切り抜けるかを考えていた。
まさか、ジェイミまで来るなんて予想外過ぎる。
さすがに適当な嘘を言って2人をまくのは厳しいよな……いや待てよ、冷静に考えて見れば別に嘘付かなくても、マリアと2人きりになりたいからと言えば2人も分かってくれるじゃん! そうじゃん! 何だ、私少し難しく考え過ぎていたんだ。
何かこの半年間、どうやって自分の正体を隠す事ばかり考えていたから、思考がそっちよりになっていたのかもな。
よし、そうと決まれば気は楽なもんだな。
私は安心しきって緩んだ表情で、メイナとジェイミに話し掛けようとすると、何故か思い出したかの様に2人は腕に付けて時計を見て2人して顔を見合わせていた。
「? どうしたの2人共? 時計なんて見て」
「アリスこそ、どうしてそんなに緩んだ表情でいられるのよ! あんた今日何をするか覚えてるの?」
「今日?」
「メイナ、アリスへの文句は後だ! まだこっから全力で戻れば、時間には間に合うはずだ。執事のマリアさんには申し訳ないですが、アリスを連れて行かせてもらいますね」
すると2人が一斉に私の両腕を掴んだ。
「ちょ、ちょっと待って2人共! 何があるのよ?」
「何で覚えてないのよアリス! 今日は夕方からマーガレット先輩主催の決起集会をするって、言われたでしょ!」
「えっ!? マーガレット先輩の!?」
私は咄嗟にマリアの方を向くと、マリアは今思い出したかの様な表情をしていた。
う、嘘でしょー……
私はその人の名前を聞いただけで、一気に血の気が引いた。
マーガレットと言うのは、王都メルト魔法学院で言う所のエリスの様な立場の人で約束を破る人にはきついお叱りをする事で有名な先輩であるのだ。
「分かるでしょ、遅れたらどんな目に遭うか……想像しただけで、面倒臭いんだからさっさと行くよ!」
「いや、でも、ちょっとまっ――」
私の事は耳を傾けず2人は私を勢いよく引っ張って走り出し、私は掴まれている為ほとんど抵抗できずに連れて行かれてしまう。
「マリアー!」
「話していた所すいません! アリス借りて行きまーす!」
「アリスが居ないと、私たちまで大変な目に遭ってしまうので!」
そう去り際にマリアに対して言葉を残し、その場から立ち去って行くのだった。
そしてマリアは、それをただ見つめているだけで完全にいなくなってからマリアは口を開く。
「そう言えば、そんな事言っていましたね。アリスお嬢様の事が気になって、聞き逃していました。でも、困った事になりましたね。アリスお嬢様事クリスがこのまま帰らないとなると、オービン様たちが騒ぎ立てませんね。さて、どうしたものか……」
そう淡々とマリアは口に出し、暫く考えた後答えを出す。
「……今日だけは私がクリスを演じ、明日アリスお嬢様と再度入れ替われば問題ないですね。たまにはアリスお嬢様も、昔のご友人たちと過ごすのも悪くないと思いますし、大丈夫でしょう……たぶん」
するとマリアは一瞬で、クリスへと変装し終えた。
「ふむ、意外と男装も悪くありませんね。いや、悪くないな。口調も気をつけないとな」
「ん? クリス?」
そう突然背後から呼ばれたので、マリア事クリスが振り返るとそこに居たのはルークであった。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる