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第530話 騒ぎの原因
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――王都メルト魔法学院の地下。
――過去の遺跡を改造し現在ダンジョンとしている場所の一室ににて。
「こうして他学院の試験を見るのは初めてで新鮮ですね」
「まさか対抗戦以外で集まることがあるとは思っていませんでしたよ」
「各学院長の方々、本日はわざわざ足を運んでいただきありがとうございます」
マイナが深々と頭を下げると、後方で待機している副学院長のデイビットも頭を下げた。
その場に集まっていたのは、マイナの呼びかけに答えてくれた四つの魔法学院の代表者たちであった。
シリウス魔法学院長ヘンネル、バーグベル魔法学院長ジニッシュ、クレイス魔法学院長フレイ、ネアルガ魔法学院長クォーガンが一堂に会していた。
「にしても試験もそうですが、学院の地下がこんなになっているとは驚きでしたよ」
「遺跡をダンジョンにするなんてね、大掛かりな事をしましたね」
学院長らがそう談笑するのをマイナやデイビッドが対応している部屋の後方には、学院長の護衛としてやって来た各学院の最高戦力者たちが立っていた。
「いや久しぶりにここに入ったけど、結構変わってて驚きだわ。こんな部屋があって、映像で外の状況見れるとか凄すぎでしょ。うちにはこんなのないよな二コル?」
「リーベスト、そわそわし過ぎだ。今回はヘンネル学院長の護衛も担ってここに来てるんだ。その自覚を持て」
「そう言われてもな、俺らはおまけみたいなものだろ? 教員らもいるし、もしもの時は補助要員としてだしさ」
「そうだとしても緊張感をな」
「二コル。そのおしゃべり騎士にそんな事言っても意味ないよ」
そう口を挟んで来たのはバーグべル魔法学院のゼオンであった。
「言うねぇ~坊ちゃん」
「本当におしゃべり好きが治りませんね。少しは短所だと理解した方がいいですよ」
「あははは! 坊ちゃんのくせに一端のことを言うじゃねぇか」
「いつまでも口だけ達者だと、足元すくわれますよおしゃべり騎士さん」
「ほ~よし。外に行こうじゃねえか、ゼオン」
リーベストの言葉にゼオンも無言で付いて行こうとすると、ゼオンの背後から頭目掛けて鋭いチョップが入る。
ゼオンはその場で頭を抑えながらしゃがみ込み、振り返るとそこには笑顔のリオナが立っていた。
「リ、リオナ……」
「ゼオン。貴方も自覚がないのかしら? ここに来たのは喧嘩しに来た訳じゃないわよね?」
「っ……は、はい」
「あら、分かっていてさっきみたいなことをしたの?」
「いや、それは、その」
「何かしら? はっきりと言ってくれる?」
「えっと……すいませんでした」
リオナの無言の圧でゼオンが完全に言いくめられると、リオナはそのままリーベストの方へと視線を向ける。
「リーベストさん、貴方も貴方です。うちのゼオンも悪かったですが、先程の様な行動は控えてください」
「たしかにいつものノリになっちまったが、あんなになったら止められないよ」
「止めてください」
リーベストもリオナの笑顔の圧には押し負けて素直にいうことを聞くのだった。
二コルは自分の仕事なのに代わりに色々とやらせてしまった事をリオナに謝り、互いに似た様な苦労をしている物同士少し会話が弾む。
そんな中リーベストはゼオンに近付き、リオナの怖さを小声で語り始める。
「皆さんのは、対抗戦から変わらず仲がよろしいですわね」
「マーガレットさん」
「お久しぶりですわね、リオナさん。それに二コルさん」
クレイス魔法学院のマーガレットもこの場に来ており、リオナたちに挨拶をする。
そしてその背後にネアルガ魔法学院からやって来た生徒もおり、同じ様に挨拶をすませるとスッと定位置に戻って行く。
話すのが苦手でただ突っ立て人の話を聞いているのは邪魔になると伝え、戻ったのであった。
「気になさらずともいいですのに」
「対抗戦後のパーティーでも挨拶だけでしたし、性格などもありますし無理に居させる必要はないですよ」
「何だか仲間外れにしている気になるのですわよね」
「リオナさんの言う通り、強要する訳にもいきません。彼もそれに対して不快感を感じている訳ではないようですし」
「そうですわね。気にし過ぎる事が必ずしもいい訳ではありませんものね」
するとそこへ扉が開き、二人の王都メルト魔法学院の学院生が部屋に入って来るとリオナたちに気付き声を掛けた。
「リオナ、二コル久しぶりね。あれ、マーガレットまでいるなんて意外ね」
