364 / 564
第363話 所有品と身に付けさせられていた物
しおりを挟む
「なるほど。ルークがエルと言う学院に入って来た少女を寮に連れ込んで、皆に誤解を与えたと。本当は誰にもバレない様に学院の教員に話に行く予定だったんだな」
「はい、その通りです」
ルークがアルジュに変わりトウマに再度状況を確認すると、ルークはため息をついた。
「朝から何か様子が変だと思っていたが、そう言う事だったか」
「悪いルーク」
「俺だけに謝らないで、皆にも謝っておけ。変に騒ぎを起こしたんだからな」
ルークにそう言われてトウマは改めて皆に謝罪をした。
その後疑い過ぎた人たちがトウマに謝った。
そしてトウマの縄を解いた後、エルをどうするかについて話し始めた。
「トウマとしては、学院の教員に引き渡す事を考えていたんだよな?」
「ああ、少し事情を説明するのだが大変かもしれないが、一番安全かと思ってな」
確かにそう思うけど、エルちゃんが勝手に学院に入っていた事はちょっとした問題だよね? 少女だとしても、学院のセキュリティを超えて侵入しているんだし。
それを考えると何かしらお姉ちゃんの方に事情聴取とか色々とされる気がするんだよね。
学院は基本的に外部者が簡単に立ち入れない様に魔法が展開されており、外出時などはそれを一時的に無効にするしおり型の魔道具が渡され外に出た所でそこに待機している教員に渡す事になっているのだ。
その為簡単に学院に入り込む事は出来ないはずなのであるが、エルはそんなセキュリティを何故か超えて来ているという事実がある為、簡単に帰宅する事は出来ないのではと私は考えていた。
するとルークもその事について考えていたのか、トウマたちにそれを伝えた。
「確かにそうだな……言われてみれば、ここにエルが居ること自体があり得ないはずなんだった」
「何も問題なく帰宅するというのはあり得ないだろうな。そもそも、どうやって入って来たんだ?」
「そう言えば、そこまで詳しく聞いてなかったな」
「それなら今聞いて来たぞ」
そこへ現れたのはフェルトであった。
「聞いて来たって、エルにか?」
「ああ。ピースがお菓子あげている所で、俺が訊いたんだ。そしたら、こんなの持ってたぞ」
フェルトがそう言って私たちに見せて来たのは、外出時に渡されるしおり型の魔道具であった。
その後フェルトがエルから聞いた話では、偶然学院前の隅にその魔道具が落ちているのを見つけ、好奇心で学院に入ろうとしたら入れたらしい。
正門に関しては小柄な体型を活かして強引に抜けて入ったのだと答えたと、フェルトは口にした。
「なるほど。それならば彼女が学院に入れたのも納得だ。だが、外にその魔道具が落ちていると言う事はあり得るのか? 信じられないが」
「何かの偶然ですり抜けて落ちたんじゃないのか? 先生も気付かないうちに落としてたんだろう」
「そんな簡単に片づけていい問題なのか?」
ルークは少し学院側のセキュリティ意識に危機感を持っていたが、他の者はそこまで問題的には思っていなかった。
私としてもルークと同じ様に少し危機感を持っていた。
もし学院側が張っている魔法を超えられたとしても周囲は壁で、正門も存在しているのでそう簡単には中には入れないと思うが、どんな奴がどんな目的で学院にやって来るか分からず直近で侵入者事件も起きていたので、私はそう思ったのである。
それに以前の侵入者事件以降、更にセキュリティ面は強化したとしていたが、そんなセキュリティを無効に出来る魔道具が外に落ちていると分かり、ルークの強い危機感に私は共感した。
だが、今ここでそれについて話し合いをしても何も変わる事はないと思い私はあまり追求はせずにいた。
するとルークもそれに気付いたのか、話す場はここではないと思いその話は一度後回しにしたのだった。
「あと彼女が持っていたのは、その魔道具だけじゃなくて、メモ書きがあったんだ」
「メモ書き?」
「どうやらお姉ちゃんがこっそりと忍ばせておいた物ぽくってな、迷子やはぐれた時に会えるように集合場所が書かれていたんだ。だから、この場所に行けば彼女のお姉ちゃんに会えるかもな」
「マジか。場所は何処なんだ?」
「はっきりとは書かれてないが、学院から反対側の地区だな。彼女が直接行けば、もう少し正確な位置が分かるかもしれないけどな」
トウマはフェルトが取り出したメモを見る為に近付いて行く。
他の者は、エルの元へと行ったり持っていた魔道具を見ていたり、トウマと共にメモを見たりとバラバラと動き始めた。
そんな中ルークはその場で座ったまま難しい顔をしていたので、もしかして先程の事を考えているのではと思い私はこっそりと声を掛けた。
「ルーク、もしかしてさっきの魔道具が落ちてた事について考えていた?」
「クリス。ああ、去年は色々とあったし、また何が起こるか分からないからな」
「そうだな。俺もそれについては考えていたよ。もし今回の魔道具が落ちていた件を話すのなら、タツミ先生にしたらどうかな?」
「タツミに?」
「うん。担当教員に伝えてごたごたしてもらうよりも、マイナ学院とも直接話したりするタツミ先生の方が全体的に危機感が伝わるんじゃないかと思ってさ」
「……一理あるな。分かった、魔道具の方は俺の方で一度タツミに話をしてみるよ」
するとルークは皆に魔道具の件については、タツミとは名前を出さずに教員にルークが話すとして魔道具を預かるのだった。
ルークはそのままトウマに、この後どうするのかを改めて問いかけた。
トウマはルークから問いかけられた後、エルの方に視線を向けるとエルが笑顔で自分の名を呼びながら手を振っている姿が目に入り、軽く手を振り返した。
そしてトウマはフェルトから見せてもらったエルが持っていたメモ書きを見た後、決心したのか口を開いた。
「俺は、エルを直接お姉ちゃんの元へと返してやりたい。このまま勝手に返すのはよくないかもしれないが、それがエルの事を考えるといいんじゃないかと思う。自分で騒ぎを持ち込んでおいて、勝手な事かもしれないが皆手伝ってくれないか?」
トウマがそう言って頭を下げると、皆黙ったままトウマを見つめていると、ニックが声を掛けた。
「次期寮長にそこまでされたら、断りずらいな。それに手を貸すとしても、ここまで騒ぎにしておいて無償って言うのは虫が良すぎるよな次期副寮長?」
ニックがルークに話を振ると、ルークが「そうだな」と口にした。
「うっ……分かった。大食堂のデザートどれでも好きなの一品奢ってやる! これでどうだ!」
「乗った!」
それに一番最初に反応したのはピースであり、遅れて皆が笑顔で乗り始めるのだった。
「くぅ~俺のポイントが……」
「まぁ、これも経験って事だな」
「フェルト、人事だからってニヤニヤするなよ」
「いや~悪い悪い。あ、もちろん俺も手伝うから、デザートよろしくな次期寮長」
「あーもう! お前ら奢ってやるんだから、しっかりと手伝えよ! 次期寮長命令だぞ!」
その言葉に周囲の皆は笑顔で「寮長権限乱用だ」「開き直ったのかよ」などとトウマをいじる言葉が聞こえるのだった。
私は皆がそんな事を言いつつも協力的な態度でトウマの周り集まり出すのを見つめていると、ルークがトウマの方を見ながら口を開いた。
「あの雰囲気はトウマにしか出せないな」
「何だ、次期寮長に嫉妬してるのか?」
「そんな訳ねぇだろ。改めてトウマが、次期寮長で間違ってなかったなと思っただけだ」
それから私たちは、『エルを学院からバレずに連れだしてお姉ちゃんに会わせよう作戦』としてどういう風に行動すべきかを皆で話し合い作戦を練り、実行へと移すのだった。
「はい、その通りです」
ルークがアルジュに変わりトウマに再度状況を確認すると、ルークはため息をついた。
「朝から何か様子が変だと思っていたが、そう言う事だったか」
「悪いルーク」
「俺だけに謝らないで、皆にも謝っておけ。変に騒ぎを起こしたんだからな」
ルークにそう言われてトウマは改めて皆に謝罪をした。
その後疑い過ぎた人たちがトウマに謝った。
そしてトウマの縄を解いた後、エルをどうするかについて話し始めた。
「トウマとしては、学院の教員に引き渡す事を考えていたんだよな?」
「ああ、少し事情を説明するのだが大変かもしれないが、一番安全かと思ってな」
確かにそう思うけど、エルちゃんが勝手に学院に入っていた事はちょっとした問題だよね? 少女だとしても、学院のセキュリティを超えて侵入しているんだし。
それを考えると何かしらお姉ちゃんの方に事情聴取とか色々とされる気がするんだよね。
学院は基本的に外部者が簡単に立ち入れない様に魔法が展開されており、外出時などはそれを一時的に無効にするしおり型の魔道具が渡され外に出た所でそこに待機している教員に渡す事になっているのだ。
その為簡単に学院に入り込む事は出来ないはずなのであるが、エルはそんなセキュリティを何故か超えて来ているという事実がある為、簡単に帰宅する事は出来ないのではと私は考えていた。
するとルークもその事について考えていたのか、トウマたちにそれを伝えた。
「確かにそうだな……言われてみれば、ここにエルが居ること自体があり得ないはずなんだった」
「何も問題なく帰宅するというのはあり得ないだろうな。そもそも、どうやって入って来たんだ?」
「そう言えば、そこまで詳しく聞いてなかったな」
「それなら今聞いて来たぞ」
そこへ現れたのはフェルトであった。
「聞いて来たって、エルにか?」
「ああ。ピースがお菓子あげている所で、俺が訊いたんだ。そしたら、こんなの持ってたぞ」
フェルトがそう言って私たちに見せて来たのは、外出時に渡されるしおり型の魔道具であった。
その後フェルトがエルから聞いた話では、偶然学院前の隅にその魔道具が落ちているのを見つけ、好奇心で学院に入ろうとしたら入れたらしい。
正門に関しては小柄な体型を活かして強引に抜けて入ったのだと答えたと、フェルトは口にした。
「なるほど。それならば彼女が学院に入れたのも納得だ。だが、外にその魔道具が落ちていると言う事はあり得るのか? 信じられないが」
「何かの偶然ですり抜けて落ちたんじゃないのか? 先生も気付かないうちに落としてたんだろう」
「そんな簡単に片づけていい問題なのか?」
ルークは少し学院側のセキュリティ意識に危機感を持っていたが、他の者はそこまで問題的には思っていなかった。
私としてもルークと同じ様に少し危機感を持っていた。
もし学院側が張っている魔法を超えられたとしても周囲は壁で、正門も存在しているのでそう簡単には中には入れないと思うが、どんな奴がどんな目的で学院にやって来るか分からず直近で侵入者事件も起きていたので、私はそう思ったのである。
それに以前の侵入者事件以降、更にセキュリティ面は強化したとしていたが、そんなセキュリティを無効に出来る魔道具が外に落ちていると分かり、ルークの強い危機感に私は共感した。
だが、今ここでそれについて話し合いをしても何も変わる事はないと思い私はあまり追求はせずにいた。
するとルークもそれに気付いたのか、話す場はここではないと思いその話は一度後回しにしたのだった。
「あと彼女が持っていたのは、その魔道具だけじゃなくて、メモ書きがあったんだ」
「メモ書き?」
「どうやらお姉ちゃんがこっそりと忍ばせておいた物ぽくってな、迷子やはぐれた時に会えるように集合場所が書かれていたんだ。だから、この場所に行けば彼女のお姉ちゃんに会えるかもな」
「マジか。場所は何処なんだ?」
「はっきりとは書かれてないが、学院から反対側の地区だな。彼女が直接行けば、もう少し正確な位置が分かるかもしれないけどな」
トウマはフェルトが取り出したメモを見る為に近付いて行く。
他の者は、エルの元へと行ったり持っていた魔道具を見ていたり、トウマと共にメモを見たりとバラバラと動き始めた。
そんな中ルークはその場で座ったまま難しい顔をしていたので、もしかして先程の事を考えているのではと思い私はこっそりと声を掛けた。
「ルーク、もしかしてさっきの魔道具が落ちてた事について考えていた?」
「クリス。ああ、去年は色々とあったし、また何が起こるか分からないからな」
「そうだな。俺もそれについては考えていたよ。もし今回の魔道具が落ちていた件を話すのなら、タツミ先生にしたらどうかな?」
「タツミに?」
「うん。担当教員に伝えてごたごたしてもらうよりも、マイナ学院とも直接話したりするタツミ先生の方が全体的に危機感が伝わるんじゃないかと思ってさ」
「……一理あるな。分かった、魔道具の方は俺の方で一度タツミに話をしてみるよ」
するとルークは皆に魔道具の件については、タツミとは名前を出さずに教員にルークが話すとして魔道具を預かるのだった。
ルークはそのままトウマに、この後どうするのかを改めて問いかけた。
トウマはルークから問いかけられた後、エルの方に視線を向けるとエルが笑顔で自分の名を呼びながら手を振っている姿が目に入り、軽く手を振り返した。
そしてトウマはフェルトから見せてもらったエルが持っていたメモ書きを見た後、決心したのか口を開いた。
「俺は、エルを直接お姉ちゃんの元へと返してやりたい。このまま勝手に返すのはよくないかもしれないが、それがエルの事を考えるといいんじゃないかと思う。自分で騒ぎを持ち込んでおいて、勝手な事かもしれないが皆手伝ってくれないか?」
トウマがそう言って頭を下げると、皆黙ったままトウマを見つめていると、ニックが声を掛けた。
「次期寮長にそこまでされたら、断りずらいな。それに手を貸すとしても、ここまで騒ぎにしておいて無償って言うのは虫が良すぎるよな次期副寮長?」
ニックがルークに話を振ると、ルークが「そうだな」と口にした。
「うっ……分かった。大食堂のデザートどれでも好きなの一品奢ってやる! これでどうだ!」
「乗った!」
それに一番最初に反応したのはピースであり、遅れて皆が笑顔で乗り始めるのだった。
「くぅ~俺のポイントが……」
「まぁ、これも経験って事だな」
「フェルト、人事だからってニヤニヤするなよ」
「いや~悪い悪い。あ、もちろん俺も手伝うから、デザートよろしくな次期寮長」
「あーもう! お前ら奢ってやるんだから、しっかりと手伝えよ! 次期寮長命令だぞ!」
その言葉に周囲の皆は笑顔で「寮長権限乱用だ」「開き直ったのかよ」などとトウマをいじる言葉が聞こえるのだった。
私は皆がそんな事を言いつつも協力的な態度でトウマの周り集まり出すのを見つめていると、ルークがトウマの方を見ながら口を開いた。
「あの雰囲気はトウマにしか出せないな」
「何だ、次期寮長に嫉妬してるのか?」
「そんな訳ねぇだろ。改めてトウマが、次期寮長で間違ってなかったなと思っただけだ」
それから私たちは、『エルを学院からバレずに連れだしてお姉ちゃんに会わせよう作戦』としてどういう風に行動すべきかを皆で話し合い作戦を練り、実行へと移すのだった。
1
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる