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第265話 第二期期末試験⑪~落とし穴と2人組~
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「「トウマ……」」
トウマの後ろ姿を見ながら、リーガとライラックが呟く。
その背中は2人からしたら、大きく頼もしく見えていた。
だが当の本には、少し手が震えていた。
「(何か勢いで凄い事言ってしまった……が、ここで諦めらめるわけには行かねよな!)」
トウマは改めて自分を奮い立たせて、オービンと戦う為にかまえる。
オービンはその姿勢をただじっと見ていた。
「(逃げる事は辞めたか。トウマ君は意外とリーダーとか向いているのかもしれないな。あの2人との信頼関係もあるのかもしれないけど、気持ちを変えさせるのは誰しもが出来る事じゃない)」
するとオービンは片腕をトウマに向けて突然『バースト』を撃ち放った。
しかし、咄嗟にトウマは自身の目の特殊体質の力を発動し、シールドを展開しオービンの攻撃を防いだ。
だが、その後もオービンの『バースト』の魔法攻撃が続くも、それもシールドの常時展開で防ぎ続けたのだった。
「(何で急に攻撃っ……いや、わざわざ相手に攻撃するよなんていわねぇか。それに、俺のこの力も常時展開時間も少し伸びてるから、まだ大丈夫だがいつまで続くんだ)」
「(弾いているのか? いや、正確には流されているの方が正しいか。それにしても、トウマ君のこの力はやはり特殊体質のものかもしれないな)」
するとそこでオービンは攻撃を一時的に止めると、後ろに少し後退すると片腕を上から下へと勢いよく振り下ろした。
直後、トウマの上空から一直線に頭目掛けて『ガスト』が放たれる。
「っ!?」
しかし、トウマは瞬時にそれに反応し真上を向きその攻撃も防いだ。
「(あっぶね~……でも、追いつけない速さじゃないし、これなら行ける気がするぞ)」
「(なるほど。あのシールドはトウマ君が見た先のみに展開されているのか。なら)」
次にオービンは片手を地面に付けると、トウマたちの背後に小型のゴーレムを創り出し背後から攻撃を仕掛けだす。
「(後ろか! くそ、間に合わない!)」
と、トウマがリーガとライラックを守ろうと振り向くが、その時には既にゴーレムの拳が突き出されていた。
しかし、その拳はリーガとライラックが協力し防いでいたのだった。
リーガが身体強化魔法で拳を受けとめ、ライラックが『アイス』でゴーレムの動きを止めていた。
「お、お前ら」
「おいおいトウマ。俺たちはお前に守られる程、弱くねぇんだよ。俺の筋肉舐めんなよ!」
「そうだぞ。さっきは弱音を吐いちまったが、もう大丈夫! 俺は奇跡を起こす男だぜ」
「あぁ、そうだな。変に心配し過ぎてたわ!」
トウマはそのまま2人と共にゴーレムに向かって魔法を放ち、ゴーレムを破壊した。
そして3人は横並びになり、オービンの方を向き各自戦闘ポーズをかまえた。
するとオービンは俯いた状態で、うっすらと小さく笑うとトウマたちの方へと顔を上げた。
「少し君たちに遠慮をしていたよ。君たちが真剣に向かって来ているのだから、俺もしっかりと全力で向き合うべきだったね」
「ん? ……へぇ?」
「だから、ここからは全力で君たちの邪魔をさせてもらうよ」
そう言ってオービンは、周囲に炎・水・雷のドラゴンを創り出し、更に鉄のゴーレムを武装させた状態で2体も創りだした。
その光景にトウマたちは言葉を失った。
「さぁ、行くよ」
「あ~……やっぱ、これ無理かも」
そしてオービンとトウマたちの第二ラウンドが開始されたのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【試験官・教員たち控え室】
「あーこれ、大丈夫なんですか?」
「確かに、いくら力が抑えられているダンジョンだからと言って、オービンが本気でやったら危ないのでは?」
ここは、試験官たちが生徒たちのダンジョン内の行動を確認出来る部屋となっており、各チームに事に現状の映像がリアルタイムで表示され、邪魔者で入っている3年生たちも各自映し出されいる部屋である。
また、担任教員や学院長のマイナやタツミもこの部屋で試験の状況を映像で見届けていた。
すると、マイナが心配する試験官たちに声を掛けた。
「心配する事はない、このダンジョンはそんな脆くはない。例え彼が本気で魔法を使おうが壊れる事は絶対にないから、安心しなさい」
