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第403話 嫌な夢
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「う~~ん。よく寝た」
「寝過ぎじゃないのか、トウマ」
「まぁ確かに、目パッチリで全然眠くねぇ!」
ベックスにそう言われトウマは滅茶苦茶元気というポーズを魔道車を降りてとる。
現在私たちは、予定通りにモ・サロのホテルへと到着したのだ。
時刻は日も沈み始め夕刻になっており、他の魔道車からも学院生たちが降り始め荷物を持ってホテルへと入って行く。
ホテルへと入ってからはいつも通りの流れで、担当教員からの話しが終わると各自荷物を持ち部屋へと向かう。
本日はこれから夕食なのだか、まだ夕食までは時間がある為それまで自由時間となった。
「あ~ここのベッドもふかふかだ~」
私は部屋に到着すると直ぐにベッドに腰かけて、柔らかさに和む。
同室のシンも荷物を置くと、もう一方のベッドに腰かける。
そして私はしおりを取り出して、モ・サロについて改めて読み始めた。
――モ・サロは孤島の古城と城下町が有名な場所である。
孤島と言っても離れている場所にある訳ではなく、周囲が潮の満ち引きによって孤島になる事でそう呼ばれているのである。
現在は古城と城下町への橋が作られておりそこを通る事で、そちらへは渡れるようになっている。
また、潮が引いた時際には周囲が砂地になる為、一部ではあるが周辺を歩く事も可能である。
一方で食の面でも少し前から人気が出始めている。
フワフワなオムレツが観光客の中で珍しく美味しいと人気になりつつあり、海が近いという事で塩や果物もよくとれる為、果実酒も有名である。
更には乳製品の生産も盛んで牛乳と砂糖を煮詰めて作るキャラメルも特産品の一つでもある。
そして最後に、モ・サロと言えば絶景を楽しむ場所としても人気なのだ。
一番の絶景と言われているのは、夕日の中での古城の景色と日中の古城の頂上から見える周辺の景色らしい。
だがその景色は天候次第という運の面もあるので、必ずしも見れるという物ではない。
「絶景かー楽しみだな」
「明日回る所でも所でも読んでいるの、クリス?」
「ああ。夕飯まで時間もあるし」
「女子側は行く際は天気が悪かったらしいが、帰り際には晴れて絶景を少しだけだけど見れたと言っていたな」
「そう言えば、ジュリルたちがそんな事言ってた気が」
「一応明日の天候は晴れみたいだし、急に変わらなければ僕たちも絶景が見れそうだよ」
それから私はシンと、明日行くモ・サロの話題で盛り上がっているとあっという間に夕食の時間を迎えていた。
私は食堂で皆と共に夕食を食べた後、昼間に一度寝てしまったので夜に眠れる様にする為に、遊技場でトウマたちと体を動かし、一足先に部屋に戻りシンも居ない事を確認し部屋に付いているシャワーで汗を流した。
それでお風呂に入ったという事にして、温泉の方には向かわずに後の時間は部屋でゆっくりと過ごし就寝の時間を迎えた。
眠りについてたはいいが、やはり初めの方は眠れずにいたがそのままベッドで横になっていると次第に眠くなって来て、私はそのまま眠りについていた。
そして次に私が目を覚ましたのは、ベッドから落ちてしまい床に全身を打った時であった。
「っぃい……」
私はゆっくりと起き上がり、部屋も外もまだ真っ暗で朝ではないと認識する。
そしてベッドから落ちた時に打った箇所を軽くさすりながら、その場でベッドにもたれ掛かる。
黙ったまま私はどうしてベッドから落ちたのかを思い出し始めると、先程まで変な夢を見ていた事を微かに思い出す。
そう言えば、何か追われるような襲われてる様な嫌な夢だったな……はっきりとは覚えてないけども、たぶんそれでうなされたりして動いて落ちたんだろうな。
私はそう考えて立ち上がりベッドに横たわる。
床に落ちた衝撃で全身がズキズキとした感覚が残っていたが、そのまま私は瞳を閉じる。
その後暫くして、再び私は眠りについた。
そして次の日クリスはシンが声を掛けた事で、目を覚ますのだった。
「っ……」
