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第527話 最終期末試験二日目
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「早めに寝たからか、少し思ったより早く目が覚めたな」
アリスはベッドの上で大きく背伸びをした後、ベッドから降り着替えると机の前に座る。
そして朝食の時間までペラペラと今日試験を受ける科目を見始める。
「アリス、朝食の時間だ」
と扉のノック音の後にタツミの声が聞こえ、アリスは返事をすると扉が開きタツミが部屋に入って来る。
「寝てないって訳じゃなさそうだな」
「当然ですよ。バッチリ熟睡しました」
「じゃ試験中寝るって事はなさそうだな。ちなみ今日の試験官はずっと俺だ」
「そうなんですか?」
「試験時間は校舎側の試験開始時間と合わせることになった。後半三科目だけは、こちらで時間を計って行う形式だ」
タツミは説明しながら朝食のトレイをアリスに手渡す。
アリスはそのままトレイを机の上に置き問いかける。
「場所はこの部屋ですか?」
「いや、医務室の方が試験は行う。試験前まではここに居てもらい、後で移動してもらう」
「分かりました」
また迎えに来る時間などをアリスに伝えると、タツミは部屋から出て行く。
アリスは朝食を食べつつ試験に向けた復習を続けるのだった。
――数時間前、オービン寮209号室にて。
ルークは未だ眠りについていたが、うなされていた。
その声にルームメイトであるトウマが目を覚ます。
「(ルーク?)」
時計を目にし、トウマは身体を起こし小声でルークの名を呼ぶ。
だがルークは起き上がることなくうなされ続けていた。
「(ルークもうなされることがあるのか)」
少し驚きながらもトウマは心配になり、ルークをの名をもう一度呼ぶ。
それでもうなされ続けているルークにトウマは身体を揺らしながら声を掛けると、ルークが目を覚ます。
「ルーク、大丈夫か? かなりうなされたぞ?」
「トウ、マ」
ルークは額に冷や汗をかいており、息も少し荒くなっていた。
ゆっくりと身体を起こし時計に目を向けると、朝の六時を回ろうとしている時刻であった。
「悪い夢でも見たか?」
「たぶん、な」
するとトウマは水を持って来てルークに渡すと、ルークはその水を一気に飲み干す。
「悪い。ありがとうトウマ」
「まさかお前がうなされてるとは思わなかったよ。汗も凄いし、シャワーでも浴びてこいよ」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「気にすんな。俺はもうこのまま食堂で紅茶でも飲んでゆっくりするから、お前もゆっくりしてろ」
トウマはそういって軽くあくびをし、背伸びしながら部屋を出て行く。
ルークはその後、シャワーで汗を流しながらうなされていた時の事を思い出す。
「昨日の夜、また頭痛があったんだよな。それで頭痛止めの薬を呑んで寝たんだが……」
シャワーを浴びながらルークはうっすらと思い出し始める。
そこでこれまで辻褄が合う様で合わなかった記憶が変わり始め、もやがかかっていたい箇所が少しだけ晴れる。
「そうだ……そうだよ。俺は誰かと協力してアリスを助け出す作戦を実行したんだ。それであの日刺されたのは俺じゃなくて、俺じゃなくて……」
その後シャワーの流れる音だけが響くのだった。
それから、時間は進み――最終期末試験二日目、学科試験開始二十分前の教室にて。
クリスの席を除き、全員が自席に座り試験前の復習を行い教室は静寂に包まれていた。
すると教室の扉が開けられ、その静寂が破られる。
担当教員ともう一名の教員が試験用紙などを持ちやって来ると、一名が口を開く。
「用紙は昨日通り後五分後に配り出すから、その時には教材はしまうように。他の注意点は昨日同様に魔道具で黒板に映すから確認するように」
