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第372話 安らぎの城『ジュヴェリアヴァーベン城』
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冬の修学旅行初日、私たちが最初に向かう場所はローデングスと言う場所である。
そこには、歴史的にも有名で現在では人気の観光場所とされている、安らぎの城『ジュヴェリアヴァーベン城』がある地域なのだ。
ローデングスはベンベルから更に北の場所に位置し、冬は気温も更に低く常に周囲は雪に覆われている。
だが、天候は常に悪い訳ではなく太陽が出ていると、木々に積もった雪も輝き美しい光景だと言われている。
その地域で一番の有名な所が、安らぎの城『ジュヴェリアヴァーベン城』なのだ。
そもそもは、『ジュヴェリアヴァーベン城』と言う名の城であるが、歴史的に別名で安らぎの城とも呼ばれている。
何故そんな名前で呼ばれているかと言うと、過去の戦争で『ジュヴェリアヴァーベン城』は戦争の最前線から少し離れた場所にありつつ、戦争地域で唯一残った城である。
そんな『ジュヴェリアヴァーベン城』では、負傷した兵士たちが治療や休息をする為に使っていた事から安らぎの城と兵士たちが口にしていたと言う噂から、現在でも別名で安らぎの城と呼ばれているのだ。
今でもその当時の戦争の傷跡は建物として問題ない箇所は残っており、当時の歴史を知れる建物でもある。
「へぇ~詳しいなクリス」
「いや、それくらい普通でしょトウマ」
「え? そうなの?」
トウマは隣に座っていたフェルトに訊ねると「常識だよ」と答えた。
そしてシンがそんなトウマに小声で「しおりにも簡単にだけど説明されてるから読むといいよ」と声を掛けると、トウマは急いでしおりを取り出し顔を近付けて読み始めた。
さすがに修学旅行で回る所くらいは知っておこうよ、トウマ。
「そう言えば、『ジュヴェリアヴァーベン城』って少し高所の場所だったよな。坂は歩くんだろうな」
「たぶんそうだろうね。あっても馬車だけだろうし、魔道車で通る訳はないと思うよ」
「それも観光の楽しみだろ。近くに湖もあるし、坂から見る景色もいいらしいぞ」
「クリス詳しいな。観光ブックでも読んだか?」
「っ……」
フェルトの問いかけに、私は図星をつかれてしまい少し耳を赤くなってしまう。
「わ、悪いかよフェルト!」
「そんな事ないよ。そう恥ずかしがるなよ、クリス~」
「別に恥ずかしがってなんてないよ!」
「またまた~」
「違うって言ってるだろ!」
目的地へと向かう魔道車内では、私たちはそんな会話をしつつ終始和気あいあいとした雰囲気が続いた。
その後、北部地域に入りローデングスまで残り半分となった所で一旦休憩として、魔道車はクュードと言う地域に停車した。
私たちは魔道車から降りて、暫くこの周辺で集合時間まで自由行動となった。
「おーもうこの辺から雪が積もってるのか。北側に来たって感じだな」
「うぉ~ここも人が多いな~」
「ここは、ローデングスに行く観光客たちが必ず通る地域と言う面もあるし、美味しいパン屋がいくつもある地としても有名だから多いんだろうな」
確かにいい匂いがそこら辺から風に乗って来ているね。
私はアルジュの話を聞き、パンの焼きあがったいい匂いを嗅いでいると魔道車から勢いよく飛び出て行く人影を見て驚いた。
「な、何だ今の!?」
トウマが驚いているとフェルトが「たぶんピースだよ」と答えた。
すると魔道車からニックがその後に降りて来た。
「おい、ピース! 勝手に――って、もういねえし。はぁ~たっく」
「ありゃりゃ、あの状態だとかなり空腹だったのかな?」
「何人事みたいに言ってるんだフェルト、お前も探すの手伝えよ」
「分かってるて。じゃ、そう言う訳だから俺は行くな」
そう言って、ニックとフェルトはピースの後を追って行くのだった。
すると、他の魔道車からも他の寮生たちが同じ様に話ながら街へと入って行くのを目にした。
それを見て私たちも街へと向かおうとした時だった。
「やぁ、クリス。それにルーク、トウマも」
「レオン」
「何だよ、レオン」
「そんな冷たい態度をとるなよ、ルーク」
そこでルークは何故かレオンを警戒していて、私は何か二人の間にあったのかと思っていたが、変につつくのは止めておこうと思い口にはせずに黙って見つめていた。
そんな雰囲気をトウマも感じていたのか、直ぐにレオンに訊ねた。
「それで、どうしたんだレオン? わざわざ俺たちに声を掛けて来て」
「せっかくの自由時間だしクリスたちと回ろうかと思ってな。別に寮ごとの行動じゃないし、楽しいかと思ってさ」
「なるほどね。俺は別にいいと思うけど、二人は?」
トウマは私とルークの方に問いかけて来ると、ルークは黙ったまま私の方をチラッと見て来た。
え、どう言う視線? 私が先に答えろって事? まぁ、別にいいけど。
私は勝手にそう解釈してトウマの問いかけに答えた。
「せっかくの同学年での修学旅行だし、いいんじゃないか。この後は基本班行動だし、他の寮の人と回れる事も少ないだろうし」
「……まぁ、確かにそれもあるな」
ルークは少し不満そうな口ぶりであったが、特にレオンを拒否する事はなくレオンを含めて私とトウマ、ルークの四人で自由時間を過ごす事にした。
基本的には自由に話して、レオンの班のメンバーや魔道車内の様子などを互いに話して盛り上がりつつ、美味しいパン屋の一店舗でおすすめのパンを購入して、皆で食べ歩きをした。
その後集合時間が迫って来て、私たちは魔道車近くまで戻って来た。
「それじゃ、また向こうで会えたらその時な、レオン」
「ああ、またなクリス」
私はそこでレオンと別れて先に魔道車へと乗り込んだ。
トウマもその後にレオンに声を掛けて、魔道車へと乗るのだった。
だが、ルークはその場でとどまってレオンに話し掛けていた。
「これが、お前の攻めってやつか?」
「? あーそう言う事ね。まぁ、そうとも言えるね。だって僕は君やトウマとは違って寮も違うから、こういう機会を逃さずに行かないね。でも、君たちと自由時間を過ごしたいって言うのは嘘じゃないからね」
「……別にそれは疑ってない。俺も変にお前を警戒し過ぎた。悪かった」
ルークがレオンに謝ると、レオンは少し驚いた顔をしていた。
「な、何だよその顔は」
「いや、まさか謝られるとは思ってなくて。でも、ライバルに謝ってちゃいつか足をすくわれるぞ」
「なっ」
「冗談冗談。じゃな、ルーク」
そのままレオンはルークに背を向けて、自分の魔道車へと向かって行くのだった。
ルークはそんなレオンの後ろ姿を見つめて、軽くため息をついた。
「(ライバルか……この前の一件で急に距離を詰め過ぎたと思って遠慮してたが、あまりうかうかもしてられないかもな……)」
するとそこへルークとフェルトが、ピースに肩をかした状態で戻って来た。
「ルーク、丁度いい所にいた。ちょっとこれ持ってくれないか? ピースが想像以上に食べ過ぎて歩けない上に、買い物してて重いんだ」
「分かったよ。荷物の方でいいんだろ?」
「悪いな、ルーク」
「ごめんよ、ルーク」
ピースが苦しそうに話して来たのでルークは軽く手で気にするなと合図を送った後、フェルトから荷物を受け取り先に魔道車と戻り、その後にピースたちが乗り込むのだった。
その後ピースの状態を見つつ、魔道車はローデングスに向けて出発した。
