とある令嬢が男装し第二王子がいる全寮制魔法学院へ転入する

春夏秋冬/光逆榮

文字の大きさ
252 / 564

第251話 手を取る

しおりを挟む
「どうしてここに?」
「そんなの、集合時間があるからに決まっているでしょ?」
「じゃ、レオンも近くに――」

 私は周囲に同じペアだったレオンも居るのかと、探そうとするとジュリルがそれを止めた。

「レオンはもうここには居ないわ」
「え?」
「私たちが帰ってきたら、あの自称親友が居て人手が欲しいとか言ったから、レオンを行かせたのよ。私はその帰りをここで待っていると言うわけ」
「……そう、なんだ」

 私はそれを聞いて、再び両手を顔の前で組んで俯いた。

「で、貴方は何をそんなに暗い雰囲気を出しているの? それにモランはどうしたのよ? 一緒だったはずでしょ?」

 ジュリルからのモランと言う名前を聞いた、私は一瞬びっくと体が反応する。
 そして私はジュリルの方を見上げて、めいいっぱい作り出した笑顔で答えた。

「モランは何か用事が出来たとかで、途中で帰ったんだ」
「ふ~ん……嘘ね」
「えっ……いや、嘘じゃない」

 私は咄嗟に嘘を見破られた事に動揺してしまい、そのまま嘘を突き通す様な言葉を返してしまう。
 何でバレたの? 顔に出てた?

「そもそも、モランはそう言う事をする子じゃないもの。しかも、基本的に滅多な事がない限り、人から頼まれた事を頼まれた本人に何も言わずに放りだす事はしないわ」
「っ……」

 私はジュリルからの言葉に、何も返せずただただ視線を逸らす事しか出来なかった。

「その反応からして、何かあったのね。しかも、それはクリス、貴方が何かを言った、もしくは行動した結果なんじゃないの?」
「!?」
「もしかして、図星?」

 そう言われて私はジュリルの方は向けず、ただ俯いていた。

「ねぇ、黙ってないで何か言ったら?」
「……俺は、ただ……モランの事を思って答えただけだ……」
「何、告白でもされたの?」
「っ……」
「え、また当たりましたの? はぁ~……なるほど、何となく状況が分かってきましたわ」

 するとジュリルは持っていた本をベンチに置いた。

「それで、モランからの告白を断って、何か言われて貴方は落ち込んでいると言う訳?」

 私はその問いかけに首を横に振った。

「それじゃ、断った事を後悔しているの?」

 その問いかけにも、私は首を横に振った。

「はぁ~それじゃ何ですの? ずっとそんな状態だと、私にも他の人にも迷惑ですわ。それとも、ずっと黙って自分だけ辛いと塞ぎ込んでいるつもり?」
「……分からないんだよ……俺は、モランの為に好意に答えられないと伝えただけなのに。どうして、それがそのまま伝わらないんだ」
「それは、クリスの言葉足らずだったんじゃないの?」
「っ! 俺は! ……いや、そうだったかもしれない。でも、俺なりにモランの事を思って答えたんだ。逃げずに向き合って一歩踏み出して伝えたんだ。俺なりの返事を……」
「ふ~ん、そうですの。でも、それはモランも同じはずですわ。貴方に好きと言う思いを伝えたのだから、貴方以上の意思で言ったはずですわ。だから、貴方だけが頑張った様に言わないでくださる?」

 ジュリルからの言葉に、私は暫く黙った後に重い口を開けた。

「違うんだ……モランはただ俺に好きな人がいるかって訊いただけなんだ。それに俺は、モランからの好意には答えられない事を早く伝えようと答えたんだ」
「はぁ? ……はぁ~それじゃ貴方は、モランの気持ちを勝手に解釈して答えたと?」

 私はゆっくりと首を縦に振った。

「もし、私もルーク様に同じ様な事をされたら、モランと同じ様に逃げるわね」
「えっ……どうして? 相手の事を思って、辛い思いをさせない様にと思って伝えた事なのに?」
「だってそれは、私の思いを伝える前に相手からそんな思いを言うな、伝えるな、抱くなと今まで相手の事を思っていた時間を、一方的に否定される事と同じでしょ?」
「いや! そんな事思って――」
「貴方が思ってなくても、そんな事をしたら相手はそう思ってしまうのよ」
「そう、なのか……俺はただ、モランの事を思って伝えただけなのに、否定していただなんて……」
「本当の所はどうかは分からないわ。でも、私だったらそう思ってしまうわよって事」

 すると、ジュリルはそこで一度背伸びをした。

「それにしても、モランも貴方に思いを伝えきれていなかったのも問題かもね? 貴方と会う時のモランが、好意を寄せていたのは何となく分かったけど、貴方今日まで気付かなかったんじゃないの?」

 気付かなかった訳じゃない……でも、それを確信したのは今日だ。
 そもそも、ジュリルの言う通り第一期の事は全然意識もしてなかった。
 ルークからの告白で、そう言う事を考えている内に気付く事が出来たものである。
 だから、ジュリルの言う事は間違っていはいない。