「っエリス!」
そこへ現れたのはミカロスとエリスであった。
早速マーガレットがエリスにつっかかり始め、エリスがその対応をしている中ミカロスがリオナたちに挨拶をする。
「久しぶりですリオナさん、二コルさん」
「お久しぶりです、ミカロスさん。もしかしてミカロスさんらも私らと似た様な事でこちらに?」
「はい。本来なら俺ではなくオービンがここに来るはずだったんですが、ご存じだと思いますがオービンにも色々とありまして」
ミカロスの言葉にリオナと二コルは頷く。
するとエリスはマーガレットの相手が終わり合流してくるが、すぐにマーガレットも加わって来る。
「それであの二人は何であんな小さくなっているの?」
「ああ、それはですね」
と二コルが説明を始め、久しぶりに再会した仲間たちは少しばかり話に花を咲かせるのだった。
一方その頃グラウンドでは、順調に実力試験が進んでいた。
「やっぱり負けるのは悔しいな」
「いい勝負だったよ、シン」
そうルークは口にしシンと軽く握手を交わすと対戦場から一足先に出て行く。
シンは二戦目も引き続きある為、対戦場内で暫く休憩し始める。
待機場所にルークが戻り水分補給をしていると、トウマが「疲れた~」と口にし近くで大の字に倒れ込む。
「かなりへばっているなトウマ」
「いや~初戦がベックスでよ、何とか応戦したんだが勝てんかったんだよ。初戦から飛ばし過ぎた」
「休憩があるからといって、完全回復まではしないからな。そこはしっかりと調整してやらないと、もたないぞ」
「分かってるんだけどな。第一期の試験の時もそうだけど、どうしても熱が入っていうかこう全力でぶつかりたいくなるんだよな~」
寝そべっているトウマに対しルークはその言葉だけには共感したのか「分からなくはない」と口にする。
その後各対戦場にて二戦目が開始し始め、ルークたちは待機場所でそれを眺めながら雑談をしていると、遠くの方で何やらざわつき始めルークたちもそちらに視線を向ける。
「何だ? 凄い試合でもやってるのか?」
「そうだとしても、視線の方向が対戦場側じゃないよな」
シンリとマックスはそういって、ざわついている方へと向かって行く。
他にも気になる人だけが向かって行くが、ルークとトウマはその場から動かずただただその方向を見つめる二人はその原因が何なのか既に知っている様な表情をしていた。
そしてその騒ぎの原因は、アリスが試験会場にタツミと共に姿を現したからであった。
――過去の遺跡を改造し現在ダンジョンとしている場所の一室ににて。
「こうして他学院の試験を見るのは初めてで新鮮ですね」
「まさか対抗戦以外で集まることがあるとは思っていませんでしたよ」
「各学院長の方々、本日はわざわざ足を運んでいただきありがとうございます」
マイナが深々と頭を下げると、後方で待機している副学院長のデイビットも頭を下げた。
その場に集まっていたのは、マイナの呼びかけに答えてくれた四つの魔法学院の代表者たちであった。
シリウス魔法学院長ヘンネル、バーグベル魔法学院長ジニッシュ、クレイス魔法学院長フレイ、ネアルガ魔法学院長クォーガンが一堂に会していた。
「にしても試験もそうですが、学院の地下がこんなになっているとは驚きでしたよ」
「遺跡をダンジョンにするなんてね、大掛かりな事をしましたね」
学院長らがそう談笑するのをマイナやデイビッドが対応している部屋の後方には、学院長の護衛としてやって来た各学院の最高戦力者たちが立っていた。
「いや久しぶりにここに入ったけど、結構変わってて驚きだわ。こんな部屋があって、映像で外の状況見れるとか凄すぎでしょ。うちにはこんなのないよな二コル?」
「リーベスト、そわそわし過ぎだ。今回はヘンネル学院長の護衛も担ってここに来てるんだ。その自覚を持て」
「そう言われてもな、俺らはおまけみたいなものだろ? 教員らもいるし、もしもの時は補助要員としてだしさ」
「そうだとしても緊張感をな」
「二コル。そのおしゃべり騎士にそんな事言っても意味ないよ」
そう口を挟んで来たのはバーグべル魔法学院のゼオンであった。
「言うねぇ~坊ちゃん」
「本当におしゃべり好きが治りませんね。少しは短所だと理解した方がいいですよ」
「あははは! 坊ちゃんのくせに一端のことを言うじゃねぇか」
「いつまでも口だけ達者だと、足元すくわれますよおしゃべり騎士さん」
「ほ~よし。外に行こうじゃねえか、ゼオン」
リーベストの言葉にゼオンも無言で付いて行こうとすると、ゼオンの背後から頭目掛けて鋭いチョップが入る。
ゼオンはその場で頭を抑えながらしゃがみ込み、振り返るとそこには笑顔のリオナが立っていた。
