クラス転移で神様に?

空見 大

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青年期:鍛治国家

刀造り

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 鉄と鉄を打ち付ける音が辺りに響き渡り、それに被さる様にして魔力が波紋の様に作業場を超えて街へと広がって行く。
 この世界での鍛治というのは、日本で行われていたそれとは根本的な違いがある。
 それは魔法の有無だ。
 本来なら緻密な温度計算や空気の入れ具合など、様々な方法で地道にこなすであろう項目も、魔法さえあれば幾らかの魔力と少しの集中力で超短期間で終わらせる。
 ならばこの世界で鍛治師や武器に優劣が付くのは何故かーーそれはその者の魔法操作と鍛治技能スキルの熟練度によって、武器の出来にかなりの差がつくからだ。
 なら鍛治神と魔神の称号を持つエルピスが武具を作れば、それは史上最強の武具になるのではないかーー?
 それは正解でもあるが不正解でもある。
 確かに現実的に考えてエルピス以上に、鍛治師としての才能を持つ者は居ないだろう。
 だが過去にエルピスが作ってきた武器達は確かに強くはあったが、エルピスの全力にすら耐えられない程の脆さだった。
 この原因はただ一つ。
 エルピスの経験不足だ。
 だからそれを補う様にして国内一の、せめてエルピスが技能スキルを使用しても、真似ができないくらいの技術力がある優秀な土精霊ドワーフを呼ぶ必要があったのだがーー

「小僧何度言ったら分かるんだ! 鍛治師なら打つ槌に命を込めろや!!」

 予想の斜め上を行く程に優秀だったゲイルは、天才特有の感情論と感覚論を合わせたよくわからない何かでエルピスに指示を出す。
 始めてからかれこれ数十時間程の間、ずっと感情論で物事を喋るゲイルに対して、エルピスは必死になって何を言おうとしているのか理解しようと頭を動かす。
 いま作っているのはエルピス自身の武具ではなく、収納箱ストレージから適当に出した鋼材で作っているだけなのに、これ程まで叱咤激励が飛ぶのだ。
 これがもし聖剣や魔剣クラスの代物だったら、今頃エルピスは槌すら握らせてもらえて居ないだろう。
 そう思いながら必死になって槌を振り下ろすエルピスに対して、ゲイルは鼓膜が破れるのではと思うほどの声で叫ぶ。

「下ろす位置が低すぎる! もっと高くから振りかぶる様にして落とす!!」
「でもそれだと無駄な力が入って剣が…!」
「その程度で折れる剣なら最初っから叩き折っときゃ良いんだよ! お前は文句言ってないでさっさと手を動かせ!!」

 言われた通りに剣を鍛える事を意識せず、壊すくらいの勢いーーというより完全に壊そうと思いながら槌を振り下ろすと、何故か身体から少し力が抜け、いままでに無い澄んだ音が工房内に響き渡る。
 それを見てゲイルは「やっぱりな」と小さくこぼすと、不思議そうな顔をしているエルピスに答えを出す。

「鍛治神は本来なら幾万幾億と、気の遠くなる様な作業の後に才能がある者のみに、与えられるかも知れない。そんな物だ。お前がどう言った経緯でその称号を手に入れたかは知らないが、鍛治神の称号は完璧な力加減とタイミングを知っている。それに抗おうとせずに自分の身体を称号に委ねれば、自ずと最前で最高のやり方は分かるのさ。それがあいつが手に入れた高みで、俺が掴めなかった高みだ」

 そう言いながらゲイルは少し遠くを見つめる。
 それに一体どの様な感情が込められているのかは、エルピスには判断が出来ない。
 だからエルピスはただひたすらに槌を振り下ろし、ゲイルもそれに対してまた声を荒げる。
 そしてそれから数日後ーー
 エルピスは遂に魔剣と聖剣を使っての武具の作成に取り掛かる。

「お前のしたい事なら出来るくらいには上手くなったと思うが…確か魔剣と聖剣の修復だったか?」

 破壊はされていないが、雄二たちとの戦闘の際にあまりにも力加減を考えずに振り回しすぎたせいで、魔剣も聖剣も両方が刃こぼれしていた。
 土精霊の国に来たのはもちろん鍛治神に会うのが目標だが、ついでにこれを直すのも一つの自信に課した課題のうちの一つだ。

