2 / 12
ただ転生するわけないだろう?
しおりを挟む
……ここは……どこだ?
周りを見渡しても白……というラノベ展開ではなく、宇宙のような黒や白、いろいろな色の混ざったような背景だ。
知らないうちに宇宙でも生存できる超生物にいつのまにかなったのだろうか。
……今気づいたのだが俺は俺の体が認識できない。
まるで、ふわふわしていて夢の中のような感覚だ。
だが意識ははっきりしている。
ラノベ展開ならばさっさとなにかしてほしいものだ。
「ホッホッホ、そう急かしなさんな。儂は俗に言う創造神ってやつじゃ。あぁ、思うだけで儂が読み取るから安心せい」
そうか。ならば聞きたいのだがここはどこだ?
そして何故俺をここに呼んだ?
聞きたいことは山のようには……まぁないが。
とりあえずこの二つは聞いておきたかった。
老人が見える。これは目がないはずなのに何故か見えるのだ。
老人の格好はギリシア神話を連想するような白布であり、老人の顔は好好爺のようだ。
「じゃろ? 優しい顔をイメージしたんじゃ。ここは儂の住みか……まぁ家じゃの。創造神なのに変哲なところじゃろ? 儂も思う。さて、要件じゃが、なんせここに住んでいても退屈での。数多くある世界を見るのじゃが最近飽きてくるのじゃ。だからお主に引っ掻き回してほしいのじゃ。お主得意であろう?」
随分な評価だがなんだ? チート……まぁ伝わらないか。とんでもない力でもくれて、転生させるのか?
「そうではない。チートをやっても予定調和、または予定混沌しかないであろう? だからチートってほどではないが強い力なら四苦八苦してでもやってくれそうじゃからその程度、じゃな。転生に至ってはその通りじゃ」
ふむ。ある程度強くしてやるから転生して面白いことしてこい、と。
まぁ悪くない提案ではある。
……というか俺が考えるに拒否権などないのではないか。
まぁ拒否などしないのだが。
ふむ……ある程度の力……ね。
あと聞いておきたいのだがもしもその世界で高成績を残し、死んだ場合は?
「勿論他の世界へいってもらおう。まぁ休憩したいというのであればお主専用の部屋……まぁ世界であるな。それを創造し、お主を待つのじゃ。お主はずっと部屋に籠るような人間ではないしのぉ? さぁ、力は何がほしい?」
力、か。
毒を生成できる能力と、毒についての知識だな。
生成は体を意識すればそこから出る、でも構わない。
「いいであろう。毒は既存の物に限るがの」
いいだろう。そこから開発すればいいことだ。
あ、聞きたいことがある。神にも効く毒はあるか?
「答えはある。ただ神は殺すと神格が移る。まぁまず殺せる奴がいないがのぉ」
十分だ。
さて、一つだけサービスしてほしい。
俺を転生させるようにそこの神様に伝えてほしい。
勿論、肉体は創造神様から貰ったあとに、だ。
転移させるくらいでいいからとでも言えば良い。
挨拶みたいなことで。
いいだろ?
「……勿論じゃ。なかなか面白そうじゃのぉ。期待しておるぞ」
任しとけ。
俺がしたかったことをさせてくれるんだ。
感謝してるよ。
「ふぉっふぉっふぉっ」
爺の声が響く。
そして俺の視界は光に包まれ、意識を失った。
周りを見渡しても白……というラノベ展開ではなく、宇宙のような黒や白、いろいろな色の混ざったような背景だ。
知らないうちに宇宙でも生存できる超生物にいつのまにかなったのだろうか。
……今気づいたのだが俺は俺の体が認識できない。
まるで、ふわふわしていて夢の中のような感覚だ。
だが意識ははっきりしている。
ラノベ展開ならばさっさとなにかしてほしいものだ。
「ホッホッホ、そう急かしなさんな。儂は俗に言う創造神ってやつじゃ。あぁ、思うだけで儂が読み取るから安心せい」
そうか。ならば聞きたいのだがここはどこだ?
そして何故俺をここに呼んだ?
聞きたいことは山のようには……まぁないが。
とりあえずこの二つは聞いておきたかった。
老人が見える。これは目がないはずなのに何故か見えるのだ。
老人の格好はギリシア神話を連想するような白布であり、老人の顔は好好爺のようだ。
「じゃろ? 優しい顔をイメージしたんじゃ。ここは儂の住みか……まぁ家じゃの。創造神なのに変哲なところじゃろ? 儂も思う。さて、要件じゃが、なんせここに住んでいても退屈での。数多くある世界を見るのじゃが最近飽きてくるのじゃ。だからお主に引っ掻き回してほしいのじゃ。お主得意であろう?」
随分な評価だがなんだ? チート……まぁ伝わらないか。とんでもない力でもくれて、転生させるのか?
「そうではない。チートをやっても予定調和、または予定混沌しかないであろう? だからチートってほどではないが強い力なら四苦八苦してでもやってくれそうじゃからその程度、じゃな。転生に至ってはその通りじゃ」
ふむ。ある程度強くしてやるから転生して面白いことしてこい、と。
まぁ悪くない提案ではある。
……というか俺が考えるに拒否権などないのではないか。
まぁ拒否などしないのだが。
ふむ……ある程度の力……ね。
あと聞いておきたいのだがもしもその世界で高成績を残し、死んだ場合は?
「勿論他の世界へいってもらおう。まぁ休憩したいというのであればお主専用の部屋……まぁ世界であるな。それを創造し、お主を待つのじゃ。お主はずっと部屋に籠るような人間ではないしのぉ? さぁ、力は何がほしい?」
力、か。
毒を生成できる能力と、毒についての知識だな。
生成は体を意識すればそこから出る、でも構わない。
「いいであろう。毒は既存の物に限るがの」
いいだろう。そこから開発すればいいことだ。
あ、聞きたいことがある。神にも効く毒はあるか?
「答えはある。ただ神は殺すと神格が移る。まぁまず殺せる奴がいないがのぉ」
十分だ。
さて、一つだけサービスしてほしい。
俺を転生させるようにそこの神様に伝えてほしい。
勿論、肉体は創造神様から貰ったあとに、だ。
転移させるくらいでいいからとでも言えば良い。
挨拶みたいなことで。
いいだろ?
「……勿論じゃ。なかなか面白そうじゃのぉ。期待しておるぞ」
任しとけ。
俺がしたかったことをさせてくれるんだ。
感謝してるよ。
「ふぉっふぉっふぉっ」
爺の声が響く。
そして俺の視界は光に包まれ、意識を失った。
0
あなたにおすすめの小説
彼の巨大な体に覆われ、満たされ、貪られた——一晩中
桜井ベアトリクス
恋愛
妹を救出するため、一ヶ月かけて死の山脈を越え、影の沼地を泳ぎ、マンティコアとポーカー勝負までした私、ローズ。
やっと辿り着いた先で見たのは——フェイ王の膝の上で甘える妹の姿。
「助けなんていらないわよ?」
は?
しかも運命の光が私と巨漢戦士マキシマスの間で光って、「お前は俺のものだ」宣言。
「片手だけなら……」そう妥協したのに、ワイン一杯で理性が飛んだ。
彼の心臓の音を聞いた瞬間、私から飛びついて、その夜、彼のベッドで戦士のものになった。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる