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第371話 いざ、冬の修学旅行へ出発!
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冬の修学旅行出発当日、第2学年は荷物を持ち全員朝8時に芝生のある北の校庭に集合する様に指示されていたので、私はルームメイトのシンと共に集合時間の30分前に到着した。
「やっぱり、30分前でもみんないるね」
「そうだね」
私はそのままシンと共に寮ごとに並ぶ様にと、教員が声掛けしていたので先に到着していたアルジュやシンリたちの元へと向かった。
そして皆に挨拶をした後、私は先頭に居たアルジュと待ち時間もあるので立ち話をし始めた。
「流石、委員長。先頭に居るって事は一番最初に到着したの?」
「別に僕が一番最初って訳じゃない」
「え、そうなの? 委員長より早い人が居たって事?」
私の問いかけにアルジュは頷くと、少し後ろの方へと視線を向けたので私も視線を向けると、そこには荷物の上でうたた寝している、リーガとライラックの姿があった。
物凄く眠そうな顔だな。でも、あの二人だと少し納得するな。あんなにも楽しみに騒いでたし、一番乗りしててもおかしくないか。
私は勝手にそんな想像をしながら小さく笑う。
「その感じだと、クリスも何となく察したか?」
「うん。だいたいね」
「まぁ、たぶん想像の通りだ。僕もあの二人が最初にいた事には驚いたが、遅刻するよりはいいかと思ったくらいだ」
「確かに。いないより、とりあえずいれば問題はないだろうし」
私とアルジュがそんな話をしていると、遠くの方で楽し気に会話する黄色い声が聞こえて来た。
そう言えば、ここには男子寮の皆だけじゃなくて第2学年の全員だから、女子の皆も集まっているんだった。
私は当初、男子と女子は旅行ルートが異なるので勝手に別々に集まるのかと思っていたが、シンリから前日に違うらしいと夕飯の時に訊いた時は少し驚いてしまった。
「そう言えば、昨日夕飯時に女子が居る事に驚いていたな、クリス」
「え、あーそれね。勝手に別々だと思ってから、それが違う事に驚いただけだよ」
「男子と女子がこう一緒に集まることは少ないから、当然の思い込みっちゃ思い込みだな」
「だろ?」
するとそこへ荷物を持ってマックスが話に加わって来た。
「おはよう、クリス、アルジュ」
「あはようマックス」
「あはよう。今来た所か、マックス?」
「そ、ケビンが寝坊してな。急いで出て来て今ってわけ」
マックスは後ろの方でリーガとライラックの近くで、荷物に寄りかかっているケビンに視線を向けた。
「まぁ、俺たちの話はいいんだよ。何か盛り上がってなかった?」
「何か今日テンション高いな、マックス」
「そうか? いや、アルジュの言う通り高いかもな。なんせ、今日は冬の修学旅行だからな」
私は改めて周囲の皆が朝早くから集まり、楽し気に寮も男女も関係なく話している姿を目にして、皆も私同様に今日から始まる10日間の冬の修学旅行を楽しみにしていたんだと実感した。
その後私たちが話している間にも各寮、全員が揃い始め集合時間に近付きつつあった。
だが、そんな中うちの寮だけまだ全員揃っていない事が判明する。
「で、集合時間5分前に来てない奴は誰だ?」
そう少し不機嫌に問いかけて来たのは、タツミであった。
タツミは今回の冬の修学旅行の担当医として男子側に付いて来る事になっているのだった。
「えー、とても言いずらいですけど……トウマです」
アルジュの答えにタツミも少し言葉を失った後、小さくため息をついた。
「次期寮長大丈夫か? で、ルームメイトはいるのか?」
「俺はいるよ、タツミ」
「お前かルーク。何でルームメイトの相手がいなくて、お前が居るんだ? 普通どちらかがいるなら、必ずいるもんだろ?」
「俺に言われてもな。朝起きたら、トウマの姿がなかったんだよ。だから、もう来てるのかと思ってたんだ」
「じゃ、トウマは何処に居るんだ?」
タツミからの問いかけに、私たちもトウマの姿を見てないので首をかしげていると、そこへ物凄い勢いでトウマが荷物を持ってやって来たのだった。
「あっっぶねーー! セーフ! ってあれ、タツミ先生? それに皆も、どうしてそんな冷たい目で俺を見るんだよ」