「最初はそう思って居たんですけど、いま考えてるのは二つを混ぜて一振りの剣を作る事です。刃こぼれもしちゃってちょっと手がつけられないんですよねこれ」
「それにしちゃあ保存状態が良すぎる気がするんだが……これ俺が見た感じまだ欠けてから数時間ってとこだぞ?」
「そう言えば収納箱ストレージ内の時間の進み方とか、一切調べいませんでしたね」
収納箱ストレージ?  あぁ、あの人間が持つことの出来る特殊能力の一つか? あれの中に入っていたなら、確かにこうなるのも分かるな」

 そう言いながらもゲイルは、ずっと欠けた聖剣と魔剣をじっと眺め続ける。
 そして一瞬険しい目つきになったかと思うと、まるで苦虫でもかまされたされた時の様な、なんとも言えない顔をしてエルピスの方に向き直る。

「この剣はこの世界で作られたもんじゃねぇな。と言うかどうなってんだこれ? これを作った鍛冶屋はどこのどいつなんだ?」
「どこの誰かは知らないですが、多分鍛治神とかそのくらいの人ですよ」
「なんで自分の剣作った人の事知らないんだよ! でもまぁ仕事ぶりを見るに、確かに鍛治神の称号は持ってるだろうな。仕事が完璧すぎる」

 確かにこの数日間多少とは言え、鍛治師として経験を積んだから分かる。
 この二振りには沢山の高度な技術が使われており、素材選びから仕上げまで鍛冶の理想型とも言えるものだ。
 いままでのエルピスならば流石に不可能だと判断し、まだ収納庫ストレージの奥底に眠らせておくだろう。
 だがいまならば可能だーー優秀な師匠と、隠蔽せずに全てを解放した魔神と権能こそ使えないが鍛治神の能力。
 そしていままで余り日の目を見てこなかった経験値増加Ⅴの効果によって、槌の一振りが他人の数百回分の経験値としてエルピスの身に刻まれている。
 いまのエルピスは、そこらの土精霊ドワーフとなんら遜色ない程の経験を積んだのだ。
 だから自信満々にエルピスは、ゲイルに対して言葉を発する。

「絶対にいまならこれを超える剣が作れるはずです。見ていてください」
「あぁ、この剣はお前一人で鍛え上げるべきだ。俺の鍛治師としての感もそう言っている」

 そう言いながらゲイルはエルピスに対して、自分の槌を手渡す。
 一体幾つの鉄を叩いたのか少し変形したそれは、だがゲイルの想いが込められた彼の片割れと言っても語弊のない物だ。
 それを受け取ってからエルピスは一枚の紙を取り出すと、驚く程の速度で設計図を組み立てていく。
 描かれているのはエルピスが米よりも長い期間の間、研究に研究を重ねて作り上げた刀の作り方だ。
 本来の製法とは全く違うが、見た目自体は完全な刀だ。
 図面から見ても感じられる程にその刀は美しく、そして切れるという確信があった。

「えーっと俺が持っている鍛治の能力と鍛治神の能力は……」

 取り敢えずはとテーブルの上に物資を置いておき、エルピスはかなり久々に中空にステータスを表記させる。
 技能スキル:〈鍛治Ⅴ〉〈魔術回廊付与Ⅴ〉〈ルーン文字Ⅴ〉〈魔法付与Ⅴ〉〈ルーン文字Ⅴ〉〈生産速度上昇Ⅴ〉〈錬金術効果上昇Ⅴ〉〈武器効果上昇率Ⅴ〉
 特殊技能ユニークスキル〈魔剣制作〉〈聖剣制作〉〈神創武装〉
 これ以外にも幾つかの鍛治に関係する細かいスキルが有ったが、それは今回使わないのでこれだけを覚えておきエルピスは製造を開始する。

「聖剣を溶かして他の金属と混ぜて……っと、その間に魔剣をこちらも別枠で溶かす」

 頭の中で整理した情報を反芻する様にして、言葉に出しながら作業を進めていく。
 魔剣の部分がいま作っている魔剣の柄になり、聖剣は欠けた剣の部分をそのままいま作っている剣の部分にする。
 だが何も手をつけないままでは耐久力に不安が有るので、この前遊びで龍化した際にいつのまにか落ちた鱗も入れておく。
 昔から龍の鱗と言えば強い装備の元だし、龍神の効果も使用していた時だったので素材としては格別だろう。

「どうするんだエルピス? 剣とその鱗みたいなやつ、溶けてないみたいだが……」
「こうなったら多少力技でやるしか無いですね。少し下がってください」

 鍛治神の効果によって大体どれくらいの温度で溶けるのかが頭に伝わってくるので、それに合わせるようにして龍神の息吹ブレスを手から発射して魔剣と聖剣、そして鱗を溶かす。
 龍神の息吹ブレスなのに手から発射しているのは、いまのエルピスの魔法関連のスキル的に手から撃った方が細かい制御がしやすいからだ。
 魔法の余波によって工房内が熱くなるのを防ぐ為に、近海の海に適当に炎を転移魔法で転移させ溶かした二振りを即座に型に入れる。
 海神に対する嫌がらせも含めているが、かるく障壁に当たってきたときの感じからして敵意は感じられなかったのでそこまで被害が出るような出し方はしない。
 ーーさてここから先は時間との勝負だ。
 出来るだけ早くルーン文字を刻む必要があり、一分一秒も惜しいこの場面で不意にエルピスの手が止まる。

「どうしたんだエルピス! 早くルーン文字を刻まないと武器がダメになるぞ!?」
「確かにこのままでもルーン文字は刻めます……ですがこのままだとルーン文字が表に出てきて、刀本体じゃなくてルーン文字ばかり目立ってしまう……」
「いや、そんな細かい事気にしてる時間じゃねぇだろ!?」
「ちょっと静かにしてください! いま考えてますから!!」

 エルピスが想像していたルーン文字と言うのは何時もは身を隠しているが、力を使う時だけ薄っすらと光る文字だった。
 だが目の前に描かれたルーン文字は、どう控えめに見てもキラキラと眩しいくらいに常時光っており、エルピスの理想とは程遠い。
 刀とは奥ゆかしさの中にある光で美を表すものだと思っているエルピスからすれば、成金趣味と言われてもおかしくないこれは失敗作だ。
 これで満足しても良いのではないか、そんなことを考えるのは後でいいとばかりに、要らない思考を投げ捨てて、鍛治神の称号に身を委ねると自然と何が必要か頭の中に浮かんでくる。

「そろそろ不味いぞーーってなんだその鎖!?」

 エルピスが収納箱ストレージの奥底に眠らせていた鎖を見て、ゲイルは鍛治神の称号を持っている事を伝えた時よりもさらに大声で驚く。
 なにせその鎖はエルピスがニルを拘束する為に作った、世界を編み込んだこの世に置いて比較する物がない程の逸品だからだ。
 だがその声すら聞こえない程に集中したエルピスは、魔神の魔法と鍛治神の鉱物に対する様々な効果、そして再び龍神の息吹ブレスさえも利用して鎖を溶かし、素材の中に無理やり突っ込む。

「剣の中に薄い空間を作り、其処に文字を刻めば……」

 鎖の中に内包された世界を、そのまま剣の中に極限まで薄くして入れていき、それと同時に多種多様なルーン文字を刻み込む。
 一体どれがどのような効果を持つかは定かでは無いが、それでも確かな『強くなる』という予感に身を任せて神にしか扱えない最上級のルーンを刻みつつエルピスは剣を叩く。
 一撃叩いては魔法を込めて、二撃叩いては権能を込めて、三撃叩いては思いを込めて。
 一体何千回叩き、そして何千回魔法を込めたか。
 作業開始時は登ろうとしていた太陽は、もう既に地平線の向こう側へと落ちていった。

「ようやく…っか、完成した……。あ~しんど、もうこんなの二度とやらない」
「後半になってから、作業の荒が見つかってくるってのはよくある事さ」
「そんなもんなんですかね、なんか経験値増加スキルのせいで余計に仕事が増えた気がする……」

 とは言っても丁寧に出来れば出来るほど、武器は強くなっていく訳で。
 いまエルピスの手に握られている刀は聖剣や魔剣、それらを完全に超越するほどの力を秘めている。
 鞘から剣にまでかけて全てが黒色に塗装され、僅かな光沢を出しながら鈍く光るそれは正に神が使うに相応しい一振りだ。
 名はまだ決めていないが、いま頭に浮かんでこないということは今決めるべきものでもないのだろう。

「じゃあお嬢ちゃん達のとこに行って、これを見せてくるか」
「ですね。これ以上待たせてたら怒られそうですし」

 腰に刀を挿しながら、ゲイルの言葉に賛同してエルピスは転移魔法を起動する。
 目指すはエラ達が止まっている宿だ。
 アウローラに剣の自慢をしてやろうと思いながら、エルピスは魔法を起動して宿に向かうのだった。

 ーー〈称号:鍛治神が、神極技能ゴッズスキル:天目乃神アメノカミに進化しました〉
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