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噂・伝説
聞いた話 2
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*1
地元の小さな町の中心部、その中心部から少し外れた場所…そこには現在、スーパーとディスカウントショップ、コンビニに飲食店等があります。
しかし…その場所は、90年代半ばまで何も無かった場所で…当時その周辺の川辺に古い空き家が1軒ありました。
あるとき…地方から来た若者達が飲み会で空き家を利用したそうです。
夜分遅くに訪れて、酒を飲んで騒いでた時、仲間の1人が家の中からこちらを覗いている人影に気付き「騒いですみません」と、言ったそうです。
彼等は、空き家とは思わなかったらしく出て行く事にしました。
後日…仲間の1人が地元に住む人に尋ねたところ…長い間、その家は空き家だったと聞かされて驚いたそうです。
*2
ある日の事です。自分が新聞配達を始めて間も無い頃でした。
冬場、早朝、午前5時頃…自分が朝刊の配達を終えて帰宅した後、父がコンビニで買い物をすると言って出かけました。
それから数日後、父が僕に「こないだ、何で車の後ろに居たんだ?」
と…訳の分からない事を僕に言ってくるのです。
「何の事?」と、聞き返すと…
父がコンビニに行く時に、後ろの窓に人が立っているのが見えて…父は、それが僕だと思ったのです。
それを聞いた僕は答えました。
「何故、寒い日に…理由も無くわざわざ外に出る必要があるの?」
それを聞いた父は、少し戸惑った様子でしたが…僕の両親は超常現象を否定するので、今回の事も目の錯覚だと言い続けてます。
*3
蕎麦屋に住込みしているときの事でした。その日…毎週放送されてる大人向けの番組で心霊特集が放送されるので、自分は番組を観る事に決めました。
その時観た内容の一つです…。
ある番組関係者が、番組の編集でスタジオに深夜過ぎても終わらず、疲れてその場で眠ってしまいました。
彼は、ふと…顔を上げると、照明を消した筈のスタジオが薄明るく点灯されている事に気付きます。
(あれ…何で、照明が点いているのだ?)
と、思って横を見ると、そこには年老いた男性の顔がありました。
彼は清掃員かと思って…
「用が済んだら照明消して置いてくださいね」
と、彼は声を掛けますが…
次の瞬間、彼は驚きます。
年老いた男性は、首から下が無いのです。
つまり…顔だけしか無かったのでした。
それに気付いた男性は、慌てて逃げようと思ったのでしたが…
年老いた男性はニヤリと不気味な笑みを浮かべて、
彼の方に飛んで来ました。
彼は、そのまま気絶してしまい、目が覚めたとき周囲を見渡すと、室内は彼が作業している状態に戻ってました。
地元の小さな町の中心部、その中心部から少し外れた場所…そこには現在、スーパーとディスカウントショップ、コンビニに飲食店等があります。
しかし…その場所は、90年代半ばまで何も無かった場所で…当時その周辺の川辺に古い空き家が1軒ありました。
あるとき…地方から来た若者達が飲み会で空き家を利用したそうです。
夜分遅くに訪れて、酒を飲んで騒いでた時、仲間の1人が家の中からこちらを覗いている人影に気付き「騒いですみません」と、言ったそうです。
彼等は、空き家とは思わなかったらしく出て行く事にしました。
後日…仲間の1人が地元に住む人に尋ねたところ…長い間、その家は空き家だったと聞かされて驚いたそうです。
*2
ある日の事です。自分が新聞配達を始めて間も無い頃でした。
冬場、早朝、午前5時頃…自分が朝刊の配達を終えて帰宅した後、父がコンビニで買い物をすると言って出かけました。
それから数日後、父が僕に「こないだ、何で車の後ろに居たんだ?」
と…訳の分からない事を僕に言ってくるのです。
「何の事?」と、聞き返すと…
父がコンビニに行く時に、後ろの窓に人が立っているのが見えて…父は、それが僕だと思ったのです。
それを聞いた僕は答えました。
「何故、寒い日に…理由も無くわざわざ外に出る必要があるの?」
それを聞いた父は、少し戸惑った様子でしたが…僕の両親は超常現象を否定するので、今回の事も目の錯覚だと言い続けてます。
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蕎麦屋に住込みしているときの事でした。その日…毎週放送されてる大人向けの番組で心霊特集が放送されるので、自分は番組を観る事に決めました。
その時観た内容の一つです…。
ある番組関係者が、番組の編集でスタジオに深夜過ぎても終わらず、疲れてその場で眠ってしまいました。
彼は、ふと…顔を上げると、照明を消した筈のスタジオが薄明るく点灯されている事に気付きます。
(あれ…何で、照明が点いているのだ?)
と、思って横を見ると、そこには年老いた男性の顔がありました。
彼は清掃員かと思って…
「用が済んだら照明消して置いてくださいね」
と、彼は声を掛けますが…
次の瞬間、彼は驚きます。
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つまり…顔だけしか無かったのでした。
それに気付いた男性は、慌てて逃げようと思ったのでしたが…
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彼の方に飛んで来ました。
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