315 / 564
第314話 改めて実感する
しおりを挟む
「到着しました」
「あそこが、目的地の廃鉱……」
マリアは廃鉱が見える茂みの中で馬を止めた。
周囲には誰もいなかったが、もしかしたら敵が見張りとしているかもしれないと考えての行動だった。
馬から降り、マリアは馬を近くの木に手綱を縛り、周囲の偵察へと向かった。
私は馬が騒がない様に撫でつつ、マリアから受け取った器に水をたっぷりと入れ馬に呑ませた。
ここにジュリルがいる……待っててジュリル、必ず助けだすから。
溢れ出るその思いをぐっと抑えつつ、私は冷静に状況を見つつマリアの帰りを待った。
それから数分後にマリアが帰って来て偵察の結果を報告し始めた。
「結果から言えば、ここが逃げ込んだ場所で間違いありません。ここから少し離れた場所に馬車と馬を確認しました。それと他に入口な様なものは確認できませんでしたので、ここから見えるあそこが入口であり出口でもあります」
「そう、分かった。偵察ありがとうマリ」
マリアは私の言葉に軽く顔を横に振った。
それから改めてマリアとの作戦を立て、周囲には誰もいないのでこのまま乗り込む事にした。
が、中の構造も不明なため全力突撃ではなく、警戒しながら忍び込む形で行く事となった。
そうしてマリアが先頭を行き私がその後ろを付いて行く状態で進み始め、私たちは廃鉱へと入って行く。
廃鉱内は、所々に明りが灯されており真っ暗ではなく、道も特に大きな障害物もなく広い一本であった。
周囲に身を隠す物がない為、私たちは隠れる事ができなかったので、どの様な状況でも直ぐに対応できるようにとマリアは真ん中を歩き始める。
私は二歩程間を空けてマリアの後を付いて行く。
暫く廃鉱内を進んだが、全く人の気配がしなかったが突然マリアが止まり、私に端に寄る様に指示を出した後単身で先の様子を見に行く合図を送って来た。
私はそれに頷くと、マリアはそのまま先へと進んで行き暫くすると戻って来て私へと駆け寄り、小声で話し始めた。
「この先に開けた空間があります。そこには2人の男が見張りの様に立っていました」
「ジュリルはいた?」
「いいえ、見当たりませんでした。そこはここよりも明るく完全に開けた場所です。先に進むにはその2人を素早く倒すほかないかと」
マリアはそう言うと、地面にざっくりとその場所の俯瞰図を描き始めた。
そしてマリアがそれを元に、見張りの2人を素早く気絶させ、他の者に気付かせない様にする作戦を提案して来たので、私は頷いて賛同した。
私も戦闘に参加しようかと提案を考えたが、元傭兵のマリアの方がこの様な状況経験が豊富であり、敵に気付かれずにジュリルを救出すると言う目的の為にはマリアに従うのが一番だと思い、私の考えは辞めマリアに従った。
その後、私はマリアと開けた場所の近くまで行き、私は待機しマリアを見送った。
「ふわぁ~~~……」
「何呑気にあくびしてるんだよ」
「だって、誰も来ないのに見張りしてても仕方なくない?」
「なら、今からそれを兄貴に言って来いよ」
「え、いや、兄ちゃんに反論する訳じゃないって言うか」
「だったら、言われた通り俺たちは見張りしてればいんだよ! どうせ朝になったら移動するんだから、それまでの辛抱だ」
「はぁ~~い。でも、よくそんなにきりっと出来るよね~僕は無理」
「また弱音言いやがって、しっかりしろ。それが俺たちのし――っ!? おい、お前! 何でここにいる?」
「っ!?」
マリアは堂々と正面から見張りをしていた2人の前に姿を現した。
突然現れたマリアに2人は驚き、1人は直ぐに戦闘態勢をとるがもう1人はおどおどしつつ、槍を構えた。
「(対象は2、一方は戦闘慣れしている雰囲気だが、もう一方はそうではない)」
「止まれ! 誰だが知らないが、そのまま近付いて来るなら容赦なく攻撃する!」
「こ、攻撃するぞ!」
「(直ぐに攻撃をせずに、わざわざ忠告。魔法を使う雰囲気もなし。装置起動時間も長くないので、一気に片付ける)」
そして男がまた口を開いた直後だった、マリアは突然低い姿勢となり2人の見張りの視界から一瞬で消えた。
想像もしない状況に2人の見張りは、何が起きているのか理解出来ずに困惑する。
その時マリアは足元から『ガスト』の魔法を使用し宙へと飛び上がっていたのだった。
直後槍を持っていない男の背後に宙から降り、瞬時に顔を片手で掴みもう片腕で抱き込む様に肩を掴んだ。
「っ!?」
男はそこで初めて背後に回れた事に気付き、声を出そうとしたが急激な眠気に襲われ、そのまま意識を失う様に眠ってしまう。
だがもう一方の男がマリアの存在に気付き槍を向けた。
「お前、いつの間に後ろにいたんだ!?」
マリアはそれに焦る事無く、眠らせた男から直ぐに手を離し槍を持つ男と距離を詰める。
が、男も槍のリーチを使いマリア目掛けて突きだした。
するとマリアは槍を身軽に横に体をずらしてかわし、相手の槍を持っていた手を叩く。
相手はたまらず槍から手を離すと、マリアは顎目掛けて真下から左手の付け根部分を勢いよく突き上げ、相手を突き飛ばした。
そのまま相手は宙を舞い、地面へと落ちるがそこで既に意識を失っていた。
マリアは突き飛ばした相手に近付き、片手を顔に近付け魔法をかけると私の方へと戻って来た。
その途中で何かを地面から広い戻って来た。
「状況終了です。行きましょうリース様」
「あ、あぁ」
マリアにそう言われて、私は圧倒されたままマリアに小走りで後を付いて行く。
その途中で私はどうしても気になり、先程の戦闘の事をマリアに近付き小声で訊ねた。
「マリ、帰りに何か拾ってなかった?」
「あれは小型魔道具です。一定範囲を防音状態にして声など外に漏らさない様にする物です。戦闘向きではないのですが、この状況では役に立つので使いました」
「なるほど、そんなのがあるのか。それと手をかざしてたのは、何かの魔法でいいの?」
「はい、あれは簡易な睡眠魔法です。『スリープ』の下位に位置するもので、両名にはあのまま眠ってもらいました。かなりの至近距離で掛けたので、数時間は眠ったままかと」
何かとても簡単な事の様に言っているけど、普通そんな事出来ない。
そもそも睡眠魔法自体が高度な魔法だし、それの下位としても使える人は始めて見た。
傭兵とか昔の話は聞いてはいたけど、改めてマリアって想像してたより物凄い人なんじゃ……
私は、この一件が終わったら魔法とかの意見をもらおうかなと密かに考えつつ、マリアの後を付いて行った。
その後、道は変わらず一本道であり特に大きな変化はないまま進んで行くと、また開けた場所に出た。
「さっきよりは、少し狭いけどまた開けているな」
「そうですね。ここにも誰もいな――っ」
そう口にした直後、マリアは足を止め私の前に手を出して足を止めさせた。
すると奥の道からフードを被った人物が歩いてやって来た。
「来た……か……」
「リース様。この先は作戦通りに」
「……うん、分かった」
私は返事をするとマリアは小さく頷き、戦闘態勢をとる。
それを見てフードを被った人物も戦闘態勢をとり、やる気満々であった。
直後、マリアが先制攻撃を仕掛けに突撃しフードを被った人物の足止めをし、それを見て私は一気に駆け抜け奥へと進む。
マリアはフードを被った人物が奥に行かせないと動くかと思っていたが、何故かフードを被った人物はマリアから視線を逸らさずに組み合った状態を維持し続けた。
「(何故アリスお嬢様の方を見ない? 先に行かせない様にすると思っていたが、そうではない……行かせても問題ないと言う事か? それとも、作戦を変えた?)」
そう考えつつ、マリアはフードを被った人物に蹴りを叩き込むがフードを被った人物は俊敏にカードをし防がれる。
が、マリアはそこで一度フードを被った人物と距離をとる。
それでもフードを被った人物はアリスの後を追わずに、道を塞ぐように立っていた。
するとフードを被った人物は、あえてマリアを挑発する様に片手でかかって来いというジェスチャーをする。
「(私に挑発。一度退けたレオンと同等と思われている? まぁ、私としては舐められていた方がいい。それよりも、なるべく早めに片づけてアリスお嬢様を追わなくては。何か嫌な感じがする)」
一方で私は、そのまま走って進んで行くとまた開けた場所に辿り着いた。
しかもそこは、今までよりも広い空間となっており私は足を止めて周囲を見回してしまう。
周囲にはそこから先に続く道は見つからず、荷物の様な箱などが積まれており、ここで行き止まりかと思っていると正面の奥に一番大きく布で覆われた物を見つけた。
「何だあれ?」
するとそこから何かがもがく音や、ジタバタする音が聞こえて来て、私はもしかしたらジュリルなのではと思い声を掛けた。
「ジュリル!?」
「っっぅ! ぅぅっ!?」
布で覆われて見えないが、私の声に反応しているのでジュリルの可能性はあると思い近付こうとすると、その背後から思いもしない人物が現れ私は足を止めた。
「どうして……どうして貴方がここに?」
私の前に現れたのは、今はマリアと戦闘しているはずのフードを被った人物であった。
「あそこが、目的地の廃鉱……」
マリアは廃鉱が見える茂みの中で馬を止めた。
周囲には誰もいなかったが、もしかしたら敵が見張りとしているかもしれないと考えての行動だった。
馬から降り、マリアは馬を近くの木に手綱を縛り、周囲の偵察へと向かった。
私は馬が騒がない様に撫でつつ、マリアから受け取った器に水をたっぷりと入れ馬に呑ませた。
ここにジュリルがいる……待っててジュリル、必ず助けだすから。
溢れ出るその思いをぐっと抑えつつ、私は冷静に状況を見つつマリアの帰りを待った。
それから数分後にマリアが帰って来て偵察の結果を報告し始めた。
「結果から言えば、ここが逃げ込んだ場所で間違いありません。ここから少し離れた場所に馬車と馬を確認しました。それと他に入口な様なものは確認できませんでしたので、ここから見えるあそこが入口であり出口でもあります」
「そう、分かった。偵察ありがとうマリ」
マリアは私の言葉に軽く顔を横に振った。
それから改めてマリアとの作戦を立て、周囲には誰もいないのでこのまま乗り込む事にした。
が、中の構造も不明なため全力突撃ではなく、警戒しながら忍び込む形で行く事となった。
そうしてマリアが先頭を行き私がその後ろを付いて行く状態で進み始め、私たちは廃鉱へと入って行く。
廃鉱内は、所々に明りが灯されており真っ暗ではなく、道も特に大きな障害物もなく広い一本であった。
周囲に身を隠す物がない為、私たちは隠れる事ができなかったので、どの様な状況でも直ぐに対応できるようにとマリアは真ん中を歩き始める。
私は二歩程間を空けてマリアの後を付いて行く。
暫く廃鉱内を進んだが、全く人の気配がしなかったが突然マリアが止まり、私に端に寄る様に指示を出した後単身で先の様子を見に行く合図を送って来た。
私はそれに頷くと、マリアはそのまま先へと進んで行き暫くすると戻って来て私へと駆け寄り、小声で話し始めた。
「この先に開けた空間があります。そこには2人の男が見張りの様に立っていました」
「ジュリルはいた?」
「いいえ、見当たりませんでした。そこはここよりも明るく完全に開けた場所です。先に進むにはその2人を素早く倒すほかないかと」
マリアはそう言うと、地面にざっくりとその場所の俯瞰図を描き始めた。
そしてマリアがそれを元に、見張りの2人を素早く気絶させ、他の者に気付かせない様にする作戦を提案して来たので、私は頷いて賛同した。
私も戦闘に参加しようかと提案を考えたが、元傭兵のマリアの方がこの様な状況経験が豊富であり、敵に気付かれずにジュリルを救出すると言う目的の為にはマリアに従うのが一番だと思い、私の考えは辞めマリアに従った。
その後、私はマリアと開けた場所の近くまで行き、私は待機しマリアを見送った。
「ふわぁ~~~……」
「何呑気にあくびしてるんだよ」
「だって、誰も来ないのに見張りしてても仕方なくない?」
「なら、今からそれを兄貴に言って来いよ」
「え、いや、兄ちゃんに反論する訳じゃないって言うか」
「だったら、言われた通り俺たちは見張りしてればいんだよ! どうせ朝になったら移動するんだから、それまでの辛抱だ」
「はぁ~~い。でも、よくそんなにきりっと出来るよね~僕は無理」
「また弱音言いやがって、しっかりしろ。それが俺たちのし――っ!? おい、お前! 何でここにいる?」
「っ!?」
マリアは堂々と正面から見張りをしていた2人の前に姿を現した。
突然現れたマリアに2人は驚き、1人は直ぐに戦闘態勢をとるがもう1人はおどおどしつつ、槍を構えた。
「(対象は2、一方は戦闘慣れしている雰囲気だが、もう一方はそうではない)」
「止まれ! 誰だが知らないが、そのまま近付いて来るなら容赦なく攻撃する!」
「こ、攻撃するぞ!」
「(直ぐに攻撃をせずに、わざわざ忠告。魔法を使う雰囲気もなし。装置起動時間も長くないので、一気に片付ける)」
そして男がまた口を開いた直後だった、マリアは突然低い姿勢となり2人の見張りの視界から一瞬で消えた。
想像もしない状況に2人の見張りは、何が起きているのか理解出来ずに困惑する。
その時マリアは足元から『ガスト』の魔法を使用し宙へと飛び上がっていたのだった。
直後槍を持っていない男の背後に宙から降り、瞬時に顔を片手で掴みもう片腕で抱き込む様に肩を掴んだ。
「っ!?」
男はそこで初めて背後に回れた事に気付き、声を出そうとしたが急激な眠気に襲われ、そのまま意識を失う様に眠ってしまう。
だがもう一方の男がマリアの存在に気付き槍を向けた。
「お前、いつの間に後ろにいたんだ!?」
マリアはそれに焦る事無く、眠らせた男から直ぐに手を離し槍を持つ男と距離を詰める。
が、男も槍のリーチを使いマリア目掛けて突きだした。
するとマリアは槍を身軽に横に体をずらしてかわし、相手の槍を持っていた手を叩く。
相手はたまらず槍から手を離すと、マリアは顎目掛けて真下から左手の付け根部分を勢いよく突き上げ、相手を突き飛ばした。
そのまま相手は宙を舞い、地面へと落ちるがそこで既に意識を失っていた。
マリアは突き飛ばした相手に近付き、片手を顔に近付け魔法をかけると私の方へと戻って来た。
その途中で何かを地面から広い戻って来た。
「状況終了です。行きましょうリース様」
「あ、あぁ」
マリアにそう言われて、私は圧倒されたままマリアに小走りで後を付いて行く。
その途中で私はどうしても気になり、先程の戦闘の事をマリアに近付き小声で訊ねた。
「マリ、帰りに何か拾ってなかった?」
「あれは小型魔道具です。一定範囲を防音状態にして声など外に漏らさない様にする物です。戦闘向きではないのですが、この状況では役に立つので使いました」
「なるほど、そんなのがあるのか。それと手をかざしてたのは、何かの魔法でいいの?」
「はい、あれは簡易な睡眠魔法です。『スリープ』の下位に位置するもので、両名にはあのまま眠ってもらいました。かなりの至近距離で掛けたので、数時間は眠ったままかと」
何かとても簡単な事の様に言っているけど、普通そんな事出来ない。
そもそも睡眠魔法自体が高度な魔法だし、それの下位としても使える人は始めて見た。
傭兵とか昔の話は聞いてはいたけど、改めてマリアって想像してたより物凄い人なんじゃ……
私は、この一件が終わったら魔法とかの意見をもらおうかなと密かに考えつつ、マリアの後を付いて行った。
その後、道は変わらず一本道であり特に大きな変化はないまま進んで行くと、また開けた場所に出た。
「さっきよりは、少し狭いけどまた開けているな」
「そうですね。ここにも誰もいな――っ」
そう口にした直後、マリアは足を止め私の前に手を出して足を止めさせた。
すると奥の道からフードを被った人物が歩いてやって来た。
「来た……か……」
「リース様。この先は作戦通りに」
「……うん、分かった」
私は返事をするとマリアは小さく頷き、戦闘態勢をとる。
それを見てフードを被った人物も戦闘態勢をとり、やる気満々であった。
直後、マリアが先制攻撃を仕掛けに突撃しフードを被った人物の足止めをし、それを見て私は一気に駆け抜け奥へと進む。
マリアはフードを被った人物が奥に行かせないと動くかと思っていたが、何故かフードを被った人物はマリアから視線を逸らさずに組み合った状態を維持し続けた。
「(何故アリスお嬢様の方を見ない? 先に行かせない様にすると思っていたが、そうではない……行かせても問題ないと言う事か? それとも、作戦を変えた?)」
そう考えつつ、マリアはフードを被った人物に蹴りを叩き込むがフードを被った人物は俊敏にカードをし防がれる。
が、マリアはそこで一度フードを被った人物と距離をとる。
それでもフードを被った人物はアリスの後を追わずに、道を塞ぐように立っていた。
するとフードを被った人物は、あえてマリアを挑発する様に片手でかかって来いというジェスチャーをする。
「(私に挑発。一度退けたレオンと同等と思われている? まぁ、私としては舐められていた方がいい。それよりも、なるべく早めに片づけてアリスお嬢様を追わなくては。何か嫌な感じがする)」
一方で私は、そのまま走って進んで行くとまた開けた場所に辿り着いた。
しかもそこは、今までよりも広い空間となっており私は足を止めて周囲を見回してしまう。
周囲にはそこから先に続く道は見つからず、荷物の様な箱などが積まれており、ここで行き止まりかと思っていると正面の奥に一番大きく布で覆われた物を見つけた。
「何だあれ?」
するとそこから何かがもがく音や、ジタバタする音が聞こえて来て、私はもしかしたらジュリルなのではと思い声を掛けた。
「ジュリル!?」
「っっぅ! ぅぅっ!?」
布で覆われて見えないが、私の声に反応しているのでジュリルの可能性はあると思い近付こうとすると、その背後から思いもしない人物が現れ私は足を止めた。
「どうして……どうして貴方がここに?」
私の前に現れたのは、今はマリアと戦闘しているはずのフードを被った人物であった。
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる