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10章 王都動乱
第38話 乾いた森の一幕
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弾んだ声を上げながらエステルが庭園を駆ける。整えられた植え込みに、跳ねる髪が見え隠れした。もう、と腰に手を当てて、リズベットが小さく息を吐く。
「シン――エステル、ひとりで遠くまで行っちゃだめよ」
声に振り返ってにっかり笑うと、エステルはそのまま走って行った。
「こら、待ちなさい」
懐かしい光景だ。モルンの里でも、こうして二人で子供らの面倒を見ていた。
「兄さんも、早く」
ぼんやり眺めるザイナスを振り返り、リズベットが口を尖らせる。
二人を追って、ザイナスは立派な石造りの門を潜った。手入れの行き届いた前庭の先に、尖塔を欠いた聖堂のような、薄く広がる白亜の建物がある。
イエルンシェルツ郊外の一角にある聖堂図書館だ。
◇
調べ物がしたい、そう言い出したのはザイナスだ。
王都に入り、アベルの別宅に落ち着いたものの、皆は相応の分野で動いている。その点、身を隠す立場のザイナスは手隙きだ。要は暇を持て余していた。
折角の王都だ。知財の規模はモルンの里の比にならない。そう考えて外出を求めた。知りたいものは、地霊術と――
「何だ、件の卜占かい? そんなところは、子供っぽいな」
「恋占い? 使いがこんなに大勢いるのに、いい度胸だねえザイナスくん」
「啓示が欲しい? 地上の神理は一方通行だけど、酔夢くらいで良いのなら」
「やめておきなさい。何を占っても最悪の目しか出ないんだから、兄さんは」
皆には散々な言われようだった。
とはいえ、卜占は奇跡の紛いものだ。御使いならば真っ当な反応に違いない。
ただ、もののついで調べたいものが、もうひとつあった。魂なきもの――神敵、神に呪われしもの、不死者についてだ。
「屍鬼の古い名だろう? 人を怖がらせる為の噂話の類だな」
つまりは皆も正体を良く知らないらしい。
恐らく、降神歴以前の土着の民話が語源だ。その点、地霊術とも出自が似ている。軽んじられているのも同様だ。故に、興味があった。
その先に得たいザイナスの智見は、御使いこそが知り得ない知識の有無だ。即ち、教会に神理の隠匿があるように、御柱がそうしない理由があるのか。
「いいさ、行っておいでよ」
あっさり頷いたのはアベルだった。
「とはいえ、きっと民話や与太話の類だ。よほど物好きでもない限り――いや、となれば聖堂図書館かな。この国に、あれに優る蒐集家はいないからね」
やはり、自由神の御使いは捻くれている。
◇
かくして、ザイナスは此処を訪れた。とはいえ――。
「広すぎる」
エステルの手を引き、ザイナスは呟いた。
見当の合わない大きさだった。ひと目で左右が追い切れない。これが図書館だというのだから、王都の施設は規模感が良くわからない。
入口を入って見渡せば、遥か上まで吹き抜けている。蔵書はもちろん、幾つものサロンがあり、まるで建物の中に公園を持ち込んだかのような造りだ。
「おー」
魅せる書架と場の造りにエステルも無邪気に感心している。
「あっちに絵本もあるみたい」
リズベットは遊具の広間を見つけてエステルの手を取った。
「兄さんは飽きたら連絡して」
ザイナスに囁き、懐の羽根を突いて見せる。
「ゲイラの術は効いてるみたいだし、ヒルドも見張ってるから」
目配せを残し、リズベットはエステルの手を引いて行った。後は自分で何とかしてね、ということらいしい。ザイナスの趣味に付き合う気はないようだ。勿論、館内ならば離れても問題ないと判断してのことだろう。
二人に小さく手を振って、ザイナスは館内図を仰いだ。ぼんやり目で追い、見当をつけて歩き出す。勿論、手探りも良いところだ。
教会網のお陰もあって、知識と紙はこの国の隅々にまで普及している。ハルムの街にも、それなりに本は揃っていた。ただ、蔵書の質と量は比べるまでもない。そもそも、分類が桁違いだ。田舎のそれは雑多に並ぶが、此処ではすべてに銘があり、体系がある。それだけで何冊もの本になっている。
探し物は何処に埋もれているのだろう。標を辿りながらザイナスは思案した。
現実の奇跡と、そうでないものには線引きがある。御柱は天に在り、奇跡は神威を以て成る。探しているのは、その埒外だ。奇跡の代替品は不敬の類で、俗の範疇を越えれば禁忌になる。お目溢しの域を越えては存在できない。
ならば、とザイナスは世俗の括りを学術方面に外れた。降神歴前の古い民俗を辿る。ラングステンの神学校はまだしも、モルンの街には無かった蔵書だ。
ところが、目録だけで中身がなかった。閲覧制限が掛けられている。神学と同様、聖職者の認可が必要らしい。しかも、階位で閲覧資格が制限されている。
「どういったものをお探しでしょうか?」
途方に暮れるザイナスを見かねたのか、職員が声を掛けてきた。
少し逡巡したものの、ザイナスは凛と姿勢の良い女性司書に要望を伝えた。ただし、手短に。アベルの施術の効能で、彼女もじきにザイナスを忘れる。
司書は真摯に聞き取って、慣れた手つきで蔵書の体系を辿った。その甲斐甲斐しい背中を目で追いながら、ザイナスは所在なく佇んでいた。
「お求めの類は閉架書庫に。ですが、閲覧には司教以上の許諾が必要です」
彼女は申し訳なさげに告げた。
やはり、降神歴以前の土着信仰は古神学原典に類するらしい。一般の閲覧は不可能だ。聖務監督、特務司教、大司教。司教となれば、かなりの資格だ。
「ですが、よろしければ――」
司書の目線に気がついて、心の内でザイナスは呻いた。災厄の予兆だ。
ザイナスは自身の容姿を心得ている。自惚れであろうとなかろうと、そうした経験が多過ぎる。好意は容易に災難を招くし、自体が憎悪に転じることも多い。
彼女が話を持ち掛ける前に、ザイナスは慇懃に微笑んだ。教会の当てを捜します、と丁寧に断りを入れる。この手の綱渡りは御使いだけで十分だ。
「次に会えたら、是非」
立ち去り難げな相手に微笑んで、ザイナスは踵を返した。その愛想が余計なのよ――リズベットの蹴りを幻視して膝裏を庇い、ザイナスはぎこちなく歩いた。
一旦、皆に合流しよう。そう思った刹那、辺りが白く霞んだ。木肌の書架から色という色が消え失せ、目の前の一切が灰色の濃淡に塗り込められる。
まず、眼を疑った。立ち止まり、眼を擦る。指先を見つめて、手を先に翳した。色が失せ、灰色の陰影になる。どうやら、霧のような靄に包まれている。
移動してしまった訳ではない。同じ場所に立っている。書架も人もそのままだ。司書も背中に立っている。意識だけが世界の外にはみ出してしまったようだ。
壁は壁のまま、床は床のまま。恐る恐る踏み出せば、変わりなく歩けもする。ただ、音は遠退いていた。霞んだ視界に音を吸い取られたかのように静かだ。
やはり、五感の障害だろうか。
ふとした気配に見渡せば、灰色の人影が歩いて来る。館内の人々は自分勝手に動いているが、その影はザイナスを向いている。
白の濃淡に見紛いそうになり、目を眇める。人影は目前の書架を擦り抜けた。
不意に身体が大きく揺れた。
「ザイナス」
見おろせば、エステルが脚にしがみついている。
不意に世界に色が戻った。白い霞も人影も消え失せている。わあん、と音が一斉に振り返した。驚くザイナスを見上げて、エステルはきょとんと首を傾げた。
辺りを見渡せば、すっかり元の通りだ。
「ザイナス、どうした?」
無造作にエステルの髪を撫で、少しのあいだ呆然とする。今のはいったい何だったのか。エステルを追ってリズベットが歩いて来る。その様子に目線で問うリズベットを、ザイナスは耳先が朱くなるまでぼんやりと見つめて返した。
「兄さん?」
途方に暮れて頭を掻いた。何が何だか、わからない。
「本に酔ったかな」
リズベットが睨んでエステルを引き剥がした。じゃあ帰りましょう、とザイナスの腕を掴んで引く。途方に暮れたザイナスに顔を寄せ、リズベットが囁いた。
「いよいよ市庁舎が危ないそうよ」
「シン――エステル、ひとりで遠くまで行っちゃだめよ」
声に振り返ってにっかり笑うと、エステルはそのまま走って行った。
「こら、待ちなさい」
懐かしい光景だ。モルンの里でも、こうして二人で子供らの面倒を見ていた。
「兄さんも、早く」
ぼんやり眺めるザイナスを振り返り、リズベットが口を尖らせる。
二人を追って、ザイナスは立派な石造りの門を潜った。手入れの行き届いた前庭の先に、尖塔を欠いた聖堂のような、薄く広がる白亜の建物がある。
イエルンシェルツ郊外の一角にある聖堂図書館だ。
◇
調べ物がしたい、そう言い出したのはザイナスだ。
王都に入り、アベルの別宅に落ち着いたものの、皆は相応の分野で動いている。その点、身を隠す立場のザイナスは手隙きだ。要は暇を持て余していた。
折角の王都だ。知財の規模はモルンの里の比にならない。そう考えて外出を求めた。知りたいものは、地霊術と――
「何だ、件の卜占かい? そんなところは、子供っぽいな」
「恋占い? 使いがこんなに大勢いるのに、いい度胸だねえザイナスくん」
「啓示が欲しい? 地上の神理は一方通行だけど、酔夢くらいで良いのなら」
「やめておきなさい。何を占っても最悪の目しか出ないんだから、兄さんは」
皆には散々な言われようだった。
とはいえ、卜占は奇跡の紛いものだ。御使いならば真っ当な反応に違いない。
ただ、もののついで調べたいものが、もうひとつあった。魂なきもの――神敵、神に呪われしもの、不死者についてだ。
「屍鬼の古い名だろう? 人を怖がらせる為の噂話の類だな」
つまりは皆も正体を良く知らないらしい。
恐らく、降神歴以前の土着の民話が語源だ。その点、地霊術とも出自が似ている。軽んじられているのも同様だ。故に、興味があった。
その先に得たいザイナスの智見は、御使いこそが知り得ない知識の有無だ。即ち、教会に神理の隠匿があるように、御柱がそうしない理由があるのか。
「いいさ、行っておいでよ」
あっさり頷いたのはアベルだった。
「とはいえ、きっと民話や与太話の類だ。よほど物好きでもない限り――いや、となれば聖堂図書館かな。この国に、あれに優る蒐集家はいないからね」
やはり、自由神の御使いは捻くれている。
◇
かくして、ザイナスは此処を訪れた。とはいえ――。
「広すぎる」
エステルの手を引き、ザイナスは呟いた。
見当の合わない大きさだった。ひと目で左右が追い切れない。これが図書館だというのだから、王都の施設は規模感が良くわからない。
入口を入って見渡せば、遥か上まで吹き抜けている。蔵書はもちろん、幾つものサロンがあり、まるで建物の中に公園を持ち込んだかのような造りだ。
「おー」
魅せる書架と場の造りにエステルも無邪気に感心している。
「あっちに絵本もあるみたい」
リズベットは遊具の広間を見つけてエステルの手を取った。
「兄さんは飽きたら連絡して」
ザイナスに囁き、懐の羽根を突いて見せる。
「ゲイラの術は効いてるみたいだし、ヒルドも見張ってるから」
目配せを残し、リズベットはエステルの手を引いて行った。後は自分で何とかしてね、ということらいしい。ザイナスの趣味に付き合う気はないようだ。勿論、館内ならば離れても問題ないと判断してのことだろう。
二人に小さく手を振って、ザイナスは館内図を仰いだ。ぼんやり目で追い、見当をつけて歩き出す。勿論、手探りも良いところだ。
教会網のお陰もあって、知識と紙はこの国の隅々にまで普及している。ハルムの街にも、それなりに本は揃っていた。ただ、蔵書の質と量は比べるまでもない。そもそも、分類が桁違いだ。田舎のそれは雑多に並ぶが、此処ではすべてに銘があり、体系がある。それだけで何冊もの本になっている。
探し物は何処に埋もれているのだろう。標を辿りながらザイナスは思案した。
現実の奇跡と、そうでないものには線引きがある。御柱は天に在り、奇跡は神威を以て成る。探しているのは、その埒外だ。奇跡の代替品は不敬の類で、俗の範疇を越えれば禁忌になる。お目溢しの域を越えては存在できない。
ならば、とザイナスは世俗の括りを学術方面に外れた。降神歴前の古い民俗を辿る。ラングステンの神学校はまだしも、モルンの街には無かった蔵書だ。
ところが、目録だけで中身がなかった。閲覧制限が掛けられている。神学と同様、聖職者の認可が必要らしい。しかも、階位で閲覧資格が制限されている。
「どういったものをお探しでしょうか?」
途方に暮れるザイナスを見かねたのか、職員が声を掛けてきた。
少し逡巡したものの、ザイナスは凛と姿勢の良い女性司書に要望を伝えた。ただし、手短に。アベルの施術の効能で、彼女もじきにザイナスを忘れる。
司書は真摯に聞き取って、慣れた手つきで蔵書の体系を辿った。その甲斐甲斐しい背中を目で追いながら、ザイナスは所在なく佇んでいた。
「お求めの類は閉架書庫に。ですが、閲覧には司教以上の許諾が必要です」
彼女は申し訳なさげに告げた。
やはり、降神歴以前の土着信仰は古神学原典に類するらしい。一般の閲覧は不可能だ。聖務監督、特務司教、大司教。司教となれば、かなりの資格だ。
「ですが、よろしければ――」
司書の目線に気がついて、心の内でザイナスは呻いた。災厄の予兆だ。
ザイナスは自身の容姿を心得ている。自惚れであろうとなかろうと、そうした経験が多過ぎる。好意は容易に災難を招くし、自体が憎悪に転じることも多い。
彼女が話を持ち掛ける前に、ザイナスは慇懃に微笑んだ。教会の当てを捜します、と丁寧に断りを入れる。この手の綱渡りは御使いだけで十分だ。
「次に会えたら、是非」
立ち去り難げな相手に微笑んで、ザイナスは踵を返した。その愛想が余計なのよ――リズベットの蹴りを幻視して膝裏を庇い、ザイナスはぎこちなく歩いた。
一旦、皆に合流しよう。そう思った刹那、辺りが白く霞んだ。木肌の書架から色という色が消え失せ、目の前の一切が灰色の濃淡に塗り込められる。
まず、眼を疑った。立ち止まり、眼を擦る。指先を見つめて、手を先に翳した。色が失せ、灰色の陰影になる。どうやら、霧のような靄に包まれている。
移動してしまった訳ではない。同じ場所に立っている。書架も人もそのままだ。司書も背中に立っている。意識だけが世界の外にはみ出してしまったようだ。
壁は壁のまま、床は床のまま。恐る恐る踏み出せば、変わりなく歩けもする。ただ、音は遠退いていた。霞んだ視界に音を吸い取られたかのように静かだ。
やはり、五感の障害だろうか。
ふとした気配に見渡せば、灰色の人影が歩いて来る。館内の人々は自分勝手に動いているが、その影はザイナスを向いている。
白の濃淡に見紛いそうになり、目を眇める。人影は目前の書架を擦り抜けた。
不意に身体が大きく揺れた。
「ザイナス」
見おろせば、エステルが脚にしがみついている。
不意に世界に色が戻った。白い霞も人影も消え失せている。わあん、と音が一斉に振り返した。驚くザイナスを見上げて、エステルはきょとんと首を傾げた。
辺りを見渡せば、すっかり元の通りだ。
「ザイナス、どうした?」
無造作にエステルの髪を撫で、少しのあいだ呆然とする。今のはいったい何だったのか。エステルを追ってリズベットが歩いて来る。その様子に目線で問うリズベットを、ザイナスは耳先が朱くなるまでぼんやりと見つめて返した。
「兄さん?」
途方に暮れて頭を掻いた。何が何だか、わからない。
「本に酔ったかな」
リズベットが睨んでエステルを引き剥がした。じゃあ帰りましょう、とザイナスの腕を掴んで引く。途方に暮れたザイナスに顔を寄せ、リズベットが囁いた。
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