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第256話 第二期期末試験②~大食堂での気遣い~
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第二期期末試験の学科試験1日目が無事に終わり、2日目も最後の教科試験が終わりを迎えようとしていた。
試験終了のチャイムが鳴り響くと担当教員が口を開き試験終了を言い伝える。
「はいそこまで! 回答用紙はそのまま前に回すように」
終わった~とりあえず不安な教科はあるけども、学科試験は終了ね。
私は無事に学科試験終了に安堵の息をつく。
すると前の席のシンリが振り向いて話し掛けて来た。
「終わったな試験。どうだったよ、クリス?」
「まぁまぁかな。間違えたり、分からない所があったからな」
「へぇ~クリスでも分からない所があったのか」
「そりゃあるよ。で、シンリの方は?」
「僕はもう、さっぱりって感じ。あんまり手ごたえなし。あ~でも、さすがにポイント減点される程の感じじゃないよ」
シンリと私は試験について話していると、担当教員が全回答用紙を回収し終わり話し始めた。
「皆、学科試験お疲れ様。学科試験の結果については午後には出るから、各自確認する様に。それと以前にも話したが、今日は明日の実力試験についての話もするから学科試験の結果が出てから30分後には教室に居るように。以上、それまで解散」
担当教員はそのまま教室から出て行くと、各自席から立って背伸びをしたり周囲の人と話したりと、学科試験から解放されリラックスしていた。
私はその場で思いっきり背伸びをしていると、トウマがリーガとライラックと一緒にやって来た。
「クリス、シンリ。これから大食堂で学科試験お疲れ打ち上げやるけど、一緒にどうだ?」
「もう打ち上げ?」
「いいだろシンリ。今回意外と試験難しかったし、少しくらい気持ちをパーッと発散して、明日に備えようってやつだよ」
トウマの発言に乗っかる様に、後ろからリーガとライラックが乗り出して来た。
「そうだ! そうだ! 明日で期末試験も終わりなんだから、ここで気持ちを切り替えようって言うもんだ! 決して、学科試験なんてくそくらえ的なやけくそ会じゃねぇんだ!」
「もっと言ってやれライラック! 学科試験ごときで俺の筋肉は輝かねぇんだよ! 俺の筋肉は明日が一番輝くんだ」
私は2人の発言を聞き、これは学科試験の事を考えるのをやめたんだと思った。
「ま、まぁ2人の発言は置いといて、一緒に飯でもどうだ?」
「僕はいいよ。クリスは?」
「学科試験も終わったし、俺も行くよ」
「よし! 決まりだな。 じゃ、早く行こうぜ。席がなくなっちまうからな」
その後私たちは大食堂へと向かったが、案の定大食堂は大混雑していた。
全学年学科試験終了しているので、皆考える様な事は同じであったのだ。
「いっや~さすが試験終わり、超絶混んでるな大食堂」
「まぁお昼時って言うのもあるし、仕方ないんじゃない?」
「とりあえず、買うのもそうだけど席もだな。どうする? 別れるか?」
トウマの提案に私たちは頷いて賛成した。
その結果、私とシンリで席の確保班となり、トウマとリーガとライラックで昼食を購入班になって別々に行動する事になった。
そして私とシンリで5人で座れる席を探し始めるが、どこも埋まっており5人で座れるような場所を見つけられずにいた。
「さすがに5人で座れる席はもう空いてないね」
「そうだな。2人もしくは3人座れる席はちらほらとあるけど」
私たちが探しているうちにも、次々に新しい生徒たちが空いている席に座り始めていた。
「どうするクリス? とりあえず、2席と3席で近い所をどこか確保する?」
「そうだな。座れないよりは、別れて座れる方がいいよな」
シンリと手分けして、私は近くに空いている席を探していると、突然声を掛けられた。
「クリス、何してるんだ?」
「っ! エメル寮長」
足を止めて声が聞こえて来た方を向くと、そこにはエメル以外にもイルダ・スニーク・マルロスの3年生たちが同じ席に座っていた。
えっ……どう言う組み合わせ?
