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最初の試練 自然より生まれし小さな女王
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1ー4
(カチッ...カチッ...カチッ...)
ウラさんは時計を眺めていた、総勢数京を越える知的生命体たちが滅ぶのか、試練を越えるのか、それは今も凄まじい勢いで変わっている
過去の試練での成功失敗は<152:148>で成功数のがやや多いが誤差、難易度が絶妙なのだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔前前話から数時間後 スリィー聖王国近郊〕
「クソッ!」
クラム一行の目前には夥しい量の血の大地が広がっていた
ここはかつて村があった、何の変哲もない平和な村があったはずだ、だが、目前のこれはなんだろうか、大地は死人の地肉で真っ赤に染まり、2、30本の蔦のようなものが射程内の生物をことごとく殺害し尽くしている
「クラムさん...先を急ぎましょう、これ以上被害が増える前に」
マユは決意を胸にクラムを鼓舞する
「ですがマユさん、ここを突破しなくては大きく迂回することになりますが」
そう言ったのはスリィー聖王国近衛兵長のフレドリックだった
「えぇ、分かっています、ここを突破しなくてはなりません、少し時間を下さい、策を考えます」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔前話同地点 博麗霊夢〕
ヒュンヒュン ボッ! スパッ
「困ったわね、前に進めないじゃない」
霊夢は下方から襲いかかる植物たちを躱すのに精一杯で前に進めずにいた
(封魔針はこれ以上減らすわけにはいかない、霊符は効かない、スペルカードは...進めるでしょうけどまたすぐに襲われてしまう、どうすれば!)
霊夢は窮地に立たされていた、いくら回避が得意でも、回避できるスペースがなければ意味がない、博霊の巫女の力をもってしても枝は固く、折っても一瞬で元に戻る、そして疲れは溜まっていた
(しまっ!!!)
眉間のところまで鋭い枝先が伸びていた、気付いても時既に遅く霊夢は覚悟した、次の瞬間には脳漿をぶちまけるであろうそれは...来なかった?
「危なかったわね霊夢♪」
目を開くとそこは《マヨヒガ》だった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔人里? 霧雨魔理沙〕
魔法の森をでてしばらく、魔理沙は人里があったはずの場所に来ていた、しかしそこに人里はなく、変わりに一軒の小屋がポツンと建っていた。周囲はやはり木の根にめちゃくちゃにされ、安全地帯はない
ただしそこには、とある二人の人影があった
一方は『上白沢 慧音』、ハクタクと人のハーフで、人里にて寺子屋を営んでいる教師だ
もう一方は『藤原妹紅』、蓬莱の薬を飲み、不老不死となった少女、迷いの竹林で道案内をしたりとお人好しだが、『蓬莱山輝夜』と日々殺し合いをしている
人里が消えたのは毎度ながら慧音が守るために隠したのだろう、そして彼女を護るために妹紅が焼き払ったり、庇ったりして耐えているのが現状だ
「しょうがねぇ、手伝ってやるか!」
魔理沙は二人の方に近寄った
「私も手伝うぜ!」
「助かる、私一人では限界も近かったところだ!」
「多少の地形変化や環境破壊には目を瞑ってくれよ?」
そう言うと魔理沙は八卦炉を構えた
「出力最大!【恋符】マスタースパーク!!!」
そう言って発動した彼女の十八番、『マスタースパーク』は地面を抉り、直線上の森を焼いた、巻き込まれた妖怪や妖精もいただろうが彼女の知ったことではない
魔法が終わった後には黒く焦げた大地が一直線に500mほど広がっていた
「ハァ...ハァ...多少はマシになったろ...」
「助かった!これだけ殲滅して貰えればあとは焼き尽くせる!」
「【蓬莱】凱風快晴ーフジヤマヴォルケイノー!!!」
魔理沙と妹紅二人の力で周辺は焦土と化した、ここまで焼き払えば流石に再生は難しいらしく、植物も襲ってこなくなった
「で、魔理沙はなんで協力してくれたんだ?」
「あぁ、実はなーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔ボルティック王国 試練鎮圧部隊〕
隊長であるドルトランを残し、部隊は鎮圧へ急いでいた、あの怪物の恐ろしさを知らぬものなどいない、それゆえ部隊内では新米の兵が副隊長に尋ねた
「副隊長、隊長は大丈夫なんでしょうか...」
それに対し、副隊長は力強い声で応答した
「あの方に限って、失敗はない、それよりも心配すべきは我々の方だ、目標は試練の中心、そこではこの星で最も常識が通用しなくなっている、いかなる時も気を緩めるでないぞ」
しばらく歩いていると、上空から此方に近付く音が聞こえた、若い兵は一瞬身構えたが、音の正体を確認し、構えを緩めた
近付いてきたのは味方の偵察機(ウラさんが発明した飛行物体で、所有者の声に反応し、展開する直径20cmに及ばない偵察機器(非展開時は0.5cm四方の立方体))だった
「内容を確認」
そう言うと機体は形状を変え、モニターとスピーカーが出てきて、それぞれの情報を音声ごと伝えた
「核は妖精か、厄介だ」
いかに精強な部隊とはいえ、精霊、妖精の類いの相手は避けたい、その理由として、彼らを怒らせれば、環境変動という形で反撃される
かつて強欲な貴族が愛玩用に妖精を欲した事件があった、妖精は力事態は非常に弱く、呆気なく4、5匹が捕まってしまったらしい、しかしそれ以降、その貴族が所属する国全体で、大干ばつが起こった、それどころか地下水は枯れ、水魔法も発動しなくなったらしい、その貴族はというと、なんと他国に逃げたらしいが、今度はその国で大洪水が起こった、1週間どころか1ヶ月、1年経っても止まず土砂災害も頻発した。しかしあろうことかその貴族はまた逃げようとした、しかし、屋敷の外には囲うように『スライム・原種』がいたらしい。スライム・原種は竜属より上位の精霊属だ、その貴族は従者もろとも彼らに溺死させられ、その事件は幕を閉じた、被害者総数はなんと『およそ1億8,000万人』たった一人の欲望による被害では歴史上2番目の大災害だった...
