31 / 37
結婚式出席編
02
しおりを挟む
「……豊原、課長?」
「やっぱり牧野だ。驚いたよ、さっきから社の人間によく遭遇するから何かと思えば、桜井透の結婚式だってな。それならおまえもいるんだろうと思ったらやっぱりだ」
なんで、なんで、なんでここに課長が!?
豊原久幸は私の元上司だ。というより私は彼にしごかれて仕事を覚えさせられた。そして三年前海外転勤になって、日本に戻るのはもう少し先だって聞いていたのに。
「帰っていらっしゃったんですか?」
「ああ、急に決まってな。来週からは社にも顔を出す予定だ。今日はたまたま同窓会でなんとか間に合ったからここにきた。まさか偶然会えるとはな」
男の人の年齢はよくわからない。三年たっているのに昔とかわらないちょっと皮肉めいた笑み。 髪が少し短くなったけれど昔からある貫禄みたいなものは健在で、彼を目の前にすると私は自然に姿勢がのびてしまう。
彼の指導は厳しかった。
彼が直接指導をした人間は辞めるか、ものになるかどちらかだという噂があった。褒めるよりけなすことが多い人なのに慕われて信頼される不思議な人だった。
私も何度も泣かされて、でも何度も歯向かった。幸いというか私は彼のしごきに耐えた人間として周囲からは認められたと思う。
帰ってきた……? 豊原課長が。
近づいてきた課長が私のすぐそばで足を止める。私はただびっくりして彼を見上げることしかできない。
「おまえ……なにそんな無防備になってんの? 昔はあんなにがちがちだったくせに」
細めた目に見えるのは儚い私。
「桜井が結婚したせいか? ま、これでオレは心おきなくおまえに挑めるけど」
三年前……海外転勤の決まった彼を空港まで見送ったのは私一人だった。
私だけが呼び出されたと知ったのは彼が発った後。
課のみんなで行こうと言われていたから行ったのに、私なんか餞別のプレゼント係に任命されて機内で邪魔にならないものを選ぶのに苦労した。
私にとって彼は指導係で厳しい上司で、恋愛対象にするなんて思いもしない人で。
まさかそんな目でずっと見られていたなんて知らなくて、どうしていいかわからない、そんな揺さぶりだけを残して離れていった人。
空港内には人があふれ、独特な空気の中で耳になじむアナウンスが流れていた。
『まだ、誰もきてないんですか?』
おろおろと見上げた私にやっぱり意地悪に課長は笑って言った。
『おまえしか呼んでないよ、理由わかるか?』
そう言われたってわかるわけがない。
『本当はおまえを一緒に連れて行きたかった。でも入社して数年しかたっていない有能な人間をやめさせるわけにはいかない。そのかわり、オレが戻ってきたらもう遠慮はしないから』
そんな遠まわしなセリフの意味さえ頭には入らなくて。
『それまでは見逃してやるから、いい女になっておけ』
そう言って。
そう、言って……。
ぐいっと腕がひかれる。
化粧室に向かう廊下の奥。スタッフオンリーがかかげられた扉のそばは忘れさられた空間だった。三年前の空港の時と同じように引き寄せる腕の強さが、簡単に私を過去に引きずり込む。
「牧野」
「と、よ原課長」
三年前……それは透がまだ夏井さんと出会う前。
私が透をひきずりながら別の人と付き合っていた頃。
朝陽とも接点が少なくて、あの日のあの瞬間まで私は彼を男として意識したことはなかった。
別れ際の……強く押しつけられたキスをされるまでは。
そしてその瞬間、彼は私を一瞬で落とし込み、一瞬で傷つけた。
「牧野……やっぱりオレはおまえが好きだ。今度は必ず手に入れる」
ぐいっと抱きしめてくる背中にあてられる掌。
知らない香りとささやく声。
顎をつかまれて傾く顔をみた瞬間。
私は両手で口をおさえると同時に、誰かにひっぱられた。
***
「咲希!!」
化粧室に行くと言った背中を見送った後、オレはタイミングを見計らって席をたった。隣の同期はにやにや意味深に笑っていたけれど無視をする。
どうとでも思え。今の咲希を一人きりにするのはやっぱりどこか危うい。過保護だというより独占欲。人の視線を集める服装もそうだしすでに酒に酔っている風情もあるし、やっぱり透の結婚式ということでどこか不安定に見える。
三月最後の気候のいい時期なせいもあって、このホテルは何組か結婚式が入っているし、他にもいろいろやっているようで人があふれている。酒がはいった陽気な笑い声や女性たちが集まって話す高い声、誰もが浮かれた様子で廊下のガラスの窓からは桜の花びらが風にただようのが見える。
化粧室のそばで薄い桃色のドレス姿の背中を見つける。目の前にたつ男が近づいて何か会話を交わしているかと思えば、いきなりひっぱられてオレは慌てて走った。
こんな場所で何かが起こるとは思えないがいくらなんでもおかしい。案の定、男に抱きしめられる形で顔を寄せられている咲希がいてオレは本気で驚いていた。
誰だよ! この男!
「咲希!!」
名前を呼んで彼女の腕をぐいっとひくと後ろに隠す。両手で口をおさえた咲希の目は明らかに動揺していて、それはオレがいるせいなのか目の前の男のせいなのかわからない。オレはとりあえず咲希をいきなりひっぱりこんだ男を睨みつけた。
……この男、どっかで見たことある。
スーツ姿の男なんて結婚式の関係者かそうでないかの区別などつかない。年齢はオレよりは上、何より突然の行動から軽薄そうな雰囲気を予想していたのにあてられた威圧感に怯みそうになる。こういう空気を簡単にだせる男をオレはあまり知らない。
「朝陽! 課長、昔うちの課だった豊原課長なの!今は海外戦略室室長で」
咲希が慌ててオレの腕をつかみ説明する。海外戦略室の豊原……その名前を本社の人間で知らない者はいない。現場で指揮をとっていたトップがもうすぐ日本に帰ってくる噂は耳にしていた。どこかの部長のポジションにおさまるだろうという話も。
「……失礼しました。彼女を強引にひっぱったので、どこのナンパかと心配しまして」
けれどそういった肩書は今はどうでもいい。オレより上の人間だろうがなんだろうが咲希を人気のない場所にひっぱりこんだ男だ。何よりオレを値踏みする上下に動く視線が不快でたまらない。
感じ取る、この瞬間に。
咲希とこの男の間に流れる微妙な空気。オレへ隠しもしない苛立ちと威圧感。咲希がぎゅうっとオレの腕をつかむ。その左手の薬指にはオレが送った指輪。普段は右手にはめているそれを今日はこいつはあえて左にはめていた。たったそれだけのことでオレは咲希を手に入れた気分になっていたけれど。
「そうか……牧野に余計なことをしたのはどうやら君みたいだな」
「…………?」
言われた意味がわからずにオレは男を見た。けれど視線はオレではなく、オレの腕にすがるようにしがみつく咲希にあってそれを辿る。甘えたいのに甘えられない咲希のこんなあからさまな態度はなかなかお目にかかれない。オレに頼りきる眼差しは甘くぎゅっと力のこもった指先や肩はいますぐ抱きしめたくなる。
「警戒心露わな牧野も懐かない猫みたいでかわいかったのに、なんでこんな無防備で隙だらけの女にしたんだか……。余計な男引き寄せるだけだろうが」
その言葉にオレは反射的に思ったことを行動に起こした。つまり咲希を強く腕の中に抱きしめる。ついでにかわいらしいパールのちらばった髪飾りの端に唇を落とす。
「咲希はオレの婚約者です。余計な男を引き寄せたりはしません。もちろん元上司なだけの男も近づかせるつもりはありません」
「あ、朝陽!!」
咲希は驚いたような声をあげたけれどオレの腕の中から逃れる様子はない。いつもだったら恥ずかしがって引き離すだろう彼女が本音はどう思っていようと抗わない。咲希の顔を見せることも咲希の目にこの男をうつすこともしたくなくて胸にぎゅっと押しつける。
呆気にとられた表情からは不快さのかわりに好奇が滲む。そこに男の余裕を感じるのは癪で、あえて冷静であれと言い聞かせる。
「やっと桜井離れしたのかと思えば思わぬ伏兵だな。オレも焦りすぎた……牧野があまりにかわいかったから。これから時間はたっぷりある……牧野、これからもよろしくな、ついでに君も」
にやりと笑って鮮やかに背中を向ける。温かな光さす日差しの中に去る背中を睨みながら、裏腹にぬくもりを失っていく気がしていた。
「やっぱり牧野だ。驚いたよ、さっきから社の人間によく遭遇するから何かと思えば、桜井透の結婚式だってな。それならおまえもいるんだろうと思ったらやっぱりだ」
なんで、なんで、なんでここに課長が!?