「トウマ、お前全体で一番最後の到着だぞ。しかも集合時間1分前。寝坊か?」
「え、あ~そのギリギリになったのは謝ります。でも決して寝坊じゃないですよ。もうばっちり5時には起きてしたから」
「それじゃ何でこんなギリギリなんだ?」
タツミがトウマを問い詰めると、トウマは少し目線を外して答え始めた。
「その~寮の風呂に浸かっていたら、ウトウトとしてしまって……それで、のぼせて休んでいたら遅れました」
私たちはその理由に何も言えずにいると、タツミは軽くトウマの肩を叩いて口を開いた。
「信頼を取り戻すのは大変だぞ」
それだけ告げると、タツミは教員たちが集まりだしていたのでそちらへと向かっていた。
「え、え!? ちょちょっと、どういう――って、皆も何でそんなよそよそしいんだよー!」
その後トウマは教員たちからの話が始まるまで、私たちに謝り続けるのだった。
そして集合時間も過ぎ、全第2学年の生徒が無事に集まったので教員たちからこれからの流れを説明された。
これから、正門内に停めている大型魔道車に各寮ごとに荷物を持って乗るので最終点呼をしてから、寮ごとに移動すると告げられた。
そして説明が終わると、学院長と副学院長も姿を現し私たちに「安全に楽しんできてくれればいいです」と短い言葉を掛けてくれた。
そのまま各寮の各担当教員が最終点呼を行い、魔道車へと移動を始めた。
「よし、それじゃ各自に持つは荷物入れ場に置き、魔道車に乗り始めるように」
「「はーい」」
担当教員の指示の下、私たちは荷物を指定場所に置いて席へと座った。
特に席は指定されていなかったので、各自自由に座って話し始めていた。
私は同じ班でもあるシンと隣で座ると、前にトウマがやって来るとその隣にはフェルトが座るのだった。
そして後ろにはルークとガウェンが座った。
全員が乗り込み完了すると、担当教員が大型魔道車の扉を閉め口を開いた。
「それじゃこれから出発する。最初の目的に到着するのに、3時間程掛かるから自由でいいがあまり騒ぎすぎるなよ」
「任せてください!」
「その言うの得意です!」
リーガとライラックがテンション高く答えると、担当教員は軽く頭を抱えた後「頼むぞ、お前ら」と口にして席に座った。
そして他の大型魔道車が出発し始めたのを見たリーガとライラックがトウマに声を掛けると、三人は周囲の皆にも声を掛けて一斉に声を上げるのだった。
「「いざ、冬の修学旅行へ出発!」」
「やっぱり、30分前でもみんないるね」
「そうだね」
私はそのままシンと共に寮ごとに並ぶ様にと、教員が声掛けしていたので先に到着していたアルジュやシンリたちの元へと向かった。
そして皆に挨拶をした後、私は先頭に居たアルジュと待ち時間もあるので立ち話をし始めた。
「流石、委員長。先頭に居るって事は一番最初に到着したの?」
「別に僕が一番最初って訳じゃない」
「え、そうなの? 委員長より早い人が居たって事?」
私の問いかけにアルジュは頷くと、少し後ろの方へと視線を向けたので私も視線を向けると、そこには荷物の上でうたた寝している、リーガとライラックの姿があった。
物凄く眠そうな顔だな。でも、あの二人だと少し納得するな。あんなにも楽しみに騒いでたし、一番乗りしててもおかしくないか。
私は勝手にそんな想像をしながら小さく笑う。
「その感じだと、クリスも何となく察したか?」
「うん。だいたいね」
「まぁ、たぶん想像の通りだ。僕もあの二人が最初にいた事には驚いたが、遅刻するよりはいいかと思ったくらいだ」
「確かに。いないより、とりあえずいれば問題はないだろうし」
私とアルジュがそんな話をしていると、遠くの方で楽し気に会話する黄色い声が聞こえて来た。
そう言えば、ここには男子寮の皆だけじゃなくて第2学年の全員だから、女子の皆も集まっているんだった。
私は当初、男子と女子は旅行ルートが異なるので勝手に別々に集まるのかと思っていたが、シンリから前日に違うらしいと夕飯の時に訊いた時は少し驚いてしまった。
「そう言えば、昨日夕飯時に女子が居る事に驚いていたな、クリス」
「え、あーそれね。勝手に別々だと思ってから、それが違う事に驚いただけだよ」
「男子と女子がこう一緒に集まることは少ないから、当然の思い込みっちゃ思い込みだな」
「だろ?」
するとそこへ荷物を持ってマックスが話に加わって来た。
「おはよう、クリス、アルジュ」
「あはようマックス」