「学院長がそこまでおっしゃるなら」
「それに彼に関しては制約もあるから、問題ない。そうでしょ、タツミ先生」
と、マイナがタツミの方を見ると「えぇ」と答えた。
その後試験官たちは、納得し試験採点へと意識を戻すのだった。
そしてマイナは映像を見ながらタツミに話し掛けた。
「にしても、オービンさんはルークさんの所に行かなかったのね」
「あのダンジョンで、特定の誰かに会うのは難しいですしあれが普通なのではないんですか?」
「そう? でも、オービンさんなら出来そうな感じがするのだけど」
「さぁ、さすがに俺にもそこまでは分かりませんね」
「そう」
そして2人は椅子に座りながら、映像を見続けていると急にタツミが立ち上がった。
「どうしたの、タツミ先生?」
「いや、そろそろ準備でもしようかと思いまして」
「準備?」
「はい。もうそろそろ、俺の出番もあるかなと思うんで」
そう言うとタツミは部屋から出て行ってしまう。
それをマイナは何も言わずに見送ると、ダンジョン映像の方に視線を戻した。
「(さてと、クリスさんはまだ最初の迷路で、ルークさんはミカロスさんたちから別の道で迂回。オービンさんとトウマさんたちが戦闘中と。他はどうしているのかしらね)」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【マックス班】
「くっそ! ダメだ。全然抜け出せねぇ」
「もうだめ~お腹空いた~……」
「これは私にはどうしようもないですね」
「おいおい、頼むぜ2人共」
マックス、ピース、モーガンは何故か通路に出来ていた落とし穴にハマり抜け出せずにいた。
ピースは空腹が来て、地面に座り込みモーガンは上をただ見上げていた。
マックスは何とか抜け出そうと飛び上がったり、自慢の足を使い駆け上がろうとしたが、どちらも失敗に終わっていた。
「あ~何でこんな事に」
「もとはと言えば、彼ですね。イルダ寮副寮長のマルロス先輩に遭遇した所ですね」
「確かにな」
マックスたちは、最初の迷路の様な道を抜けて最初の目印に辿り着き、そのままメダルに向かう途中でバッタリとマルロスと出会っていた。
その後マックスたちは、邪魔者に遭遇したら一度逃げようと決めていたので、直ぐに引き返したがマルロスに見つかり追いかけられ始めてしまう。
そして何故か来た道を戻っている途中で落とし穴に落ちてしまい、今に至っていた。
「てか、来る途中にこんな物なかったよな」
「えぇ。あれば落ちていましたね」
「いや、そうかもしんねぇけど。今はそこじゃなくてだな、どうしてなかった物が急に出来てるかって事だよ」
「さぁ? 何ででしょうね」
「だよな~……はぁ~」
と、マックスはため息をついていると、突然ピースが立ち上がった。
2人は無言で立ち上がったピースに驚いていると、突然ピースが大声を出した。
「お腹空いたー! こんな所じゃ、腹も膨れねぇ! おらっぁ!」
直後ピースが両手を地面に付けると、急に地面が盛り上がり放り投げられるように落とし穴を脱したのだ。
その後マックスたちは宙を舞った。
「おー! マジかピース。やるじゃねぇか!」
「うぅ~……お腹空いた……」
「ピースの空腹時の爆発的な力の発動と言う所ですかね?」
その時ピースは完全に空腹でほぼ意識がない状態であり、2人の話も聞こえていなかった。
そして、3人が地面に着地した直後だった。
再び足場が崩れ落とし穴に落ちるのだった。
「ふざけんな~!」
と、マックスの叫び声が落ちながら響くのだった。
それの声が、別の所を歩いていたマルロスに微かに届き足を止めた。
「(おや、もしや2つ目の穴に落ちたかな? あそこは落とし穴だらけにしておいたので、かなりの足止めになるでしょうね。自分の魔力をトリガーに落とし穴の発動にしていた所に、彼らが来たのは運が良かった。そのまま初めの対象になってくれたし)」
そんな事を思い出しながらマルロスは再び歩き始める。
「(それにしても、イルダは大丈夫だろうか? しっかりやれているのか心配だ)」
マルロスは腕を組みながらイルダの心配をしていると、バッタリとヴァンとシンリに出会う。
「げっ……邪魔者」
「うわ、マルロス先輩だ」
「おや、また新しいチームとの遭遇」
すると直ぐにマルロスは異変に気付く。
「確かチームは3人だったはず。何で2人しかいないんですか?」
「あ~いや、それは……」
と、シンリが口を濁しているとヴァンが機嫌悪く答えた。