ちなみに、ピースが買い込んだのはパンばかりで、量も多かった事や皆に迷惑かけたという事で魔道車内の皆へと配られたのだ。
そして1時間半後には、ローデングスの宿泊するホテルに到着したのだった。
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ローデングスはベンベルから更に北の場所に位置し、冬は気温も更に低く常に周囲は雪に覆われている。
だが、天候は常に悪い訳ではなく太陽が出ていると、木々に積もった雪も輝き美しい光景だと言われている。
その地域で一番の有名な所が、安らぎの城『ジュヴェリアヴァーベン城』なのだ。
そもそもは、『ジュヴェリアヴァーベン城』と言う名の城であるが、歴史的に別名で安らぎの城とも呼ばれている。
何故そんな名前で呼ばれているかと言うと、過去の戦争で『ジュヴェリアヴァーベン城』は戦争の最前線から少し離れた場所にありつつ、戦争地域で唯一残った城である。
そんな『ジュヴェリアヴァーベン城』では、負傷した兵士たちが治療や休息をする為に使っていた事から安らぎの城と兵士たちが口にしていたと言う噂から、現在でも別名で安らぎの城と呼ばれているのだ。
今でもその当時の戦争の傷跡は建物として問題ない箇所は残っており、当時の歴史を知れる建物でもある。
「へぇ~詳しいなクリス」
「いや、それくらい普通でしょトウマ」
「え? そうなの?」
トウマは隣に座っていたフェルトに訊ねると「常識だよ」と答えた。
そしてシンがそんなトウマに小声で「しおりにも簡単にだけど説明されてるから読むといいよ」と声を掛けると、トウマは急いでしおりを取り出し顔を近付けて読み始めた。
さすがに修学旅行で回る所くらいは知っておこうよ、トウマ。
「そう言えば、『ジュヴェリアヴァーベン城』って少し高所の場所だったよな。坂は歩くんだろうな」
「たぶんそうだろうね。あっても馬車だけだろうし、魔道車で通る訳はないと思うよ」
「それも観光の楽しみだろ。近くに湖もあるし、坂から見る景色もいいらしいぞ」
「クリス詳しいな。観光ブックでも読んだか?」
「っ……」
フェルトの問いかけに、私は図星をつかれてしまい少し耳を赤くなってしまう。
「わ、悪いかよフェルト!」
「そんな事ないよ。そう恥ずかしがるなよ、クリス~」
「別に恥ずかしがってなんてないよ!」
「またまた~」
「違うって言ってるだろ!」
目的地へと向かう魔道車内では、私たちはそんな会話をしつつ終始和気あいあいとした雰囲気が続いた。
その後、北部地域に入りローデングスまで残り半分となった所で一旦休憩として、魔道車はクュードと言う地域に停車した。
私たちは魔道車から降りて、暫くこの周辺で集合時間まで自由行動となった。
「おーもうこの辺から雪が積もってるのか。北側に来たって感じだな」
「うぉ~ここも人が多いな~」
「ここは、ローデングスに行く観光客たちが必ず通る地域と言う面もあるし、美味しいパン屋がいくつもある地としても有名だから多いんだろうな」
確かにいい匂いがそこら辺から風に乗って来ているね。
私はアルジュの話を聞き、パンの焼きあがったいい匂いを嗅いでいると魔道車から勢いよく飛び出て行く人影を見て驚いた。
「な、何だ今の!?」
トウマが驚いているとフェルトが「たぶんピースだよ」と答えた。
すると魔道車からニックがその後に降りて来た。
「おい、ピース! 勝手に――って、もういねえし。はぁ~たっく」
「ありゃりゃ、あの状態だとかなり空腹だったのかな?」
「何人事みたいに言ってるんだフェルト、お前も探すの手伝えよ」
「分かってるて。じゃ、そう言う訳だから俺は行くな」
そう言って、ニックとフェルトはピースの後を追って行くのだった。
すると、他の魔道車からも他の寮生たちが同じ様に話ながら街へと入って行くのを目にした。
それを見て私たちも街へと向かおうとした時だった。
「やぁ、クリス。それにルーク、トウマも」
「レオン」
「何だよ、レオン」
「そんな冷たい態度をとるなよ、ルーク」
そこでルークは何故かレオンを警戒していて、私は何か二人の間にあったのかと思っていたが、変につつくのは止めておこうと思い口にはせずに黙って見つめていた。
そんな雰囲気をトウマも感じていたのか、直ぐにレオンに訊ねた。
「それで、どうしたんだレオン? わざわざ俺たちに声を掛けて来て」
「せっかくの自由時間だしクリスたちと回ろうかと思ってな。別に寮ごとの行動じゃないし、楽しいかと思ってさ」
「なるほどね。俺は別にいいと思うけど、二人は?」
トウマは私とルークの方に問いかけて来ると、ルークは黙ったまま私の方をチラッと見て来た。
え、どう言う視線? 私が先に答えろって事? まぁ、別にいいけど。
私は勝手にそう解釈してトウマの問いかけに答えた。
「せっかくの同学年での修学旅行だし、いいんじゃないか。この後は基本班行動だし、他の寮の人と回れる事も少ないだろうし」
「……まぁ、確かにそれもあるな」
ルークは少し不満そうな口ぶりであったが、特にレオンを拒否する事はなくレオンを含めて私とトウマ、ルークの四人で自由時間を過ごす事にした。
基本的には自由に話して、レオンの班のメンバーや魔道車内の様子などを互いに話して盛り上がりつつ、美味しいパン屋の一店舗でおすすめのパンを購入して、皆で食べ歩きをした。
その後集合時間が迫って来て、私たちは魔道車近くまで戻って来た。
「それじゃ、また向こうで会えたらその時な、レオン」
「ああ、またなクリス」
私はそこでレオンと別れて先に魔道車へと乗り込んだ。
トウマもその後にレオンに声を掛けて、魔道車へと乗るのだった。
だが、ルークはその場でとどまってレオンに話し掛けていた。
「これが、お前の攻めってやつか?」
「? あーそう言う事ね。まぁ、そうとも言えるね。だって僕は君やトウマとは違って寮も違うから、こういう機会を逃さずに行かないね。でも、君たちと自由時間を過ごしたいって言うのは嘘じゃないからね」
「……別にそれは疑ってない。俺も変にお前を警戒し過ぎた。悪かった」
ルークがレオンに謝ると、レオンは少し驚いた顔をしていた。
「な、何だよその顔は」
「いや、まさか謝られるとは思ってなくて。でも、ライバルに謝ってちゃいつか足をすくわれるぞ」
「なっ」
「冗談冗談。じゃな、ルーク」
そのままレオンはルークに背を向けて、自分の魔道車へと向かって行くのだった。
ルークはそんなレオンの後ろ姿を見つめて、軽くため息をついた。
「(ライバルか……この前の一件で急に距離を詰め過ぎたと思って遠慮してたが、あまりうかうかもしてられないかもな……)」
するとそこへルークとフェルトが、ピースに肩をかした状態で戻って来た。
「ルーク、丁度いい所にいた。ちょっとこれ持ってくれないか? ピースが想像以上に食べ過ぎて歩けない上に、買い物してて重いんだ」
「分かったよ。荷物の方でいいんだろ?」
「悪いな、ルーク」
「ごめんよ、ルーク」
ピースが苦しそうに話して来たのでルークは軽く手で気にするなと合図を送った後、フェルトから荷物を受け取り先に魔道車と戻り、その後にピースたちが乗り込むのだった。
その後ピースの状態を見つつ、魔道車はローデングスに向けて出発した。
ちなみに、ピースが買い込んだのはパンばかりで、量も多かった事や皆に迷惑かけたという事で魔道車内の皆へと配られたのだ。
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