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第455話 甦る思い出
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「もしかして予定ある?」
「いやいや、それ以前に何で俺? 二人で行くんじゃないのか?」
「それがこれに参加するには、三人一組でないといけないのですわ」
「だけど、誘おうとしていた他の皆がもう予定が入ってるって事で、もう一人探していたの。で、そこでクリスを見つけたって所」
モランがいうには、シルマにミュルテ、更にはウィルとマートルも掲示板依頼を受けており予定が入っているらしい。
週末の王都内イベントの関連で街内で似た様なイベントが開催されており、モランがその掲載を見つけ楽しそうだと思いジュリルを誘っていたのだった。
チョコ作り体験会は学院生だけではなく、一般の人も参加するものでありチョコを作っている料理人が直接教えてくれるらしく、参加費のみ支払えば材料などは向こうが全て用意してくれるものだと説明してくれた。
「参加に一人足りないのは分かるが、そこにわざわざ俺を入れなくてもいいんじゃないか? 俺、男だし参加しても肩身が狭い思いをするだけだと思うしさ」
「そうですわね、男子がこれに参加するとは思いませんものね」
「だろ? 俺なんかより、他にそれに興味ありそうな女子を誘った方がいいって」
「他にって言われても、ね」
モランはそう口にしながらジュリルの方へと視線を向ける。
ジュリルはその視線に気付き、その場で他に誰かいたかと考え始める。
「いないわね。モランは誰か思い当たる人いますの?」
「私も声を掛けられる人はもう声を掛けてるし、他にはいないかな」
そこで再び二人は私の方へと視線を向けて来る。
えー本当にいないの? いないからって私じゃなくてもいいでしょ。
別にチョコが嫌いとかじゃないしどちらかというと面白そうだけど、クリスとして行くのはちょっとどうなのって感じだし。
とういうか、ジュリルは私の正体知ってて誘ってるよね?
私が二人からの視線にしり込みしていると、ジュリルが何かひらめいた表情をする。
その時、何となく嫌な胸騒ぎがした。
「クリス、女の子に興味はありません?」
「っ……そ、それはどういう意味だ、ジュリル?」
「ジュリル?」
「簡単な事ですわ。男子として参加するのではなく、女子として参加してもらえばいいのですわ」
何を言ってるんだこの人ー! 私に正体を明かせって事? いや、さすがにそうじゃないよね。そうだよね、ジュリル?
私は内心ドキドキしながらジュリルの方を見ていると、モランが私の代わりに問いかけてくれた。
「それってクリスを女子に見せるって事?」
「そうですわよ、モラン。クリスに女子になってもらうのですわ。そうすれば、クリスが肩身の狭い思いもしませんし、一緒に楽しめますわ」
「何で俺がもうそれをやる前提で話を進めるんだよ」
「あら、やらないのですか?」
「普通はやらないだろ、そんな事」
その時、真逆の事をやっている自分に自分で言い放った言葉が突き刺さる。
また一度クリスとして女装をした、メルトボーイ・クイーンコンテスト前哨戦の時の事が脳裏に浮かんだ。
するとジュリルは少し考えた後に、再び口を開く。
「修学旅行中に色々としてさしあげた恩を仇で返されるとは、私悲しいですわ」
「なっ」
ジュリルはそう口にしながらチラッと私の方を見て来た。
まさか、脅して来るとは……しかも修学旅行中の件で。
「え、何かしたの?」
「相談に乗っていたのですわ。記憶喪失であることがバレない様に、クリスが今まで関わって来た他の人へとの振る舞いなどを教えてあげたのですわ」
「そうだったんだ」
「あの時は助けて差し上げたのに、私が困っている時には助けてくれないのですねクリス」
「っ……そ、それは」
「友達だと思っていましたのに」
「うっ……」
「そう思っていたのは、私だけだったのですね。悲しいですわ」
「あー分かった! 分かったから、それ以上変に揺さぶるのは止めてくれ」
するとジュリルは笑顔で「という事は、共に参加してくれるのですね?」と再度確認して来た。
