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市役所 2
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徹は部屋に戻りパジャマ姿から普段着に着替えようと衣服を脱いだ。
その時…麗奈が服を持って部屋に入って来た。
「おい、今日着て行く服…どれが良い?」
「わあ!」
麗奈は下着姿のまま徹の部屋に入って来たのだった。
「何をいちいち驚いているのだ?」
「せ…せめて、上くらい着ろよ」
「細かいな…」
「モラルが足りなさ過ぎるんだよ!」
着替えを終えた徹と麗奈は、正雄と真紀子が待つ玄関に向かい、駐車場に停めてあるミニバンに乗り、家族全員で市役所へと向かった。
役所で再婚届を出し、入籍の手続きを行った。
戸籍謄本に真紀子と徹の姓氏が石井から竜ヶ崎に変わり、住民票には竜ヶ崎徹と名前が記入されていた。
「この後…学校に謄本を提出しないとね」
「報告だけじゃ駄目なの?」
「学校生活としての記録が残るからね。大人になった時、正確な情報として必要な時がくるから…」
「そうなんだ…?」
徹としては別に構わないと感じていた。
「ちょっと他にも手続きを済ませたい事があるから、2人は少し時間を潰していてくれ、役所の近くに図書館もあるから、そっちに行ってても構わないよ」
正雄は真紀子と一緒に役所の奥へと向かう。
徹と麗奈は一緒のソファーに座ってしばらくの間無言だった。
「ちょっとトイレに行って来る」
徹が席を立つと、麗奈も一緒に立った。
「私も…」
「良いよ、自分1人で行くから…」
「私もトイレだ」
「そう…」
麗奈は何故か徹の手を握ってトイレへと向かう。
徹が男性用に行こうとすると、麗奈が引っ張り多目的トイレに連れ込んだ。
彼女は徹と一緒に多目的トイレに入ると、直ぐに鍵を掛け徹に向かってキスをした。
「ンンン…」
「ハア…ハア…」
麗奈はジッと徹の顔を見た。
「どうして何もして来ないのだ?」
「え…何が?」
「私はお前がしてくれるのを待っているのだぞ」
「そ…それって、つまり…」
「男と女が一緒になれば、することは1つしか無いだろう」
その言葉に徹は焦った、彼女は自分が行為してくれるのを待っていたのだと…。
「ここで始めようか?」
「ちょ…ちょっと待って、そう言うのは大事な事だから、せめて…場所を選ぼうよ」
「じゃあ、どうするのだ?私は…お前がしたいと言えば、何処でも構わないが…」
「こ…今夜、夜しよう」
「分かった、今夜部屋で待ってるから」
その言葉を聞いた徹はホッと一安心した。
しばらくして2人はトイレから出て来て、元のソファーに座った。ソファーに座って間も無く正雄と真紀子が戻って来た。
「お待たせ、さて…次は学校だね」
「そ…そうだね…」
徹の少し焦った様な言い方に正雄が少し驚いた様子を見せた。
「ん…どうしたんだ徹君、何を焦っているんだ?」
「あ…いや、別に」
家族全員で学校に行き、再婚して姓氏が変更した謄本を学校に提出した。
校長と教頭が竜ヶ崎一家と対面して、しばらく話を行い。翌日以降の名字変更の手続きを済ます予定で了承を得た。
学校での続きが終えた皆は車に乗り、近くのファミレスへと向かい、そこでくつろぐ事にした。
「まあ…子供達の事は一通り済んだな」
「あとは…保険や扶養家族の事ね…」
「職場での手続きがちょっと面倒だけど…少し時間が掛かりそうだ」
親達が話をしている傍ら、麗奈と徹はドリンクバーを利用しながら、軽食を楽しんでいた。
皆は腹を満たして、家へと帰宅する。家に着き皆が玄関に向かう途中…麗奈のスマホが突然鳴り出した。
麗奈はスマホの画面を開くと、ハッと驚いた表情で正雄を見た。
「ちょっと、話をして来る」
そう言って麗奈は家から少し離れた場所で誰かと通話を行った。
「誰からの電話?」
徹は正雄の顔を見て言う。正雄は少し唖然とした表情だったが、直ぐに…普段の顔になった。
「あ…誰なんだろうね、ま…とにかく家に入ろう」
徹は不思議そうな表情で正雄を見ていた。
その時…麗奈が服を持って部屋に入って来た。
「おい、今日着て行く服…どれが良い?」
「わあ!」
麗奈は下着姿のまま徹の部屋に入って来たのだった。
「何をいちいち驚いているのだ?」
「せ…せめて、上くらい着ろよ」
「細かいな…」
「モラルが足りなさ過ぎるんだよ!」
着替えを終えた徹と麗奈は、正雄と真紀子が待つ玄関に向かい、駐車場に停めてあるミニバンに乗り、家族全員で市役所へと向かった。
役所で再婚届を出し、入籍の手続きを行った。
戸籍謄本に真紀子と徹の姓氏が石井から竜ヶ崎に変わり、住民票には竜ヶ崎徹と名前が記入されていた。
「この後…学校に謄本を提出しないとね」
「報告だけじゃ駄目なの?」
「学校生活としての記録が残るからね。大人になった時、正確な情報として必要な時がくるから…」
「そうなんだ…?」
徹としては別に構わないと感じていた。
「ちょっと他にも手続きを済ませたい事があるから、2人は少し時間を潰していてくれ、役所の近くに図書館もあるから、そっちに行ってても構わないよ」
正雄は真紀子と一緒に役所の奥へと向かう。
徹と麗奈は一緒のソファーに座ってしばらくの間無言だった。
「ちょっとトイレに行って来る」
徹が席を立つと、麗奈も一緒に立った。
「私も…」
「良いよ、自分1人で行くから…」
「私もトイレだ」
「そう…」
麗奈は何故か徹の手を握ってトイレへと向かう。
徹が男性用に行こうとすると、麗奈が引っ張り多目的トイレに連れ込んだ。
彼女は徹と一緒に多目的トイレに入ると、直ぐに鍵を掛け徹に向かってキスをした。
「ンンン…」
「ハア…ハア…」
麗奈はジッと徹の顔を見た。
「どうして何もして来ないのだ?」
「え…何が?」
「私はお前がしてくれるのを待っているのだぞ」
「そ…それって、つまり…」
「男と女が一緒になれば、することは1つしか無いだろう」
その言葉に徹は焦った、彼女は自分が行為してくれるのを待っていたのだと…。
「ここで始めようか?」
「ちょ…ちょっと待って、そう言うのは大事な事だから、せめて…場所を選ぼうよ」
「じゃあ、どうするのだ?私は…お前がしたいと言えば、何処でも構わないが…」
「こ…今夜、夜しよう」
「分かった、今夜部屋で待ってるから」
その言葉を聞いた徹はホッと一安心した。
しばらくして2人はトイレから出て来て、元のソファーに座った。ソファーに座って間も無く正雄と真紀子が戻って来た。
「お待たせ、さて…次は学校だね」
「そ…そうだね…」
徹の少し焦った様な言い方に正雄が少し驚いた様子を見せた。
「ん…どうしたんだ徹君、何を焦っているんだ?」
「あ…いや、別に」
家族全員で学校に行き、再婚して姓氏が変更した謄本を学校に提出した。
校長と教頭が竜ヶ崎一家と対面して、しばらく話を行い。翌日以降の名字変更の手続きを済ます予定で了承を得た。
学校での続きが終えた皆は車に乗り、近くのファミレスへと向かい、そこでくつろぐ事にした。
「まあ…子供達の事は一通り済んだな」
「あとは…保険や扶養家族の事ね…」
「職場での手続きがちょっと面倒だけど…少し時間が掛かりそうだ」
親達が話をしている傍ら、麗奈と徹はドリンクバーを利用しながら、軽食を楽しんでいた。
皆は腹を満たして、家へと帰宅する。家に着き皆が玄関に向かう途中…麗奈のスマホが突然鳴り出した。
麗奈はスマホの画面を開くと、ハッと驚いた表情で正雄を見た。
「ちょっと、話をして来る」
そう言って麗奈は家から少し離れた場所で誰かと通話を行った。
「誰からの電話?」
徹は正雄の顔を見て言う。正雄は少し唖然とした表情だったが、直ぐに…普段の顔になった。
「あ…誰なんだろうね、ま…とにかく家に入ろう」
徹は不思議そうな表情で正雄を見ていた。
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