私はそう光景を見て、始めにそう思ってしまい口に出そうになったが、ぐっと堪えた。
「寮長、どうしてあんな奴に声を掛けたんですか?」
あんな奴って私? いや~スニーク副寮長はきつい言葉を使うな~
「別にいいだろ。お前にそこまで言われたくない」
「あ~……と、当方とした事が寮長に嫌われる発言をしてしまうとは……」
スニークはこの世の終わりの様な顔をして落ち込んでいたが、エメルは無視て私に話し掛けて来た。
「で、試験終わりに急いで何してるんだ? もしかして、席がなくて探してるのか?」
「え、えぇ。まさにその通りです」
「なるほどね。だったら、この席使うか? 俺たちはもう昼食も食べ終わって、ゆったりしてただけだし」
「いや! そこまでしてもらわなくても」
「別にいいよな、イル――は、もう寝てるか。じゃ、マルロスいいよな?」
イルダの視線が椅子にもたれ掛かり天を見上げているイルダから、その正面にいたマルロスに移る。
「自分はいいですよ。イルダも明日の事もあるし、早めに寮へと連れて行く予定ですし、イルダの代わりに自分は打ち合わせもあるので」
「そう言えばそんな事言っていたな。それじゃ、僕たちはどくからクリスが好きに使うといい」
「いや、でも」
私は勝手に話が進んでしまい、先輩たちに申し訳ない気持ちになっているとマルロスが私の方を向いて来た。
マルロスの仮面姿で急に見られた事に、私は一瞬ビクッとしてしまう。
「あ、ごめんよ。急にこんな仮面姿で見られると驚くよね」
「そ、そんな事は」
「別に責めてる訳でも怒ってる訳じゃないから。君たちは明日も試験があるんだから、しっかり英気を養わないと。それじゃ、明日いい結果がだせないよ。だから遠慮しなくていいんだよ」
そう言ってマルロスは立ち上がり、天を見上げた状態で寝ているイルダに近寄った。
「イルダ、もう戻るよ。明日もあるんだから、寮に戻るぞ」
マルロスは優しくイルダの肩を揺らしながら話し掛けると、イルダは寝ボケたような声で「あ~う~」と反応していた。
そしてイルダはゆっくりと立ち上がり、寝ボケた顔で私の方を見ると軽く頭を下げて来たので、私もつい軽く頭を下げてしまった。
つい反応しちゃったけど、誰と勘違いされたんだろ……
その後、マルロスは「それじゃ試験頑張って」と私に告げて、イルダを支える様に一緒に歩き始めた。
その姿を見てイルダも立ち上がり、スニークの肩を叩いた。
「ほら、お前はいつまでそんな事してるんだ。僕たちも行くぞ」
「っ! 寮長! お待ちください」
エメルは軽く私に手を上げて挨拶して、そのまま歩て行ってしまう。
スニークは一瞬だけ私の方を見たが、何もせずにそのままエメルの後を追って行くのだった。
そこへ入れ替わる様にシンリが合流して来た。
「クリス、どうだっ――え、クリス5人で座れそうな所見つけたのか?」
「え、あ、う、うん。見つけたって言うか、譲ってもらったて言うか……」
私の歯切れの悪い言葉に、シンリは軽く首を傾げたがひとまず席が見つかったので、突っ込まれずに席に座るのだった。
そしてそこへ丁度トウマが私たちの状況を訊きに来たが、エメルたちに譲ってもらった事は言えなかった。
と言うより、言うタイミングを逃してしまったのだ。
その後、リーガとライラックとも合流して、その席に全員で座り無事に昼食を食べ始めるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
トウマたちと昼食を食べた後、ゆっくりとしていると学科試験採点終了のアナウンスが学院中に流れた。
そして10分後に各学年、各寮ごとの学科試験結果順位が主要箇所に張り出された。
張り出されたと同時に学院生たちは、一斉に喜怒哀楽の声を上げた。
私たちも人混みをかき分けて、大食堂近くに張り出された学科試験結果順位を目にした。
第二期期末試験 学科試験結果順位
第2学年 オービン寮
1位 ルーク 11位 ガードル
2位 ニック 12位 ヴァン
3位 ガウェン 13位 ケビン
4位 シン 14位 モーガン
5位 クリス 15位 ベックス
6位 アルジュ 16位 ピース
7位 フェルト 17位 シンリ
8位 マックス 18位 リーガ
9位 トウマ 19位 ライラック
10位 ノルマ 20位 ガイル
試験終了のチャイムが鳴り響くと担当教員が口を開き試験終了を言い伝える。
「はいそこまで! 回答用紙はそのまま前に回すように」
終わった~とりあえず不安な教科はあるけども、学科試験は終了ね。
私は無事に学科試験終了に安堵の息をつく。
すると前の席のシンリが振り向いて話し掛けて来た。
「終わったな試験。どうだったよ、クリス?」
「まぁまぁかな。間違えたり、分からない所があったからな」
「へぇ~クリスでも分からない所があったのか」
「そりゃあるよ。で、シンリの方は?」
「僕はもう、さっぱりって感じ。あんまり手ごたえなし。あ~でも、さすがにポイント減点される程の感じじゃないよ」
シンリと私は試験について話していると、担当教員が全回答用紙を回収し終わり話し始めた。
「皆、学科試験お疲れ様。学科試験の結果については午後には出るから、各自確認する様に。それと以前にも話したが、今日は明日の実力試験についての話もするから学科試験の結果が出てから30分後には教室に居るように。以上、それまで解散」
担当教員はそのまま教室から出て行くと、各自席から立って背伸びをしたり周囲の人と話したりと、学科試験から解放されリラックスしていた。
私はその場で思いっきり背伸びをしていると、トウマがリーガとライラックと一緒にやって来た。
「クリス、シンリ。これから大食堂で学科試験お疲れ打ち上げやるけど、一緒にどうだ?」
「もう打ち上げ?」
「いいだろシンリ。今回意外と試験難しかったし、少しくらい気持ちをパーッと発散して、明日に備えようってやつだよ」
トウマの発言に乗っかる様に、後ろからリーガとライラックが乗り出して来た。
「そうだ! そうだ! 明日で期末試験も終わりなんだから、ここで気持ちを切り替えようって言うもんだ! 決して、学科試験なんてくそくらえ的なやけくそ会じゃねぇんだ!」
「もっと言ってやれライラック! 学科試験ごときで俺の筋肉は輝かねぇんだよ! 俺の筋肉は明日が一番輝くんだ」
私は2人の発言を聞き、これは学科試験の事を考えるのをやめたんだと思った。
「ま、まぁ2人の発言は置いといて、一緒に飯でもどうだ?」
「僕はいいよ。クリスは?」
「学科試験も終わったし、俺も行くよ」
「よし! 決まりだな。 じゃ、早く行こうぜ。席がなくなっちまうからな」
その後私たちは大食堂へと向かったが、案の定大食堂は大混雑していた。
全学年学科試験終了しているので、皆考える様な事は同じであったのだ。
「いっや~さすが試験終わり、超絶混んでるな大食堂」
「まぁお昼時って言うのもあるし、仕方ないんじゃない?」
「とりあえず、買うのもそうだけど席もだな。どうする? 別れるか?」
トウマの提案に私たちは頷いて賛成した。
その結果、私とシンリで席の確保班となり、トウマとリーガとライラックで昼食を購入班になって別々に行動する事になった。
そして私とシンリで5人で座れる席を探し始めるが、どこも埋まっており5人で座れるような場所を見つけられずにいた。
「さすがに5人で座れる席はもう空いてないね」
「そうだな。2人もしくは3人座れる席はちらほらとあるけど」
私たちが探しているうちにも、次々に新しい生徒たちが空いている席に座り始めていた。
「どうするクリス? とりあえず、2席と3席で近い所をどこか確保する?」
「そうだな。座れないよりは、別れて座れる方がいいよな」
シンリと手分けして、私は近くに空いている席を探していると、突然声を掛けられた。
「クリス、何してるんだ?」
「っ! エメル寮長」
足を止めて声が聞こえて来た方を向くと、そこにはエメル以外にもイルダ・スニーク・マルロスの3年生たちが同じ席に座っていた。
えっ……どう言う組み合わせ?
私はそう光景を見て、始めにそう思ってしまい口に出そうになったが、ぐっと堪えた。
「寮長、どうしてあんな奴に声を掛けたんですか?」
あんな奴って私? いや~スニーク副寮長はきつい言葉を使うな~
「別にいいだろ。お前にそこまで言われたくない」
「あ~……と、当方とした事が寮長に嫌われる発言をしてしまうとは……」
スニークはこの世の終わりの様な顔をして落ち込んでいたが、エメルは無視て私に話し掛けて来た。
「で、試験終わりに急いで何してるんだ? もしかして、席がなくて探してるのか?」
「え、えぇ。まさにその通りです」
「なるほどね。だったら、この席使うか? 俺たちはもう昼食も食べ終わって、ゆったりしてただけだし」
「いや! そこまでしてもらわなくても」
「別にいいよな、イル――は、もう寝てるか。じゃ、マルロスいいよな?」
イルダの視線が椅子にもたれ掛かり天を見上げているイルダから、その正面にいたマルロスに移る。
「自分はいいですよ。イルダも明日の事もあるし、早めに寮へと連れて行く予定ですし、イルダの代わりに自分は打ち合わせもあるので」
「そう言えばそんな事言っていたな。それじゃ、僕たちはどくからクリスが好きに使うといい」
「いや、でも」
私は勝手に話が進んでしまい、先輩たちに申し訳ない気持ちになっているとマルロスが私の方を向いて来た。
マルロスの仮面姿で急に見られた事に、私は一瞬ビクッとしてしまう。
「あ、ごめんよ。急にこんな仮面姿で見られると驚くよね」
「そ、そんな事は」
「別に責めてる訳でも怒ってる訳じゃないから。君たちは明日も試験があるんだから、しっかり英気を養わないと。それじゃ、明日いい結果がだせないよ。だから遠慮しなくていいんだよ」
そう言ってマルロスは立ち上がり、天を見上げた状態で寝ているイルダに近寄った。
「イルダ、もう戻るよ。明日もあるんだから、寮に戻るぞ」
マルロスは優しくイルダの肩を揺らしながら話し掛けると、イルダは寝ボケたような声で「あ~う~」と反応していた。
そしてイルダはゆっくりと立ち上がり、寝ボケた顔で私の方を見ると軽く頭を下げて来たので、私もつい軽く頭を下げてしまった。
つい反応しちゃったけど、誰と勘違いされたんだろ……
その後、マルロスは「それじゃ試験頑張って」と私に告げて、イルダを支える様に一緒に歩き始めた。
その姿を見てイルダも立ち上がり、スニークの肩を叩いた。
「ほら、お前はいつまでそんな事してるんだ。僕たちも行くぞ」
「っ! 寮長! お待ちください」
エメルは軽く私に手を上げて挨拶して、そのまま歩て行ってしまう。
スニークは一瞬だけ私の方を見たが、何もせずにそのままエメルの後を追って行くのだった。
そこへ入れ替わる様にシンリが合流して来た。
「クリス、どうだっ――え、クリス5人で座れそうな所見つけたのか?」
「え、あ、う、うん。見つけたって言うか、譲ってもらったて言うか……」
私の歯切れの悪い言葉に、シンリは軽く首を傾げたがひとまず席が見つかったので、突っ込まれずに席に座るのだった。
そしてそこへ丁度トウマが私たちの状況を訊きに来たが、エメルたちに譲ってもらった事は言えなかった。
と言うより、言うタイミングを逃してしまったのだ。
その後、リーガとライラックとも合流して、その席に全員で座り無事に昼食を食べ始めるのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
トウマたちと昼食を食べた後、ゆっくりとしていると学科試験採点終了のアナウンスが学院中に流れた。
そして10分後に各学年、各寮ごとの学科試験結果順位が主要箇所に張り出された。
張り出されたと同時に学院生たちは、一斉に喜怒哀楽の声を上げた。
私たちも人混みをかき分けて、大食堂近くに張り出された学科試験結果順位を目にした。
第二期期末試験 学科試験結果順位
第2学年 オービン寮
1位 ルーク 11位 ガードル
2位 ニック 12位 ヴァン
3位 ガウェン 13位 ケビン
4位 シン 14位 モーガン
5位 クリス 15位 ベックス
6位 アルジュ 16位 ピース
7位 フェルト 17位 シンリ
8位 マックス 18位 リーガ
9位 トウマ 19位 ライラック
10位 ノルマ 20位 ガイル
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