とある令嬢が男装し第二王子がいる全寮制魔法学院へ転入する

春夏秋冬/光逆榮

文字の大きさ
499 / 564

第498話 放たれる矢

しおりを挟む
「アバン! 貴方も来ていたの?」
「はい母上。ハンス国王の命により、マイナ学院長らに協力しこの場まで来ました」

 アバンはその場で更にここに来るまで、学院中に張られている第一の結界を展開している魔道具を破壊しこの場に来たと報告した。

「破壊って、こっちの結界内から?」

 ティアの問いかけに対してアバンは「はい」と答えると、ロバートがそこに割り込んで話し掛けて来る。

「お前からはリーリアの魔力を感じるが、お前はリーリアのガキか?」
「そうだ。そういうお前は、ロバート・ベンズか? 以前会った時よりも若すぎる印象だが」
「俺はお前に会った覚えはない。お前が会ったのはバベッチが創り出した、別の俺だろ」

 ロバートはそこで狙っていたミカロスが完全に射程外に消えてしまったのを確認し、小さくため息をつく。

「どんどん、どんどんと人が増えやがっては邪魔してよ。しかもガキと来た。あ~面倒だな、イライラするよ、全くよ」

 するとロバートは左腕を真横に突き出し、そのまま手の平を地面に向けると、手の平から泥をぼたぼたと落とし始めた。
 突然の光景に皆が驚き警戒していると、その泥がどんどんと塊になり、人の形へと変わって行き完全に人の姿になると、中から泥の殻を破る様に片腕を突き出て来る。
 そのまま突き破った所から全身に付いた泥を払うと、中から生身の人間が現れる。
 現れた人物を見て、全員が驚愕する。
 そこに立っていたのは、容姿から体型まで瓜二つであるロバートであったのだ。

「ロバートが」
「もう一人」

 リーリアとティアがそう口にすると、最初からいたロバートが口を開く。

「そんなに不思議がる事ないだろ? 俺の身体は元々はバベッチが創り出した分身体。なら、俺からも分身体を創り出せる事が可能だってだけだ。まあ記憶を見ての見よう見真似だが、成功したな」

 新たに創り出されたロバートは今のロバートの様に意志がなく、ただその場に立っているという状態であった。
 そんな姿を見たロバートが突然、もう一人の棒立ちロバートの頭目掛けて片腕を突っ込み、何かをしたか分からないが直ぐに手を引っ張り出した直後、棒立ちだったロバートも急に意志が芽生えた様に動き、話出す。

「あ~何か変な気分だな。頭をいじられるっていうのは」
「いじってはないぞ。ただ、俺の意識を分けただけだ」
「残っている感覚がそんな感じなんだよ。お前には分かんねえだろうがよ」
「あーそうかよ。まあ、これで俺が二人になったし、さっさとお片付け始めようか」
「そうだな。リーリアたちはそろそろ魔力的にも体力的にも限界が近いし、残っているガキだけなら何とかなるだろ」

 そうロバートは自らと会話しながら、アバンたちを見下し始める。
 確かにロバートの見立て通り、リーリアやティアに関してはこれまでの戦闘や防衛など過剰に魔力を使用した為、万全に戦える力は残ってはいなかった。
 更に、援軍に来たオービンは体調面に問題があり、ルークも力はあるが実戦経験が浅い。
 そしてアバンは王国軍としての経験や、一度ロバートと戦闘しており実力的には問題ないとは思われるが、今目の前にしているロバートは以前よりも若く全盛期の状態である為、必ず勝てると言う状況ではなかった。
 人数的な有利はあるが、ロバートはここに来て自らの分身体を創り出す事に成功した為、その有利さもあるとは言えなくなっていた。
 ロバートは相手の魔力量などを視る事が出来、リーリアたちの状態もそれで判断したり攻撃などもある程度魔力の流れから把握し、結界で防いでいた面もある。
 そしてオービンたちもその力で力量を見抜いていた。

「(ティアのガキは、確かにいい魔力を持っているが一方は不調か病気だな。そしてもう一方は、勢いや力で押し切るタイプ。リーリアのガキは王国軍って口にしているだけあっていい魔力持ちだ。現状まともに相手しそうなのは、こいつだけかな)」

