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第387話 ペンダント型魔道具
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クリスはトウマたちとはぐれてしまい、周囲を歩きトウマたちを探していたが、その行動は裏目に出ていた。
はぐれた場所からクリスがトウマたちを探すために向かった方向が、トウマたちがいる場所と真逆の方向へと進んでいたのだった。
だが、クリスにはそんな事分かる訳なく、更には周囲は似た様な建物が続き、未だに人混みも多い事から立ち位置が分からずにたぶんこっちから来たと思い歩き始める。
一方でトウマたちは周辺を手分けして探し始めていた。
「クリスー」
「おーいクリスー」
名前を呼び探すトウマとシン。
そしてルークとモーガンは周辺の裏路地や少し離れた場所を探しに行くも、見つけることが出来ずに一度戻って来るのだった。
「いたか?」
トウマの問いかけに、モーガンとルークは首を横に振った。
そしてルークもトウマたちに状況を訊くと、トウマとシンは同じ様に首を横に振って答えた。
「こっちも見つからない。どこ行ったんだ、クリスの奴」
「あの人混みに流されたのは確かだが」
「その方向に探しに行って見つからないって事は、自分で歩いて私たちの事を探してるんじゃ」
モーガンのその言葉にその場にいた全員が「あっ……」と声に出る。
「そう考えると、もしかしてクリスは勝手に歩いて全く違う方向に行ってるって事か?」
「そうとも考えられるだけです、トウマ」
「仮にそうだとしたら、ここは王都より広くはないが、水路中心の街で街中が入り組んでいるから探すは大変になるな」
「もしかしたら、クリスがここへ戻ってくる可能性もあり得ます」
「あーじゃ、どうしたらいいんだ! 探しに行くべき? それともここで待つべきか?」
トウマが頭を抱えて悩んでいると、ルークは冷静に声を掛ける。
「ここには丁度四人いるんだ、二手に分けるのはどうだ? クリスを探しに行く班とここでクリスを待つ班」
「いい提案だけど、合流とか待ってる班でクリスを見つけた時に、探している班への連絡とかどうする? 通信用魔道具とか持ってないけど」
「時間で互いに合図を送り合うんだ」
「合図? まさか、何か打上げるとかか?」
ルークの提案にトウマがつっこむと、ルークは首を横に振り内ポケットから二つのペンダントを取り出した。
それを見たシンが「それは?」と問いかけると、ルークは話を始めた。
ルークが取り出したのは、ペンダント型の魔道具であった。
ペンダントに使われているのは、共鳴石と呼ばれる物でありそれを加工して作られた魔道具である。
共鳴石とは名前の通り、特定の魔力に反応して石同士が光るという物であり、それを活かして北の地方でお見上げ用としてペンダント加工された物が売られているのだ。
二つペアのペンダントで、一方から特定の魔力を流す事でもう一方のペンダントが離れていても流された魔力を感知し、光るのである。
また光り方にも種類があり、より離れていると光は小さく近いと明るいや、魔力の流し方で相手のペンダントの光り方を変化させられるのだ。
ルークは先程トウマたちと離れていた際に、偶然目に入り購入していたと明かし、それを使用して連絡をし合おうと口にするのだった。
「なるほど、これなら事前に光り方など決めていれば連絡や状況を知らせ合えますね。一見普通のペンダントにしか見えないけど、面白い魔道具ですね」
「売っていた相手が言うには、こっちの地方でしかあまり売られていない物らしい」
「連絡方法はとりあえず確保出来てるって事で、後は班分けか」
トウマがそう口にしてどう二対二に分けるべきか悩んでいると、ルークが「俺とトウマでクリスを探しに行く」と口にするのだった。
それを聞きトウマは少し驚いていると、シンはスッとルークが持っていたもう一方のペンダントを手にした。
「そう言うかなって思っていたよ。モーガンもいいかな?」
「私は捜索向きじゃないので、むしろこっちの方を良かったんで反対はないですよ」
「僕も似た様な意見。二人の方が直ぐに見つけてくれそうな感じもするし、何と言っても次期寮長と副寮長だからね」
「シン」
「次期寮長がそんな情けない声出さないでよ。ほらほら、僕たちはこっちでクリスがいないかもう一度探すから、そっちは頼むよ」
「ああ! 任せとけ!」
シンはトウマが自信満々にそう口にした姿を見て微笑む。
その後簡単にルークとペンダント型魔道具の使い方を試し、連絡方法も決めてからトウマ班は二手に分かれるのだった。
一方その頃クリスはと言うと、歩き疲れて大通りから一本外れた所にあった公園の様な場所のベンチに座って休んでいた。
「はぁ~……歩き過ぎて疲れてしまった。全然トウマたち見つからないし、これは私が変に動いたせいで完全に迷子というやつだな……はぁ~」
