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第476話 バベッチという人物の正体①
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――時は学院祭にて、リリエルがハンスを誘拐して来て学院長室に一同集まった時に遡る。
「あの、もう一度話してもらっていいですか、リリエル先生」
ハンスは頭を抱えながらリリエルに話し掛けるとリリエルは「分かった」と返した。
その部屋にはハンスとリリエル以外にティア、マイナそしてリーリアが居た。
「バベッチ・ロウは、既にこの世に存在していない。お前たちの前に姿を現したあのバベッチは、ただの分身体だ」
「バベッチはもうこの世に居ないのに、分身体が居る意味が分からないんですけど。そもそもバベッチはそんな魔法など使えませんでしたよ、リリエル先生」
ティアが問い返す中、マイナは状況に追いついて行くのにやっとで黙って皆の会話を聞きながら、整理していた。
「……リリエル先生、そもそも何でそんな風に言い切れるんですか? 何を知っていて、何を私たちに隠しているんです? わざわざハンスまで連れて来てこんな話をするんです、答えてください」
リーリアの問いかけにハンスたちは黙るとリリエルは被っていた魔女帽子を少し深く被る。
「答えられない。いえ、言えないですか?」
「……分かった。まずは私の話しからしよう。聞いた所で信じられないとは思うが」
「それを決めるのは私たちですよ、リリエル先生」
そうしてリリエルはバベッチの話を後回しにし、まず自身の話を始めた――
――リリエル・ロードリヒ、年齢不詳、周りや自身でさえも『魔女』と呼び謎が多い人物。
そんな彼女の正体は『魔女』という名の『世界の観測者』であった。
彼女は今ある世界をただ観測し続けるという役目を負い、この世界に存在しているのだった。
人の姿をしているが、人間ではなかった。
使命を果たすための姿としてその姿が一番だと判断され、その形を得ていた。
世界の大きな節目やその後の生活、終わりを迎える場所など様々な出来事を観測する存在であり、リリエルの使命であった。
そしてその使命を受けた者は『魔女』と名付けられ、世界に紛れて人々や世界の選択に深入りしない様に近くで使命を果たしていた。
この世界が誕生してから『魔女』は存在しており、大きな転換期ごとに『魔女』は次の代へと変わり続けており、力や知識などは全て次の魔女へと継承されこの時代ではリリエルがその『魔女』となっていた。
その為、異常な知識や誰も知らない魔法などを使いこなせていたのである。
しかし現在リリエルは『魔女』ではなくなっていると明かした。
その訳は、自身から『魔女』を捨てたのである。
彼女は『魔女』という生き方に飽き始めた時、ある日ふとした思い付きで街を適当に歩いている時に学院の臨時教員募集を見つけ、応募したのがキッカケであった。
そこで前学院長に認められリリエルは王都メルト魔法学院の臨時教員として雇われ、リーリアたちに出会い、新しい道を歩み始めたのだ。
ちょっとした遊びのつもりであり、いつも観ているだけでたまには自分でも何かしたいと思ったのが理由でもあった。
だが、そのちょっとした気持ちがリーリアたちと関わっていくうちに変わり始め、徐々に情が移り始め深く関わるようになっていった。
その結果リリエルは『魔女』としての使命を剥奪されてしまうのだった。
リリエルは直ぐに自身が『魔女』でなくなったと気付くが、悲しさや後悔は一切なかった。
初めは確かに遊びや興味本位であったが、今では彼ら彼女らに出会えて良かったと思えていたからであった。
たとえ『魔女』でなくなったとしても、力などは全て失われない。
だがそれは次の『魔女』が生まれるまでの期間限定である。
既にリリエルの命のタイムリミットは減り始めており、自身ではいつ自分が消え、いつ自分に変わる新しい『魔女』が現れるかも分かっていた。
しかし、それだけは決して口にする事はなかった。
「ちなみに私が『魔女』でなくなったのは、お前たちと別れて一年後だ。ちょうど、王国転覆事件後辺りだ。それまで私は『魔女』としての使命を全うしていた。バベッチの命も失われたあの日も」
その直後ハンスがリリエルに掴みかかった。
ハンスは睨みつけた後、唇を噛むとゆっくりと視線を落として行き、掴みかかった手を離した。
「っぐ……」
「それじゃあの日、リリエル先生もあの場所の何処かに居て、あの光景をただ観ていたんですね」
「……そうよ」
リリエルの返事に、ティアやマイナは俯きハンスは自身の太腿に拳を打ち付けた。
「私はバベッチがロバートに貫かれ、その後何が起きたのかまで全て観ていたわ。貴方たちの偽造された記憶とは違う、本当の出来事をね」
「っ!? ぎ、偽造?」
「どういう事です、リリエル先生!」
すると突然リリエルは指を一度鳴らすと、その場にいた全員の視界が一斉に変わる。
皆の視界が突然学院長室ではなく、見覚えのある風景になる。
それは、今から二十四年前に起きた王国転覆事件の日であり、バベッチが殺された日であった。
皆の視界は意思に関係なく勝手に誰かの視界で進んで行く。
「何だこれ? 勝手に視界が動いて気持ち悪い」
「これはあの当時の私の記憶であり、視点だ。貴方たち全員に同じ視界を共有している」
「あっ、あれは私とハンスじゃ」
そこに遠くでマイナがハンスと共に何処かへと急いで移動している後ろ姿が視界に入る。
それからも、見知った顔の人物たちやその当時の建物や戦闘などの光景などを目にしリーリアたちはこれは本当にあの当時のものだと理解し始めるのだった。
ティアが月の魔女として人々を救い、リーリアたちもその協力をしたり王国軍と共に『モラトリアム』と戦い続け、遂にその時がやって来た。
リーリアたちの記憶では、王国転覆事件首謀者である手負いのロバートをリーリアたちが追い、その後戦闘中にてリーリアが魔力切れを起こした時を狙われてしまうが、その時バベッチが身を挺して守ってくれる。
だが、その時に重傷を負ってしまいバベッチは死亡するのだった。
しかしその時の真実は違っていた。
何とロバートをその時遭遇していたのは、バベッチのみであった。
正確には、偶然バベッチがロバートの逃走ルートに先回り出来てしまったのだ。
そしてバベッチは後から王国軍が必ず来ると信じ、足止めの為に手負いであるロバートと戦闘開始する。
しかし結果は、一瞬の不意を突かれバベッチはロバートに胸を一突きされてしまうのであった。
ロバートは貫通させた自身の腕をバベッチから抜きつつ、バベッチを蹴り飛ばした。
その戦闘でも更に疲弊したロバートは更なる追手が来ると思い、すぐさまその場から立ち去り始める。
この時、瀕死寸前のバベッチの身体にある変化が起きていたのだった。
それは魔力反応と呼ばれる現象であり、自身以外の他人の魔力が何らかの偶然で合わさったり、触れる事で発生する現象である。
必ずしも起こる現象ではなく、発生したとしても自然的には何も起こらないとされていたが、ごく稀に自然的にとある現象を引きこす事があったのであった。
それは新たな魔法の誕生である。
魔力同士の衝突や掛け合わせで新たな魔法が生まれ、ロバートがバベッチを貫通した際に魔力反応が発生し、偶然大きな反応となりバベッチに新たな魔法が宿った。
その魔法こそが『分身』であった。
「あの、もう一度話してもらっていいですか、リリエル先生」
ハンスは頭を抱えながらリリエルに話し掛けるとリリエルは「分かった」と返した。
その部屋にはハンスとリリエル以外にティア、マイナそしてリーリアが居た。
「バベッチ・ロウは、既にこの世に存在していない。お前たちの前に姿を現したあのバベッチは、ただの分身体だ」
「バベッチはもうこの世に居ないのに、分身体が居る意味が分からないんですけど。そもそもバベッチはそんな魔法など使えませんでしたよ、リリエル先生」
ティアが問い返す中、マイナは状況に追いついて行くのにやっとで黙って皆の会話を聞きながら、整理していた。
「……リリエル先生、そもそも何でそんな風に言い切れるんですか? 何を知っていて、何を私たちに隠しているんです? わざわざハンスまで連れて来てこんな話をするんです、答えてください」
リーリアの問いかけにハンスたちは黙るとリリエルは被っていた魔女帽子を少し深く被る。
「答えられない。いえ、言えないですか?」
「……分かった。まずは私の話しからしよう。聞いた所で信じられないとは思うが」
「それを決めるのは私たちですよ、リリエル先生」
そうしてリリエルはバベッチの話を後回しにし、まず自身の話を始めた――
――リリエル・ロードリヒ、年齢不詳、周りや自身でさえも『魔女』と呼び謎が多い人物。
そんな彼女の正体は『魔女』という名の『世界の観測者』であった。
彼女は今ある世界をただ観測し続けるという役目を負い、この世界に存在しているのだった。
人の姿をしているが、人間ではなかった。
使命を果たすための姿としてその姿が一番だと判断され、その形を得ていた。
世界の大きな節目やその後の生活、終わりを迎える場所など様々な出来事を観測する存在であり、リリエルの使命であった。
そしてその使命を受けた者は『魔女』と名付けられ、世界に紛れて人々や世界の選択に深入りしない様に近くで使命を果たしていた。
この世界が誕生してから『魔女』は存在しており、大きな転換期ごとに『魔女』は次の代へと変わり続けており、力や知識などは全て次の魔女へと継承されこの時代ではリリエルがその『魔女』となっていた。
その為、異常な知識や誰も知らない魔法などを使いこなせていたのである。