 一方でリーリアたちは、アバンらに対し自分らの状態を伝えていた。

「私らはかなり魔力消費が激しい。戦力になるとはあまり考えないで、補助要員として見て欲しいね」
「情けない話ですけどね」
「母上……」

 そこでアバンが暗い顔などせず、口を開く。

「大丈夫です、母上、ティア王女様、マイナ学院長。俺とルークで終わらせます」
「……え!?」

 突然名を告げられ驚くルークに対し、アバンはルークの方を一度だけ見るとそのままオービンへと視線を向けた。

「オービン、お前は母上らに付いていてくれ。弟を借りるぞ」
「アバンさん」
「ちょ、ちょっと待ってくれよアバンさん」

 ルークに始めてそう名前で呼ばれ、アバンは少し驚くが続けて「何だ?」と問い返した。

「俺は何も聞いてないですよ」
「今決めたからな。この場で奴と戦える戦力はお前しかいないしな。それとも怖気づいたか? なら、オービンと共に後ろにいて構わないぞ。所詮は学生なんだ、強制はしない」
「っ……」
「俺は別にお前が戦えるから、とりあえず数合わせで選んでいる訳ではないぞ。お前のその両手首に付けている物とこれまでの成長を信じ、お前には十分に戦える力があると見込んで名を出したんだ」

 その時ルークの両手首には、ブレスレット型の魔道具を装着していた。

「(この人、この魔道具を見ただけで俺の今の力を見抜いたってのか? いやあり得ない……でも、確かにこの魔道具を使えば用意している奥の手は使えるが)」
「迷ってる時間などない。やらないなら、黙って下がってろ」

 アバンはそう口にすると、ロバートに対し両手を向ける。
 すると一人のロバートがすぐさま防御の結界を展開した。

「俺の結界魔法の前じゃ、どんな攻撃だろうと無駄だ」
「お前――」

 と、そこでアバンの横にルークが並び立つ。

「貴方がどうして、俺の魔道具だけ見てあんな事を口にしたのか分かりませんが、この力はまだ完成してない試作状態。一発限りですが、それでこの状況が終わらせられるならやります」
「遠慮せずぶっ放せればいい。それで終わりに出来る。俺と俺が予想する通りの力をルークが出せればな」
「それ、新手の嫌がらせですか? 後輩いじめとか、アリスに嫌われますよ」
「俺、お前のことやっぱり嫌いだわ」

 一瞬の沈黙後、ルークが話しを戻す。

「いいか、俺の合図まで力の解放はするな。そして合図後、早急かつ正確に決めろ。安心しろ、失敗しても尻拭いはしっかりしてやる」
「結構です」
「……じゃ、いくぞ」

 そしてルークは身体の魔力を使用し、結界越しのロバートに対し魔法を発動する。
 直後、後から創り出されたロバートが突然地面に押し付けられる体勢をとる。

「なっ、何だこれは!? 身体が……全身重い! ……立っていられない」
「(結界があるのに何故だ? 何をしたあいつは?)」
「さっき言いかけたけど、お前俺の話し聞いてたろ?」
「話し?」
「俺が結界越しに、第一の結界の元を解除したってやつさ。簡単にいうと、その魔道具を壊しんたんだよ。今の隣の奴みたいにな。それと前にあったお前には、一度この力は使ってるぞ」

 その瞬間、ロバートはアバンが使用した魔法を理解する。
 一見重力に押しつぶされている様に見えたが、これは真上からの超突風にとる現象だと見抜く。
 身動きが取れない程の風が全身を襲い、あの様に重力に負けた様な状態になっていると理解するのだった。

「きさ――っ!?」

 もう一人のロバートが結界を解除し、攻撃を仕掛けようとしたが次の瞬間には、身体の自由が効かず何故が宙に浮いていたのだった。

「!?」
「これも前に一度見せたぞ。まあそう言っても意味ないよな」
「(身体が宙に浮いてというより、自由がない! 勝手に回る身体の動きを止めれない。どうなっているんだ!)」

 アバンはこの時、二人のロバートに対し一方には『グラヴィティ』を、もう一人には『ゼログラヴィティ』を同時にかけていたのだ。
 異なる魔法の同時発動など通常考えれないが、短時間だけかつ奇襲用としてアバンはロバートとの戦闘後に研究と特訓を行い、体現させていたのだ。
 そしてそれにロバートはまんまと掛かっていた。
 以前一度戦った事のあるロバートであれば、こんな隙は生まれなかったかもしれないが、今回はそのロバートとは異なる相手が功をそうしたのであった。
 直後アバンが「今だ!」と声を上げると、ルークはすぐさま両手首の魔道具を発動し、両手に『魔力剣』に似た魔力の塊を出現させる。
 そのまま左手に持った魔力は、弓状へと変化させると右手に持った魔力は矢へと変化させ身動きが取れなくなったロバートに向け構えた。
 それは第二期期末試験にて、アリスとの戦闘にて使用した力であった。

「(矢じゃなく、弓側に乗せられる魔法を乗せろ。そして矢にそれらを吸収させ放て)」

 するとルークの弓側に炎、氷、雷の三種の魔法が込められた直後、アバンは勢いよく矢を放った。
 矢は一直線にロバートに向かう。
 地面に押し付けれているロバートは咄嗟に結界を展開するも、一瞬で結界は破壊されてしまう。
 続けて宙に浮かされたロバートも結界を展開するも、それも破り勢いは落ちず向かって来る。

「(まずい!)」

 焦ったロバートは、地面に押し付けられている自身の身体を結界で押し飛ばし矢の前へと出し、盾代わりにする。
 矢は吹き飛ばされたロバートの左肩に直撃すると、その周辺をえぐり貫いていく。
 残ったロバートは短時間で、凝縮し一点集中させた分厚い結界を自身の前に展開し矢を防ぐ。

「うおおおぉぉぉぉ!」

 物凄い叫び声で、ルークの放つ矢を防ぐが矢は込められた魔力を放出しながら、結界を一枚また一枚と破って行く。

「止まれーーーーー!」

 鬼の様な形相で結界を強化し続けるロバートであったが、矢の勢いは止まらず更に魔力を放出し一気に結界を破りロバートの右鎖骨に突き刺さり、その勢いのまま吹き飛んで行き壁に打ち付けられた直後だった。
 大きな衝撃波が周囲に広がるのだった。
 その後衝撃波が治まった後の光景は、各所の窓ガラスは割れ一部壁には亀裂が入っていた。
 ロバートはというと、後から創られたロバートは完全に泥へと戻っており原型が存在していなかった。
 が、もう一人のロバートは、右側の身体大半と顔の右下部分が削られていたが、未だに身体は残っており、意識がある様な状態であった。
 そういう風に創られているのか、破損した箇所の修復が始まっていたが、それ以降完全に修復される事はなく不完全な状態となりその場から動く事はなく、この戦いは終結を迎えたのだった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。

琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。 ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!! スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。 ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!? 氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。 このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です

オレンジ方解石
恋愛
 結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。  離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。  異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。  そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。  女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。 ※追記の追記を少し直しました。

枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉

狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。 「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。 フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。 対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。 「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」 聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。 「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」 そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。 イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。 ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼ そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ! イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。 しかし……。 「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」 そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。

異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。

和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……? しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし! 危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。 彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。 頼む騎士様、どうか私を保護してください! あれ、でもこの人なんか怖くない? 心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……? どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ! 人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける! ……うん、詰んだ。 ★「小説家になろう」先行投稿中です★

多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】 23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも! そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。 お願いですから、私に構わないで下さい! ※ 他サイトでも投稿中

転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎

水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。 もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。 振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!! え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!? でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!? と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう! 前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい! だからこっちに熱い眼差しを送らないで! 答えられないんです! これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。 または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。 小説家になろうでも投稿してます。 こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。

転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜

矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】 公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。 この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。 小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。 だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。 どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。 それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――? *異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。 *「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。

処理中です...