夢見た異世界で最強魔法使いになろうと思うんだがどう思う？ ～ゆるーく最強を目指したい俺のスローライフ、だから最初から最強なのは困るのだが？～

第二章～思ってたんと違う～

第十二話：「魔法花栽培者の特権は大胆」

　
　俺は骨粉（盗人）を持って家の畑に来た。

　「よしワンダー、その骨粉を畑にまいてくれ」
　
　えぇ、ちょっとやだな。
　ある意味「人」を四方にぶちまけるっていうことだからな・・・・・・
　
　「いいわ、私がやる」

　そういったアレイナは骨粉を手に取り畑にぶちまけた。
　　
　「屍しかばねの雨だ・・・・・・」

　---

　畑に骨粉をぶちまけた後、俺はクリフからあの盗人の話を聞いた。

　ちなみに、魔法花サウバ・ブルーメが俺の魔法で消えなかったのは、
　魔法花サウバ・ブルーメにはとんでもなく強い魔法耐性があるかららしい。
　いままで魔法花サウバ・ブルーメを魔法で破壊できた人はいないらしい。
　すこし余談をはさんだが、本題に戻ろう。

　「魔法花サウバ・ブルーメを栽培する人たちにはある特権を持っているんだ」

　「その特権ってなに？」

　「その特権は”もし魔法花サウバ・ブルーメに危害が及ぶような時があったら、
　魔法花サウバ・ブルーメを守るためなら基本的にはどんなことをしてもいい”っていう特権よ」

　わぉ！
　なんて大胆な特権！
　だから殺人してよかったんだ。

　この後も色々と話してくれたが、実際に盗人に特権を使用する場面は結構多いらしい。
　ただ、大体の場合は集団で盗みに来るから栽培者が殺されるらしいが・・・・・・
　まぁ、うちには俺がいるから大丈夫だろ！

　家ごと吹っ飛ぶかもしれないけど！