しかし現在リリエルは『魔女』ではなくなっていると明かした。
その訳は、自身から『魔女』を捨てたのである。
彼女は『魔女』という生き方に飽き始めた時、ある日ふとした思い付きで街を適当に歩いている時に学院の臨時教員募集を見つけ、応募したのがキッカケであった。
そこで前学院長に認められリリエルは王都メルト魔法学院の臨時教員として雇われ、リーリアたちに出会い、新しい道を歩み始めたのだ。
ちょっとした遊びのつもりであり、いつも観ているだけでたまには自分でも何かしたいと思ったのが理由でもあった。
だが、そのちょっとした気持ちがリーリアたちと関わっていくうちに変わり始め、徐々に情が移り始め深く関わるようになっていった。
その結果リリエルは『魔女』としての使命を剥奪されてしまうのだった。
リリエルは直ぐに自身が『魔女』でなくなったと気付くが、悲しさや後悔は一切なかった。
初めは確かに遊びや興味本位であったが、今では彼ら彼女らに出会えて良かったと思えていたからであった。
たとえ『魔女』でなくなったとしても、力などは全て失われない。
だがそれは次の『魔女』が生まれるまでの期間限定である。
既にリリエルの命のタイムリミットは減り始めており、自身ではいつ自分が消え、いつ自分に変わる新しい『魔女』が現れるかも分かっていた。
しかし、それだけは決して口にする事はなかった。
「ちなみに私が『魔女』でなくなったのは、お前たちと別れて一年後だ。ちょうど、王国転覆事件後辺りだ。それまで私は『魔女』としての使命を全うしていた。バベッチの命も失われたあの日も」
その直後ハンスがリリエルに掴みかかった。
ハンスは睨みつけた後、唇を噛むとゆっくりと視線を落として行き、掴みかかった手を離した。
「っぐ……」
「それじゃあの日、リリエル先生もあの場所の何処かに居て、あの光景をただ観ていたんですね」
「……そうよ」
リリエルの返事に、ティアやマイナは俯きハンスは自身の太腿に拳を打ち付けた。
「私はバベッチがロバートに貫かれ、その後何が起きたのかまで全て観ていたわ。貴方たちの偽造された記憶とは違う、本当の出来事をね」
「っ!? ぎ、偽造?」
「どういう事です、リリエル先生!」
すると突然リリエルは指を一度鳴らすと、その場にいた全員の視界が一斉に変わる。
皆の視界が突然学院長室ではなく、見覚えのある風景になる。
それは、今から二十四年前に起きた王国転覆事件の日であり、バベッチが殺された日であった。
皆の視界は意思に関係なく勝手に誰かの視界で進んで行く。
「何だこれ? 勝手に視界が動いて気持ち悪い」
「これはあの当時の私の記憶であり、視点だ。貴方たち全員に同じ視界を共有している」
「あっ、あれは私とハンスじゃ」
そこに遠くでマイナがハンスと共に何処かへと急いで移動している後ろ姿が視界に入る。
それからも、見知った顔の人物たちやその当時の建物や戦闘などの光景などを目にしリーリアたちはこれは本当にあの当時のものだと理解し始めるのだった。
ティアが月の魔女として人々を救い、リーリアたちもその協力をしたり王国軍と共に『モラトリアム』と戦い続け、遂にその時がやって来た。
リーリアたちの記憶では、王国転覆事件首謀者である手負いのロバートをリーリアたちが追い、その後戦闘中にてリーリアが魔力切れを起こした時を狙われてしまうが、その時バベッチが身を挺して守ってくれる。
だが、その時に重傷を負ってしまいバベッチは死亡するのだった。
しかしその時の真実は違っていた。
何とロバートをその時遭遇していたのは、バベッチのみであった。
正確には、偶然バベッチがロバートの逃走ルートに先回り出来てしまったのだ。
そしてバベッチは後から王国軍が必ず来ると信じ、足止めの為に手負いであるロバートと戦闘開始する。
しかし結果は、一瞬の不意を突かれバベッチはロバートに胸を一突きされてしまうのであった。
ロバートは貫通させた自身の腕をバベッチから抜きつつ、バベッチを蹴り飛ばした。
その戦闘でも更に疲弊したロバートは更なる追手が来ると思い、すぐさまその場から立ち去り始める。
この時、瀕死寸前のバベッチの身体にある変化が起きていたのだった。
それは魔力反応と呼ばれる現象であり、自身以外の他人の魔力が何らかの偶然で合わさったり、触れる事で発生する現象である。
必ずしも起こる現象ではなく、発生したとしても自然的には何も起こらないとされていたが、ごく稀に自然的にとある現象を引きこす事があったのであった。
それは新たな魔法の誕生である。
魔力同士の衝突や掛け合わせで新たな魔法が生まれ、ロバートがバベッチを貫通した際に魔力反応が発生し、偶然大きな反応となりバベッチに新たな魔法が宿った。
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