「どうにかして戦闘は避けたいものだが...」
副隊長が唸っていると、今回初編成された兵士がそれぞれ先輩に質問した
「あの...妖精って自身の仲間か造られた偽物か分かるそうですが、今回の核は違うのですか?」
「ん?あぁ、今回が初参加か、じゃあ教えてやらないとな」
「んー、どう例えるか...腫瘍って分かるか?」
「えーと、数億年前まで人々を苦しめた物質のひとつですよね、歴史で習いました」
「あー、じゃあ移植は?」
「部分的肉体強化の方法のひとつですね、私も脳に施して...あれ?違いますか?」
「それは移植じゃない、機械化だ」
「あー、もしかして失った肉体を、他人の肉体で代用する技術ですか?」
「そうそれ」
「正直、再生できるのにそんなことする必要あるかなーと思ってました」
「生まれた時代が時代...か」
「そう言う先輩は知ってるんですか?」
「おう、なんたってその頃から生きてるからな、って違う、今は試練核の説明だ」
「要するにやつは、その辺の妖精だったが、ウラさんの手によって核が内部に創られ、暴走してるってことだ、存在そのものはまごうことなき妖精だよ」
「つまり...」
「あぁ、周辺の妖精や環境全て敵だ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔ドルトラン〕
「おっと!」
じゃれつきという名の攻撃は雨あられの如く降り注いでいた
山を容易く抉る噛みつき、地中奥深くから奇襲する尻尾の突き刺し、あらゆる防衛を尽く切り裂く爪、一発で大国をも滅ぼす魔法の絨毯爆撃、避けた方向と、次の行動を見逃さない4対の目
常人どころか、ネジの外れた超人すら容易く屠る攻撃を、彼は全て避けていた
剣で弾き、受け流し、飛び、魔法をわざと暴発させた反動で起動を変えたり、魔法で足場を作ったりとウラさんから叩き込まれた全ての技能を出来る限りの活用し、紙一重の回避を続けていた
「少しは反撃しねぇとっな!」
およそ30%程度の力で放たれた斬撃は、幼体の薄皮一枚すら傷付けず、無効化された
(この硬度、推定6才か)
「これはどうだい?」
2撃目は48.3%の力で放ったそれは、甲高い音を立てて消えた
攻撃の後には、うっすらと傷が付いていた、幼体も驚いたのか一旦止まった
「クルルルル...?」(およよ...?)
自らに付いた傷をまじまじと見つめ、次第に笑顔を見せた
「クキャァァァァァ!」(いいね!楽しい!)
ドルトランは気を引き締め直した
(ここからが本番だ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔ウラさんの居場所〕
ウラさんは己の能力のひとつを使い、世界全体を観測していた
「聖王国の面々は遅れそうだな、彼らが間に合う確率は0%になってしまったか」
「霊夢は紫達と合流したか、間に合う確率は凡そ32%、何処まで情報を早く纏められるかだな」
「魔理沙は人里か、妹紅達の協力を得られるかで確率は変わるな、まぁ、その前に一ボス戦が始まりそうだ」
「俺の兵達は、確実に間に合うが...半分残れば上出来か」
「ドルトランは、今のところ順調だが、それでは駄目だ、兵達が森に付く前に合流しなくては戦力不足になるぞ?」
「うーむ、間も無く『試練の塔』が発生するな」
ウラさんはダイスを片手に呟いていた...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(カチッ...カチッ...カチッ...)
