ブルークリスタル(2)【挿絵だらけ】~3年前にタイムリープした女SAGE~

雑魚すけるとん

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(48)運動会⑬(3位決定戦)エステルvsライラ

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エステル vs ライラ

1年生の3位決定戦が始まる。カレンナのエステルとライラの対戦なので、今回もカルナの生徒たちは観客として見ている。カルナの生徒でも真剣に見ている者がいる。

(語り手:エルージュ)
アルスが言葉足らずというのは知っている。私とミカエラに「剣になって盾になる」と言ってくれた。世間一般的には愛の告白(求愛)と同じような意味になる。すごく驚いた。
私は3つ年上のアルスのことが好きだった。もちろん同級生になったアルスのことも好きである。

この世界では一夫多妻制は普通に認められる制度であり、1人の男性が多数の女性を愛することも法に触れるわけではない。逆に1人の女性が多数の男性を愛することも認められている。ただ、一部の国では1人の男性には1人の女性という決め事を法律にしている国もあるという。

あの時は驚いて、あの場面を切り上げてしまったが、アルスに真意を聞いておくべきだった…。

エステルとライラの対戦が始まる。でも私には自分にあまり関係のない女性2人が戦う姿にしか見えない。集中しなくてはならないのはわかっているが、集中できない。隣にいるミカエラ、反対側の隣にいるアルス、この二人のことのほうが気になってしまう。
アルスがどう考えているのかを知りたい。でも求愛などとは全く違う解釈だったら怖いな…







(語り手:マリア)
エルージュの心が乱れているのが分かる。そりゃそうだよね…。私もエルージュやミカエラの立場だったら同じように心が乱されると思う。アルスの破壊力が凄まじいのは知っている。もっと気を付けておくべきだった…



さて、後輩の3位決定戦だけど、カレンナの1年生のナンバーワンを決める戦いと同じような感じがする。ライラとリンカ、もしもリンカがジャンケンで負けていたら、ライラではなくリンカがここにいるはずだった。リンカとエステルは決着の付かない手合わせをしょっちゅうしている。だからある意味、ライラとエステルの対戦というのは見ごたえがありそうだ。

対戦が始まった。
ライラもエステルも最初からフルスピードだ。駆け引きなどをするつもりがないということがよく分かる。

二人とも2年生だったとしても上位に食い込むくらい強いのではないかと思う。
躍動感のあるエステルと力強さと速さの両立のライラの対戦はほぼ互角だ。

エステルもライラも主導権を譲るつもりはないのが分かる。

二人とも接近戦で戦っていたが、一瞬二人の間の距離が開いた。




マリア「ロキ!見て!」
ロキ「マジかよ!」
なんとロキが先ほど披露した斬撃の衝撃波をエステルが真似している!

エステルから斬撃の衝撃波が放たれた!

ロキ「俺は、それなりに苦労してマスターしたんだよね…」
マリア「エステルは天才なのかも…」

驚いたライラも必死で防御する。

ライラも負けじとサンダーストライクを発動させた。上空に稲妻が現れた。

二人とも遠隔戦はしないという意志表示だ。遠隔戦をするものなら、エステルは衝撃波を、ライラはサンダーストライクを使うという意志表示だ。


稲妻が舞う中、二人は接近戦で再び戦い始めた。

二人とも深いことは考えずに、目の前の相手に勝つことしか考えていないのだろう。

ライラは重いハルバードを相当な速さで操っている。
ロキ「もしライラが剣を持ったらどうなるんだろう」
マリア「うーん…気になるわね」

エステルは躍動感のある動きで見ていて本当に面白い。
マリア「エステルって、相当身軽だよね?」
ロキ「そうだね、筋肉の比率が相当高いんじゃないかと思うな」


勝負がつかない。お互いに最高のパフォーマンスで戦っている。
このままずっと見ていても面白いと思う。
マリア「二人ともかなり強いように思えるんだけど…」
ロキ「お、俺もそう思う」


ライラがサンダーストライクを発動させた。
マリア「ああ!」
ロキ「マジかよ」
稲妻がライラとエステルの頭上から落ちてきた。そのまま2人に落雷が落ちた。

二人ともダウンしたまま、タイムアップを迎えた。


ジャンケンによる勝負だ。
エステルはパーを、ライラはグーを出した。

エステルの勝利だ。エステルは3位決定戦に勝利し3位となった。

ライラはジャンケンが苦手になってしまいそうだよね…
悪いイメージがライラに残らないことを祈っている。


エステルvsライラ・・・エステルの勝利(エステル3位確定)
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