「クリス、おーいクリスもう朝だぞ」
「うっ……」
「このままだと朝食の時間に遅れるぞ、クリス」
クリスはシンの声を聞き、ゆっくりと起き上がると少し寝ボケた顔で何度か瞬きをする。
そして周囲を見回して、シンの顔を見て口を開く。
「おはよう……シン」
「おはようクリス。朝食の集合時間まで三十分ないから、早く着替えなよ」
「……うん」
シンはその時クリスの返事が少し遅い事が気になったが、まだ寝起きで寝ボケているのだと思いクリスに顔を洗って来る様に進めるのだった。
それからクリスは顔を洗い直ぐに着替えて二人は急いで食堂へと向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ごめん、遅れた」
「大丈夫だぞクリス。まだ先生来てないから」
私が遅れてロビーに向かうと、既にそこには班のメンバーが全員揃っていた。
朝食後、出発する前に担当教員からロビーに集まる様に言われており、部屋に一度戻り準備をしてからロビーに向かったが私は忘れて物をしたので一度部屋に戻ったのだ。
忘れ物を探すのに手間取ってしまい、集合時間ギリギリになったが何とか間に合い私は安堵の息をつく。
「忘れ物は見つかった?」
「ああ。変な場所にしまってて、それを見つけるのに時間かかっちまった」
「何を忘れたんだ?」
トウマの問いかけに対して私は、薄い本を取り出して見せた。
「事前にモ・サロについての観光本を持ってきたのを忘れてて、それを思い出して取りに行ったんだ」
「そんな物持って来てたのか」
「すっかり俺も忘れてて、ふと思い出したんだ」
と、そんな会話をしていると各寮の担当教員がロビーにやって来て寮ごとに集合し、本日の予定について改めて話が行われた。
モ・サロの観光としては本日一日のみなので、午前中は魔道車で孤島の古城と城下町近くまで移動し、橋を渡りそちらに移動。
その後昼食をとったのち、午後は集合時間まで周辺の自由観光だと説明を受ける。
説明など諸々の話が終わった後、私たちは魔道車へと乗り込んだ。
魔道車内ではアルジュと隣になり、私が持ってきた本やしおりで絶景が見れるスポットについて盛り上がった。
そして目的地に到着し、私たちは魔道車から降りると遠くには孤島の古城と城下町が見え、その手前にはそこへと続く長い橋が目に入る。
天候は快晴で、既にこの場から見える透き通った空と孤島の古城と城下町の組み合わせが絵になっており、私は見惚れてしまう。
暫くその場で立ち尽くしていると、ルークに声を掛けられる。
「クリス?」
「っ、あ、ああ。ちょっとここからの景色に見惚れてた」
そこでルークも同じ景色を見て「確かにこの景色はそう口にしてしまうな」と共感する事を口にする。
私はそこから皆が向かって行く方に歩き始めた時に、ルークに名を呼ばれ振り返る。
「何だ、ルーク?」
「……いや、やっぱり何でもない。忘れてくれ」
そう言ってルークは私を追い抜いて先に歩いて行ってしまう。
何か言いたげな顔だと一瞬思ったが、結局は何を言おうとしていたかは分からず、私は少し眉をひそめた。
何今の? 呼んでおいて何もないって、どう言う事よ。
私は直ぐにルークを追いかけて追求したが、答えてくれる事はないままトウマたちと合流し、皆で孤島の古城と城下町に続く橋へと向かった。
この日は潮が引いており、橋下は砂地が見えており橋を渡る際に遠くの方ではその上を歩く人たちの姿も目にする。
長い橋を皆と話ながら歩き徐々に近付いて行くと、大きくなる孤島の古城と城下町にテンションが上がり私はトウマやルークよりも先に歩いてシンやモーガンたちと盛り上がる。
「おいおい、少しはしゃぎ過ぎじゃないかクリスの奴」
「……」
「ん? ルーク、聞いてんのか?」
「ああ、聞いてるよ」
「なら返事くらいしてくれよ。無視されてるのかと思うだろ」
「悪い。ちょっとな」
「?」
素直なのかただ単に面倒だからあっさりと答えているのか分からず、トウマは軽く首を傾げる。
すると二人の背後からタツミが声を掛ける。
「ルーク、トウマ。ちょっといいか?」
「タツミ?」
「急にどうしたんですか、タツミ先生」
タツミはそこで先行して歩いているクリスたちの方をチラッと見てから口を開く。
「クリスの事で訊きたい事がある」
「寝過ぎじゃないのか、トウマ」
「まぁ確かに、目パッチリで全然眠くねぇ!」
ベックスにそう言われトウマは滅茶苦茶元気というポーズを魔道車を降りてとる。
現在私たちは、予定通りにモ・サロのホテルへと到着したのだ。
時刻は日も沈み始め夕刻になっており、他の魔道車からも学院生たちが降り始め荷物を持ってホテルへと入って行く。
ホテルへと入ってからはいつも通りの流れで、担当教員からの話しが終わると各自荷物を持ち部屋へと向かう。
本日はこれから夕食なのだか、まだ夕食までは時間がある為それまで自由時間となった。
「あ~ここのベッドもふかふかだ~」
私は部屋に到着すると直ぐにベッドに腰かけて、柔らかさに和む。
同室のシンも荷物を置くと、もう一方のベッドに腰かける。
そして私はしおりを取り出して、モ・サロについて改めて読み始めた。
――モ・サロは孤島の古城と城下町が有名な場所である。
孤島と言っても離れている場所にある訳ではなく、周囲が潮の満ち引きによって孤島になる事でそう呼ばれているのである。
現在は古城と城下町への橋が作られておりそこを通る事で、そちらへは渡れるようになっている。
また、潮が引いた時際には周囲が砂地になる為、一部ではあるが周辺を歩く事も可能である。
一方で食の面でも少し前から人気が出始めている。
フワフワなオムレツが観光客の中で珍しく美味しいと人気になりつつあり、海が近いという事で塩や果物もよくとれる為、果実酒も有名である。
更には乳製品の生産も盛んで牛乳と砂糖を煮詰めて作るキャラメルも特産品の一つでもある。
そして最後に、モ・サロと言えば絶景を楽しむ場所としても人気なのだ。
一番の絶景と言われているのは、夕日の中での古城の景色と日中の古城の頂上から見える周辺の景色らしい。
だがその景色は天候次第という運の面もあるので、必ずしも見れるという物ではない。
「絶景かー楽しみだな」
「明日回る所でも所でも読んでいるの、クリス?」
「ああ。夕飯まで時間もあるし」
「女子側は行く際は天気が悪かったらしいが、帰り際には晴れて絶景を少しだけだけど見れたと言っていたな」
「そう言えば、ジュリルたちがそんな事言ってた気が」
「一応明日の天候は晴れみたいだし、急に変わらなければ僕たちも絶景が見れそうだよ」
それから私はシンと、明日行くモ・サロの話題で盛り上がっているとあっという間に夕食の時間を迎えていた。
私は食堂で皆と共に夕食を食べた後、昼間に一度寝てしまったので夜に眠れる様にする為に、遊技場でトウマたちと体を動かし、一足先に部屋に戻りシンも居ない事を確認し部屋に付いているシャワーで汗を流した。
それでお風呂に入ったという事にして、温泉の方には向かわずに後の時間は部屋でゆっくりと過ごし就寝の時間を迎えた。
眠りについてたはいいが、やはり初めの方は眠れずにいたがそのままベッドで横になっていると次第に眠くなって来て、私はそのまま眠りについていた。
そして次に私が目を覚ましたのは、ベッドから落ちてしまい床に全身を打った時であった。
「っぃい……」
私はゆっくりと起き上がり、部屋も外もまだ真っ暗で朝ではないと認識する。
そしてベッドから落ちた時に打った箇所を軽くさすりながら、その場でベッドにもたれ掛かる。
黙ったまま私はどうしてベッドから落ちたのかを思い出し始めると、先程まで変な夢を見ていた事を微かに思い出す。
そう言えば、何か追われるような襲われてる様な嫌な夢だったな……はっきりとは覚えてないけども、たぶんそれでうなされたりして動いて落ちたんだろうな。
私はそう考えて立ち上がりベッドに横たわる。
床に落ちた衝撃で全身がズキズキとした感覚が残っていたが、そのまま私は瞳を閉じる。
その後暫くして、再び私は眠りについた。
そして次の日クリスはシンが声を掛けた事で、目を覚ますのだった。
「っ……」
「クリス、おーいクリスもう朝だぞ」
「うっ……」
「このままだと朝食の時間に遅れるぞ、クリス」
クリスはシンの声を聞き、ゆっくりと起き上がると少し寝ボケた顔で何度か瞬きをする。