「あはよう。今来た所か、マックス?」
「そ、ケビンが寝坊してな。急いで出て来て今ってわけ」
マックスは後ろの方でリーガとライラックの近くで、荷物に寄りかかっているケビンに視線を向けた。
「まぁ、俺たちの話はいいんだよ。何か盛り上がってなかった?」
「何か今日テンション高いな、マックス」
「そうか? いや、アルジュの言う通り高いかもな。なんせ、今日は冬の修学旅行だからな」
私は改めて周囲の皆が朝早くから集まり、楽し気に寮も男女も関係なく話している姿を目にして、皆も私同様に今日から始まる10日間の冬の修学旅行を楽しみにしていたんだと実感した。
その後私たちが話している間にも各寮、全員が揃い始め集合時間に近付きつつあった。
だが、そんな中うちの寮だけまだ全員揃っていない事が判明する。
「で、集合時間5分前に来てない奴は誰だ?」
そう少し不機嫌に問いかけて来たのは、タツミであった。
タツミは今回の冬の修学旅行の担当医として男子側に付いて来る事になっているのだった。
「えー、とても言いずらいですけど……トウマです」
アルジュの答えにタツミも少し言葉を失った後、小さくため息をついた。
「次期寮長大丈夫か? で、ルームメイトはいるのか?」
「俺はいるよ、タツミ」
「お前かルーク。何でルームメイトの相手がいなくて、お前が居るんだ? 普通どちらかがいるなら、必ずいるもんだろ?」
「俺に言われてもな。朝起きたら、トウマの姿がなかったんだよ。だから、もう来てるのかと思ってたんだ」
「じゃ、トウマは何処に居るんだ?」
タツミからの問いかけに、私たちもトウマの姿を見てないので首をかしげていると、そこへ物凄い勢いでトウマが荷物を持ってやって来たのだった。
「あっっぶねーー! セーフ! ってあれ、タツミ先生? それに皆も、どうしてそんな冷たい目で俺を見るんだよ」
「トウマ、お前全体で一番最後の到着だぞ。しかも集合時間1分前。寝坊か?」
「え、あ~そのギリギリになったのは謝ります。でも決して寝坊じゃないですよ。もうばっちり5時には起きてしたから」
「それじゃ何でこんなギリギリなんだ?」
タツミがトウマを問い詰めると、トウマは少し目線を外して答え始めた。
「その~寮の風呂に浸かっていたら、ウトウトとしてしまって……それで、のぼせて休んでいたら遅れました」
私たちはその理由に何も言えずにいると、タツミは軽くトウマの肩を叩いて口を開いた。
「信頼を取り戻すのは大変だぞ」
それだけ告げると、タツミは教員たちが集まりだしていたのでそちらへと向かっていた。
「え、え!? ちょちょっと、どういう――って、皆も何でそんなよそよそしいんだよー!」
その後トウマは教員たちからの話が始まるまで、私たちに謝り続けるのだった。
そして集合時間も過ぎ、全第2学年の生徒が無事に集まったので教員たちからこれからの流れを説明された。
これから、正門内に停めている大型魔道車に各寮ごとに荷物を持って乗るので最終点呼をしてから、寮ごとに移動すると告げられた。
そして説明が終わると、学院長と副学院長も姿を現し私たちに「安全に楽しんできてくれればいいです」と短い言葉を掛けてくれた。
そのまま各寮の各担当教員が最終点呼を行い、魔道車へと移動を始めた。
「よし、それじゃ各自に持つは荷物入れ場に置き、魔道車に乗り始めるように」
「「はーい」」
担当教員の指示の下、私たちは荷物を指定場所に置いて席へと座った。
特に席は指定されていなかったので、各自自由に座って話し始めていた。
私は同じ班でもあるシンと隣で座ると、前にトウマがやって来るとその隣にはフェルトが座るのだった。
そして後ろにはルークとガウェンが座った。
全員が乗り込み完了すると、担当教員が大型魔道車の扉を閉め口を開いた。
「それじゃこれから出発する。最初の目的に到着するのに、3時間程掛かるから自由でいいがあまり騒ぎすぎるなよ」
「任せてください!」
「その言うの得意です!」
リーガとライラックがテンション高く答えると、担当教員は軽く頭を抱えた後「頼むぞ、お前ら」と口にして席に座った。
そして他の大型魔道車が出発し始めたのを見たリーガとライラックがトウマに声を掛けると、三人は周囲の皆にも声を掛けて一斉に声を上げるのだった。
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