「さっきの話から、クリスがモランからの好意に気付いていたなら、もっと早くこうなっていたはずですわ。でも、そうなってないという事はあながち間違えでもないって事ですわよね? それに、貴方自身にも何か心境の変化があったのでは? 今まで通りのクリスでしたら、こんな事になっていないはずですもの」
「……確かにそうだな。俺が変わらなきゃと思った結果だ。でも、こんな事になるなら、変わらなきゃよかった……そしたら、関係も、日常も壊れずに済んだのに」

 私はジュリルから言われた言葉に頷き、ぼそぼそと独り言を呟いた。
 するとそれが聞こえたのか、ジュリルが話し出す。

「確かにそうよね。告白とか相手に好意を伝える行動って、伝える人の代償と言うか求められる物が多くて不公平ですわよね?」

 突然そんな事を話し出した事に、私は軽く首を傾げた。

「そりゃ理想は、好きな人から言ってもらえるのが一番ですわよね。それなのに、こちらが意を決して伝えても、向こうから帰って来るのはYESかNOのどちら。どうしてですの? 辛くて苦しくてどうしようもなくなって、そこまでしてようやく伝える覚悟を決めてるのに、向こうは対してそんな事もなく平然と答えるかもしれないのですわよ?」
「……まぁ、そうだし、言われる方も急に言われるからそうなるのは、仕方ないんじゃない?」
「そうね。確かにそうよ。所詮、理想を掴むためには何かを犠牲にするしかないのよね」

 そうさ、告白なんて相手との関係、これまでの日常を失ってしまうかもしれないと思ってする事。
 思いを伝えるだけで、どうしてそんな大きな物を失わなければならないの? どうして、そこまでして相手に好意を伝えるの? そこまでする事なの? ……私は、モランにそうさせない様にして、失敗した。
 そんな風に、私がまた塞ぎ込み始めた時だった。

「でも、相手にそう言う気持ちを伝えるって大切なことよね?」
「……どうして? 何かを失うかもしれないのに、気持ちを伝える事が大切なの? 今まで築き上げた物を代償にしてまで、する事なの?」

 私が少し食い気味にジュリルに言い返すと、ジュリルは私の方を向いて目を真っすぐに見て来た。

「クリスは、告白を何かを失う事だと思っているのね?」
「そうだろ? する側も、される側も、その決断で全て変わってしまうじゃないか! 失いたくないと思うのは当然じゃないのか? そう簡単に戻る物じゃないだろ!」
「そうですわね。付き合っても長続きしないかもしれない、断ったら関係性が変わるかもしれない。確かにクリスの言う通り、いい事なんてない様に思えますわね」
「……そうだろ」
「でも、気持ちを相手に伝えたと言う大きな一歩は踏み出せますわ。それに、関係や日常と言った事は失われるんじゃ、壊れるわけじゃですわ。新しく生まれ変わるのですわよ」
「っ……生まれ、変わる?」

 私は想像もしなかった考え方に驚いてしまった。

「確かに、関係が終わる事もあるかもしれませんわ。でも、気持ちを伝えただけで終わる様な関係は、所詮その程度の相手だったと割り切ればいいのでわ。そうではない相手とは、関係が失われていないから、関係性が変わったという事ですわ。まぁ、これに関しては親友の言葉だったり、本などの影響もありますけど、そう思うと悪い事ばかりじゃない様に思えません?」
「……」
「何故黙るのですの? 私が何か変な事を言ったみたいではありませんか」
「あっ、いや、その何て言うか、思いもしない所から殴られた的な感じで」
「別に殴ってなどいませんわよ?」
「分かってるよ。驚いたって言うか、そう言う風に考えられなかったし、考えようともしなかったから……」

 私がキョトンとした顔でジュリルを見ていると、ジュリルは前の方へと視線を移動させた。

「所詮は、自分がどう思うかなんですから、悪い方じゃなくていい方になるべく考えた方がいいに決まっているじゃない。夢とか目標と同じですわ」
「夢と同じ?」
「そう、こうなりたいこれをやりたい、だからこうしようああしよと行動をとろうとするじゃない? もしなくても、いい方向に進もうと決めて進めば必ず自分にとって良い未来に辿り着くと、私は思っているわ」
「それは、何でもいいから自分の為になる事をすればいいって事?」
「何でもと言うより、絞った方がいいと思うわ。だから、そう言う時は立ち止まって、進む方を悩めばいいと思うわ。だって、進んでしまったら時間はもう戻りはしないのだから、進む方を選ぶのに時間を使った方がいいと私は思うわ。あれ? 何か話が変わってしまったわね」

 進むんじゃなくて、立ち止まって進む道を考えるか。
 すると、ジュリルが急に立ち上がって私の方に指を差して来た。

「ともかく、クリス貴方はなるべく早くモランと会って、もう一度話し合うべきだわ。いいこと? 後、その落ち込んでますオーラ出すの、もうやめて下さる?」
「あ、あぁ。分かった」
「ん」

 そう言って、ジュリルが私に向けていた手を開いて差し出して来た。

「ほら、座っていたらその暗い感じから完全に抜けだせませんわよ。それに私も待っているのも飽きましたわ。だから、立ち上がってレオンたちの方へ行きますわよクリス」
「あぁ。そうだね、ジュリル。……ありがとう」

 私はそう言って、ジュリルの手を取って立ち上がって前へと歩き出した。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

王女様は温かいごはんが食べたい ~冷えた王宮料理を変えたら、オープンキッチンと政略婚約がついてきました~

しおしお
恋愛
異世界の王女リリアーヌは、前世の記憶を持つ転生者。 豪華絢爛な王宮で暮らし始めた彼女だったが、ひとつだけどうしても耐えられないことがあった。 ――食事が、冷めているのだ。 どれほど立派な料理でも、ぬるいスープや冷めた肉ではホッとできない。 「温かいごはんが食べたい」 そのささやかな願いを口にしたことから、王宮ではなぜか大騒動が巻き起こる。 地下厨房からの高速搬送。 専用レーンを爆走するカートメイド。 扉の開閉に命をかけるオープナー。 ついには食堂に火を持ち込むオープンキッチンまで誕生して――!? 温かさは、ホッとさせてくれる。 それは料理だけではなく、人との距離まで少しずつ変えていくものだった。 冷えた王宮に湯気と笑顔を取り戻す、 食と温かさをめぐる宮廷日常コメディ! -

悪役令嬢はやめて、侯爵子息になります

立風花
恋愛
第八回 アイリス恋愛ファンタジー大賞 一次選考通過作品に入りました!  完結しました。ありがとうございます  シナリオが進む事のなくなった世界。誰も知らないゲーム後の世界が動き出す。  大崩落、王城陥落。聖女と祈り。シナリオ分岐の真実。 激動する王国で、想い合うノエルとアレックス王子。  大切な人の迷いと大きな決断を迫られる最終章! ーあらすじー  8歳のお誕生日を前に、秘密の場所で小さな出逢いを迎えたキャロル。秘密を約束して別れた直後、頭部に怪我をしてしまう。  巡る記憶は遠い遠い過去。生まれる前の自分。  そして、知る自分がゲームの悪役令嬢であること。  戸惑いの中、最悪の結末を回避するために、今度こそ後悔なく幸せになる道を探しはじめる。  子息になった悪役令嬢の成長と繋がる絆、戸惑う恋。 侯爵子息になって、ゲームのシナリオ通りにはさせません!<序章 侯爵子息になります!編> 子息になったキャロルの前に現れる攻略対象。育つ友情、恋に揺れる気持<二章 大切な人!社交デビュー編> 学園入学でゲームの世界へ。ヒロイン登場。シナリオの変化。絆は波乱を迎える「転」章<三章 恋する学園編> ※複数投稿サイト、またはブログに同じ作品を掲載しております

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。

和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……? しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし! 危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。 彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。 頼む騎士様、どうか私を保護してください! あれ、でもこの人なんか怖くない? 心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……? どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ! 人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける! ……うん、詰んだ。 ★「小説家になろう」先行投稿中です★

勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!

エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」 華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。 縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。 そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。 よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!! 「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。 ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、 「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」 と何やら焦っていて。 ……まあ細かいことはいいでしょう。 なにせ、その腕、その太もも、その背中。 最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!! 女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。 誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート! ※他サイトに投稿したものを、改稿しています。

『魔力ゼロの欠陥品』と蔑まれた伯爵令嬢、卒業パーティーで婚約破棄された瞬間に古代魔法が覚醒する ~虐げられ続けた三年間、倍返しでは足りない~

スカッと文庫
恋愛
「貴様のような無能、我が国の王妃には相応しくない。婚約を破棄し、学園から追放する!」 王立魔道学園の卒業パーティー。きらびやかなシャンデリアの下、王太子エドワードの声が冷酷に響いた。彼の隣には、愛くるしい表情で私を嵌めた男爵令嬢、ミナが勝ち誇ったように寄り添っている。 伯爵令嬢のリリアーヌは、入学以来三年間、「魔力ゼロの欠陥品」として学園中の嘲笑を浴び続けてきた。 婚約者であるエドワードからは一度も顧みられず、同級生からはゴミのように扱われ、ミナの自作自演による「いじめ」の濡れ衣まで着せられ……。 それでも、父との「力を隠せ」という約束を守るため、泥を啜るような屈辱に耐え抜いてきた。 ――だが、国からも学園からも捨てられた今、もうその約束を守る必要はない。 「さようなら、皆様。……私が消えた後、この国がどうなろうと知ったことではありませんわ」 リリアーヌが身につけていた「魔力封印の首飾り」を自ら引き千切った瞬間、会場は漆黒の魔力に包まれた。 彼女は無能などではない。失われた「古代魔法」をその身に宿す、真の魔道の主だったのだ。 絶望する王太子たちを余目に、隣国の伝説の魔術師アルベルトに拾われたリリアーヌ。 彼女の、残酷で、甘美な復讐劇が今、幕を開ける――。

社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。

天咲リンネ
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。 引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。 見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。 つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。 ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。 しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。 その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…? 果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!? ※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。

処理中です...