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序章 迷子の子猫ちゃん状態
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昨日までの出会ったらモンスターでした! と、そんなモンスターハウス感が満載だった一種のアトラクションエリアは抜けたのか、目に見える生物は小動物が多くなっていた。これが普通だよな。自然に幸せを噛み締めています。
そんな幸せを見せてくれる動物はリス、シカ、イノシシ…と、森のお仲間さん状態だ。子供番組で出るであろう愉快な仲間たちが勢揃い。
後半二つには襲われかけたんだけどね。獣はダメだ。なんかモンスターとは違った狂気を感じる。
まあ、愛でるために来たんじゃないからね。襲われたら襲われたで昼食や夕飯にするだけなんだけどな。
そんな事を言いながら襲われ、返り討ちにしたシカとイノシシを効率良く、手慣れた手つきで捌くギルバに男らしさを感じてしまう。
やだ、野生児…。褒めてはないよな。
「(まさか俺の中に眠っている女の子が目覚めたのか…?)」
胸に手を当て、想像してみるの。うん、無理だった。出てきたのはヤラシク頬下がった全裸のギルバである。初夜には早すぎるって。いや、ねえけどな? 三千世界、どんなパラレルワールドでもそんな世界線はないだろう。
確信を持って言える。
運命の相手は女装した自分自身だけだ、と再認識する。救いようがなかった。
一瞬落胆し、悩み、歓喜する喜怒哀楽ぶりを見せるがそんな事は知らない3人。それぞれが鍋にしよう、焼いて食べよう。保存食した方がいい。と、三者三様の意見が飛び交っていた。
蚊帳の外で見るその光景はどこかで見た国会に似たものがあった。それか小学校の意見発表。
なんやかんや言い争っていたのだが…ガサガサと、物音がした数秒後には血に飢えた熊に追い出された。自然は脅威に溢れているね。これが自然界の洗礼か…。
冒険者らしい危機察知能力を発揮し、勢いよく逃げ出す4人。アクは冒険者になった覚えはないのだが。
なら今の現状は? …ドラゴンキラー系花嫁ですかね。達観した感想が思わず溢れてしまう。
てか熊さんって逃げたら追ってくるんだね。教えてくれてもいいじゃない…。
凡そ十分ほど熊さんとの追いかけっこが繰り広げられる。
か弱き乙女であるアクの体力はゼロに等しかった。まあ、走る最中で「魔法で加速すればいいんじゃね?」と、ノーベルも目ん玉が飛び出る発明を考え、実行したら制御ができず木にぶつかってしまう。
迷惑かけたね、ごめんね。と、その言葉しか出てこなかった。
「ほんとごめん…」
「気にすんなって。失敗は誰にでもあるからな。…まあ、勢いよくぶつかったのは驚いたけどさ」
「そっすねー。その後に3メートルはある熊さんと対峙したのは良い思い出っす」
思い出、ではなく目の前に熊さんの亡骸があるので現在進行形なのだが。
その骸をキルビアがいじっているのだが…え、ネクロマンサー?
そんなアクの疑問を感じ取ってか血塗れになった手を振り、屈折なき笑顔を見せるキルビア。違う、今はそんな笑顔は見たくない。
誤解を解こうとしての手の振りだったのだが誤解が加速していく。血を撒き散らしながら何を解くのだ。人間性か?
現状、この4人には人間らしい理性は存在しないのだが。
そんな事実も相まって見慣れない光景に慣れていく。
「長い年月を生きた動物は良い魔法の触媒になるの。この熊の場合は…あー、外れね。同種しか食べてないのか脆くなってるわ」
そう言って取り出した骨を簡単に折る。冷や汗ものであった。
熊さんは骨が硬いで有名なのをアクは知っていたのだ。いや、骨が硬くない生き物はそもそも少ないのだが…だが、それでも自分と同じような腕の太さの女性が表情変えず折るのにはショッキングなものがあった。
思わず声が上ずってしまう。
「え、えっと…確かにな! 分かる分かる。確かに脆いよなー!」
「…アクちゃん、心が入っていない言葉っすね。まだエルダートレントの方が感情表現得意っすよ?」
あの痴漢トレントがか?
初対面での痴漢行為を思い出し、正気に戻る。
キルビアの行動は一つ一つに正気度チェックが入るから堪ったもんじゃない。
似たものをあげるならクトゥルフ系である。どうも、神がかった美少女アクです。そろそろ容姿チェックは入りたいな…。
過ごしてきた二日間で顔に対して表情筋を動かしにくい、とかそんな違和感を感じなかった辺、そこまで以前との差異はないように感じる。って事は…
「(ボーイッシュ系美女か?)」
ボーイッシュじゃない顔ってお前女かよ。
前世の性別を疑ってしまうがそんな事はない。ちゃんと標準装備だった。
そんな、目に見えて分かる現実逃避を辞め、ちょいちょいと誘ってるキルビアに近づく。ちょっと、野生児的な女性には近付きたくないんですけど…。
ゆっくりと、野良猫に近付く感じで優しく座る。キルビアが熊の心臓を捻り出した。R18指定はされえていないですね。ガチガチの無修正に顔が引きつってしまう。もっと、生き物を大事にしようぜ…?
数十分前のウィンドドラゴンの王との戦闘は既に頭の中にはなかった。それと比較すると今はただの解体である。アレは虐殺に似たものを感じてしまう。頭から抜けているのはアクだけではないのだが。
唯一、証拠品として討伐した証である心臓を持っているシェルダはリスと戯れている。既に現実逃避であった。
「えっとね、血筋が同じ同士で子供を作ると血が濃ゆくなりすぎて…って話は聞いたことある? それと似たことが同種食いでは起こるんだけどね」
「ああ、近親相姦? なんか違うか」
「意味はちょっと分からないけど…良い響きね、近親相姦。今度、ギルバの腕に彫ってもらおうかしら?」
前後の繋がりが無い、無情な攻撃がギルバに襲う。
本当に意味がわかっていないのかギルバも若干のり気である。やめとけやめとけ。
変態チックな日本語を彫る外人の心が見えたような気がした一瞬であった。
「その分魔法的な通りは良くなるんだけど素材としては脆くなっちゃうのよね。ほら」
そう言って今度は頭部を握り潰す。オイオイ、銃弾すらも止めるって噂の頭部だぜ? キルビアをエロいお姉さんとして見れなくなってしまいそうだ。
やってみたら、のその言葉に拒否できず、握る。意外と呆気なく崩れてしまった。
「ほんとだな…てっきり、キルビアの怪力で壊してると思ったけど」
「ふふ、そこまで力は強く無いわよ? 話は戻るけど、骨の残骸は一応使い道はあるから…」
腰からペットボトルほどの大きさの瓶を取り出す。何本か骨を抜き出し、詰める。
簡単に砕けていくその様はジャパンで見た熊とは違うのだと認識させられる。実際に見た事はないけどな。SNSの発達である。どちらかと言うとインターネットか?
今となってはそんな事は隣国の政治並みに使わない情報なのですぐに忘れ去る。
「(お前もエルダートレントとかと同じようなモンスターだったのね…襲ってきたあの動きを見るに死んだら脆くなる系? 羊頭狗肉?)」
それは少し意味が違うけどな。でもそんな感じである。見掛け倒し的なサムシング。
魔法チックな生物に神秘的な何かを感じながら旅は進んでいく。流れる音は一転し、小鳥の声や遠吠えなどが聞こえるようになった。生息域が変わったんだ、と一瞬で判断できる。
生息域と生息域の間に何も隔たりがない事に不思議な感覚を覚える。これまた魔法的な何かが影響してるとか?
そんな事を考えながら進んでいく。キルビアは魔法の触媒になるものが手に入ったからか、ホクホクとした満足げな表情だった。
「(そういえばシェルダの質問に答えてないんだけど…スルーしてて良いのだろうか?)」
親切心溢れるアクちゃんはそう思い出してしまう。
親切心と同時に空気が読める系美少女であるから素知らぬ顔でスルーするのだが。時にはスルーも重要になってくるのだ。時と場合。TPO的な概念なんだろうか。
顔が整っているだけのアクには論理的な考えで答えは出せなかったが…そんな時もあるだろう。時には諦めも肝心なのだ。
徐々に陽が降りてくる。
そんな幸せを見せてくれる動物はリス、シカ、イノシシ…と、森のお仲間さん状態だ。子供番組で出るであろう愉快な仲間たちが勢揃い。
後半二つには襲われかけたんだけどね。獣はダメだ。なんかモンスターとは違った狂気を感じる。
まあ、愛でるために来たんじゃないからね。襲われたら襲われたで昼食や夕飯にするだけなんだけどな。
そんな事を言いながら襲われ、返り討ちにしたシカとイノシシを効率良く、手慣れた手つきで捌くギルバに男らしさを感じてしまう。
やだ、野生児…。褒めてはないよな。
「(まさか俺の中に眠っている女の子が目覚めたのか…?)」
胸に手を当て、想像してみるの。うん、無理だった。出てきたのはヤラシク頬下がった全裸のギルバである。初夜には早すぎるって。いや、ねえけどな? 三千世界、どんなパラレルワールドでもそんな世界線はないだろう。
確信を持って言える。
運命の相手は女装した自分自身だけだ、と再認識する。救いようがなかった。
一瞬落胆し、悩み、歓喜する喜怒哀楽ぶりを見せるがそんな事は知らない3人。それぞれが鍋にしよう、焼いて食べよう。保存食した方がいい。と、三者三様の意見が飛び交っていた。
蚊帳の外で見るその光景はどこかで見た国会に似たものがあった。それか小学校の意見発表。
なんやかんや言い争っていたのだが…ガサガサと、物音がした数秒後には血に飢えた熊に追い出された。自然は脅威に溢れているね。これが自然界の洗礼か…。
冒険者らしい危機察知能力を発揮し、勢いよく逃げ出す4人。アクは冒険者になった覚えはないのだが。
なら今の現状は? …ドラゴンキラー系花嫁ですかね。達観した感想が思わず溢れてしまう。
てか熊さんって逃げたら追ってくるんだね。教えてくれてもいいじゃない…。
凡そ十分ほど熊さんとの追いかけっこが繰り広げられる。
か弱き乙女であるアクの体力はゼロに等しかった。まあ、走る最中で「魔法で加速すればいいんじゃね?」と、ノーベルも目ん玉が飛び出る発明を考え、実行したら制御ができず木にぶつかってしまう。
迷惑かけたね、ごめんね。と、その言葉しか出てこなかった。
「ほんとごめん…」
「気にすんなって。失敗は誰にでもあるからな。…まあ、勢いよくぶつかったのは驚いたけどさ」
「そっすねー。その後に3メートルはある熊さんと対峙したのは良い思い出っす」
思い出、ではなく目の前に熊さんの亡骸があるので現在進行形なのだが。
その骸をキルビアがいじっているのだが…え、ネクロマンサー?
そんなアクの疑問を感じ取ってか血塗れになった手を振り、屈折なき笑顔を見せるキルビア。違う、今はそんな笑顔は見たくない。
誤解を解こうとしての手の振りだったのだが誤解が加速していく。血を撒き散らしながら何を解くのだ。人間性か?
現状、この4人には人間らしい理性は存在しないのだが。
そんな事実も相まって見慣れない光景に慣れていく。
「長い年月を生きた動物は良い魔法の触媒になるの。この熊の場合は…あー、外れね。同種しか食べてないのか脆くなってるわ」
そう言って取り出した骨を簡単に折る。冷や汗ものであった。
熊さんは骨が硬いで有名なのをアクは知っていたのだ。いや、骨が硬くない生き物はそもそも少ないのだが…だが、それでも自分と同じような腕の太さの女性が表情変えず折るのにはショッキングなものがあった。
思わず声が上ずってしまう。
「え、えっと…確かにな! 分かる分かる。確かに脆いよなー!」
「…アクちゃん、心が入っていない言葉っすね。まだエルダートレントの方が感情表現得意っすよ?」
あの痴漢トレントがか?
初対面での痴漢行為を思い出し、正気に戻る。
キルビアの行動は一つ一つに正気度チェックが入るから堪ったもんじゃない。
似たものをあげるならクトゥルフ系である。どうも、神がかった美少女アクです。そろそろ容姿チェックは入りたいな…。
過ごしてきた二日間で顔に対して表情筋を動かしにくい、とかそんな違和感を感じなかった辺、そこまで以前との差異はないように感じる。って事は…
「(ボーイッシュ系美女か?)」
ボーイッシュじゃない顔ってお前女かよ。
前世の性別を疑ってしまうがそんな事はない。ちゃんと標準装備だった。
そんな、目に見えて分かる現実逃避を辞め、ちょいちょいと誘ってるキルビアに近づく。ちょっと、野生児的な女性には近付きたくないんですけど…。
ゆっくりと、野良猫に近付く感じで優しく座る。キルビアが熊の心臓を捻り出した。R18指定はされえていないですね。ガチガチの無修正に顔が引きつってしまう。もっと、生き物を大事にしようぜ…?
数十分前のウィンドドラゴンの王との戦闘は既に頭の中にはなかった。それと比較すると今はただの解体である。アレは虐殺に似たものを感じてしまう。頭から抜けているのはアクだけではないのだが。
唯一、証拠品として討伐した証である心臓を持っているシェルダはリスと戯れている。既に現実逃避であった。
「えっとね、血筋が同じ同士で子供を作ると血が濃ゆくなりすぎて…って話は聞いたことある? それと似たことが同種食いでは起こるんだけどね」
「ああ、近親相姦? なんか違うか」
「意味はちょっと分からないけど…良い響きね、近親相姦。今度、ギルバの腕に彫ってもらおうかしら?」
前後の繋がりが無い、無情な攻撃がギルバに襲う。
本当に意味がわかっていないのかギルバも若干のり気である。やめとけやめとけ。
変態チックな日本語を彫る外人の心が見えたような気がした一瞬であった。
「その分魔法的な通りは良くなるんだけど素材としては脆くなっちゃうのよね。ほら」
そう言って今度は頭部を握り潰す。オイオイ、銃弾すらも止めるって噂の頭部だぜ? キルビアをエロいお姉さんとして見れなくなってしまいそうだ。
やってみたら、のその言葉に拒否できず、握る。意外と呆気なく崩れてしまった。
「ほんとだな…てっきり、キルビアの怪力で壊してると思ったけど」
「ふふ、そこまで力は強く無いわよ? 話は戻るけど、骨の残骸は一応使い道はあるから…」
腰からペットボトルほどの大きさの瓶を取り出す。何本か骨を抜き出し、詰める。
簡単に砕けていくその様はジャパンで見た熊とは違うのだと認識させられる。実際に見た事はないけどな。SNSの発達である。どちらかと言うとインターネットか?
今となってはそんな事は隣国の政治並みに使わない情報なのですぐに忘れ去る。
「(お前もエルダートレントとかと同じようなモンスターだったのね…襲ってきたあの動きを見るに死んだら脆くなる系? 羊頭狗肉?)」
それは少し意味が違うけどな。でもそんな感じである。見掛け倒し的なサムシング。
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生息域と生息域の間に何も隔たりがない事に不思議な感覚を覚える。これまた魔法的な何かが影響してるとか?
そんな事を考えながら進んでいく。キルビアは魔法の触媒になるものが手に入ったからか、ホクホクとした満足げな表情だった。
「(そういえばシェルダの質問に答えてないんだけど…スルーしてて良いのだろうか?)」
親切心溢れるアクちゃんはそう思い出してしまう。
親切心と同時に空気が読める系美少女であるから素知らぬ顔でスルーするのだが。時にはスルーも重要になってくるのだ。時と場合。TPO的な概念なんだろうか。
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