豊原久幸は私の元上司だ。というより私は彼にしごかれて仕事を覚えさせられた。そして三年前海外転勤になって、日本に戻るのはもう少し先だって聞いていたのに。
「帰っていらっしゃったんですか?」
「ああ、急に決まってな。来週からは社にも顔を出す予定だ。今日はたまたま同窓会でなんとか間に合ったからここにきた。まさか偶然会えるとはな」
男の人の年齢はよくわからない。三年たっているのに昔とかわらないちょっと皮肉めいた笑み。 髪が少し短くなったけれど昔からある貫禄みたいなものは健在で、彼を目の前にすると私は自然に姿勢がのびてしまう。
彼の指導は厳しかった。
彼が直接指導をした人間は辞めるか、ものになるかどちらかだという噂があった。褒めるよりけなすことが多い人なのに慕われて信頼される不思議な人だった。
私も何度も泣かされて、でも何度も歯向かった。幸いというか私は彼のしごきに耐えた人間として周囲からは認められたと思う。
帰ってきた……? 豊原課長が。
近づいてきた課長が私のすぐそばで足を止める。私はただびっくりして彼を見上げることしかできない。
「おまえ……なにそんな無防備になってんの? 昔はあんなにがちがちだったくせに」
細めた目に見えるのは儚い私。
「桜井が結婚したせいか? ま、これでオレは心おきなくおまえに挑めるけど」
三年前……海外転勤の決まった彼を空港まで見送ったのは私一人だった。
私だけが呼び出されたと知ったのは彼が発った後。
課のみんなで行こうと言われていたから行ったのに、私なんか餞別のプレゼント係に任命されて機内で邪魔にならないものを選ぶのに苦労した。
私にとって彼は指導係で厳しい上司で、恋愛対象にするなんて思いもしない人で。
まさかそんな目でずっと見られていたなんて知らなくて、どうしていいかわからない、そんな揺さぶりだけを残して離れていった人。
空港内には人があふれ、独特な空気の中で耳になじむアナウンスが流れていた。
『まだ、誰もきてないんですか?』
おろおろと見上げた私にやっぱり意地悪に課長は笑って言った。
『おまえしか呼んでないよ、理由わかるか?』
そう言われたってわかるわけがない。
『本当はおまえを一緒に連れて行きたかった。でも入社して数年しかたっていない有能な人間をやめさせるわけにはいかない。そのかわり、オレが戻ってきたらもう遠慮はしないから』
そんな遠まわしなセリフの意味さえ頭には入らなくて。
『それまでは見逃してやるから、いい女になっておけ』
そう言って。
そう、言って……。
ぐいっと腕がひかれる。
化粧室に向かう廊下の奥。スタッフオンリーがかかげられた扉のそばは忘れさられた空間だった。三年前の空港の時と同じように引き寄せる腕の強さが、簡単に私を過去に引きずり込む。
「牧野」
「と、よ原課長」
三年前……それは透がまだ夏井さんと出会う前。
私が透をひきずりながら別の人と付き合っていた頃。
朝陽とも接点が少なくて、あの日のあの瞬間まで私は彼を男として意識したことはなかった。
別れ際の……強く押しつけられたキスをされるまでは。
そしてその瞬間、彼は私を一瞬で落とし込み、一瞬で傷つけた。
「牧野……やっぱりオレはおまえが好きだ。今度は必ず手に入れる」
ぐいっと抱きしめてくる背中にあてられる掌。
知らない香りとささやく声。
顎をつかまれて傾く顔をみた瞬間。
私は両手で口をおさえると同時に、誰かにひっぱられた。
***
「咲希!!」
化粧室に行くと言った背中を見送った後、オレはタイミングを見計らって席をたった。隣の同期はにやにや意味深に笑っていたけれど無視をする。
どうとでも思え。今の咲希を一人きりにするのはやっぱりどこか危うい。過保護だというより独占欲。人の視線を集める服装もそうだしすでに酒に酔っている風情もあるし、やっぱり透の結婚式ということでどこか不安定に見える。
三月最後の気候のいい時期なせいもあって、このホテルは何組か結婚式が入っているし、他にもいろいろやっているようで人があふれている。酒がはいった陽気な笑い声や女性たちが集まって話す高い声、誰もが浮かれた様子で廊下のガラスの窓からは桜の花びらが風にただようのが見える。
化粧室のそばで薄い桃色のドレス姿の背中を見つける。目の前にたつ男が近づいて何か会話を交わしているかと思えば、いきなりひっぱられてオレは慌てて走った。
こんな場所で何かが起こるとは思えないがいくらなんでもおかしい。案の定、男に抱きしめられる形で顔を寄せられている咲希がいてオレは本気で驚いていた。
誰だよ! この男!