そして周囲を見回して、シンの顔を見て口を開く。
「おはよう……シン」
「おはようクリス。朝食の集合時間まで三十分ないから、早く着替えなよ」
「……うん」
シンはその時クリスの返事が少し遅い事が気になったが、まだ寝起きで寝ボケているのだと思いクリスに顔を洗って来る様に進めるのだった。
それからクリスは顔を洗い直ぐに着替えて二人は急いで食堂へと向かった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ごめん、遅れた」
「大丈夫だぞクリス。まだ先生来てないから」
私が遅れてロビーに向かうと、既にそこには班のメンバーが全員揃っていた。
朝食後、出発する前に担当教員からロビーに集まる様に言われており、部屋に一度戻り準備をしてからロビーに向かったが私は忘れて物をしたので一度部屋に戻ったのだ。
忘れ物を探すのに手間取ってしまい、集合時間ギリギリになったが何とか間に合い私は安堵の息をつく。
「忘れ物は見つかった?」
「ああ。変な場所にしまってて、それを見つけるのに時間かかっちまった」
「何を忘れたんだ?」
トウマの問いかけに対して私は、薄い本を取り出して見せた。
「事前にモ・サロについての観光本を持ってきたのを忘れてて、それを思い出して取りに行ったんだ」
「そんな物持って来てたのか」
「すっかり俺も忘れてて、ふと思い出したんだ」
と、そんな会話をしていると各寮の担当教員がロビーにやって来て寮ごとに集合し、本日の予定について改めて話が行われた。
モ・サロの観光としては本日一日のみなので、午前中は魔道車で孤島の古城と城下町近くまで移動し、橋を渡りそちらに移動。
その後昼食をとったのち、午後は集合時間まで周辺の自由観光だと説明を受ける。
説明など諸々の話が終わった後、私たちは魔道車へと乗り込んだ。
魔道車内ではアルジュと隣になり、私が持ってきた本やしおりで絶景が見れるスポットについて盛り上がった。
そして目的地に到着し、私たちは魔道車から降りると遠くには孤島の古城と城下町が見え、その手前にはそこへと続く長い橋が目に入る。
天候は快晴で、既にこの場から見える透き通った空と孤島の古城と城下町の組み合わせが絵になっており、私は見惚れてしまう。
暫くその場で立ち尽くしていると、ルークに声を掛けられる。
「クリス?」
「っ、あ、ああ。ちょっとここからの景色に見惚れてた」
そこでルークも同じ景色を見て「確かにこの景色はそう口にしてしまうな」と共感する事を口にする。
私はそこから皆が向かって行く方に歩き始めた時に、ルークに名を呼ばれ振り返る。
「何だ、ルーク?」
「……いや、やっぱり何でもない。忘れてくれ」
そう言ってルークは私を追い抜いて先に歩いて行ってしまう。
何か言いたげな顔だと一瞬思ったが、結局は何を言おうとしていたかは分からず、私は少し眉をひそめた。
何今の? 呼んでおいて何もないって、どう言う事よ。
私は直ぐにルークを追いかけて追求したが、答えてくれる事はないままトウマたちと合流し、皆で孤島の古城と城下町に続く橋へと向かった。
この日は潮が引いており、橋下は砂地が見えており橋を渡る際に遠くの方ではその上を歩く人たちの姿も目にする。
長い橋を皆と話ながら歩き徐々に近付いて行くと、大きくなる孤島の古城と城下町にテンションが上がり私はトウマやルークよりも先に歩いてシンやモーガンたちと盛り上がる。
「おいおい、少しはしゃぎ過ぎじゃないかクリスの奴」
「……」
「ん? ルーク、聞いてんのか?」
「ああ、聞いてるよ」
「なら返事くらいしてくれよ。無視されてるのかと思うだろ」
「悪い。ちょっとな」
「?」
素直なのかただ単に面倒だからあっさりと答えているのか分からず、トウマは軽く首を傾げる。
すると二人の背後からタツミが声を掛ける。
「ルーク、トウマ。ちょっといいか?」
「タツミ?」
「急にどうしたんですか、タツミ先生」
タツミはそこで先行して歩いているクリスたちの方をチラッと見てから口を開く。
「クリスの事で訊きたい事がある」
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