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第276話 第二期期末試験㉒~試験終了と結果~
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私はルークが振り抜いて来た魔力剣を右拳で『バースト』を発動させつつぶつけた。
爆発の衝撃でルークは一度下がるも直ぐに立て直し、その場から剣を振り抜くと斬撃波が放たれる。
私は咄嗟に地面を強く踏みつけ魔力を流し、創造で壁を創り出し防ぐ。
だが、ルークは私が創り出した壁をぶつけた魔力で技量を使い、穴を空けそこ目掛けて氷の礫を放ってくる。
私は両手で防御姿勢をとり、攻撃を受けとめるが数や威力もあり私は徐々に押され始めてしまう。
そして最後にルークは一回り大きな氷の礫を放ち、私は回避行動が間に合わず直撃してしまい大きく吹き飛ばされてしまう。
ルークはそんな私に追撃する為に手に握っていた魔力剣を逆手に持つと、私に向けて思いっきり投げ飛ばした。
「っ!?」
私は飛ばされながらも両脚から『ストーム』を放ち勢いを殺し、両手に『ガスト』を展開させる。
そこへ槍の様に投げ飛ばされた魔力剣が迫って来たので、私は勢いよく両手を真下に下ろす。
直後、私の目の前に真上から突風が地面に吹くと、魔力剣に突風が直撃しそのまま地面へと叩き落ちる。
私はそこから両手に『ストーム』を纏わせ、ルークの方へと拳を振り抜いた。
拳からは、弾丸の様に風の弾が放たれ壁をも貫通する威力である。
ルークは真横に移動しながら、私の攻撃を避けつつ移動を続けるが、私は追うようにルークに拳を振り抜き続けた。
しかし、ルークには当たる事無く一瞬の隙を付かれて、距離を詰められてしまう。
ルークは指輪型魔道具に魔力を溜めており、右拳をアッパー気味に突きだすと同時に溜めていた魔力を解放し『サンダー』を放つ。
放った『サンダー』はレーザーの様に目にも止まらぬ速さであり、私は少しのけ反る様に回避していたので、直撃はしなかったが見た事もない威力に衝撃を受けてしまう。
なっ……何、今の……魔法よね?
私は一瞬動揺してしまうが、今のが右拳だけである事からもう一方の拳でも同様の事が出来るのではと思い、直ぐにルークの行動に視線を向ける。
すると予測通り、ルークはもう一方の拳を私に向け突きだそうとしていた。
やっぱりっ! でもこの体勢じゃ直撃する……あんなの直撃したらゴーレム武装とは言え、防ぎきれない。
そう思った私は、のけ反った状態の背中から『バースト』をダメージ覚悟で放ち、爆発の威力で自分を宙へと浮かせた。
直後、ルークの左拳が突きだされ同時に魔力も解放され『ブリザード』が先程の『サンダー』の様に放たれた。
その威力は私が想像していた以上であり、ルークが放った『ブリザード』は壁を貫通し、同時にその周囲を氷らせていた。
私は背中から『バースト』を放った反動を受けつつ、ルークの真上をとったので素早く反撃に出た。
その状態から私は、ルークに向かって『ガスト』で加速させた蹴りを叩き込むが、ルークは私の蹴りを片腕で受け止めていた。
「っ!」
「想像以上に重い蹴りだな」
ルークがそう呟くと私の蹴りだした足を掴み、一気に地面へと引っ張られる。
そのまま私は地面に投げ飛ばされてしまい、その衝撃でゴーレム武装の一部が砕けてしまう。
私は直ぐにルークが攻撃を仕掛けてくると思っていたが、ルークは何故か私から距離をとった。
どうして距離をとったの? ルークなら仕掛けて来ると思ったのだけど。
私は投げ飛ばされた影響で、体勢を立て直すのが遅れていたので攻めてこなかった事は私にとって都合が良かった。
そして私もルークと距離をとり、破損した箇所を修復し始めた。
使用時間が迫ってるし、そろそろ決めに行かないとこっちが魔力切れで負ける。
ゴーレム武装は膨大な魔力を使う為、使用時間がだいたい5分と決まっており、それ以上使い続けると魔力欠乏症を起こす可能性があるのだ。
既にゴーレム武装を全身に纏い戦い初めて、4分程経過していた。
私の体力もギリギリであり、魔力の消費も激しい事から息がほとんど整わずにいた。
一方ルークも、先程私の蹴りを受けとめた腕を庇う様に立っていた。