その後再び教室に沈黙が訪れ、時間もすぐに過ぎて行き試験用紙も配り終わり試験開始を待つだけとなる。
そして秒針が一回りし試験開始時刻を迎え、チャイムが学院中に鳴り響く。
一斉に皆が試験用紙に向き合い始めるのだった。
また一方で、アリスも競技場地下の医務室にてタツミに見られながら最終期末試験をスタートさせた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はい、そこまで」
タツミの声でアリスはペンを置き、大きく息をはいた。
試験用紙をタツミが回収し終えると、アリスはその場で大きく背伸びをする。
「お疲れ様。これで学科試験六科目全て終了だ」
「お疲れ様でした」
そのままタツミはアリスを部屋まで送り届ける。
「夕食はこの後持って来るから、もう少し待っていてくれ」
「はい」
タツミがそのまま立ち去って行くと、アリスは倒れるようにベッドにうつ伏せる。
「うぅ~つがれだ~……一日に六科目って思ってたよりきつ~」
暫くそのままうつぶせていたが起き上がり、飲み物を一杯喉に通す。
そして再びベッドに腰かけ、明日の実力試験の事を考え始める。
結局明日はどんな実力試験をするんだろうか? それに皆と同じ場所でやる的な事も言ってたけど……
あれ以来レオンを除き同学年の生徒とは合っていない為、久しぶりに会うとなると少し不安な気持ちにかられるのだった。
「約束、果たせるだろうか」
そう呟きベッドに倒れゆっくりと瞳を閉じる。
暫くして、タツミが夕食を持って戻って来て扉をノックするも反応がなかった。
二度ノックを続け声も掛けたが返事がなかったので、タツミが扉を開けるとアリスがベッドに横たわり眠っているのを目にする。
「(そりゃ一気に試験を受ければ、そうなるか)」
タツミはアリスに声を掛け、その状態で寝たら風邪をひくと注意をし夕食を置いて出て行く。
アリスは少し寝ボケながらも夕食を食べ終え、シャワーを浴び部屋で身体をほぐした後早めの就寝を取るのだった。
そして次にアリスが目を覚ますと、そこは寝ていた部屋とは全く違うただただ真っ白いだけの空間であった。
アリスはベッドの上で大きく背伸びをした後、ベッドから降り着替えると机の前に座る。
そして朝食の時間までペラペラと今日試験を受ける科目を見始める。
「アリス、朝食の時間だ」
と扉のノック音の後にタツミの声が聞こえ、アリスは返事をすると扉が開きタツミが部屋に入って来る。
「寝てないって訳じゃなさそうだな」
「当然ですよ。バッチリ熟睡しました」
「じゃ試験中寝るって事はなさそうだな。ちなみ今日の試験官はずっと俺だ」
「そうなんですか?」
「試験時間は校舎側の試験開始時間と合わせることになった。後半三科目だけは、こちらで時間を計って行う形式だ」
タツミは説明しながら朝食のトレイをアリスに手渡す。
アリスはそのままトレイを机の上に置き問いかける。
「場所はこの部屋ですか?」
「いや、医務室の方が試験は行う。試験前まではここに居てもらい、後で移動してもらう」
「分かりました」
また迎えに来る時間などをアリスに伝えると、タツミは部屋から出て行く。
アリスは朝食を食べつつ試験に向けた復習を続けるのだった。
――数時間前、オービン寮209号室にて。
ルークは未だ眠りについていたが、うなされていた。
その声にルームメイトであるトウマが目を覚ます。
「(ルーク?)」
時計を目にし、トウマは身体を起こし小声でルークの名を呼ぶ。
だがルークは起き上がることなくうなされ続けていた。
「(ルークもうなされることがあるのか)」
少し驚きながらもトウマは心配になり、ルークをの名をもう一度呼ぶ。
それでもうなされ続けているルークにトウマは身体を揺らしながら声を掛けると、ルークが目を覚ます。
「ルーク、大丈夫か? かなりうなされたぞ?」
「トウ、マ」
ルークは額に冷や汗をかいており、息も少し荒くなっていた。
