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プロローグ
第六話
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たった今、目の前で起こった出来事を整理してみた。一ノ瀬先生が言いたかったことは何だったのだろう。確か、私の妄想の中だけにある夢の世界をノートに取って、見せて欲しいとか言っていた。……そんなの馬鹿げた話だよ。そんなことをして一体、何になるというの? しかもそのことを私の授業内容にするって……。人を馬鹿にしているのにも程があるよ。それなら授業を真面目に聞いた方が良い。その方が内申点も高いだろうし。私は一ノ瀬先生のさほど魅力的でもない提案を一蹴した。放課後になったことだし、さっさと帰ろう。私がそう考えていると、影からその様子を見ていた一人のクラスメイトがいた。
理彩だった。
「霞……、盗み聞きしてごめん、一ノ瀬先生、あまりに真剣そうに霞と話していたから……。何かあったのかと思って。あ、内容は聞いていないよ、プライベートな話だし」
理彩が申し訳なさそうに私に謝ってくる。何やら心配させてしまったかな、そんなに謝る必要もないのに……。私はこの気まずい空気を変えようと、理彩を外に連れ出すことを決める。
「大丈夫だよ、そうだ、理彩。今日は一緒に帰ろうよ」
「うん、霞、だったら帰りに何か食べて行こうか。私って、このところ部活で忙しくしていたから……そんな機会もなかったからね」
「いいね、ドーナツでも食べようよ。駅前に美味しいお店が出来たんだ。早く紹介しようと思っていたんだけど……理彩が部活で頑張っている姿を見ていたら、なんか言い出しづらくてね」
「オッケー、そうと決まったら、そろそろ学校を出よう。このままじゃ、外が暗くなっちゃうよ。あ、そうだ、霞。ドーナツを食べながらでいいから、この前に図書室で借りた本の感想を聞かせてよ。……アセンションが何だかって奴。あらすじを聞いただけなんだけど、霞に言われてから実はちょっと気になってたんだ」
「全然いいよ、なんだ、理彩も興味あるんじゃない。私のオカルト話なんかでよければ、いくらでも話してあげますよ」
「あはは、手加減はしてね、私、その手の話って全然、耐性ないからさ。じゃあ、そろそろ行きますか」
理彩はそう言うと、私の背中を両手で押してきた。二人で帰れるのがそんなに嬉しいからって、そんなに急かさないでよ……と、私は内心思ったのだが、それを口に出すことはしなかった。理彩と帰れるのは私も嬉しかったから。
私たちはそのまま二人で校舎を出て、駅前にあるドーナツ屋さんへと向かう。天気がとても良かったことに気がついた私は空を見上げてみた。すると大きく真っ二つに割れた雲の裂け目から日光が差し込んでいる。それらの光景はまるで、そこに住んでいる天使たちが仲良く踊っているように見えた。
これが俗にいう『エンジェルラダー』か。確か……天使の梯子みたいな意味だったと思う。こんなものが見られるなんて、何か雲の上で嬉しいことでもあったのかな。もしかしたら天使たちが私に気がついてくれた……そんな訳ないよね。
「霞、何を考えているの?」
「いや、何でもないよ、理彩。それより早く駅前に向かおう。今、私たちに大事なのは、いかにして美味しいドーナツを食べることだからね」
「霞がそんなになってまで食べたいドーナツなんて……これは期待できますね。スマホで写真に撮って、インスタグラムにアップしておかなくちゃ」
エンジェルラダーを間近に見て、少しだけ興奮してしまったことを理彩に悟られまいとして、つい食べ物の話に逃げてしまった。……さっきからドーナツのことばかり言っている気がする。食い意地が張っていると思われてしまったかな。私の内なる顔が真っ赤になっていたが、理彩はそれを気にしていない様子で安心をする。そんな話をしているうちに、駅前にあるドーナツ屋に辿り着く。扉を開けて、中に入ると人の良さそうなご夫婦が席まで案内してくれた。
「席が空いてて良かったね」
店内の奥の方の席を確保できたことに満足した理彩はそういうと、店員から渡されたメニューを遠慮がちに開いた。理彩が選び終わるのを待ってから、続けてメニューを開いた私は、いつものブレンド珈琲とチョコレートドーナツを頼むことにした。
「ところでさ、一ノ瀬先生。ノートが何たらって言っていたけれど……あれって霞のいつも考えているようなことが関係あったりするの?」
……やっぱり聞かれると思った。理彩から先ほどの一ノ瀬先生とのやり取りについて問いただされたことに、軽く不満はあったものの、理彩は理彩で気を遣ってくれているのだろう……と、私は内容を話すことに決めた。
「うん、大した話じゃないんだ。私がいつも妄想している夢の世界とやらを一度、ノートに取ってみるよう言われてさ……なんか、訳わかんないよね」
「ふーん、霞の夢の世界……か。何だか興味あるなぁ、霞っていつもどういう場所に行っているんだろう」
「そんな大層な世界じゃないよ。……でも、夢の中に行っているその時だけは、私が私で居られる……っていうか……何を言っているんだろう、私……」
「そんな恥ずかしがることないじゃん、霞の宝物のような世界を悪く言う訳ないよ。きっと、素晴らしい場所なんだろうなぁ」
「私の……宝物?」
「そうだよ! もっと自信を持ってみなよ、私、霞のこと応援してるから。あ、私をその世界のファン一号にしてくれる? 凄いなあ……いつか霞が有名になったら……友人として誇らしいよ」
「そんな……理彩ってば、何を言っているのよ。大体、そんな職業なんか見つかる訳がないでしょう?」
「ストーリー性があれば、その世界がいつか、アニメなんかになるかもよ。作家にもなれるし、漫画家なんかも目指せるじゃない。霞って絵が上手いんだから」
「待って、話が飛躍しすぎだから……わかった、わかったよ……理彩。ノートに書けばいいんでしょ、私の妄想だけの世界をさ。これで、納得してくれる?」
「うん、霞の宝物……すごく楽しみにしているね。これで、刺激のない学生生活とはおさらばかな」
「本当にもう……いつもやり方が強引なんだから。理彩……本当は一ノ瀬先生との会話、全部聞いていたでしょ」
「バレたか」
理彩はそう言うとペロっと舌を出し、手で頬を掻いた。……こうなったら全力を尽くしてやる。待ってろよ、この世界。
こうして話し込んでいるうちに、私のブレンド珈琲とチョコレートドーナツがテーブルに届けられた。
理彩だった。
「霞……、盗み聞きしてごめん、一ノ瀬先生、あまりに真剣そうに霞と話していたから……。何かあったのかと思って。あ、内容は聞いていないよ、プライベートな話だし」
理彩が申し訳なさそうに私に謝ってくる。何やら心配させてしまったかな、そんなに謝る必要もないのに……。私はこの気まずい空気を変えようと、理彩を外に連れ出すことを決める。
「大丈夫だよ、そうだ、理彩。今日は一緒に帰ろうよ」
「うん、霞、だったら帰りに何か食べて行こうか。私って、このところ部活で忙しくしていたから……そんな機会もなかったからね」
「いいね、ドーナツでも食べようよ。駅前に美味しいお店が出来たんだ。早く紹介しようと思っていたんだけど……理彩が部活で頑張っている姿を見ていたら、なんか言い出しづらくてね」
「オッケー、そうと決まったら、そろそろ学校を出よう。このままじゃ、外が暗くなっちゃうよ。あ、そうだ、霞。ドーナツを食べながらでいいから、この前に図書室で借りた本の感想を聞かせてよ。……アセンションが何だかって奴。あらすじを聞いただけなんだけど、霞に言われてから実はちょっと気になってたんだ」
「全然いいよ、なんだ、理彩も興味あるんじゃない。私のオカルト話なんかでよければ、いくらでも話してあげますよ」
「あはは、手加減はしてね、私、その手の話って全然、耐性ないからさ。じゃあ、そろそろ行きますか」
理彩はそう言うと、私の背中を両手で押してきた。二人で帰れるのがそんなに嬉しいからって、そんなに急かさないでよ……と、私は内心思ったのだが、それを口に出すことはしなかった。理彩と帰れるのは私も嬉しかったから。
私たちはそのまま二人で校舎を出て、駅前にあるドーナツ屋さんへと向かう。天気がとても良かったことに気がついた私は空を見上げてみた。すると大きく真っ二つに割れた雲の裂け目から日光が差し込んでいる。それらの光景はまるで、そこに住んでいる天使たちが仲良く踊っているように見えた。
これが俗にいう『エンジェルラダー』か。確か……天使の梯子みたいな意味だったと思う。こんなものが見られるなんて、何か雲の上で嬉しいことでもあったのかな。もしかしたら天使たちが私に気がついてくれた……そんな訳ないよね。
「霞、何を考えているの?」
「いや、何でもないよ、理彩。それより早く駅前に向かおう。今、私たちに大事なのは、いかにして美味しいドーナツを食べることだからね」
「霞がそんなになってまで食べたいドーナツなんて……これは期待できますね。スマホで写真に撮って、インスタグラムにアップしておかなくちゃ」
エンジェルラダーを間近に見て、少しだけ興奮してしまったことを理彩に悟られまいとして、つい食べ物の話に逃げてしまった。……さっきからドーナツのことばかり言っている気がする。食い意地が張っていると思われてしまったかな。私の内なる顔が真っ赤になっていたが、理彩はそれを気にしていない様子で安心をする。そんな話をしているうちに、駅前にあるドーナツ屋に辿り着く。扉を開けて、中に入ると人の良さそうなご夫婦が席まで案内してくれた。
「席が空いてて良かったね」
店内の奥の方の席を確保できたことに満足した理彩はそういうと、店員から渡されたメニューを遠慮がちに開いた。理彩が選び終わるのを待ってから、続けてメニューを開いた私は、いつものブレンド珈琲とチョコレートドーナツを頼むことにした。
「ところでさ、一ノ瀬先生。ノートが何たらって言っていたけれど……あれって霞のいつも考えているようなことが関係あったりするの?」
……やっぱり聞かれると思った。理彩から先ほどの一ノ瀬先生とのやり取りについて問いただされたことに、軽く不満はあったものの、理彩は理彩で気を遣ってくれているのだろう……と、私は内容を話すことに決めた。
「うん、大した話じゃないんだ。私がいつも妄想している夢の世界とやらを一度、ノートに取ってみるよう言われてさ……なんか、訳わかんないよね」
「ふーん、霞の夢の世界……か。何だか興味あるなぁ、霞っていつもどういう場所に行っているんだろう」
「そんな大層な世界じゃないよ。……でも、夢の中に行っているその時だけは、私が私で居られる……っていうか……何を言っているんだろう、私……」
「そんな恥ずかしがることないじゃん、霞の宝物のような世界を悪く言う訳ないよ。きっと、素晴らしい場所なんだろうなぁ」
「私の……宝物?」
「そうだよ! もっと自信を持ってみなよ、私、霞のこと応援してるから。あ、私をその世界のファン一号にしてくれる? 凄いなあ……いつか霞が有名になったら……友人として誇らしいよ」
「そんな……理彩ってば、何を言っているのよ。大体、そんな職業なんか見つかる訳がないでしょう?」
「ストーリー性があれば、その世界がいつか、アニメなんかになるかもよ。作家にもなれるし、漫画家なんかも目指せるじゃない。霞って絵が上手いんだから」
「待って、話が飛躍しすぎだから……わかった、わかったよ……理彩。ノートに書けばいいんでしょ、私の妄想だけの世界をさ。これで、納得してくれる?」
「うん、霞の宝物……すごく楽しみにしているね。これで、刺激のない学生生活とはおさらばかな」
「本当にもう……いつもやり方が強引なんだから。理彩……本当は一ノ瀬先生との会話、全部聞いていたでしょ」
「バレたか」
理彩はそう言うとペロっと舌を出し、手で頬を掻いた。……こうなったら全力を尽くしてやる。待ってろよ、この世界。
こうして話し込んでいるうちに、私のブレンド珈琲とチョコレートドーナツがテーブルに届けられた。
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