ルークも全く無傷と言う訳でもなく、魔力の使い過ぎなのか指輪型魔道具のせいかは分からないが、少し息が切れていた。
するとルークが、庇っていた腕を近くの壁に突きだし技量で弓を創り出す。
そのままルークは右手に指輪型魔道具を使い、魔力を凝縮し1本の矢を創るとそのまま弓に矢をつがえる。
私はその時、ルークから距離をとった事を悔いた。
ルークが魔力で武器を創れる事から、弓矢の様に遠距離攻撃も出来ると考えるべきであった。
私は直ぐにルークとの距離を詰め、攻撃される前に背後に回ろうとしたが、動き始めた時には既に手遅れだったのだ。
ルークは息を吐き少しだけ間を空けた後、矢を放つ。
その矢は私目掛けて飛んで来る途中で、矢先が龍へと変わり大きく口を開いた状態で私に襲い掛かって来た。
私はそのまま龍に飲み込まれてしまい、そのまま後方の壁へと勢いよく吹き飛ばされ叩きつけられる。
その時に完全にゴーレム武装が破壊され、私も体が動かなくなってしまうのだった。
「……くっ……動け、ない……」
私は地面にうつ伏せになったままルークの方を見つめていると、ルークが私の方に近付いて来て声を掛けて来た。
「俺の勝ちだな、クリス」
「っ……」
見下ろして来るルークに対し、私は下唇を噛みつつ見上げた。
その時のルークは少し息を切らしており、かなり消耗している様子であった。
そしてルークは何かを言おうとしたが、途中で口を閉じそのままフェルトたちを追う為にその場から立ち去って行った。
私は何とかしてルークを追おうとするも、体が思った以上に動かず立つことさえ出来なかった。
くそっ……負けた……負けた……くそ!
私は片腕を軽く上げ、地面を思いっきり叩いた。
その後暫くすると試験終了の合図がダンジョン中に鳴り響くのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クラスの生徒たちは、ダンジョンに入る前に3年生たちと顔合わせをした所に集まっていた。
そこに試験官たちとマイナがやって来ると、1人の試験官が生徒たちを見渡して口を開く。
「皆さん、試験御苦労さまでした。何人かはタツミ先生が中心に教員たちで治療をしているのでいませんが、このまま試験結果を伝えて行きます」
その場にいない生徒はクリス、ベックス、ガイル、トウマ、ピース、ルークの6名であった。
それ以外の生徒たちは、試験に挑んだ班ごとに並んでおり隅の方にはオービン以外の3年生が遅れてやって来た。
「では、一斉に試験結果を映し出します」
試験官がそう言うと、宙に試験結果が映し出された。
『メダル持ち帰りチーム順位』
1着 ノルマ、アルジュ、シン
2着 ルーク、フェルト、ケビン
3着 トウマ、リーガ、ライラック
『評価点と着順ボーナス点』(評価点は最高50点)
ノルマ、アルジュ、シン 1着ボーナス加点 30点+評価点:40
ルーク、フェルト、ケビン 2着ボーナス加点 20点+評価点:30
トウマ、リーガ、ライラック 3着ボーナス加点 10点+評価点:29
クリス、ガードル、ベックス 評価点:30
ニック、ガウェン、ガイル 評価点:27
ヴァン、シンリ、ヒビキ(助っ人) 評価点:20
マックス、ピース、モーガン 評価点:15
試験結果が映し出された後、更に試験官が簡単な評価理由を隣に映し出した。
『評価理由』
ノルマ班 ・立ち回りや各能力を活かしたダンジョン探索
ルーク班 ・チーム内での役割分担と臨機応変の対応能力
トウマ班 ・互いを信じるチームへの変化と支え合う行動性
クリス班 ・戦闘でのバランスさやチームとして機能性
ニック班 ・戦闘での特徴を活かす役割分担に立ち回りや土壇場での判断
ヴァン班 ・喧嘩が多いが、チームとしてかみ合った時の機能性
マックス班 ・爆発力を持ちつつも、迷い、罠にはまり過ぎてしまった
「以上が今回のダンジョン捜索試験結果です。先程の点数は各チームそれぞれに入ります。そしてそれを含めた総合結果に関しては、明日発表します」
「今回の評価理由について詳しく聞きたい者は、この後私の所に来てください。答えられる範囲で回答します」
もう1人の試験官がそう言うと、生徒たちは軽く頷く。
するとアルジュが手を上げて、この場に居ない生徒には結果は伝わっているのかと訊くと、別の試験官が伝えていると答える。
