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第526話 この気持ちは誰にも負けてない
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互いにぶつかりそうになるも、何とか寸前で止まる。
「すまな――っレオン?」
「ルーク。あ、大丈夫かい? こっちも角を気にしてなくて悪かった」
「いや、俺も人が来ることを考えずに歩いていたのが悪い」
「何か急いでた様に見えたけど」
互いに謝罪した後、レオンがそう問いかけるとルークは軽く頭に手を当てながら答える。
「少し頭痛があったから、念の為薬でもあればと医務室に向かう途中だ」
「それは大変だな」
「大した事じゃないから、そんなに心配そうな顔をしなくていい」
ルークの言葉にレオンは「そういうなら」と口にし表情を和らげる。
そしてルークがレオンを避け歩き始めた所で、レオンはルークを呼び止めた。
「何だレオン、何か用があるのか?」
「一ついいかな?」
レオンの問いかけに対しルークは身体をレオンの方へと向ける。
向き合った状態になったところで、レオンが続けて話し出す。
「ルークはクリスが起こした事件に対して、どう考えているんだい?」
「……どうもこうも、面倒な事になったなと――」
「本当にそれだけかい?」
「っどういう意味だよ、それは」
「そのままさ。建前じゃなくて本当の気持ちを教えて欲しんだ」
「はぁ?」
よく分からないレオンの問いかけにルークは小さくため息をつくと、答えずにその場から立ち去ろうとする。
が、レオンは背を向けたルークに声を掛け続けた。
「君が彼に対する気持ちはそんなもんなんだね。ガッカリだよ」
その時ルークの前に出した足が止まる。
「所詮、君は口だけってことか」
「……だと?」
「僕は君のことを買い被り過ぎていたようだね」
「……ていいやがって」
「本気ではなく遊びだったって事だろ? 面白がって、いざとなった時には自分の身可愛さに突き放――」
直後硬直して聞いていたルークがその場で振り返り、レオンに迫り両手で襟元を掴み寄せる。
レオンはそれに対し驚くことなく、平然とした顔でルークの目を見つめる。
「それ以上口にするんじゃねぇよレオン。お前の顎を全力で殴りそうだ」
「厄介な奴、面倒な奴は口封じってか? そんな暴力的だったのかルーク?」
「お前なぁ! 人をおちょくるのもいい加減にしろよ!」
今にもレオンの襟元を掴んでいる手が、レオンの顎目掛けて飛んで行きそうな雰囲気だがルークはその気持ちを抑えつつ、より強く襟を握りしめた。
するとレオンがやり返す様に、ルークの襟元を掴み掛かる。
「そんな気持ちがあって、何で何もしないんだよお前は! お前なら僕と違って何でも出来るだろうが!」
「っ!」
「何の為の地位だよ、これまで一番近くにいたんだろ。どうしてこうなる前に止められなかったんだよ」
食いしばる様に発するレオンの言葉に、ルークは何も言い返せず握り締めていた手から力が抜けていく。
そして掴み掛かった手を完全に下ろすのだった。
ルークが手を離した所で、レオンも同じ様に掴み掛かった手を離す。
今にも喧嘩でも始まるのかと周囲にいた皆はビクビクしながら様子を見守っていたが、互いに落ち着いた感じになった所で安堵の息をつく。
そして何もなかったかの様に、二人から視線を外し止めていた足を進め始める。
二人はそのまま暫く無言で立ち尽くしていると、レオンが二人だけの間に流れていた静寂を破った。
「悪い。少し感情的になり過ぎた」
「堪えきれず掴み掛かった俺にも原因はある」
そう言葉を交わすとまた沈黙が訪れた所で、次はルークがその沈黙を破った。
「動こうとはした。したが、色々とあって結局しなかった。言い訳でしかないが」
「僕は別に言い訳なんて聞きたくないよ。君の想いが聞きたかっただけさ。まあ結局どっちなんだか分からないけど」
「俺はもう自分の気持ちに嘘はついてない。この気持ちはお前にもトウマにも負けてはない」
真っすぐに自分の気持ちをレオンにぶつけると、ルークはレオンからの返事など待たず振り返ると医務室目指し再び歩き始めるのだった。
立ち去って行くルークの背を見つめながらレオンは小さく息をはく。
「(苛立ちをぶつけてどうするんだ僕は……まだルークは僕をライバルとして見てくれているか。そりゃあんな宣戦布告したんだから、そう考えるか)」
そしてレオンもルークから視線を外すと、背を向けて歩き始める。
「僕も早く次に向けて動きださないと、君には勝てなそうだな」
そう呟くレオンの口元は少し笑っているのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――競技場地下アリスの部屋前にて。