「咲希!!」
名前を呼んで彼女の腕をぐいっとひくと後ろに隠す。両手で口をおさえた咲希の目は明らかに動揺していて、それはオレがいるせいなのか目の前の男のせいなのかわからない。オレはとりあえず咲希をいきなりひっぱりこんだ男を睨みつけた。
……この男、どっかで見たことある。
スーツ姿の男なんて結婚式の関係者かそうでないかの区別などつかない。年齢はオレよりは上、何より突然の行動から軽薄そうな雰囲気を予想していたのにあてられた威圧感に怯みそうになる。こういう空気を簡単にだせる男をオレはあまり知らない。
「朝陽! 課長、昔うちの課だった豊原課長なの!今は海外戦略室室長で」
咲希が慌ててオレの腕をつかみ説明する。海外戦略室の豊原……その名前を本社の人間で知らない者はいない。現場で指揮をとっていたトップがもうすぐ日本に帰ってくる噂は耳にしていた。どこかの部長のポジションにおさまるだろうという話も。
「……失礼しました。彼女を強引にひっぱったので、どこのナンパかと心配しまして」
けれどそういった肩書は今はどうでもいい。オレより上の人間だろうがなんだろうが咲希を人気のない場所にひっぱりこんだ男だ。何よりオレを値踏みする上下に動く視線が不快でたまらない。
感じ取る、この瞬間に。
咲希とこの男の間に流れる微妙な空気。オレへ隠しもしない苛立ちと威圧感。咲希がぎゅうっとオレの腕をつかむ。その左手の薬指にはオレが送った指輪。普段は右手にはめているそれを今日はこいつはあえて左にはめていた。たったそれだけのことでオレは咲希を手に入れた気分になっていたけれど。
「そうか……牧野に余計なことをしたのはどうやら君みたいだな」
「…………?」
言われた意味がわからずにオレは男を見た。けれど視線はオレではなく、オレの腕にすがるようにしがみつく咲希にあってそれを辿る。甘えたいのに甘えられない咲希のこんなあからさまな態度はなかなかお目にかかれない。オレに頼りきる眼差しは甘くぎゅっと力のこもった指先や肩はいますぐ抱きしめたくなる。
「警戒心露わな牧野も懐かない猫みたいでかわいかったのに、なんでこんな無防備で隙だらけの女にしたんだか……。余計な男引き寄せるだけだろうが」
その言葉にオレは反射的に思ったことを行動に起こした。つまり咲希を強く腕の中に抱きしめる。ついでにかわいらしいパールのちらばった髪飾りの端に唇を落とす。
「咲希はオレの婚約者です。余計な男を引き寄せたりはしません。もちろん元上司なだけの男も近づかせるつもりはありません」
「あ、朝陽!!」
咲希は驚いたような声をあげたけれどオレの腕の中から逃れる様子はない。いつもだったら恥ずかしがって引き離すだろう彼女が本音はどう思っていようと抗わない。咲希の顔を見せることも咲希の目にこの男をうつすこともしたくなくて胸にぎゅっと押しつける。
呆気にとられた表情からは不快さのかわりに好奇が滲む。そこに男の余裕を感じるのは癪で、あえて冷静であれと言い聞かせる。
「やっと桜井離れしたのかと思えば思わぬ伏兵だな。オレも焦りすぎた……牧野があまりにかわいかったから。これから時間はたっぷりある……牧野、これからもよろしくな、ついでに君も」
にやりと笑って鮮やかに背中を向ける。温かな光さす日差しの中に去る背中を睨みながら、裏腹にぬくもりを失っていく気がしていた。
10
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」
母に紹介され、なにかの間違いだと思った。
だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。
それだけでもかなりな不安案件なのに。
私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。
「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」
なーんて義父になる人が言い出して。
結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。
前途多難な同居生活。
相変わらず専務はなに考えているかわからない。
……かと思えば。
「兄妹ならするだろ、これくらい」
当たり前のように落とされる、額へのキス。
いったい、どうなってんのー!?
三ツ森涼夏
24歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務
背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。
小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。
たまにその頑張りが空回りすることも?
恋愛、苦手というより、嫌い。
淋しい、をちゃんと言えずにきた人。
×
八雲仁
30歳
大手菓子メーカー『おろち製菓』専務
背が高く、眼鏡のイケメン。
ただし、いつも無表情。
集中すると周りが見えなくなる。
そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。
小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。
ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!?
*****
千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』
*****
表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。