ウラさんは時計を眺めていた、総勢数京を越える知的生命体たちが滅ぶのか、試練を越えるのか、それは今も凄まじい勢いで変わっている
過去の試練での成功失敗は<152:148>で成功数のがやや多いが誤差、難易度が絶妙なのだ
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〔前前話から数時間後 スリィー聖王国近郊〕
「クソッ!」
クラム一行の目前には夥しい量の血の大地が広がっていた
ここはかつて村があった、何の変哲もない平和な村があったはずだ、だが、目前のこれはなんだろうか、大地は死人の地肉で真っ赤に染まり、2、30本の蔦のようなものが射程内の生物をことごとく殺害し尽くしている
「クラムさん...先を急ぎましょう、これ以上被害が増える前に」
マユは決意を胸にクラムを鼓舞する
「ですがマユさん、ここを突破しなくては大きく迂回することになりますが」
そう言ったのはスリィー聖王国近衛兵長のフレドリックだった
「えぇ、分かっています、ここを突破しなくてはなりません、少し時間を下さい、策を考えます」
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〔前話同地点 博麗霊夢〕
ヒュンヒュン ボッ! スパッ
「困ったわね、前に進めないじゃない」
霊夢は下方から襲いかかる植物たちを躱すのに精一杯で前に進めずにいた
(封魔針はこれ以上減らすわけにはいかない、霊符は効かない、スペルカードは...進めるでしょうけどまたすぐに襲われてしまう、どうすれば!)
霊夢は窮地に立たされていた、いくら回避が得意でも、回避できるスペースがなければ意味がない、博霊の巫女の力をもってしても枝は固く、折っても一瞬で元に戻る、そして疲れは溜まっていた
(しまっ!!!)
眉間のところまで鋭い枝先が伸びていた、気付いても時既に遅く霊夢は覚悟した、次の瞬間には脳漿をぶちまけるであろうそれは...来なかった?
「危なかったわね霊夢♪」
目を開くとそこは《マヨヒガ》だった
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〔人里? 霧雨魔理沙〕
魔法の森をでてしばらく、魔理沙は人里があったはずの場所に来ていた、しかしそこに人里はなく、変わりに一軒の小屋がポツンと建っていた。周囲はやはり木の根にめちゃくちゃにされ、安全地帯はない
ただしそこには、とある二人の人影があった
一方は『上白沢 慧音』、ハクタクと人のハーフで、人里にて寺子屋を営んでいる教師だ
もう一方は『藤原妹紅』、蓬莱の薬を飲み、不老不死となった少女、迷いの竹林で道案内をしたりとお人好しだが、『蓬莱山輝夜』と日々殺し合いをしている
人里が消えたのは毎度ながら慧音が守るために隠したのだろう、そして彼女を護るために妹紅が焼き払ったり、庇ったりして耐えているのが現状だ
「しょうがねぇ、手伝ってやるか!」
魔理沙は二人の方に近寄った
「私も手伝うぜ!」
「助かる、私一人では限界も近かったところだ!」
「多少の地形変化や環境破壊には目を瞑ってくれよ?」
そう言うと魔理沙は八卦炉を構えた
「出力最大!【恋符】マスタースパーク!!!」
そう言って発動した彼女の十八番、『マスタースパーク』は地面を抉り、直線上の森を焼いた、巻き込まれた妖怪や妖精もいただろうが彼女の知ったことではない
魔法が終わった後には黒く焦げた大地が一直線に500mほど広がっていた
「ハァ...ハァ...多少はマシになったろ...」
「助かった!これだけ殲滅して貰えればあとは焼き尽くせる!」
「【蓬莱】凱風快晴ーフジヤマヴォルケイノー!!!」
魔理沙と妹紅二人の力で周辺は焦土と化した、ここまで焼き払えば流石に再生は難しいらしく、植物も襲ってこなくなった
「で、魔理沙はなんで協力してくれたんだ?」
「あぁ、実はなーー
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〔ボルティック王国 試練鎮圧部隊〕
隊長であるドルトランを残し、部隊は鎮圧へ急いでいた、あの怪物の恐ろしさを知らぬものなどいない、それゆえ部隊内では新米の兵が副隊長に尋ねた
「副隊長、隊長は大丈夫なんでしょうか...」
それに対し、副隊長は力強い声で応答した
「あの方に限って、失敗はない、それよりも心配すべきは我々の方だ、目標は試練の中心、そこではこの星で最も常識が通用しなくなっている、いかなる時も気を緩めるでないぞ」
しばらく歩いていると、上空から此方に近付く音が聞こえた、若い兵は一瞬身構えたが、音の正体を確認し、構えを緩めた
近付いてきたのは味方の偵察機(ウラさんが発明した飛行物体で、所有者の声に反応し、展開する直径20cmに及ばない偵察機器(非展開時は0.5cm四方の立方体))だった
「内容を確認」
そう言うと機体は形状を変え、モニターとスピーカーが出てきて、それぞれの情報を音声ごと伝えた
「核は妖精か、厄介だ」
いかに精強な部隊とはいえ、精霊、妖精の類いの相手は避けたい、その理由として、彼らを怒らせれば、環境変動という形で反撃される
かつて強欲な貴族が愛玩用に妖精を欲した事件があった、妖精は力事態は非常に弱く、呆気なく4、5匹が捕まってしまったらしい、しかしそれ以降、その貴族が所属する国全体で、大干ばつが起こった、それどころか地下水は枯れ、水魔法も発動しなくなったらしい、その貴族はというと、なんと他国に逃げたらしいが、今度はその国で大洪水が起こった、1週間どころか1ヶ月、1年経っても止まず土砂災害も頻発した。しかしあろうことかその貴族はまた逃げようとした、しかし、屋敷の外には囲うように『スライム・原種』がいたらしい。スライム・原種は竜属より上位の精霊属だ、その貴族は従者もろとも彼らに溺死させられ、その事件は幕を閉じた、被害者総数はなんと『およそ1億8,000万人』たった一人の欲望による被害では歴史上2番目の大災害だった...