その後、特に質問もなかったため、試験官は第二期期末試験実力試験であるダンジョン捜索試験の終了が宣言されるのだった。
爆発の衝撃でルークは一度下がるも直ぐに立て直し、その場から剣を振り抜くと斬撃波が放たれる。
私は咄嗟に地面を強く踏みつけ魔力を流し、創造で壁を創り出し防ぐ。
だが、ルークは私が創り出した壁をぶつけた魔力で技量を使い、穴を空けそこ目掛けて氷の礫を放ってくる。
私は両手で防御姿勢をとり、攻撃を受けとめるが数や威力もあり私は徐々に押され始めてしまう。
そして最後にルークは一回り大きな氷の礫を放ち、私は回避行動が間に合わず直撃してしまい大きく吹き飛ばされてしまう。
ルークはそんな私に追撃する為に手に握っていた魔力剣を逆手に持つと、私に向けて思いっきり投げ飛ばした。
「っ!?」
私は飛ばされながらも両脚から『ストーム』を放ち勢いを殺し、両手に『ガスト』を展開させる。
そこへ槍の様に投げ飛ばされた魔力剣が迫って来たので、私は勢いよく両手を真下に下ろす。
直後、私の目の前に真上から突風が地面に吹くと、魔力剣に突風が直撃しそのまま地面へと叩き落ちる。
私はそこから両手に『ストーム』を纏わせ、ルークの方へと拳を振り抜いた。
拳からは、弾丸の様に風の弾が放たれ壁をも貫通する威力である。
ルークは真横に移動しながら、私の攻撃を避けつつ移動を続けるが、私は追うようにルークに拳を振り抜き続けた。
しかし、ルークには当たる事無く一瞬の隙を付かれて、距離を詰められてしまう。
ルークは指輪型魔道具に魔力を溜めており、右拳をアッパー気味に突きだすと同時に溜めていた魔力を解放し『サンダー』を放つ。
放った『サンダー』はレーザーの様に目にも止まらぬ速さであり、私は少しのけ反る様に回避していたので、直撃はしなかったが見た事もない威力に衝撃を受けてしまう。
なっ……何、今の……魔法よね?
私は一瞬動揺してしまうが、今のが右拳だけである事からもう一方の拳でも同様の事が出来るのではと思い、直ぐにルークの行動に視線を向ける。
すると予測通り、ルークはもう一方の拳を私に向け突きだそうとしていた。
やっぱりっ! でもこの体勢じゃ直撃する……あんなの直撃したらゴーレム武装とは言え、防ぎきれない。
そう思った私は、のけ反った状態の背中から『バースト』をダメージ覚悟で放ち、爆発の威力で自分を宙へと浮かせた。
直後、ルークの左拳が突きだされ同時に魔力も解放され『ブリザード』が先程の『サンダー』の様に放たれた。
その威力は私が想像していた以上であり、ルークが放った『ブリザード』は壁を貫通し、同時にその周囲を氷らせていた。
私は背中から『バースト』を放った反動を受けつつ、ルークの真上をとったので素早く反撃に出た。
その状態から私は、ルークに向かって『ガスト』で加速させた蹴りを叩き込むが、ルークは私の蹴りを片腕で受け止めていた。
「っ!」
「想像以上に重い蹴りだな」
ルークがそう呟くと私の蹴りだした足を掴み、一気に地面へと引っ張られる。
そのまま私は地面に投げ飛ばされてしまい、その衝撃でゴーレム武装の一部が砕けてしまう。
私は直ぐにルークが攻撃を仕掛けてくると思っていたが、ルークは何故か私から距離をとった。
どうして距離をとったの? ルークなら仕掛けて来ると思ったのだけど。
私は投げ飛ばされた影響で、体勢を立て直すのが遅れていたので攻めてこなかった事は私にとって都合が良かった。
そして私もルークと距離をとり、破損した箇所を修復し始めた。
使用時間が迫ってるし、そろそろ決めに行かないとこっちが魔力切れで負ける。
ゴーレム武装は膨大な魔力を使う為、使用時間がだいたい5分と決まっており、それ以上使い続けると魔力欠乏症を起こす可能性があるのだ。
既にゴーレム武装を全身に纏い戦い初めて、4分程経過していた。
私の体力もギリギリであり、魔力の消費も激しい事から息がほとんど整わずにいた。
一方ルークも、先程私の蹴りを受けとめた腕を庇う様に立っていた。
ルークも全く無傷と言う訳でもなく、魔力の使い過ぎなのか指輪型魔道具のせいかは分からないが、少し息が切れていた。
するとルークが、庇っていた腕を近くの壁に突きだし技量で弓を創り出す。
そのままルークは右手に指輪型魔道具を使い、魔力を凝縮し1本の矢を創るとそのまま弓に矢をつがえる。
