502 / 564
第501話 国王の我儘
しおりを挟む
王都メルト魔法学院内でマイナやデイビッドの辞職騒動や今後の方針会議が行われた翌日、王都ではハンス国王から今回の事件について公の場にて今後の話しが行われた。
場所は王城内にて行われ、王城内に入れない人に対しても王都内全域に放送にて映像付きでそれは行われた。
警備に関しては王国軍が厳重態勢が行い、暴動が起きないように目を光らせており隊長格のメンバーが会場、王城周辺、王都各所を担当するのだった。
会場にはハンス国王、ティア王女はもちろん端に第一王子オービン、第二王子ルーク、そして大臣らと重鎮となっているメンバーも全員姿を現していた。
更には各地より交流のある貴族に役人らなどもやって来ていた。
そして開始の定刻となり、ハンスが前に出てまずは王都に暮らす皆に恐怖を与えてしまった事、事件を未然に防げなかった事をまずは謝罪し始めるのだった。
ハンスはそのまま事前に公表させていた今回の王都襲撃事件について、改めて直接説明をした。
主犯格であるバベッチとの関係から、二十年前以上にこの王都を襲撃したロバートとの因縁も話したのだった。
王都の皆がその話を聞き、驚く人もいれば特に反応もせずに聞く人、怒る人陰口を叩く人と各地で様々な反応が出る。
同情を誘おうとしてそんな話をしているんじゃないか、周囲に伝えなかったからこんな事になったんだ、王失格だやめちまえなどと映像放送を見ながら口にする人らに対し別の人らが言い過ぎだ、これまでの王の功績を忘れたのかと小競り合いが始まっていた。
そんな小競り合いも警備に当たる王国軍が発見し仲裁に入るも、仲裁に来た王国軍に対し飛び火し大きくなりかけるも隊長格の者がきっぱりと自らの使命や誰に仕え、誰の為に行動しているかと口にし小競り合いを止め離れて行くのだった。
王城外でそんな事が起きていても会場では引き続きハンスが話し続けていた。
事件の詳細などについては話終わると、そのまま今後の王都に関しての話を始めた。
「まず最初に、私ハンス・クリバンスは今回の責任を負い王の座を退きます」
その発言に皆に大きな衝撃を与えた。
既に王城内のメンバーは事前に知らされ話し合いを何度もして来た結果であった為、驚く事はしていなかった。
だが、他の人々は違い王の突然の退き宣言でパニックを起こしていた。
王がいなくなってこの王都はどうなるのか? 次の王は誰になる? 突然辞めるなんて自己満足過ぎる! 身勝手だ! 責任は辞めれば取れるもんじゃない! などと各所で声が上がる。
が、ハンスはそんな事分かっていてそう宣言しており、ただ辞めるまでではなくその後の事も決めていた。
「私が辞めれば全て丸く収まる訳でないのは分かっております。ですが、ここまでの事件を招いた責任は情報共有や私の考えの甘さが招いた結果だと考えています。そんな者がいつまでも王として居るべきではないと判断し、皆とも何度も話し合い受け入れてもらいました」
ハンスの言葉に大臣らは小さく頷いた。
「ですが、まず誤解しないでいただきたい。私は今すぐ王の座を降りる訳ではありません。次期王も育てず、次期王に皆様を放り投げはしません。ここからは、私の我儘になります」
そう口にしてハンスは、二つの我儘を王都の皆に対して伝えた。
まず一つ目は、王を退くまでに三年の猶予を欲しいというものである。
これは現在行っている業務を最後までやり遂げる為である事と、後継者である次期王の育成期間としたいという事であった。
三年後には次期王と入れ替わる様にし、ハンスは王の座を退くと伝える。
更には現時点で計画している三年のスケジュールまでも公開し、どの様な業務がありどんな後継者育成を行うのかを説明した。
当初その説明までは不要だと大臣らに止められていたが、ハンスの強い要望に押し負け大臣らは渋々容認していた。
人々からしたら、これを見せられたからだなんだというんだ? どうせこの場だけの物だろ? しったこっちゃない。と思われるのが普通であると大臣らはハンスに進言していたが、ハンスはそれでも押して来たのだった。
ハンスも人々がそう思うだろうとは考えていたが、自らの覚悟や想いは伝えないと誰にも伝わらない物だと大臣らに言った。
たとえ人にどんな風に思われても、時間の無駄だと言われも、ハンスがこれから何をし何を考えているかを王都の皆に知っておいてもらいたいという気持ちがあり、伝えたいという事からこんな事をしていたのだった。
そしてその説明が終わると、そのまま二つ目の我儘を口にした。
二つ目は後継者である次期王となる者をこの場で紹介したいというものだった。