タツミが夕食を手に持ち扉をノックする。
しかし部屋からは何の返事もない。
「(寝てる? いや、さがすにそれはないだろ)」
暫くしてから再び扉をノックするも、二度目も部屋の中から返事はなかった。
「(おいおい、無視か?)」
するとタツミは手に持っていた夕食を乗せたトレイを一旦地面に置くと、少し強く扉を三度叩く。
「アリス、聞こえているか? 夕食の時間だ」
直後、部屋の中から何かが崩れる音がした後アリスの声が聞こえて来た。
「はい! すいません、います。いますよ」
「はぁ~全く何してるんだ。何か崩れる音がしたが、大丈夫か?」
「はい大丈夫です。ちょっと、ちらかっちゃってますけど開けても問題ないです」
「(それは問題ないでいいのか?)」
タツミはそう思いながらも地面に置いた夕食を持ち上げ、トレイの下を軽く叩く。
そして部屋の鍵を開け、扉を開けると机周辺に教科書やら本などが散乱している光景が目に入って来る。
「積み重ねていたら落ちちゃって。狭い机に乗せ過ぎました」
「明日に向けての総勉強か」
「まあそんな所です」
タツミは夕食のトレイを近くの棚の上に置いて、地面に散乱した教材拾いを手伝い始める。
教材などを全て拾い終えると、アリスは一旦机下に置くのだった。
「一旦はここで」
「勉強に集中するなとは言わないが、せめてノックくらいは反応してくれ」
「すいません。全然聞こえてませんでした。タツミ先生の声で気付いて振り返った時に、あれらに当たってさっきの現状になりました」
「まさか、あれからぶっ続けでやってたりしないよな?」
タツミの問いかけにアリスはゆっくりと視線を逸らし「してないです」と答える。
が、タツミはすぐにそれが嘘だと見抜き呆れた表情をする。
「お前な、明日は学科試験全科目をやるんだ。体力をしっかり養っておくことも大切だろうが」
「ですよね。あははは……反省してます」
マイナから最終期末試験への参加が認められてから、詳細な話をされていた。
学科試験と実力試験共に受けることになったが、既に最終期末試験は始まっている為かなりタイトスケジュールになると言われる。
流れとしては、明日学科試験を一日で全六教科を実施。
そして翌日、実力試験に関しては皆と同様グラウンドにて実施するが詳しい内容については調整中だと告げられていた。
「とりあえずもう夕食の時間だ。先にこれを食べろ。で、勉強もほどほどにして今日は寝ろ。いいな」
「はい」
「後でトレイを回収に来るから、そこの棚の上に置いておいてくれ。倒れたら全てが水の泡だぞ、そこはしっかり頭にいれろよ」
タツミはそう口にし部屋を後にする。
アリスは少し無茶をし過ぎたと、改めて反省し持って来てもらった夕食を食べ始めるのだった。
そして時間もあっという間に過ぎて行き、最終期末試験二日目の朝を迎える。
「すまな――っレオン?」
「ルーク。あ、大丈夫かい? こっちも角を気にしてなくて悪かった」
「いや、俺も人が来ることを考えずに歩いていたのが悪い」
「何か急いでた様に見えたけど」
互いに謝罪した後、レオンがそう問いかけるとルークは軽く頭に手を当てながら答える。
「少し頭痛があったから、念の為薬でもあればと医務室に向かう途中だ」
「それは大変だな」
「大した事じゃないから、そんなに心配そうな顔をしなくていい」
ルークの言葉にレオンは「そういうなら」と口にし表情を和らげる。
そしてルークがレオンを避け歩き始めた所で、レオンはルークを呼び止めた。
「何だレオン、何か用があるのか?」
「一ついいかな?」
レオンの問いかけに対しルークは身体をレオンの方へと向ける。
向き合った状態になったところで、レオンが続けて話し出す。
「ルークはクリスが起こした事件に対して、どう考えているんだい?」
「……どうもこうも、面倒な事になったなと――」
「本当にそれだけかい?」
「っどういう意味だよ、それは」
「そのままさ。建前じゃなくて本当の気持ちを教えて欲しんだ」
「はぁ?」
よく分からないレオンの問いかけにルークは小さくため息をつくと、答えずにその場から立ち去ろうとする。
が、レオンは背を向けたルークに声を掛け続けた。
「君が彼に対する気持ちはそんなもんなんだね。ガッカリだよ」
その時ルークの前に出した足が止まる。
「所詮、君は口だけってことか」
「……だと?」
「僕は君のことを買い被り過ぎていたようだね」
「……ていいやがって」
「本気ではなく遊びだったって事だろ? 面白がって、いざとなった時には自分の身可愛さに突き放――」
直後硬直して聞いていたルークがその場で振り返り、レオンに迫り両手で襟元を掴み寄せる。
レオンはそれに対し驚くことなく、平然とした顔でルークの目を見つめる。