「どうにかして戦闘は避けたいものだが...」
副隊長が唸っていると、今回初編成された兵士がそれぞれ先輩に質問した
「あの...妖精って自身の仲間か造られた偽物か分かるそうですが、今回の核は違うのですか?」
「ん?あぁ、今回が初参加か、じゃあ教えてやらないとな」
「んー、どう例えるか...腫瘍って分かるか?」
「えーと、数億年前まで人々を苦しめた物質のひとつですよね、歴史で習いました」
「あー、じゃあ移植は?」
「部分的肉体強化の方法のひとつですね、私も脳に施して...あれ?違いますか?」
「それは移植じゃない、機械化だ」
「あー、もしかして失った肉体を、他人の肉体で代用する技術ですか?」
「そうそれ」
「正直、再生できるのにそんなことする必要あるかなーと思ってました」
「生まれた時代が時代...か」
「そう言う先輩は知ってるんですか?」
「おう、なんたってその頃から生きてるからな、って違う、今は試練核の説明だ」
「要するにやつは、その辺の妖精だったが、ウラさんの手によって核が内部に創られ、暴走してるってことだ、存在そのものはまごうことなき妖精だよ」
「つまり...」
「あぁ、周辺の妖精や環境全て敵だ」
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〔ドルトラン〕
「おっと!」
じゃれつきという名の攻撃は雨あられの如く降り注いでいた
山を容易く抉る噛みつき、地中奥深くから奇襲する尻尾の突き刺し、あらゆる防衛を尽く切り裂く爪、一発で大国をも滅ぼす魔法の絨毯爆撃、避けた方向と、次の行動を見逃さない4対の目
常人どころか、ネジの外れた超人すら容易く屠る攻撃を、彼は全て避けていた
剣で弾き、受け流し、飛び、魔法をわざと暴発させた反動で起動を変えたり、魔法で足場を作ったりとウラさんから叩き込まれた全ての技能を出来る限りの活用し、紙一重の回避を続けていた
「少しは反撃しねぇとっな!」
およそ30%程度の力で放たれた斬撃は、幼体の薄皮一枚すら傷付けず、無効化された
(この硬度、推定6才か)
「これはどうだい?」
2撃目は48.3%の力で放ったそれは、甲高い音を立てて消えた
攻撃の後には、うっすらと傷が付いていた、幼体も驚いたのか一旦止まった
「クルルルル...?」(およよ...?)
自らに付いた傷をまじまじと見つめ、次第に笑顔を見せた
「クキャァァァァァ!」(いいね!楽しい!)
ドルトランは気を引き締め直した
(ここからが本番だ)
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〔ウラさんの居場所〕
ウラさんは己の能力のひとつを使い、世界全体を観測していた
「聖王国の面々は遅れそうだな、彼らが間に合う確率は0%になってしまったか」
「霊夢は紫達と合流したか、間に合う確率は凡そ32%、何処まで情報を早く纏められるかだな」
「魔理沙は人里か、妹紅達の協力を得られるかで確率は変わるな、まぁ、その前に一ボス戦が始まりそうだ」
「俺の兵達は、確実に間に合うが...半分残れば上出来か」
「ドルトランは、今のところ順調だが、それでは駄目だ、兵達が森に付く前に合流しなくては戦力不足になるぞ?」
「うーむ、間も無く『試練の塔』が発生するな」
ウラさんはダイスを片手に呟いていた...
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