ゆっくりと身体を起こし時計に目を向けると、朝の六時を回ろうとしている時刻であった。
「悪い夢でも見たか?」
「たぶん、な」
するとトウマは水を持って来てルークに渡すと、ルークはその水を一気に飲み干す。
「悪い。ありがとうトウマ」
「まさかお前がうなされてるとは思わなかったよ。汗も凄いし、シャワーでも浴びてこいよ」
「ああ、そうさせてもらうよ」
「気にすんな。俺はもうこのまま食堂で紅茶でも飲んでゆっくりするから、お前もゆっくりしてろ」
トウマはそういって軽くあくびをし、背伸びしながら部屋を出て行く。
ルークはその後、シャワーで汗を流しながらうなされていた時の事を思い出す。
「昨日の夜、また頭痛があったんだよな。それで頭痛止めの薬を呑んで寝たんだが……」
シャワーを浴びながらルークはうっすらと思い出し始める。
そこでこれまで辻褄が合う様で合わなかった記憶が変わり始め、もやがかかっていたい箇所が少しだけ晴れる。
「そうだ……そうだよ。俺は誰かと協力してアリスを助け出す作戦を実行したんだ。それであの日刺されたのは俺じゃなくて、俺じゃなくて……」
その後シャワーの流れる音だけが響くのだった。
それから、時間は進み――最終期末試験二日目、学科試験開始二十分前の教室にて。
クリスの席を除き、全員が自席に座り試験前の復習を行い教室は静寂に包まれていた。
すると教室の扉が開けられ、その静寂が破られる。
担当教員ともう一名の教員が試験用紙などを持ちやって来ると、一名が口を開く。
「用紙は昨日通り後五分後に配り出すから、その時には教材はしまうように。他の注意点は昨日同様に魔道具で黒板に映すから確認するように」
その後再び教室に沈黙が訪れ、時間もすぐに過ぎて行き試験用紙も配り終わり試験開始を待つだけとなる。
そして秒針が一回りし試験開始時刻を迎え、チャイムが学院中に鳴り響く。
一斉に皆が試験用紙に向き合い始めるのだった。
また一方で、アリスも競技場地下の医務室にてタツミに見られながら最終期末試験をスタートさせた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はい、そこまで」
タツミの声でアリスはペンを置き、大きく息をはいた。
試験用紙をタツミが回収し終えると、アリスはその場で大きく背伸びをする。
「お疲れ様。これで学科試験六科目全て終了だ」
「お疲れ様でした」
そのままタツミはアリスを部屋まで送り届ける。
「夕食はこの後持って来るから、もう少し待っていてくれ」
「はい」
タツミがそのまま立ち去って行くと、アリスは倒れるようにベッドにうつ伏せる。
「うぅ~つがれだ~……一日に六科目って思ってたよりきつ~」
暫くそのままうつぶせていたが起き上がり、飲み物を一杯喉に通す。
そして再びベッドに腰かけ、明日の実力試験の事を考え始める。
結局明日はどんな実力試験をするんだろうか? それに皆と同じ場所でやる的な事も言ってたけど……
あれ以来レオンを除き同学年の生徒とは合っていない為、久しぶりに会うとなると少し不安な気持ちにかられるのだった。
「約束、果たせるだろうか」
そう呟きベッドに倒れゆっくりと瞳を閉じる。
暫くして、タツミが夕食を持って戻って来て扉をノックするも反応がなかった。
二度ノックを続け声も掛けたが返事がなかったので、タツミが扉を開けるとアリスがベッドに横たわり眠っているのを目にする。
「(そりゃ一気に試験を受ければ、そうなるか)」
タツミはアリスに声を掛け、その状態で寝たら風邪をひくと注意をし夕食を置いて出て行く。
アリスは少し寝ボケながらも夕食を食べ終え、シャワーを浴び部屋で身体をほぐした後早めの就寝を取るのだった。
そして次にアリスが目を覚ますと、そこは寝ていた部屋とは全く違うただただ真っ白いだけの空間であった。
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