「あの助っ人やろうとは、相性が合わねぇから置いて来た」
「……え?」
トウマの後ろ姿を見ながら、リーガとライラックが呟く。
その背中は2人からしたら、大きく頼もしく見えていた。
だが当の本には、少し手が震えていた。
「(何か勢いで凄い事言ってしまった……が、ここで諦めらめるわけには行かねよな!)」
トウマは改めて自分を奮い立たせて、オービンと戦う為にかまえる。
オービンはその姿勢をただじっと見ていた。
「(逃げる事は辞めたか。トウマ君は意外とリーダーとか向いているのかもしれないな。あの2人との信頼関係もあるのかもしれないけど、気持ちを変えさせるのは誰しもが出来る事じゃない)」
するとオービンは片腕をトウマに向けて突然『バースト』を撃ち放った。
しかし、咄嗟にトウマは自身の目の特殊体質の力を発動し、シールドを展開しオービンの攻撃を防いだ。
だが、その後もオービンの『バースト』の魔法攻撃が続くも、それもシールドの常時展開で防ぎ続けたのだった。
「(何で急に攻撃っ……いや、わざわざ相手に攻撃するよなんていわねぇか。それに、俺のこの力も常時展開時間も少し伸びてるから、まだ大丈夫だがいつまで続くんだ)」
「(弾いているのか? いや、正確には流されているの方が正しいか。それにしても、トウマ君のこの力はやはり特殊体質のものかもしれないな)」
するとそこでオービンは攻撃を一時的に止めると、後ろに少し後退すると片腕を上から下へと勢いよく振り下ろした。
直後、トウマの上空から一直線に頭目掛けて『ガスト』が放たれる。
「っ!?」
しかし、トウマは瞬時にそれに反応し真上を向きその攻撃も防いだ。
「(あっぶね~……でも、追いつけない速さじゃないし、これなら行ける気がするぞ)」
「(なるほど。あのシールドはトウマ君が見た先のみに展開されているのか。なら)」
次にオービンは片手を地面に付けると、トウマたちの背後に小型のゴーレムを創り出し背後から攻撃を仕掛けだす。
「(後ろか! くそ、間に合わない!)」
と、トウマがリーガとライラックを守ろうと振り向くが、その時には既にゴーレムの拳が突き出されていた。
しかし、その拳はリーガとライラックが協力し防いでいたのだった。
リーガが身体強化魔法で拳を受けとめ、ライラックが『アイス』でゴーレムの動きを止めていた。
「お、お前ら」
「おいおいトウマ。俺たちはお前に守られる程、弱くねぇんだよ。俺の筋肉舐めんなよ!」
「そうだぞ。さっきは弱音を吐いちまったが、もう大丈夫! 俺は奇跡を起こす男だぜ」
「あぁ、そうだな。変に心配し過ぎてたわ!」
トウマはそのまま2人と共にゴーレムに向かって魔法を放ち、ゴーレムを破壊した。
そして3人は横並びになり、オービンの方を向き各自戦闘ポーズをかまえた。
するとオービンは俯いた状態で、うっすらと小さく笑うとトウマたちの方へと顔を上げた。
「少し君たちに遠慮をしていたよ。君たちが真剣に向かって来ているのだから、俺もしっかりと全力で向き合うべきだったね」
「ん? ……へぇ?」
「だから、ここからは全力で君たちの邪魔をさせてもらうよ」
そう言ってオービンは、周囲に炎・水・雷のドラゴンを創り出し、更に鉄のゴーレムを武装させた状態で2体も創りだした。
その光景にトウマたちは言葉を失った。
「さぁ、行くよ」
「あ~……やっぱ、これ無理かも」
そしてオービンとトウマたちの第二ラウンドが開始されたのだった。
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【試験官・教員たち控え室】
「あーこれ、大丈夫なんですか?」
「確かに、いくら力が抑えられているダンジョンだからと言って、オービンが本気でやったら危ないのでは?」
ここは、試験官たちが生徒たちのダンジョン内の行動を確認出来る部屋となっており、各チームに事に現状の映像がリアルタイムで表示され、邪魔者で入っている3年生たちも各自映し出されいる部屋である。
また、担任教員や学院長のマイナやタツミもこの部屋で試験の状況を映像で見届けていた。
すると、マイナが心配する試験官たちに声を掛けた。
「心配する事はない、このダンジョンはそんな脆くはない。例え彼が本気で魔法を使おうが壊れる事は絶対にないから、安心しなさい」
「学院長がそこまでおっしゃるなら」
「それに彼に関しては制約もあるから、問題ない。そうでしょ、タツミ先生」
と、マイナがタツミの方を見ると「えぇ」と答えた。
その後試験官たちは、納得し試験採点へと意識を戻すのだった。
そしてマイナは映像を見ながらタツミに話し掛けた。
「にしても、オービンさんはルークさんの所に行かなかったのね」
「あのダンジョンで、特定の誰かに会うのは難しいですしあれが普通なのではないんですか?」
「そう? でも、オービンさんなら出来そうな感じがするのだけど」
「さぁ、さすがに俺にもそこまでは分かりませんね」
「そう」
そして2人は椅子に座りながら、映像を見続けていると急にタツミが立ち上がった。
「どうしたの、タツミ先生?」
「いや、そろそろ準備でもしようかと思いまして」
「準備?」
「はい。もうそろそろ、俺の出番もあるかなと思うんで」
そう言うとタツミは部屋から出て行ってしまう。
それをマイナは何も言わずに見送ると、ダンジョン映像の方に視線を戻した。
「(さてと、クリスさんはまだ最初の迷路で、ルークさんはミカロスさんたちから別の道で迂回。オービンさんとトウマさんたちが戦闘中と。他はどうしているのかしらね)」
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【マックス班】
「くっそ! ダメだ。全然抜け出せねぇ」
「もうだめ~お腹空いた~……」
「これは私にはどうしようもないですね」
「おいおい、頼むぜ2人共」
マックス、ピース、モーガンは何故か通路に出来ていた落とし穴にハマり抜け出せずにいた。
ピースは空腹が来て、地面に座り込みモーガンは上をただ見上げていた。
マックスは何とか抜け出そうと飛び上がったり、自慢の足を使い駆け上がろうとしたが、どちらも失敗に終わっていた。
「あ~何でこんな事に」
「もとはと言えば、彼ですね。イルダ寮副寮長のマルロス先輩に遭遇した所ですね」
「確かにな」
マックスたちは、最初の迷路の様な道を抜けて最初の目印に辿り着き、そのままメダルに向かう途中でバッタリとマルロスと出会っていた。
その後マックスたちは、邪魔者に遭遇したら一度逃げようと決めていたので、直ぐに引き返したがマルロスに見つかり追いかけられ始めてしまう。
そして何故か来た道を戻っている途中で落とし穴に落ちてしまい、今に至っていた。
「てか、来る途中にこんな物なかったよな」
「えぇ。あれば落ちていましたね」
「いや、そうかもしんねぇけど。今はそこじゃなくてだな、どうしてなかった物が急に出来てるかって事だよ」
「さぁ? 何ででしょうね」
「だよな~……はぁ~」
と、マックスはため息をついていると、突然ピースが立ち上がった。
2人は無言で立ち上がったピースに驚いていると、突然ピースが大声を出した。
「お腹空いたー! こんな所じゃ、腹も膨れねぇ! おらっぁ!」
直後ピースが両手を地面に付けると、急に地面が盛り上がり放り投げられるように落とし穴を脱したのだ。
その後マックスたちは宙を舞った。
「おー! マジかピース。やるじゃねぇか!」
「うぅ~……お腹空いた……」
「ピースの空腹時の爆発的な力の発動と言う所ですかね?」
その時ピースは完全に空腹でほぼ意識がない状態であり、2人の話も聞こえていなかった。
そして、3人が地面に着地した直後だった。
再び足場が崩れ落とし穴に落ちるのだった。
「ふざけんな~!」
と、マックスの叫び声が落ちながら響くのだった。
それの声が、別の所を歩いていたマルロスに微かに届き足を止めた。
「(おや、もしや2つ目の穴に落ちたかな? あそこは落とし穴だらけにしておいたので、かなりの足止めになるでしょうね。自分の魔力をトリガーに落とし穴の発動にしていた所に、彼らが来たのは運が良かった。そのまま初めの対象になってくれたし)」
そんな事を思い出しながらマルロスは再び歩き始める。
「(それにしても、イルダは大丈夫だろうか? しっかりやれているのか心配だ)」
マルロスは腕を組みながらイルダの心配をしていると、バッタリとヴァンとシンリに出会う。
「げっ……邪魔者」
「うわ、マルロス先輩だ」
「おや、また新しいチームとの遭遇」
すると直ぐにマルロスは異変に気付く。
「確かチームは3人だったはず。何で2人しかいないんですか?」
「あ~いや、それは……」
と、シンリが口を濁しているとヴァンが機嫌悪く答えた。
「あの助っ人やろうとは、相性が合わねぇから置いて来た」
「……え?」
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