私は抵抗する事は諦め「ああ」と返事をした。
そう返事をしたが、半ばもうどうにでもなれという投げやりな感じであった。
「クリス、本当にいいの?」
モランが心配そうに問いかけて来たので、私は軽く息を吐いてから答えた。
「二人には修学旅行中の時の事もあるし、俺で本当によければ数合わせになるよ。それに少し面白そうではあるし……まあ、どんな格好になるか不安だけども」
私の返事にモランは参加してくれることに「ありがとうクリス」感謝してくれた。
最後の呟きはモランにも聞こえていないが、喜んでもらえたなら良かったかな。
するとジュリルが私の方へと近付きながらモランに話し掛けた。
「それじゃ申し込みの方は頼みましたわ、モラン。私はクリスとどの様に参加するかちょっと話しますので」
「おい、ちょっと」
ジュリルは私の背を押しながら移動し始めた。
「わ、分かった。それじゃ申し込みはしておくね」
「よろしくお願いしますわ」
そうジュリルは返事をし私はジュリルに押されるがまま、その場から離れ校舎を出て、人目がない校舎裏へと移動した。
「で、さっきのは何ですかねジュリルさん?」
「そう怒らないくださいよ、クリス。貴方にとってもいい息抜きにと思って誘ったのですから」
「息抜き?」
「たまには、女子だけの時間もあっていいと思いましてね。なかなか無いのでは?」
「そうだけど、なら事前にそういってよ。私の事知ってて、あんな意地悪してるのかと思ったんだからね」
思わずアリスとして話すとジュリルは小さく笑い「ごめんなさいね、唐突で」と口にした。
「それと誘ったのには息抜き以外に貴方とこうして学院で一緒にいられるのも、後少しですので友達として学院生らしい体験を一緒にしたかったのですのよ」
「そう、だったのか。何かそう言われると嬉しいな」
「それでは了承して下さったという事で、早速どのような格好で参加するか決めましょうか、クリス」
今まで以上に笑顔で迫って来るジュリルを見て、私はもしかしてジュリルは今の私を女の子に着飾りたい為に誘って来たのではないかと思ってしまった。
その後ジュリル主導で、髪型や服装を決められた。
そして放課後、私はモランとジュリルと合流し共に外出し、チョコ作り体験会の場所へと向かう前にジュリル行きつけの店に向かい、そこの一部を貸し切りにして私は着替えさせられたのだった。
「いやいや、それ以前に何で俺? 二人で行くんじゃないのか?」
「それがこれに参加するには、三人一組でないといけないのですわ」
「だけど、誘おうとしていた他の皆がもう予定が入ってるって事で、もう一人探していたの。で、そこでクリスを見つけたって所」
モランがいうには、シルマにミュルテ、更にはウィルとマートルも掲示板依頼を受けており予定が入っているらしい。
週末の王都内イベントの関連で街内で似た様なイベントが開催されており、モランがその掲載を見つけ楽しそうだと思いジュリルを誘っていたのだった。
チョコ作り体験会は学院生だけではなく、一般の人も参加するものでありチョコを作っている料理人が直接教えてくれるらしく、参加費のみ支払えば材料などは向こうが全て用意してくれるものだと説明してくれた。
「参加に一人足りないのは分かるが、そこにわざわざ俺を入れなくてもいいんじゃないか? 俺、男だし参加しても肩身が狭い思いをするだけだと思うしさ」
「そうですわね、男子がこれに参加するとは思いませんものね」
「だろ? 俺なんかより、他にそれに興味ありそうな女子を誘った方がいいって」
「他にって言われても、ね」
モランはそう口にしながらジュリルの方へと視線を向ける。
ジュリルはその視線に気付き、その場で他に誰かいたかと考え始める。
「いないわね。モランは誰か思い当たる人いますの?」
「私も声を掛けられる人はもう声を掛けてるし、他にはいないかな」
そこで再び二人は私の方へと視線を向けて来る。
えー本当にいないの? いないからって私じゃなくてもいいでしょ。
別にチョコが嫌いとかじゃないしどちらかというと面白そうだけど、クリスとして行くのはちょっとどうなのって感じだし。
とういうか、ジュリルは私の正体知ってて誘ってるよね?
私が二人からの視線にしり込みしていると、ジュリルが何かひらめいた表情をする。
その時、何となく嫌な胸騒ぎがした。
「クリス、女の子に興味はありません?」
「っ……そ、それはどういう意味だ、ジュリル?」
「ジュリル?」
「簡単な事ですわ。男子として参加するのではなく、女子として参加してもらえばいいのですわ」
何を言ってるんだこの人ー! 私に正体を明かせって事? いや、さすがにそうじゃないよね。そうだよね、ジュリル?
私は内心ドキドキしながらジュリルの方を見ていると、モランが私の代わりに問いかけてくれた。
「それってクリスを女子に見せるって事?」
「そうですわよ、モラン。クリスに女子になってもらうのですわ。そうすれば、クリスが肩身の狭い思いもしませんし、一緒に楽しめますわ」
「何で俺がもうそれをやる前提で話を進めるんだよ」
「あら、やらないのですか?」
「普通はやらないだろ、そんな事」
その時、真逆の事をやっている自分に自分で言い放った言葉が突き刺さる。
また一度クリスとして女装をした、メルトボーイ・クイーンコンテスト前哨戦の時の事が脳裏に浮かんだ。
するとジュリルは少し考えた後に、再び口を開く。
「修学旅行中に色々としてさしあげた恩を仇で返されるとは、私悲しいですわ」
「なっ」
ジュリルはそう口にしながらチラッと私の方を見て来た。
まさか、脅して来るとは……しかも修学旅行中の件で。
「え、何かしたの?」
「相談に乗っていたのですわ。記憶喪失であることがバレない様に、クリスが今まで関わって来た他の人へとの振る舞いなどを教えてあげたのですわ」
「そうだったんだ」
「あの時は助けて差し上げたのに、私が困っている時には助けてくれないのですねクリス」
「っ……そ、それは」
「友達だと思っていましたのに」
「うっ……」
「そう思っていたのは、私だけだったのですね。悲しいですわ」
「あー分かった! 分かったから、それ以上変に揺さぶるのは止めてくれ」
するとジュリルは笑顔で「という事は、共に参加してくれるのですね?」と再度確認して来た。
私は抵抗する事は諦め「ああ」と返事をした。
そう返事をしたが、半ばもうどうにでもなれという投げやりな感じであった。
「クリス、本当にいいの?」
モランが心配そうに問いかけて来たので、私は軽く息を吐いてから答えた。
「二人には修学旅行中の時の事もあるし、俺で本当によければ数合わせになるよ。それに少し面白そうではあるし……まあ、どんな格好になるか不安だけども」
私の返事にモランは参加してくれることに「ありがとうクリス」感謝してくれた。
最後の呟きはモランにも聞こえていないが、喜んでもらえたなら良かったかな。
するとジュリルが私の方へと近付きながらモランに話し掛けた。
「それじゃ申し込みの方は頼みましたわ、モラン。私はクリスとどの様に参加するかちょっと話しますので」
「おい、ちょっと」
ジュリルは私の背を押しながら移動し始めた。
「わ、分かった。それじゃ申し込みはしておくね」
「よろしくお願いしますわ」
そうジュリルは返事をし私はジュリルに押されるがまま、その場から離れ校舎を出て、人目がない校舎裏へと移動した。
「で、さっきのは何ですかねジュリルさん?」
「そう怒らないくださいよ、クリス。貴方にとってもいい息抜きにと思って誘ったのですから」
「息抜き?」
「たまには、女子だけの時間もあっていいと思いましてね。なかなか無いのでは?」
「そうだけど、なら事前にそういってよ。私の事知ってて、あんな意地悪してるのかと思ったんだからね」
思わずアリスとして話すとジュリルは小さく笑い「ごめんなさいね、唐突で」と口にした。
「それと誘ったのには息抜き以外に貴方とこうして学院で一緒にいられるのも、後少しですので友達として学院生らしい体験を一緒にしたかったのですのよ」
「そう、だったのか。何かそう言われると嬉しいな」
「それでは了承して下さったという事で、早速どのような格好で参加するか決めましょうか、クリス」
今まで以上に笑顔で迫って来るジュリルを見て、私はもしかしてジュリルは今の私を女の子に着飾りたい為に誘って来たのではないかと思ってしまった。
その後ジュリル主導で、髪型や服装を決められた。
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