私はその時、ルークから距離をとった事を悔いた。
ルークが魔力で武器を創れる事から、弓矢の様に遠距離攻撃も出来ると考えるべきであった。
私は直ぐにルークとの距離を詰め、攻撃される前に背後に回ろうとしたが、動き始めた時には既に手遅れだったのだ。
ルークは息を吐き少しだけ間を空けた後、矢を放つ。
その矢は私目掛けて飛んで来る途中で、矢先が龍へと変わり大きく口を開いた状態で私に襲い掛かって来た。
私はそのまま龍に飲み込まれてしまい、そのまま後方の壁へと勢いよく吹き飛ばされ叩きつけられる。
その時に完全にゴーレム武装が破壊され、私も体が動かなくなってしまうのだった。
「……くっ……動け、ない……」
私は地面にうつ伏せになったままルークの方を見つめていると、ルークが私の方に近付いて来て声を掛けて来た。
「俺の勝ちだな、クリス」
「っ……」
見下ろして来るルークに対し、私は下唇を噛みつつ見上げた。
その時のルークは少し息を切らしており、かなり消耗している様子であった。
そしてルークは何かを言おうとしたが、途中で口を閉じそのままフェルトたちを追う為にその場から立ち去って行った。
私は何とかしてルークを追おうとするも、体が思った以上に動かず立つことさえ出来なかった。
くそっ……負けた……負けた……くそ!
私は片腕を軽く上げ、地面を思いっきり叩いた。
その後暫くすると試験終了の合図がダンジョン中に鳴り響くのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クラスの生徒たちは、ダンジョンに入る前に3年生たちと顔合わせをした所に集まっていた。
そこに試験官たちとマイナがやって来ると、1人の試験官が生徒たちを見渡して口を開く。
「皆さん、試験御苦労さまでした。何人かはタツミ先生が中心に教員たちで治療をしているのでいませんが、このまま試験結果を伝えて行きます」
その場にいない生徒はクリス、ベックス、ガイル、トウマ、ピース、ルークの6名であった。
それ以外の生徒たちは、試験に挑んだ班ごとに並んでおり隅の方にはオービン以外の3年生が遅れてやって来た。
「では、一斉に試験結果を映し出します」
試験官がそう言うと、宙に試験結果が映し出された。
『メダル持ち帰りチーム順位』
1着 ノルマ、アルジュ、シン
2着 ルーク、フェルト、ケビン
3着 トウマ、リーガ、ライラック
『評価点と着順ボーナス点』(評価点は最高50点)
ノルマ、アルジュ、シン 1着ボーナス加点 30点+評価点:40
ルーク、フェルト、ケビン 2着ボーナス加点 20点+評価点:30
トウマ、リーガ、ライラック 3着ボーナス加点 10点+評価点:29
クリス、ガードル、ベックス 評価点:30
ニック、ガウェン、ガイル 評価点:27
ヴァン、シンリ、ヒビキ(助っ人) 評価点:20
マックス、ピース、モーガン 評価点:15
試験結果が映し出された後、更に試験官が簡単な評価理由を隣に映し出した。
『評価理由』
ノルマ班 ・立ち回りや各能力を活かしたダンジョン探索
ルーク班 ・チーム内での役割分担と臨機応変の対応能力
トウマ班 ・互いを信じるチームへの変化と支え合う行動性
クリス班 ・戦闘でのバランスさやチームとして機能性
ニック班 ・戦闘での特徴を活かす役割分担に立ち回りや土壇場での判断
ヴァン班 ・喧嘩が多いが、チームとしてかみ合った時の機能性
マックス班 ・爆発力を持ちつつも、迷い、罠にはまり過ぎてしまった
「以上が今回のダンジョン捜索試験結果です。先程の点数は各チームそれぞれに入ります。そしてそれを含めた総合結果に関しては、明日発表します」
「今回の評価理由について詳しく聞きたい者は、この後私の所に来てください。答えられる範囲で回答します」
もう1人の試験官がそう言うと、生徒たちは軽く頷く。
するとアルジュが手を上げて、この場に居ない生徒には結果は伝わっているのかと訊くと、別の試験官が伝えていると答える。
その後、特に質問もなかったため、試験官は第二期期末試験実力試験であるダンジョン捜索試験の終了が宣言されるのだった。
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