ざわつく会場であったが、ハンスはそのまま後継者であり次期王となる人物の方へと視線を向け「こっちへ」と声を掛ける。
そしてハンスの真横にやって来たのは、第一王子であるオービンであった。
オービンはそのまま自己紹介を行った後、ハンスがこれまで次期王の決め方は現王が指名して来た経緯や、王の子が女性ならその伴侶となる者であり王に認められた者であると語る。
今回もそれに乗っ取りハンスは自らの子を次期王として選び、オービンも次期王となる覚悟を持ち今この場に立っていた。
「私の様なまだ若い人間が次期国王というので、皆様は不安に思うかもしれませんが父いえ、国王が先程提示した三年で必ず皆様からにも認められる王となる事をこの場で誓います」
これまでもオービンは第一王子としての仕事を振られており、全く王都に関わる事をして来なかった訳ではないのである程度の人々は不安に思ってはなく当然の流れだと考えていた。
そうといってもまだ十代の子供であり、三年しても二十代の始め。
そんな若者にこの国の王が本当に務まるのかと不安が人々の中には少なからずあった。
しかし、オービンの発言や雰囲気更にはこれまでの噂などが、人々の不安を少し和らげ期待やとりあえずは見守ってみるかという判断をさせていた。
その後ハンスは一度オービンを後ろに下げさせ、話の締めに入る。
話し終えるとハンスたちはそのまま王城内へと戻って行くが、会場に来ていた人々の中にはたまらず声を上げ質問を投げ返る者など、円満な終了はいかず集まった人々も王国軍の指示の下、王城の外へと誘導させられ始めるのだった。
その翌日から限定的に、ハンスは質問や異議のある者たちに対して決めた時間内のみ対応するとし、王国軍隊長数名と大臣が付きそう中で対話する場が設けられた。
王都内では不安が残りつつも、人々にも個人の生活もあり、考えているだけ不安になっているだけでは生きてはいけないという思いから、これまで通りの活気のある日常が戻りつつあった。
場所は王城内にて行われ、王城内に入れない人に対しても王都内全域に放送にて映像付きでそれは行われた。
警備に関しては王国軍が厳重態勢が行い、暴動が起きないように目を光らせており隊長格のメンバーが会場、王城周辺、王都各所を担当するのだった。
会場にはハンス国王、ティア王女はもちろん端に第一王子オービン、第二王子ルーク、そして大臣らと重鎮となっているメンバーも全員姿を現していた。
更には各地より交流のある貴族に役人らなどもやって来ていた。
そして開始の定刻となり、ハンスが前に出てまずは王都に暮らす皆に恐怖を与えてしまった事、事件を未然に防げなかった事をまずは謝罪し始めるのだった。
ハンスはそのまま事前に公表させていた今回の王都襲撃事件について、改めて直接説明をした。
主犯格であるバベッチとの関係から、二十年前以上にこの王都を襲撃したロバートとの因縁も話したのだった。
王都の皆がその話を聞き、驚く人もいれば特に反応もせずに聞く人、怒る人陰口を叩く人と各地で様々な反応が出る。
同情を誘おうとしてそんな話をしているんじゃないか、周囲に伝えなかったからこんな事になったんだ、王失格だやめちまえなどと映像放送を見ながら口にする人らに対し別の人らが言い過ぎだ、これまでの王の功績を忘れたのかと小競り合いが始まっていた。
そんな小競り合いも警備に当たる王国軍が発見し仲裁に入るも、仲裁に来た王国軍に対し飛び火し大きくなりかけるも隊長格の者がきっぱりと自らの使命や誰に仕え、誰の為に行動しているかと口にし小競り合いを止め離れて行くのだった。
王城外でそんな事が起きていても会場では引き続きハンスが話し続けていた。
事件の詳細などについては話終わると、そのまま今後の王都に関しての話を始めた。
「まず最初に、私ハンス・クリバンスは今回の責任を負い王の座を退きます」
その発言に皆に大きな衝撃を与えた。
既に王城内のメンバーは事前に知らされ話し合いを何度もして来た結果であった為、驚く事はしていなかった。
だが、他の人々は違い王の突然の退き宣言でパニックを起こしていた。
王がいなくなってこの王都はどうなるのか? 次の王は誰になる? 突然辞めるなんて自己満足過ぎる! 身勝手だ! 責任は辞めれば取れるもんじゃない! などと各所で声が上がる。
が、ハンスはそんな事分かっていてそう宣言しており、ただ辞めるまでではなくその後の事も決めていた。
「私が辞めれば全て丸く収まる訳でないのは分かっております。ですが、ここまでの事件を招いた責任は情報共有や私の考えの甘さが招いた結果だと考えています。そんな者がいつまでも王として居るべきではないと判断し、皆とも何度も話し合い受け入れてもらいました」
ハンスの言葉に大臣らは小さく頷いた。