「リ、リオナ……」
「ゼオン。貴方も自覚がないのかしら? ここに来たのは喧嘩しに来た訳じゃないわよね?」
「っ……は、はい」
「あら、分かっていてさっきみたいなことをしたの?」
「いや、それは、その」
「何かしら? はっきりと言ってくれる?」
「えっと……すいませんでした」
リオナの無言の圧でゼオンが完全に言いくめられると、リオナはそのままリーベストの方へと視線を向ける。
「リーベストさん、貴方も貴方です。うちのゼオンも悪かったですが、先程の様な行動は控えてください」
「たしかにいつものノリになっちまったが、あんなになったら止められないよ」
「止めてください」
リーベストもリオナの笑顔の圧には押し負けて素直にいうことを聞くのだった。
二コルは自分の仕事なのに代わりに色々とやらせてしまった事をリオナに謝り、互いに似た様な苦労をしている物同士少し会話が弾む。
そんな中リーベストはゼオンに近付き、リオナの怖さを小声で語り始める。
「皆さんのは、対抗戦から変わらず仲がよろしいですわね」
「マーガレットさん」
「お久しぶりですわね、リオナさん。それに二コルさん」
クレイス魔法学院のマーガレットもこの場に来ており、リオナたちに挨拶をする。
そしてその背後にネアルガ魔法学院からやって来た生徒もおり、同じ様に挨拶をすませるとスッと定位置に戻って行く。
話すのが苦手でただ突っ立て人の話を聞いているのは邪魔になると伝え、戻ったのであった。
「気になさらずともいいですのに」
「対抗戦後のパーティーでも挨拶だけでしたし、性格などもありますし無理に居させる必要はないですよ」
「何だか仲間外れにしている気になるのですわよね」
「リオナさんの言う通り、強要する訳にもいきません。彼もそれに対して不快感を感じている訳ではないようですし」
「そうですわね。気にし過ぎる事が必ずしもいい訳ではありませんものね」
するとそこへ扉が開き、二人の王都メルト魔法学院の学院生が部屋に入って来るとリオナたちに気付き声を掛けた。
「リオナ、二コル久しぶりね。あれ、マーガレットまでいるなんて意外ね」
「っエリス!」
そこへ現れたのはミカロスとエリスであった。
早速マーガレットがエリスにつっかかり始め、エリスがその対応をしている中ミカロスがリオナたちに挨拶をする。
「久しぶりですリオナさん、二コルさん」
「お久しぶりです、ミカロスさん。もしかしてミカロスさんらも私らと似た様な事でこちらに?」
「はい。本来なら俺ではなくオービンがここに来るはずだったんですが、ご存じだと思いますがオービンにも色々とありまして」
ミカロスの言葉にリオナと二コルは頷く。
するとエリスはマーガレットの相手が終わり合流してくるが、すぐにマーガレットも加わって来る。
「それであの二人は何であんな小さくなっているの?」
「ああ、それはですね」
と二コルが説明を始め、久しぶりに再会した仲間たちは少しばかり話に花を咲かせるのだった。
一方その頃グラウンドでは、順調に実力試験が進んでいた。
「やっぱり負けるのは悔しいな」
「いい勝負だったよ、シン」
そうルークは口にしシンと軽く握手を交わすと対戦場から一足先に出て行く。
シンは二戦目も引き続きある為、対戦場内で暫く休憩し始める。
待機場所にルークが戻り水分補給をしていると、トウマが「疲れた~」と口にし近くで大の字に倒れ込む。
「かなりへばっているなトウマ」
「いや~初戦がベックスでよ、何とか応戦したんだが勝てんかったんだよ。初戦から飛ばし過ぎた」
「休憩があるからといって、完全回復まではしないからな。そこはしっかりと調整してやらないと、もたないぞ」
「分かってるんだけどな。第一期の試験の時もそうだけど、どうしても熱が入っていうかこう全力でぶつかりたいくなるんだよな~」
寝そべっているトウマに対しルークはその言葉だけには共感したのか「分からなくはない」と口にする。
その後各対戦場にて二戦目が開始し始め、ルークたちは待機場所でそれを眺めながら雑談をしていると、遠くの方で何やらざわつき始めルークたちもそちらに視線を向ける。
「何だ? 凄い試合でもやってるのか?」
「そうだとしても、視線の方向が対戦場側じゃないよな」
シンリとマックスはそういって、ざわついている方へと向かって行く。
他にも気になる人だけが向かって行くが、ルークとトウマはその場から動かずただただその方向を見つめる二人はその原因が何なのか既に知っている様な表情をしていた。
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