「それ以上口にするんじゃねぇよレオン。お前の顎を全力で殴りそうだ」
「厄介な奴、面倒な奴は口封じってか? そんな暴力的だったのかルーク?」
「お前なぁ! 人をおちょくるのもいい加減にしろよ!」
今にもレオンの襟元を掴んでいる手が、レオンの顎目掛けて飛んで行きそうな雰囲気だがルークはその気持ちを抑えつつ、より強く襟を握りしめた。
するとレオンがやり返す様に、ルークの襟元を掴み掛かる。
「そんな気持ちがあって、何で何もしないんだよお前は! お前なら僕と違って何でも出来るだろうが!」
「っ!」
「何の為の地位だよ、これまで一番近くにいたんだろ。どうしてこうなる前に止められなかったんだよ」
食いしばる様に発するレオンの言葉に、ルークは何も言い返せず握り締めていた手から力が抜けていく。
そして掴み掛かった手を完全に下ろすのだった。
ルークが手を離した所で、レオンも同じ様に掴み掛かった手を離す。
今にも喧嘩でも始まるのかと周囲にいた皆はビクビクしながら様子を見守っていたが、互いに落ち着いた感じになった所で安堵の息をつく。
そして何もなかったかの様に、二人から視線を外し止めていた足を進め始める。
二人はそのまま暫く無言で立ち尽くしていると、レオンが二人だけの間に流れていた静寂を破った。
「悪い。少し感情的になり過ぎた」
「堪えきれず掴み掛かった俺にも原因はある」
そう言葉を交わすとまた沈黙が訪れた所で、次はルークがその沈黙を破った。
「動こうとはした。したが、色々とあって結局しなかった。言い訳でしかないが」
「僕は別に言い訳なんて聞きたくないよ。君の想いが聞きたかっただけさ。まあ結局どっちなんだか分からないけど」
「俺はもう自分の気持ちに嘘はついてない。この気持ちはお前にもトウマにも負けてはない」
真っすぐに自分の気持ちをレオンにぶつけると、ルークはレオンからの返事など待たず振り返ると医務室目指し再び歩き始めるのだった。
立ち去って行くルークの背を見つめながらレオンは小さく息をはく。
「(苛立ちをぶつけてどうするんだ僕は……まだルークは僕をライバルとして見てくれているか。そりゃあんな宣戦布告したんだから、そう考えるか)」
そしてレオンもルークから視線を外すと、背を向けて歩き始める。
「僕も早く次に向けて動きださないと、君には勝てなそうだな」
そう呟くレオンの口元は少し笑っているのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――競技場地下アリスの部屋前にて。
タツミが夕食を手に持ち扉をノックする。
しかし部屋からは何の返事もない。
「(寝てる? いや、さがすにそれはないだろ)」
暫くしてから再び扉をノックするも、二度目も部屋の中から返事はなかった。
「(おいおい、無視か?)」
するとタツミは手に持っていた夕食を乗せたトレイを一旦地面に置くと、少し強く扉を三度叩く。
「アリス、聞こえているか? 夕食の時間だ」
直後、部屋の中から何かが崩れる音がした後アリスの声が聞こえて来た。
「はい! すいません、います。いますよ」
「はぁ~全く何してるんだ。何か崩れる音がしたが、大丈夫か?」
「はい大丈夫です。ちょっと、ちらかっちゃってますけど開けても問題ないです」
「(それは問題ないでいいのか?)」
タツミはそう思いながらも地面に置いた夕食を持ち上げ、トレイの下を軽く叩く。
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「積み重ねていたら落ちちゃって。狭い机に乗せ過ぎました」
「明日に向けての総勉強か」
「まあそんな所です」
タツミは夕食のトレイを近くの棚の上に置いて、地面に散乱した教材拾いを手伝い始める。
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「すいません。全然聞こえてませんでした。タツミ先生の声で気付いて振り返った時に、あれらに当たってさっきの現状になりました」
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が、タツミはすぐにそれが嘘だと見抜き呆れた表情をする。
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「ですよね。あははは……反省してます」
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「はい」
「後でトレイを回収に来るから、そこの棚の上に置いておいてくれ。倒れたら全てが水の泡だぞ、そこはしっかり頭にいれろよ」
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