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(50)運動会⑮(1年生決勝)ウマルvsリンカ
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ウマルvsリンカ
(語り手:マリア)
1年生の決勝戦が始まろうとしている。アルスはリンカを鼓舞するように応援しているが、エルージュとミカエラは大人しい。
はやく彼女たちのモヤモヤが解消されることを願っている。先ほどのエルージュ同様にミカエラの決勝戦にも影響が出てしまうことだろう。
そんな私は先ほどと同様にロキと観戦している。ヴァイオレットやフラリーネ、パットナムも後輩たちの対戦を応援している。
この決勝は、最後まで勝ち残ったカルナの1年生ウマルとカレンナの1年生のリンカの戦いだ。
だから当然、それぞれの学校の選手を応援している。
カレンナの生徒は自分たちの仲間の応援をしている。
個人的に応援団のようなカタチで応援する生徒もいる。
一方のカルナはエリアスさんの応援団、カルナの応援団が一生懸命にウマルの応援をしている。
ソニア「ウマルくん、がんばれー」
ローラ「ウマルっち、死ぬなぁ!」
対戦が始まった。ゆっくりとした動きからウマルがリンカに迫る。
リンカも受け身にならずに前に出る。
勇者を目指しているというウマルの動きは滑らかだ。
これからライラのライバルになり、きっと数年後には、勇者を目指すアルスのライバルになると思う。
ウマルとリンカの相性は、リンカにとっては悪くなく有利な感じだ。
ウマルも決して弱くはないが、ウマルにとっては戦いにくい相手なのかもしれない。
リンカは積極的に前に出て戦っている。
マリア「リンカって早くて凄いね」
ロキ「そうだね、良い感じで戦えていると思う」
きれいにリンカの攻撃が入った!
油断していたウマルは地面に転がった。
ウマルはすぐに立ち上がり、接近戦でリンカと戦う。
リンカはまた前に出て戦う。
マリア「あんなに前に出て怖くないの?」
ロキ「怖いと思うよ。俺も前に出るけど怖いよ」
マリア「それって前線で戦う人の覚悟なの?」
ロキ「そうだね、俺が守るっていう意志表示かな」
マリア「そっか~」
再び、リンカの攻撃がきれいに入った!
今日のリンカは調子がいいみたい。
マリア「あっ!リンカが魔法を使ったみたい」
ロキ「え?」
マリア「見て、炎の魔法だよ」
ロキ「本当だ」
微量の魔法だがリンカはかすかに炎の魔法が発動している。
ロキ「攻撃に載せるような感じで発動しているみたいに見える」
マリア「リンカの力を補うための魔法って感じね」
リンカの攻撃がきれいに入った。
ウマルが地面に転がるのは3度目だ。
マリア「リンカの良い点ばかりが目立つね」
ロキ「そうだね、俺は、あのウマルの倒れ方なども凄く良いと思うよ。見過ごされがちだけどね…」
倒されたウマルの表情が明らかに違う。怒っている。
ロキ「雷の魔法だ!」
マリア「ついに来たわね!」
ウマルとリンカの間には、少しだけ距離がある。
ウマルはリンカに向けて雷の魔法を放った。上空からリンカを目指して稲妻が舞い降りた!
その瞬間だった。リンカは手に持っていたクナイを投げた。
稲妻の軌道が変わっていく。投げたクナイに稲妻は引き寄せられた。
ロキ「うお!」
マリア「すごっ!」
クナイに落ちた稲妻が次のターゲットを求め、ウマルに落ちた。
ウマルは自らの稲妻によって、ダメージを受けた。
ロキ「クナイで稲妻の軌道を変えるなんて凄いな」
マリア「絶妙なタイミングだよね」
ロキ「観戦していたときから色々計算していたんだろうね」
マリア「じゃあ、リンカの作戦勝ちってところかな」
リンカの勝利だ。
あまりにも一方的なリンカの勝利に両校の生徒たちはシーンとしている。
ロキ「実力はおそらくそれほど変わらないんだけど、今回感じたのは、相性だね」
マリア「相性か…」
ロキ「エステルとリンカはほぼ互角だけど、エステルはウマルに負けた。一方のリンカは圧倒的な勝利だった。」
マリア「ふむふむ」
ロキ「もしも、リンカでなくライラが勝ち上がって来ていたら、ウマルが優勝したかもしれない」
マリア「なるほど…」
ロキ「実際に戦ってみないとわからないことはあると思うけど、これまでの後輩の対戦を見た限りでは相性の良し悪しっていう要素が大きいのかなと思ったよ」
マリア「そうね、ロキって戦いにくい人っているの?」
ロキ「アルスかな…」
マリア「そうなんだ!」
ロキ「互角以上には戦えていると思うけど、他の人と比べるとアルスには苦手意識があるよ」
マリア「知らなかったわ!」
ロキ「じゃあ、次は俺の番だから行くね」
マリア「ロキ、私はどちらのことも応援している。ロキのこともミカエラのことも」
ロキ「ありがとう」
マリア「だから後悔しないように頑張ってね」
ロキはうなずいた。
ウマルvsリンカ・・・リンカの勝利(優勝)
(語り手:マリア)
1年生の決勝戦が始まろうとしている。アルスはリンカを鼓舞するように応援しているが、エルージュとミカエラは大人しい。
はやく彼女たちのモヤモヤが解消されることを願っている。先ほどのエルージュ同様にミカエラの決勝戦にも影響が出てしまうことだろう。
そんな私は先ほどと同様にロキと観戦している。ヴァイオレットやフラリーネ、パットナムも後輩たちの対戦を応援している。
この決勝は、最後まで勝ち残ったカルナの1年生ウマルとカレンナの1年生のリンカの戦いだ。
だから当然、それぞれの学校の選手を応援している。
カレンナの生徒は自分たちの仲間の応援をしている。
個人的に応援団のようなカタチで応援する生徒もいる。
一方のカルナはエリアスさんの応援団、カルナの応援団が一生懸命にウマルの応援をしている。
ソニア「ウマルくん、がんばれー」
ローラ「ウマルっち、死ぬなぁ!」
対戦が始まった。ゆっくりとした動きからウマルがリンカに迫る。
リンカも受け身にならずに前に出る。
勇者を目指しているというウマルの動きは滑らかだ。
これからライラのライバルになり、きっと数年後には、勇者を目指すアルスのライバルになると思う。
ウマルとリンカの相性は、リンカにとっては悪くなく有利な感じだ。
ウマルも決して弱くはないが、ウマルにとっては戦いにくい相手なのかもしれない。
リンカは積極的に前に出て戦っている。
マリア「リンカって早くて凄いね」
ロキ「そうだね、良い感じで戦えていると思う」
きれいにリンカの攻撃が入った!
油断していたウマルは地面に転がった。
ウマルはすぐに立ち上がり、接近戦でリンカと戦う。
リンカはまた前に出て戦う。
マリア「あんなに前に出て怖くないの?」
ロキ「怖いと思うよ。俺も前に出るけど怖いよ」
マリア「それって前線で戦う人の覚悟なの?」
ロキ「そうだね、俺が守るっていう意志表示かな」
マリア「そっか~」
再び、リンカの攻撃がきれいに入った!
今日のリンカは調子がいいみたい。
マリア「あっ!リンカが魔法を使ったみたい」
ロキ「え?」
マリア「見て、炎の魔法だよ」
ロキ「本当だ」
微量の魔法だがリンカはかすかに炎の魔法が発動している。
ロキ「攻撃に載せるような感じで発動しているみたいに見える」
マリア「リンカの力を補うための魔法って感じね」
リンカの攻撃がきれいに入った。
ウマルが地面に転がるのは3度目だ。
マリア「リンカの良い点ばかりが目立つね」
ロキ「そうだね、俺は、あのウマルの倒れ方なども凄く良いと思うよ。見過ごされがちだけどね…」
倒されたウマルの表情が明らかに違う。怒っている。
ロキ「雷の魔法だ!」
マリア「ついに来たわね!」
ウマルとリンカの間には、少しだけ距離がある。
ウマルはリンカに向けて雷の魔法を放った。上空からリンカを目指して稲妻が舞い降りた!
その瞬間だった。リンカは手に持っていたクナイを投げた。
稲妻の軌道が変わっていく。投げたクナイに稲妻は引き寄せられた。
ロキ「うお!」
マリア「すごっ!」
クナイに落ちた稲妻が次のターゲットを求め、ウマルに落ちた。
ウマルは自らの稲妻によって、ダメージを受けた。
ロキ「クナイで稲妻の軌道を変えるなんて凄いな」
マリア「絶妙なタイミングだよね」
ロキ「観戦していたときから色々計算していたんだろうね」
マリア「じゃあ、リンカの作戦勝ちってところかな」
リンカの勝利だ。
あまりにも一方的なリンカの勝利に両校の生徒たちはシーンとしている。
ロキ「実力はおそらくそれほど変わらないんだけど、今回感じたのは、相性だね」
マリア「相性か…」
ロキ「エステルとリンカはほぼ互角だけど、エステルはウマルに負けた。一方のリンカは圧倒的な勝利だった。」
マリア「ふむふむ」
ロキ「もしも、リンカでなくライラが勝ち上がって来ていたら、ウマルが優勝したかもしれない」
マリア「なるほど…」
ロキ「実際に戦ってみないとわからないことはあると思うけど、これまでの後輩の対戦を見た限りでは相性の良し悪しっていう要素が大きいのかなと思ったよ」
マリア「そうね、ロキって戦いにくい人っているの?」
ロキ「アルスかな…」
マリア「そうなんだ!」
ロキ「互角以上には戦えていると思うけど、他の人と比べるとアルスには苦手意識があるよ」
マリア「知らなかったわ!」
ロキ「じゃあ、次は俺の番だから行くね」
マリア「ロキ、私はどちらのことも応援している。ロキのこともミカエラのことも」
ロキ「ありがとう」
マリア「だから後悔しないように頑張ってね」
ロキはうなずいた。
ウマルvsリンカ・・・リンカの勝利(優勝)
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