549 / 564
第548話 アリス VS ルーク④
しおりを挟む
アリスはハッと意識が戻り、咄嗟にその場から走り出す。
「(また逃げる気か。次は確実に当てる)」
ルークは魔力を溜めたまま移動するアリスをその場で追うが、次の瞬間アリスは突然方向を変えルークへと突っ込んで来る。
思わず驚くルークだったが、向かって来るならばと標準を定める。
だがアリスはルークの一瞬の隙を逃さず、パワー型ゴーレム武装で地面を殴りつけ魔力創造にてルーク周辺の地形を凸凹にする。
地形変化に態勢を崩してしまい、魔力からの集中がそがれ溜めていた魔力が少し崩れる。
「くっ」
ルークはその場から離れ、安定している足場に移動すると再び魔力を溜め始める。
しかしアリスはそんなルークに迫らず、そのままルークの直線上に滑り込んだ。
「(何故詰めてこない? いや、そんなこと考えるだけ無駄だ。来ないならこのまま放つ)」
アリスのゴーレム武装が解除されている状況とこれまでの消費状態を見て、このままゴーレム武装の連続使用は出来ないだろうと考えルークはアリスに不足していた分を再び集め凝縮した魔力弾を放つ。
放たれた魔力弾は一直線にアリスに向かって行く。
アリスは逃げる様子も慌てる様子もなく、膝をついた状態から立ち上がりルークの方に視線を向けた。
その時アリスの右手には先程ルークから蹴り飛ばしていた魔力剣を手にしていた。
「っ! その魔力剣は!」
ルークの手を離れ後方へと飛んで行った魔力剣であり、先程アリスがルークの姿勢を崩した後に距離を詰めて来なかったのは、ルークの後方に存在していたその魔力剣を手にする為だったのかと気付く。
だが、その魔力剣を手にした所でこの状況がひっくり返る様な事はないとルークは分かっていた。
「(それでどうしようというんだアリス。魔力剣で迫る魔力弾は絶対に防げないぞ)」
するとアリスは魔力剣を両手で握り目の前で構えると、小さく『サクション』と呟くと魔力剣が薄白く光る。
そして魔力弾から高位魔法が形状を変えアリスに迫ると、アリスは魔力剣を振りかぶり勢いよくぶつけた。
その場で大きな爆発が起きると思われたが、爆発も起こらず互いに均衡状態を保ったのだ。
「何だと!?」
思いもしない展開にルークはその場から無意識に一歩前に出て驚く。
「(あり得ない、魔力剣で俺の魔力弾を受けとめているなんて。何をしたんだアリス)」
アリスはルークの攻撃の威力に負けない様に声を上げながら魔力剣で攻撃を受けとめていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「魔力と魔力がぶつかった時、貴方はどうなるか分かる?」
「もちろんですよ。より強い魔力の方が勝ち、同等なら相殺される」
アリスの回答に魔女は「そう」と言いながら魔力量の違う小さい魔力球体を創り出し、実践し始める。
魔法を発動するには魔力が必要であり、基本的に強力な魔法を放つ際には魔力がそれなりに必要である。
魔法同士がぶつかり相殺するのは、魔力が同等もしくは魔法の威力が同等であるためにそういった現象が発生する。
一般常識として、魔力が強い方が弱い魔力を押しのけられ弱い魔力側は決して強い魔力に打ち勝つことはないのである。
「それを踏まえて、この魔力剣で疑似ルークが放った魔力弾は絶対に防げない。立ち向かった所で消し飛ぶだけだ」
「言われなくても誰でもそれは分かりますよ。それにどう『サクション』が関わってくるんです?」
「『サクション』は周囲から自動的にゴーレムの身体を補強するとされているが、原理は分かっているかしら?」
「そう言われると正確ではないですが、ゴーレムの身体は魔力で動いているのでその魔力が周囲から補強できそうな物質を引き寄せているイメージですね。魔力は自然的にありますし、内側と外側でいうなら磁石の様に引き寄せているんじゃ」
「そこまで解釈出来ているなら十分。『サクション』は魔力を引き寄せられるし、吸収も出来てしまう魔法よ」
魔女は『サクション』を魔力剣にかけてから手にし、周囲に浮かせていた魔力球体に剣を向けると魔力球体が魔力剣に吸収される。
その後もより大きな魔力球体でも、魔力を吸収出来る場面を見せる。
「魔力剣自体に吸収した魔力が宿っているんですか? 吸収出来るといっても限度はありますよね?」
「もちろん。『サクション』を使う対象にもよるけど、必ず吸収する限度はあるわ。もしそれ以上に吸収するとバン! と破裂するわ。自分自身に『サクション』をかけることも可能だけれど、過剰な魔力量や吸収速度に身体が追い付かず破裂して死ぬから、おススメはしないわ」
「やっぱり、自らにもかけられるんですね」
アリスは魔女の言葉を聞き、そう呟く。
魔力吸収が出来る場面を見た時から、アリスはある程度その想定はしていたのであった。
「ものすごい昔だけれど、自らに『サクション』を使って暴走して死んだケースもあるわ。それから『サクション』の詳細や使われ方は限定的になったのよ。まぁ、裏の話はどうでもいいとして、これを使えば常識である魔力関係をひっくり返せる」
「カウンター攻撃的な感じですね」
「相手側の攻撃魔力も吸収でき、こちらの魔力を増して攻撃。吸収だけじゃなく、攻撃にそのまま活かせる。これを切り札にしない手はないでしょ?」
「たしかに……でも、そう簡単に使えるものですか? ゴーレムにしか使って来てない魔法を別の対象物にかけて使うなんて、そう簡単に出来ない気が」
「だから特訓するんでしょ。時間も限られてるから、さっさと始めるわよ」
そうして対象物を魔力剣とし、魔力剣に『サクション』をかけて使える特訓を始める。
対象物を魔力剣にした理由としては、戦闘中にそれが一番対象物としやすい為であり、他の武器を持ち込めば必ず警戒はされると考えた為であった。
だが、それにはルークが魔力剣を生成しかつ奪う必要があったのだが、魔女はアリスならそれくらい出来るとし強引に対象物を決めたのだった。
それから何とか使える様になった所で時間が来てしまう。
「そこまで使えれば、後は本番で上手くできるかよ」
「はぁー、はぁー、これ、使った後の疲労感が凄すぎる」
「完全制御出来てないと自分の魔力も一緒に持って行かれるからね」
アリスはその場で座り込んでしまうと、急に睡魔に襲われ始める。
「そろそろね。もしかしたら、ここでの出来事自体覚えてないかもしれないけれど、何かのキッカケで思い出せるはずよ」
「何を……言って……」
「身体が持つ限りはここで見守っているわ。だから、勝って来なさいアリス」
その時今まで靄の掛かっていた魔女の顔がハッキリとし優しく微笑んでいる魔女の顔をアリスは目にする。
直後、何かをアリスが口にしようとしたが完全に意識が無くなってしまい、魔女の前から存在自体が消えるのだった。
一人になった魔女は、軽く上を見上げる。
「どこまで見えているか分からないけれど、私が直接教えた限り負けは許さないわよ。全くリリエルたちとの関係が子に渡り続くとは、思いもしなかったわ。でも、魔女になってから一番充実していたわね」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はああぁぁぁぁ!」
アリスの声に共鳴する様に両手に握った魔力剣の色がどんどんの白く輝いて行く。
そして少しだけ魔力剣が魔法弾を押し返した所で、アリスは魔力剣ごと身体を捻じり始める。
すると魔力弾が魔力剣に引っ付いた様に後を追い始め、アリスはそのまま大きく身体を動かし回る。
回転の勢いのままアリスは白く輝く魔力剣をルーク目掛けて勢いよく振り抜いた。
振り抜かれた魔力剣から、ルークの放った魔力弾が魔力を上乗せされた威力で放たれる。
攻撃を放った直後、アリスの手にしていた魔力剣は弾け消える。
「っ!?」
まさか自分の放った攻撃が返されるとは思ってないルークは、咄嗟に魔力創造で壁を創り防ごうとするも次々に壁は破壊される。
魔法も同時に放つも攻撃の勢いは弱まらずルークへと襲い掛かる。
最後の手段とし全身に魔力で鎧を纏い、アリスの切り札を防いだ時の様にしのぎ始めるも魔力の鎧も飲み込まれてしまうのだった。
その後、アリスの放った攻撃が結界に直撃すると、結界を被り外へと飛び出て行き近くの芝生の斜面へと直撃し大きな爆発音が響き渡る。
そしてその光景を目にしていたアリスが、小さく呟いた。
「勝ちましたよ、リリエルさん」
「(また逃げる気か。次は確実に当てる)」
ルークは魔力を溜めたまま移動するアリスをその場で追うが、次の瞬間アリスは突然方向を変えルークへと突っ込んで来る。
思わず驚くルークだったが、向かって来るならばと標準を定める。
だがアリスはルークの一瞬の隙を逃さず、パワー型ゴーレム武装で地面を殴りつけ魔力創造にてルーク周辺の地形を凸凹にする。
地形変化に態勢を崩してしまい、魔力からの集中がそがれ溜めていた魔力が少し崩れる。
「くっ」
ルークはその場から離れ、安定している足場に移動すると再び魔力を溜め始める。
しかしアリスはそんなルークに迫らず、そのままルークの直線上に滑り込んだ。
「(何故詰めてこない? いや、そんなこと考えるだけ無駄だ。来ないならこのまま放つ)」
アリスのゴーレム武装が解除されている状況とこれまでの消費状態を見て、このままゴーレム武装の連続使用は出来ないだろうと考えルークはアリスに不足していた分を再び集め凝縮した魔力弾を放つ。
放たれた魔力弾は一直線にアリスに向かって行く。
アリスは逃げる様子も慌てる様子もなく、膝をついた状態から立ち上がりルークの方に視線を向けた。
その時アリスの右手には先程ルークから蹴り飛ばしていた魔力剣を手にしていた。
「っ! その魔力剣は!」
ルークの手を離れ後方へと飛んで行った魔力剣であり、先程アリスがルークの姿勢を崩した後に距離を詰めて来なかったのは、ルークの後方に存在していたその魔力剣を手にする為だったのかと気付く。
だが、その魔力剣を手にした所でこの状況がひっくり返る様な事はないとルークは分かっていた。
「(それでどうしようというんだアリス。魔力剣で迫る魔力弾は絶対に防げないぞ)」
するとアリスは魔力剣を両手で握り目の前で構えると、小さく『サクション』と呟くと魔力剣が薄白く光る。
そして魔力弾から高位魔法が形状を変えアリスに迫ると、アリスは魔力剣を振りかぶり勢いよくぶつけた。
その場で大きな爆発が起きると思われたが、爆発も起こらず互いに均衡状態を保ったのだ。
「何だと!?」
思いもしない展開にルークはその場から無意識に一歩前に出て驚く。
「(あり得ない、魔力剣で俺の魔力弾を受けとめているなんて。何をしたんだアリス)」
アリスはルークの攻撃の威力に負けない様に声を上げながら魔力剣で攻撃を受けとめていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「魔力と魔力がぶつかった時、貴方はどうなるか分かる?」
「もちろんですよ。より強い魔力の方が勝ち、同等なら相殺される」
アリスの回答に魔女は「そう」と言いながら魔力量の違う小さい魔力球体を創り出し、実践し始める。
魔法を発動するには魔力が必要であり、基本的に強力な魔法を放つ際には魔力がそれなりに必要である。
魔法同士がぶつかり相殺するのは、魔力が同等もしくは魔法の威力が同等であるためにそういった現象が発生する。
一般常識として、魔力が強い方が弱い魔力を押しのけられ弱い魔力側は決して強い魔力に打ち勝つことはないのである。
「それを踏まえて、この魔力剣で疑似ルークが放った魔力弾は絶対に防げない。立ち向かった所で消し飛ぶだけだ」
「言われなくても誰でもそれは分かりますよ。それにどう『サクション』が関わってくるんです?」
「『サクション』は周囲から自動的にゴーレムの身体を補強するとされているが、原理は分かっているかしら?」
「そう言われると正確ではないですが、ゴーレムの身体は魔力で動いているのでその魔力が周囲から補強できそうな物質を引き寄せているイメージですね。魔力は自然的にありますし、内側と外側でいうなら磁石の様に引き寄せているんじゃ」
「そこまで解釈出来ているなら十分。『サクション』は魔力を引き寄せられるし、吸収も出来てしまう魔法よ」
魔女は『サクション』を魔力剣にかけてから手にし、周囲に浮かせていた魔力球体に剣を向けると魔力球体が魔力剣に吸収される。
その後もより大きな魔力球体でも、魔力を吸収出来る場面を見せる。
「魔力剣自体に吸収した魔力が宿っているんですか? 吸収出来るといっても限度はありますよね?」
「もちろん。『サクション』を使う対象にもよるけど、必ず吸収する限度はあるわ。もしそれ以上に吸収するとバン! と破裂するわ。自分自身に『サクション』をかけることも可能だけれど、過剰な魔力量や吸収速度に身体が追い付かず破裂して死ぬから、おススメはしないわ」
「やっぱり、自らにもかけられるんですね」
アリスは魔女の言葉を聞き、そう呟く。
魔力吸収が出来る場面を見た時から、アリスはある程度その想定はしていたのであった。
「ものすごい昔だけれど、自らに『サクション』を使って暴走して死んだケースもあるわ。それから『サクション』の詳細や使われ方は限定的になったのよ。まぁ、裏の話はどうでもいいとして、これを使えば常識である魔力関係をひっくり返せる」
「カウンター攻撃的な感じですね」
「相手側の攻撃魔力も吸収でき、こちらの魔力を増して攻撃。吸収だけじゃなく、攻撃にそのまま活かせる。これを切り札にしない手はないでしょ?」
「たしかに……でも、そう簡単に使えるものですか? ゴーレムにしか使って来てない魔法を別の対象物にかけて使うなんて、そう簡単に出来ない気が」
「だから特訓するんでしょ。時間も限られてるから、さっさと始めるわよ」
そうして対象物を魔力剣とし、魔力剣に『サクション』をかけて使える特訓を始める。
対象物を魔力剣にした理由としては、戦闘中にそれが一番対象物としやすい為であり、他の武器を持ち込めば必ず警戒はされると考えた為であった。
だが、それにはルークが魔力剣を生成しかつ奪う必要があったのだが、魔女はアリスならそれくらい出来るとし強引に対象物を決めたのだった。
それから何とか使える様になった所で時間が来てしまう。
「そこまで使えれば、後は本番で上手くできるかよ」
「はぁー、はぁー、これ、使った後の疲労感が凄すぎる」
「完全制御出来てないと自分の魔力も一緒に持って行かれるからね」
アリスはその場で座り込んでしまうと、急に睡魔に襲われ始める。
「そろそろね。もしかしたら、ここでの出来事自体覚えてないかもしれないけれど、何かのキッカケで思い出せるはずよ」
「何を……言って……」
「身体が持つ限りはここで見守っているわ。だから、勝って来なさいアリス」
その時今まで靄の掛かっていた魔女の顔がハッキリとし優しく微笑んでいる魔女の顔をアリスは目にする。
直後、何かをアリスが口にしようとしたが完全に意識が無くなってしまい、魔女の前から存在自体が消えるのだった。
一人になった魔女は、軽く上を見上げる。
「どこまで見えているか分からないけれど、私が直接教えた限り負けは許さないわよ。全くリリエルたちとの関係が子に渡り続くとは、思いもしなかったわ。でも、魔女になってから一番充実していたわね」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「はああぁぁぁぁ!」
アリスの声に共鳴する様に両手に握った魔力剣の色がどんどんの白く輝いて行く。
そして少しだけ魔力剣が魔法弾を押し返した所で、アリスは魔力剣ごと身体を捻じり始める。
すると魔力弾が魔力剣に引っ付いた様に後を追い始め、アリスはそのまま大きく身体を動かし回る。
回転の勢いのままアリスは白く輝く魔力剣をルーク目掛けて勢いよく振り抜いた。
振り抜かれた魔力剣から、ルークの放った魔力弾が魔力を上乗せされた威力で放たれる。
攻撃を放った直後、アリスの手にしていた魔力剣は弾け消える。
「っ!?」
まさか自分の放った攻撃が返されるとは思ってないルークは、咄嗟に魔力創造で壁を創り防ごうとするも次々に壁は破壊される。
魔法も同時に放つも攻撃の勢いは弱まらずルークへと襲い掛かる。
最後の手段とし全身に魔力で鎧を纏い、アリスの切り札を防いだ時の様にしのぎ始めるも魔力の鎧も飲み込まれてしまうのだった。
その後、アリスの放った攻撃が結界に直撃すると、結界を被り外へと飛び出て行き近くの芝生の斜面へと直撃し大きな爆発音が響き渡る。
そしてその光景を目にしていたアリスが、小さく呟いた。
「勝ちましたよ、リリエルさん」
2
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
男女比8対1の異世界に転移しました、防御力はレベル1です
オレンジ方解石
恋愛
結婚式の最中に、夫に他の女と逃げられた花嫁、水瀬透子。
離婚届けを出す直前に事故で瀕死となった彼女は、異世界の女神から『妾と取り引きするなら、助けてやろう』と持ちかけられる。
異世界の《世界樹》の《種》を宿す《仮枝》となった透子は、女神の世界に連れて行かれ、二年を過ごすこととなった。
そこは男女比が8対1という偏った世界であり、女性が《四気神》と呼ばれる守護者に守られる世界。
女神とはぐれた透子は、そこで美形の青年、紅霞に助けられるが……。
※追記の追記を少し直しました。
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる