圧倒的外道の神様ライフ

KURA

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ただ生きる訳にもいかないだろう?

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 ふわぁーあ。
死んでからあくびをするなんて、初めて知ったな。
つまり今のあくびは精神的な痛み、所謂今の俺の体である精神体が疲れたことによりおこったのだろうか?
それとも俺の心が疲れたことによって引き起こされたのだろうか。
前世、所謂地球では眠くなったり、脳に酸素を送る……だったか?
あまり俺もそこを学習したわけではないのでわからないが、肉体のない今する必要は無いので縁のないものと思っていたが……するのだな。

「基礎知識は手にいれた。さすがに全部の知識詰め込むとなると……めんどくさい。さらにコレページがすぐに追加される。まぁ全ての情報なのだから仕方のないことなのだろうが」

 なので完全に知るのは無理と判断し、基礎知識を得て転生準備に取りかかることにしたのだ。
だが基礎知識といっても最低限だ。
何故かって?
俺は攻略本や説明書を読まない派なのだ。
人は俺のことを馬鹿というかもしれないが、考えて欲しい。
俺はココに楽しみに来た。
ならばわかりきった事なんてしょうもないだろう。
当然の事実だ。
ゲームの2周目がひどく面白くなくめんどくさいように、成すことする事全て結末がわかってしまっては面白くない。
ならば楽しむためだ。

「仕方のないことなんだ。……あぁ、独り言が増えてしまう。話し相手も欲しいものだ。前任の神は使徒なんかも作らなかったようだ。珍しいのではないか? あのキリスト教等も、神は一柱だが天使はいる。まぁ、世界が違うのだ。そういうこともあろう」

 という訳で肉体を作ろうか。
……ん? もう肉体あるからいいだろうって?
バカか? もうこれは神の体だ。使えるわけないだろう。
じゃあ赤ん坊から生まれ直すのだから肉体なんていらないだろうって?
誰がそんなまどろっこしい真似をするというのだ。
あのジジィは暇してるだろうし、俺は母親なんざ作りたくもない。
あんな面倒な人種は一人で充分だ。父親も。
ともかく! 俺は前の人生での最盛期、二十歳の頃の肉体を再現する。


 まぁ、おっさんスタートでも良いのだが……運動神経の事や、おっさんにするとナメられそうな気もするので止めた。

 ある人目の無い草原に肉体を作る。
そして入る。
入る感覚はあれだ。
寝袋に入る感覚。


「視覚問題無し。……うん。痛覚、触覚共に問題無しだな。あとは……腕の筋肉、足の筋肉も問題無く動く。ならば味覚と嗅覚か。まぁコレは食べ物でも見つけたときに調べれば良いだろう」

「……ダレ」

腕をつねったり、指の感触を確かめていると後ろから話しかけられた。
 ここはの無い草原の何故だ……。
不運だ。クソ、何でだ。最初位は、と思いちゃんと人目の無いところを選んだのに……。
アカシックレコードの故障か?

「ダレ……?」

「俺か? ううむ……マドネスと言っておこう」

「ギメイ……ソウ。ワタシ、ツカウ?」

 声のする方へ振り向いたのだが驚いた。
勿論! 声は出していないがな。
影が影が喋っていたのだ。
あの聞き取りづらい声は影がしゃべっていたのだ!
……まぁ冗談もこれくらいにしよう。
影、そして使うという発言、闇の精霊だろうか。
なるほど、人目で探したから引っ掛かったのか。
意外とポンコツだな、アレ。 
そして影だけながらもわかるように首をコテンと傾げる精霊。
……中々不運かと思いきや強運ではないか。

「ドウ? ツカウ?」

「使う、というのを説明してはくれないか」

 ワカッタと即答した精霊は色々と説明してくれた。
精霊を使うには契約が不可欠ということや。
使うか聞いたのは俺の心に惹かれたからだとか。
闇の精霊は役に立つ等、色々だ。

「ふむ。ならば契約させてもらいたい」

「ウン。ナマエ、イッテ。ホンミョウ」

「本名? ……あぁ、なるほど。契約だからか。なるほど……ん? 俺の本名とは……? まぁいい。改変するか」
 
 神の名をもって宣言する我が名はマドネス!

 これで俺の本名はマドネスになったはずだ。
まぁこれ自体俺が神なのだから普通に何回も宣言出来るんだがな。

 ちなみにコレは世界改変宣言。
これをすると、世界はその通りになる。
まぁ限度もある。「滅んだ」や「国が消えた」等々影響が大きすぎると駄目なのだ。
だが名前を変えるくらいならすぐに出来る。
なので俺以外、つまり一般人にするとこの世界では名前がそのようになっていたことに
つまり自身でも忘れてしまうし、誰も……いや語弊があるな。俺以外誰もわからないことになる。

「ワカッタ。ナマエ、ツケテ」

「注文の多いことで。食ったりするなよ? ……ってわからないか。んー……ダキラだ」

「ワカッタ。私、ダキラの契約者を汝、マドネスにする。よろしく、マスター」

契約した瞬間闇が弾けて影が少女になる。
ふむ。一般的……いや一般的にみなくても普通に美少女だろう。
唇はふっくらして、ほんのり赤く綺麗な形をしている。
目も切れ長だが良い目だ。
凛としていて成長するともっと綺麗になるだろう。

 だが残念なことにこんな美少女を前にしても俺には性欲はない。
何故かって?
めんどくさいから体作るときに捨てたのだ。
実を言うと三大欲求、睡眠、食事、性においてめんどくさいから睡眠と性は捨てたのだ。
まぁ、欲はないというだけでやろうと思えば目を閉じたら寝るし、ヤればヤれる。
まぁ疲れたら寝るだろうが……ヤる理由なんてあるか?
……男色ではないと名誉のために言っておこう。

「マスター、お腹すいた。何か狩ろう」

「……はぁ。わかったよ。好物は」

「肉なら。まぁ……人とかは美味しいよ」

「なるほど。カニバリズムか。良いな! 俺も体験してみたかったんだ」

「かにばりずむ? はわからないけど美味しいよ」

「ほうほう。ためしに賊でも襲って奴隷でも食うか」

「やったー」

 カニバリズムが禁断? 知ったことか。
俺は今神なのだ。 禁断だろうが知ったこっちゃない。
さて、賊を見つけるか。
レコード使って探すか。いるなぁ。
でも……何か賊以外がいるなぁ……。
クククッ面白そうだ。

さぁ、懺悔せよ賊よ! 神が神罰でも落としてやるよ!
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