クリスは自分が良くない事をして皆に迷惑を掛けていると実感して、ベンチに座りながらため息を何度もついていた。
大通りであのまま進まず暫く待っていたが、人通りも多く仮にトウマたちが探しに来ても気付かないかもしれないと思い、来た道を戻ろうとも考えたがそこでまたすれ違ったら面倒な事になると考えてしまったらどうしていいか分からず足が止まってしまったのだった。
その後通路の端で暫く突っ立っていたが、その時に突然頭痛に襲われてしまい立っているのが辛くなり座れる場所を探していた時に、ベンチを見つけそこで休む事にし今に至っていた。
「とりあえず頭痛は収まったけど、昨日から連続で頭痛が来てる。やっぱりこれは、記憶喪失と何かしら関係があるって事だよね……」
クリスは独り言を口にしつつ、これまで頭痛時に見えて来た記憶の事を思い返し始めた。
「(今まで相手の顔が見えないけど、告白らしき記憶、それに誰かと語ったり戦ったりした記憶。一応一方はレオンらしいけど、本当にレオンなのかな? あと、ジュリって言葉。続きがある気がするけど何だか分からない。何か凄く大切な気はするのだけど)」
今までの事を改めてゆっくりと思い返して状況を整理し始め、信じるべき事や未だ半信半疑な点などを洗い出す。
そして先程の頭痛では特に何かしらの記憶を見る事はなく、ただの頭痛だったので新しい手掛かりはないと考えていると、視線の先で子供たちが小さな噴水周りで遊んでいる光景を目にする。
「(何か微笑ましいな~何か人形を手にして遊んでるのかな?)」
と、ベンチに座りながら子供たちを見て和んでいると子供たちは手に持っていた人形を噴水周りに置いて魔力を使い操り、動かし遊び始める。
その光景にクリスは驚くが、改めて自分も幼い時に魔力の練習の為にああやって人形で魔力練習してたと思い出す。
すると子供たちが人形遊びをしながら、競争で負けたらジュースを奢るという賭け事を始める。
「(負けたらジュースの奢りか。最近の子供そんな賭け事するのか。私そんな負けたら何かするとかやった事――)」
その時だった、再び突然頭痛に襲われると新しい記憶が頭の中を巡る。
そこでの記憶は、自身と相手でゴーレム勝負を行って勝敗で何かを賭け事をしている所であった。
「こ、これは……うっ……」
クリスはそのまま頭痛に襲われつつ、いくつかの記憶を不完全ながらにも思い出すのだった。
暫くしてようやく頭痛が治まる。
「っ……やっと治まった。こう連続で来ると辛いな。でも、今の記憶って……」
口元に手を当ててクリスが考えていると、そこへ声を掛けて来る人物がいた。
「クリス?」
その声にクリスは顔を向けると、そこに立っていたのはレオンであった。
はぐれた場所からクリスがトウマたちを探すために向かった方向が、トウマたちがいる場所と真逆の方向へと進んでいたのだった。
だが、クリスにはそんな事分かる訳なく、更には周囲は似た様な建物が続き、未だに人混みも多い事から立ち位置が分からずにたぶんこっちから来たと思い歩き始める。
一方でトウマたちは周辺を手分けして探し始めていた。
「クリスー」
「おーいクリスー」
名前を呼び探すトウマとシン。
そしてルークとモーガンは周辺の裏路地や少し離れた場所を探しに行くも、見つけることが出来ずに一度戻って来るのだった。
「いたか?」
トウマの問いかけに、モーガンとルークは首を横に振った。
そしてルークもトウマたちに状況を訊くと、トウマとシンは同じ様に首を横に振って答えた。
「こっちも見つからない。どこ行ったんだ、クリスの奴」
「あの人混みに流されたのは確かだが」
「その方向に探しに行って見つからないって事は、自分で歩いて私たちの事を探してるんじゃ」
モーガンのその言葉にその場にいた全員が「あっ……」と声に出る。
「そう考えると、もしかしてクリスは勝手に歩いて全く違う方向に行ってるって事か?」
「そうとも考えられるだけです、トウマ」
「仮にそうだとしたら、ここは王都より広くはないが、水路中心の街で街中が入り組んでいるから探すは大変になるな」
「もしかしたら、クリスがここへ戻ってくる可能性もあり得ます」
「あーじゃ、どうしたらいいんだ! 探しに行くべき? それともここで待つべきか?」
トウマが頭を抱えて悩んでいると、ルークは冷静に声を掛ける。
「ここには丁度四人いるんだ、二手に分けるのはどうだ? クリスを探しに行く班とここでクリスを待つ班」
「いい提案だけど、合流とか待ってる班でクリスを見つけた時に、探している班への連絡とかどうする? 通信用魔道具とか持ってないけど」
「時間で互いに合図を送り合うんだ」
「合図? まさか、何か打上げるとかか?」
ルークの提案にトウマがつっこむと、ルークは首を横に振り内ポケットから二つのペンダントを取り出した。
それを見たシンが「それは?」と問いかけると、ルークは話を始めた。
ルークが取り出したのは、ペンダント型の魔道具であった。
ペンダントに使われているのは、共鳴石と呼ばれる物でありそれを加工して作られた魔道具である。
共鳴石とは名前の通り、特定の魔力に反応して石同士が光るという物であり、それを活かして北の地方でお見上げ用としてペンダント加工された物が売られているのだ。
二つペアのペンダントで、一方から特定の魔力を流す事でもう一方のペンダントが離れていても流された魔力を感知し、光るのである。
また光り方にも種類があり、より離れていると光は小さく近いと明るいや、魔力の流し方で相手のペンダントの光り方を変化させられるのだ。
ルークは先程トウマたちと離れていた際に、偶然目に入り購入していたと明かし、それを使用して連絡をし合おうと口にするのだった。
「なるほど、これなら事前に光り方など決めていれば連絡や状況を知らせ合えますね。一見普通のペンダントにしか見えないけど、面白い魔道具ですね」
「売っていた相手が言うには、こっちの地方でしかあまり売られていない物らしい」
「連絡方法はとりあえず確保出来てるって事で、後は班分けか」
トウマがそう口にしてどう二対二に分けるべきか悩んでいると、ルークが「俺とトウマでクリスを探しに行く」と口にするのだった。
それを聞きトウマは少し驚いていると、シンはスッとルークが持っていたもう一方のペンダントを手にした。
「そう言うかなって思っていたよ。モーガンもいいかな?」
「私は捜索向きじゃないので、むしろこっちの方を良かったんで反対はないですよ」
「僕も似た様な意見。二人の方が直ぐに見つけてくれそうな感じもするし、何と言っても次期寮長と副寮長だからね」
「シン」
「次期寮長がそんな情けない声出さないでよ。ほらほら、僕たちはこっちでクリスがいないかもう一度探すから、そっちは頼むよ」
「ああ! 任せとけ!」
シンはトウマが自信満々にそう口にした姿を見て微笑む。
その後簡単にルークとペンダント型魔道具の使い方を試し、連絡方法も決めてからトウマ班は二手に分かれるのだった。
一方その頃クリスはと言うと、歩き疲れて大通りから一本外れた所にあった公園の様な場所のベンチに座って休んでいた。
「はぁ~……歩き過ぎて疲れてしまった。全然トウマたち見つからないし、これは私が変に動いたせいで完全に迷子というやつだな……はぁ~」
クリスは自分が良くない事をして皆に迷惑を掛けていると実感して、ベンチに座りながらため息を何度もついていた。
大通りであのまま進まず暫く待っていたが、人通りも多く仮にトウマたちが探しに来ても気付かないかもしれないと思い、来た道を戻ろうとも考えたがそこでまたすれ違ったら面倒な事になると考えてしまったらどうしていいか分からず足が止まってしまったのだった。
その後通路の端で暫く突っ立っていたが、その時に突然頭痛に襲われてしまい立っているのが辛くなり座れる場所を探していた時に、ベンチを見つけそこで休む事にし今に至っていた。
「とりあえず頭痛は収まったけど、昨日から連続で頭痛が来てる。やっぱりこれは、記憶喪失と何かしら関係があるって事だよね……」
クリスは独り言を口にしつつ、これまで頭痛時に見えて来た記憶の事を思い返し始めた。
「(今まで相手の顔が見えないけど、告白らしき記憶、それに誰かと語ったり戦ったりした記憶。一応一方はレオンらしいけど、本当にレオンなのかな? あと、ジュリって言葉。続きがある気がするけど何だか分からない。何か凄く大切な気はするのだけど)」
今までの事を改めてゆっくりと思い返して状況を整理し始め、信じるべき事や未だ半信半疑な点などを洗い出す。
そして先程の頭痛では特に何かしらの記憶を見る事はなく、ただの頭痛だったので新しい手掛かりはないと考えていると、視線の先で子供たちが小さな噴水周りで遊んでいる光景を目にする。
「(何か微笑ましいな~何か人形を手にして遊んでるのかな?)」
と、ベンチに座りながら子供たちを見て和んでいると子供たちは手に持っていた人形を噴水周りに置いて魔力を使い操り、動かし遊び始める。
その光景にクリスは驚くが、改めて自分も幼い時に魔力の練習の為にああやって人形で魔力練習してたと思い出す。
すると子供たちが人形遊びをしながら、競争で負けたらジュースを奢るという賭け事を始める。
「(負けたらジュースの奢りか。最近の子供そんな賭け事するのか。私そんな負けたら何かするとかやった事――)」
その時だった、再び突然頭痛に襲われると新しい記憶が頭の中を巡る。
そこでの記憶は、自身と相手でゴーレム勝負を行って勝敗で何かを賭け事をしている所であった。
「こ、これは……うっ……」
クリスはそのまま頭痛に襲われつつ、いくつかの記憶を不完全ながらにも思い出すのだった。
暫くしてようやく頭痛が治まる。
「っ……やっと治まった。こう連続で来ると辛いな。でも、今の記憶って……」
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