「ですが、まず誤解しないでいただきたい。私は今すぐ王の座を降りる訳ではありません。次期王も育てず、次期王に皆様を放り投げはしません。ここからは、私の我儘になります」
そう口にしてハンスは、二つの我儘を王都の皆に対して伝えた。
まず一つ目は、王を退くまでに三年の猶予を欲しいというものである。
これは現在行っている業務を最後までやり遂げる為である事と、後継者である次期王の育成期間としたいという事であった。
三年後には次期王と入れ替わる様にし、ハンスは王の座を退くと伝える。
更には現時点で計画している三年のスケジュールまでも公開し、どの様な業務がありどんな後継者育成を行うのかを説明した。
当初その説明までは不要だと大臣らに止められていたが、ハンスの強い要望に押し負け大臣らは渋々容認していた。
人々からしたら、これを見せられたからだなんだというんだ? どうせこの場だけの物だろ? しったこっちゃない。と思われるのが普通であると大臣らはハンスに進言していたが、ハンスはそれでも押して来たのだった。
ハンスも人々がそう思うだろうとは考えていたが、自らの覚悟や想いは伝えないと誰にも伝わらない物だと大臣らに言った。
たとえ人にどんな風に思われても、時間の無駄だと言われも、ハンスがこれから何をし何を考えているかを王都の皆に知っておいてもらいたいという気持ちがあり、伝えたいという事からこんな事をしていたのだった。
そしてその説明が終わると、そのまま二つ目の我儘を口にした。
二つ目は後継者である次期王となる者をこの場で紹介したいというものだった。
ざわつく会場であったが、ハンスはそのまま後継者であり次期王となる人物の方へと視線を向け「こっちへ」と声を掛ける。
そしてハンスの真横にやって来たのは、第一王子であるオービンであった。
オービンはそのまま自己紹介を行った後、ハンスがこれまで次期王の決め方は現王が指名して来た経緯や、王の子が女性ならその伴侶となる者であり王に認められた者であると語る。
今回もそれに乗っ取りハンスは自らの子を次期王として選び、オービンも次期王となる覚悟を持ち今この場に立っていた。
「私の様なまだ若い人間が次期国王というので、皆様は不安に思うかもしれませんが父いえ、国王が先程提示した三年で必ず皆様からにも認められる王となる事をこの場で誓います」
これまでもオービンは第一王子としての仕事を振られており、全く王都に関わる事をして来なかった訳ではないのである程度の人々は不安に思ってはなく当然の流れだと考えていた。
そうといってもまだ十代の子供であり、三年しても二十代の始め。
そんな若者にこの国の王が本当に務まるのかと不安が人々の中には少なからずあった。
しかし、オービンの発言や雰囲気更にはこれまでの噂などが、人々の不安を少し和らげ期待やとりあえずは見守ってみるかという判断をさせていた。
その後ハンスは一度オービンを後ろに下げさせ、話の締めに入る。
話し終えるとハンスたちはそのまま王城内へと戻って行くが、会場に来ていた人々の中にはたまらず声を上げ質問を投げ返る者など、円満な終了はいかず集まった人々も王国軍の指示の下、王城の外へと誘導させられ始めるのだった。
その翌日から限定的に、ハンスは質問や異議のある者たちに対して決めた時間内のみ対応するとし、王国軍隊長数名と大臣が付きそう中で対話する場が設けられた。
王都内では不安が残りつつも、人々にも個人の生活もあり、考えているだけ不安になっているだけでは生きてはいけないという思いから、これまで通りの活気のある日常が戻りつつあった。
1
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
9回巻き戻った公爵令嬢ですが、10回目の人生はどうやらご褒美モードのようです
志野田みかん
恋愛
アリーシア・グランツ公爵令嬢は、異世界から落ちてきた聖女ミアに婚約者を奪われ、断罪されて処刑された。殺されるたびに人生が巻き戻り、そのたびに王太子マクシミリアンはミアに心奪われ、アリーシアは処刑、処刑、処刑!
10回目の人生にして、ようやく貧乏男爵令嬢アリーに生まれ変わった。
もう王太子や聖女には関わらない!と心に決めたのに、病弱な弟のために王宮の侍女として働くことに。するとなぜか、王太子マクシミリアンは聖女ミアには目もくれず、男爵令嬢アリーを溺愛し始めて……。
(頭を空っぽにして笑えることを目指したコメディです。2020年に執筆した作品です。本作を読みたいというお声があったため再掲します)
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる